令和7年度(5/16現在)計51名 1年生:23名(男子8名、女子15名) 2年生:21名(男子6名、女子15名) 3年生:7人(男子6人、女子1名
洛再Links活動の企画、運営、発信、総括等
地域イベントでのワークショップ出展、大学・企業・NPO等との連携活動、その他。
洛再Links活動の企画、運営や広報を行うことで自らのスキルアップのみならず、全校生徒がボランティアや地域貢献さらに探究等の活動に気軽に取り組める環境を作る。
たくさんの活動に参加させていただいた充実した夏休みが終わり、ここからは文化祭、オープン文化祭、他にもお声掛けいただいているワークショップの運営など、様々な活動が目白押しです!!校外で実施するものに関しては、ぜひ参加しに来てください。
9月6日、7日 嵯峨商店街のお祭りボランティアに参加させていただきます。
9月9日 本校文化祭にて、展示およびLFCコンポストの実施機会(有償)の提供を行いします。
9月10日 本校文化祭にて、展示およびハギレを用いたミサンガ作りのワークショップを行います。
9月11日 本校文化祭にて、展示およびヒノキの原木を用いたコースターづくりワークショップを行います。
9月13日 イオンモール桂川にて開催する、オープン文化祭で、11:00~14:00にホール内で古着の無料配布、14:30~16:00に竹の広場でハギレを用いたミサンガ作りのワークショップを行います。
9月21日 イオンモール桂川にて、ホール内でハギレを用いたミサンガ作りのワークショップを行います。
9月は洛再Links同好会として、様々なことの運営をさせていただきます。自分たちで考え、自分たちで判断する機会が、また一段と生徒たちを成長させてくれると楽しみにしています。特に、9月13日は一日中洛再Links同好会として活動していますので、ぜひご来場ください!お待ちしております。
今年の夏休み(7/18~8/26)の洛再Linksの活動を一覧にまとめました。
7月18日 Circular Kameoka Labにて、グリーンラーニングプログラムに参加しました。
7月23日 クロスケさんのイチゴ畑のお手伝いに行かせていただきました。
7月24日 ペンキプロジェクトへ向けて、地域の方とワークショップを行いました。
7月25日、26日 QUESTIONにて、子ども向けワークショップのお手伝いに行かせていただきました。
7月29日 クロスケさんのイチゴ畑のお手伝いに行かせていただきました。
7月31日 長岡京にて、西山ふれあいワークショップのお手伝いに行かせていただきました。
8月1日 ラトナファームにて、サツマイモのつる上げを体験させていただきました。
8月4日 竹の里小学校にて、竹ネットさんの竹のワークショップに参加させていただきました。
8月5日 桂高校にて、植物培養実験の体験をさせていただき、生徒間の交流も行いました。
8月8日 京都西山短期大学にて、留学生の方とドローンを用いて交流しました。
8月9日 京都大学上賀茂演習林にて、里山オープンラボに参加しました。
8月10日 藍畑にて、松崎さんのワークショップに参加させていただきました。
8月12日 竹の里小学校にて、竹ネットさんの竹のワークショップに参加させていただきました。
8月14日 藍畑にて、松崎さんのワークショップに参加させていただきました。
8月15日 藍畑にて、松崎さんのワークショップに参加させていただきました。
8月17日 境谷東集会所にて、竹ネットさんの竹のワークショップに参加させていただきました。
8月19日 藍畑にて、松崎さんのワークショップに参加させていただきました。
8月19日 Circular Kameoka Labにて、グリーンラーニングプログラムに参加しました。
8月21日 BNRファームにて、夏野菜の収穫とピザ作りをさせていただきました。
8月22日 藍畑にて、松崎さんのワークショップに参加させていただきました。
8月22日 イオンモール桂川にて、FM乙訓に出演させていただきました。
合計21個のプログラムに参加させていただきました。
すべての活動が様々な方々からお声掛けいただくことで実施することができています。
お声掛けいただいたみなさま、すべての活動でお会いしたみなさま、いつも温かく高校生を見守っていただき、ありがとうございます。生徒たちの成長には、体験や経験が最も大切だと考えています。今後も彼らの成長にお力をお借りできますよう、何卒よろしくお願いいたします。
8月8日(金) 洛再Links同好会で京都西山短期大学に行き、ドローン競技を通した国際交流を行いました。
今回は洛再Links同好会と短大生と交流の場をもつことを目的にして、ドローンの操作を通して交流を深めました。短大生のほとんどはネパールからの留学生で、流暢な日本語でお話をされており、私たちとの交流もとてもスムーズに進めることができました。
自己紹介を終えたあと、高校生と短大生が混じったグループを4つに分け、体育館でドローンを利用したリレーを行いました。高校生たちはドローンを操作することが初めてでしたが、短大生に教えてもらいながらなんとか操作方法を理解し、競技に臨みました。4チームの白熱した戦いが終わったあとは、外に出て大型ドローンの操作を体験させていただきました。最後は自分たちで飛ばしたドローンを用いて上空からの景色を撮影することができ、みんな大満足で活動を終えました。
洛再Linksの活動には今まで国際交流の取組はほとんどなかったので、今回のような留学生との交流はとても新鮮でした。今度はぜひネパール料理づくりを通してさらに交流を深め、お互いの言語や文化、価値観を楽しく学び合える機会をつくりたいと思います。
8月5日(火) 桂高校・植物クリエイト科の生徒と交流会を行いました。今回は洛再Links同好会で桂高校に行き、6月にフジバカマの苗をいただいた植物クリエイト科の皆さんにお世話になり、フジバカマの研究施設を見学しました。
まず、桂高校でフジバカマについて研究しているグループからプレゼン発表をしていただき、このプロジェクトの概要について学びました。そして、白衣に着替え、フジバカマの培養に関するバイオテクノロジー技術を体験させていただきました。その後、農場見学を行いました。Links広場とは比べ物にならない設備で、様々な野菜やお花を育てておられ、そのスケールの大きさに圧倒されました。
今回、特に印象的だったのは、フジバカマの栽培における繊細な管理と、高校生の熱意でした。この貴重な体験を、現在Links広場で育てているフジバカマや植物の栽培にぜひ活かしていきたいと思います。お忙しい中、私たちのために丁寧にご指導くださった桂高校の皆さんに、心より感謝申し上げます。
8月1日(金)、Links同好会のメンバーが滋賀県守山市にある「ラトナファーム」さんのさつまいも畑で、つる上げ作業のお手伝いをさせていただきました。
つる上げとは、伸びたさつまいものつるをマルチの上に返すことで、芋が健やかに育つようにする大切な作業です。
例年は、このあとにつるを刈る作業まで行いますが、この日は気温が40℃近くまで上昇したため、安全を考慮し、午前中につる上げのみを行いました。
強い日差しの中でしたが、生徒たちは熱中症に十分気を付けながら、最後まで協力して作業に取り組みました。
ラトナファームさんでは、昨年度に続き、今年もこのような貴重な体験の場をいただいています。秋には美味しいさつまいもがたくさん収穫できることを願っています。
また、この暑さと強い日差しの中で、農作物が枯れたり変形したりする原因の一つとして、畑や田んぼが次々と住宅地に変わっていることもお話しいただきました。
家や道路が増えると、地面がコンクリートなどでおおわれて熱がたまりやすくなり、その影響で周囲の農地もどんどん暑くなってしまうそうです。
農地は作物を育てるだけでなく、地域の暑さをやわらげる大切な役割もあります。こうしたことを通して、農業と私たちの暮らしのつながり、そしてこれからの社会の課題について学ぶことができました。
畑でのお手伝いのあとは近くの琵琶湖に立ち寄り、足だけ湖につかってひと休みしました。生徒たちは水の冷たさを楽しみながら、リフレッシュした様子でとても楽しそうでした。
今井さんをはじめ、農家の皆さま、本当にありがとうございました。
7月31日(木) 子ども向けに木工体験を行う「西山ふれあいワークショップ」に、子どものサポート役としてLinks同好会の9名が参加しました。
西代里山公園に集まり当日の流れに関する説明を受けた後、バスで10分ほどかけて森林に移動し、プロによる木の伐採を見学しました。チェーンソーで大きな木を切断する様子を間近に見ることができて、子どもたちも高校生も大興奮でした。その後、少し細めの木をノコギリで伐採する体験をし、木製のコースター作りをさせていただきました。
バスで西代里山公園まで帰り、昼食後には子どもたちの木工製作のお手伝いです。今回は木のぬくもりが感じられ、やわらかい音が鳴るスマホスピーカーの製作を行いました。スマホのサイズに合わせてノコギリで木を切ったり、釘を打ったりと、子どもたちだけでは大変な作業を高校生がお手伝いすることで立派な作品を全員作ることができました。
楽しそうな子どもたちの笑顔を見て、高校生たちも自然と笑顔になり、ものづくりの楽しさや達成感を改めて感じることができました。
子どもたちにとっても、高校生にとっても、心に残る貴重な体験になったと思います。
7月18日(水) Links同好会で服のリサイクルについて学びました。
前回に引き続き、亀岡にある「Circular Kameoka Lab」に行かせてもらい、ゴミの学校の寺井様から、服のリサイクルについて学びました。
今回は、室町時代から現代までの時代背景をたどりながら、服のリサイクルの歴史を教えていただきました。その後、一度製品や端材として作られた繊維や布を再びほぐして繊維状に戻す工程・技術である「反毛(はんもう)」を実際に体験し、そこから糸を紡ぐ作業にも挑戦しました。
糸を均等な太さに紡ぐのは想像以上に難しく、生徒たちは苦戦しながらも熱心に取り組んでいました。
また、日本国内に反毛の機械が数台しかないというお話や、長い歴史の中で培われてきたリサイクルの知恵に触れることで、改めて資源を大切にすることの意味を考える機会となりました。
最後に、今回の学びの場を提供してくださった亀岡市役所のみなさま、ゴミの学校のみなさま、そして参加してくださったみなさまに心より感謝申し上げます
7月16日(水) 京都市役所の方をお招きし、街の未来について考えるワークショップを行いました。
はじめに、京都市と京都市民のこれからの四半世紀(2026〜2050年)の在り方を展望する「京都基本構想(仮称)」の策定について説明していただきました。
その後、「あなたが "住みたい""関わりたい" と思うまちってどんなまち?」という問いをもとに、参加した1〜3年生が学年の枠を超えてグループで意見を交換しました。
「自然が豊かなところがいい」「キレイなまち、ゴミ捨て場が整理されていてほしい」「公園が近くにあって、子どもが外で遊べる活気あるまち」「もっとスポーツが盛んだといい」「交通が発達していると便利」「自習ができる環境があると嬉しい」など、高校生らしい率直で多様なアイデアが次々と飛び出していました。
最後には、3年生を中心に各グループのまとめを発表し合い、未来のまちへの思いを共有しました。
生徒たちは、日頃の学校生活ではなかなか考えることのない「まちの未来」について主体的に考え、意見を交わすことができたと思います。この貴重な機会をつくってくださった京都市役所のみなさまに心より感謝申し上げます。
7月10日(木)、11日(金) 本校で育ったカブトムシをプレゼントするため、地域の幼稚園と小学校を訪問しました。
カブトムシ親善大使に志願してくれたのは、Links同好会1・2年生の5名です。この活動は、本校のLinks広場にある堆肥の中で育ったカブトムシを、地域の幼稚園や保育園、小学校にお届けするというものです。
今回は、政安幼稚園、さかいだに幼稚園、洛西陵明小学校、桂徳小学校の4ヶ所に、親善大使を派遣しました。
元気に育ったカブトムシを見て、園児たちや職員さんが喜んでくださり、親善大使たちも自分たちの活動が地域の方々に喜ばれていることを実感している様子でした。
今後も地域とのつながりを大切にしながら、子どもたちの学びが広がる活動を続けていきたいと思います。
Links同好会+希望生徒の総勢28名で、BNRファームさんのところへ農業体験に行かせていただきました♪
生徒たちは活動中ずっと、暑い、暑いと言い続けていました。けれど生徒たちには、自分たちが口にする食べ物は、その暑さの中で作ってくださっている方がいるから食べられていることが少しでも実感できたのではないかと思っています。
生産と消費が遠くなってしまっている今だからこそ生徒たちには何かを作る経験をしてほしいと思っています!!
7月5日(土)Links同好会で、いつもお世話になっている、大原野で活動されている藍染師の松﨑陸さんの工房にて、"生葉染め"の体験させていただきました。
5月頃には藍畑のお手伝いもさせていただいており、今回のワークショップでは、摘み取ったばかりの藍の葉をちぎり、手で揉み込み、最後にはハンカチを染め上げました。
素手で作業した生徒の手は青色に染まり、藍染めの醍醐味を肌で感じることができました。
松﨑さんからは、「生葉染めは洗濯や日光に当たると色が落ちやすく、歴史に残りにくい染め方であること」「今年の藍の発色を確かめることができた」というお話も伺い、伝統の技と自然の恵みの尊さを学ぶ貴重な機会となりました。
いつもこのような貴重な体験をさせていただいている松﨑さんに、心より感謝申し上げます。
6月18日(水) Links同好会で服のリサイクルについて学びました。
亀岡にある「Circular Kameoka Lab」に行かせてもらい、ゴミの学校の寺井様から、南丹高校の生徒さんと一緒に、服のリサイクルの現状について学びました。
高校でのリユースとは異なり、リサイクル業者の基準は非常に厳しく、国内のリユースに回る服の基準がいかに厳しいかを知りました。やはりモノを売る側になれば当然厳しい基準にならざる得ない。けれども、高校生が無料で配布するのであれば、そこまでの厳しい基準にしなくてもよくなります。だからこそ、高校生が回収し、高校生が配布することには大きな意味があることにも気づかせてもらいました。
生徒たちにとっても自分たちの活動の意義を知ることができました!!
亀岡市役所のみなさん、ゴミの学校のみなさん、南丹高校のみなさん、ご参加いただいたみなさんありがとうございました。
6月12日(木)Links同好会で校内で回収した服の配布会を行いました。
昨年に引き続き、4月下旬から校内に回収BOXを設置し、まだ「着られるけれどもう着ない服」の回収を行ってきました。今回はこれまでに回収したものの中から、Links生徒同好会の生徒たちが仕分けを行い、さらに「これは高校生が気に入るんじゃないか」と厳選したものを配布しました。
放課後という時間設定もあり、はじめは人がまばらでしたが、徐々に人が増え始め、途中からは非常に活気が溢れていました。今後はもう少し回収量を増やし、校内で配布を行う回数も増やしていきたいと思います。
服のリサイクル率は非常に低く、大半が焼却処分になっています。学校として少しでも環境負荷を減らす取り組みができるよう今後も活動していきます。
次回以降は、何とか地域の服を回収し、地域へ配布し、地域で循環が行われるような活動をしていきます。学校という場が、循環のハブになれるようにしたいと思います。
洛再Links活動定例の、地域の公園清掃ボランティア活動を行いました。
今年度第1回目の活動では洛再Links同好会と一般生徒合わせて14名と、常連で参加しているハンドボール部が参加しました。
今回の活動場所は小畑川公園・大蛇ヶ池公園の2ヵ所で、「なんきんはぜの会」のみなさん・「公園愛護協力会のボランティア」のみなさんと一緒にそれぞれ活動しました。
地域の方々と協力しながらゴミ拾いや除草作業を行い、朝から気持ちの良い汗を流し、少しずつ綺麗になっていく公園の様子に、生徒たちも達成感を感じている様子でした。
除草作業では、鎌や熊手を使うのは初めてという生徒も多く、自然とふれあいながらの作業は貴重な体験となりました。
生徒たちの参加のきっかけも様々で「勉強の息抜きに来ました」「家が近所で幼いころから遊んでいた場所なので参加しました」「ボランティアに興味があります」といった声が聞かれました。
今回の活動を通じて、生徒たちがボランティア活動や環境問題に関心を持つきっかけとなれば嬉しく思います。
1年生全員で行う「Gate Links」として取り組んできたジャンタニバスターズプロジェクト(※水田の害獣であるジャンボタニシを駆除する取組)ですが、今回で全ての班の活動が終了しました。
気温の上昇にともない、回を重ねるごとに大きくなっていったジャンボタニシ。今回は洛再Links同好会が事前に設置していた捕獲器(トラップ)も駆使しながら、駆除作業にあたります。いつも応援に駆けつけてくださる大原野自治連合会の小原会長にお話をいただいたあと、うだるような暑さの中でしたが、みんな必死になって捕獲してくれました。その後、今までに捕獲していたジャンボタニシもまとめて、地域の放置竹林を伐採した竹と一緒に炭焼きにして、ジャンタケ肥料を作製しました。この肥料は2学期に行う農家さんとのひまわり畑の活動など、様々な場面で活用していきます。
5月末からスタートしたジャンタニバスターズプロジェクトでしたが、一度も雨で中止になることがなく、無事に終了することができました。これも、ひとえに高校生たちのジャンボタニシ駆除への熱い思いがあったからこそだと思います。このプロジェクトでお世話になった方々、本当にありがとうございました。
昨年度から参加している京都大学ILASセミナーの宿泊研修で、Links同好会の4名が6月14日(土)と15日(日)の一泊二日の行程で飛騨古川まで行ってきました。
京都大学に集合し、京都大学の1回生や大学の先生とともにバスで飛騨古川まで向かいます。お昼過ぎに『Fab Cafe HIDA』に到着。見上げると立派な梁が縦横に通る古民家を改修した宿泊施設で、ここが今回の研修の拠点になります。
今回の研修テーマは「地域の自然(森)・人々の暮らしから持続可能性を再定義する」。"木工の郷"飛騨の地の現状や課題を通して、「地域に残したいもの」をどのように残していくかを考えます。目的やプログラムについて説明を受けた後、通称"岡田さんの森"へ移動。そこでは飛騨地方の森の特徴や歴史、そして現状について学びます。広葉樹の比率が7割と高く、冬季にはまとまった積雪がある飛騨ならではの植生に生徒達も興味津々でした。現地で研究を進めていた大学院生もここから参加し、見た瞬間に様々な樹木の説明をしてくれる姿に圧倒されました。
その後は里に戻り、西野製材所、柳木材製材所などを見学し、森の木が建物や家具になるまでの過程を学びました。飛騨と木材の歴史、受け継がれる職人の技、日本そして飛騨の林業の現状、循環型社会へのアプローチ等、質・量ともに深いレクチャーに生徒達もなんとか食らいつきます。
FabCafeに戻り、飛騨市役所の上田さんに「関係人口から持続可能性を考える」というテーマでお話をしていただきました。全国に先駆けて地域活性化に挑まれ、「飛騨市ファンクラブ」や地域の人と体験でつながる「ヒダスケ」、祭り文化の発展など、特色のある取組をされており、学生達を深い学びへ導いてくださいました。その後、全員で1日目の振り返りを行い、各自で感じたことを交流しました。
体と頭をフル稼働した後は夕食タイム。地元産の食材を使った郷土料理が参加者の疲れを癒やしていきます。高校生と大学生が同じテーブルで食卓を囲み、勉強の仕方や大学の様子など、色々なお話が聞けたようです。
研修2日目は、地元の吉城高校の生徒も交えながら、「地域に残したいもの」に関するフィールドワークを行いました。「森」、「飛騨牛」、「五平餅」の3つのチームに分かれて、それぞれの現状と課題について学びました。顧問が同行した「飛騨牛」チームでは、仔牛が産まれたときから出荷までの一貫経営をされている田中牧場を見学しました。時折、「モ~!」という鳴き声が聞こえる中、防護服を着て牛舎を歩きながら飼育されている方にお話を聞きました。月齢ごとに子牛から妊娠中の牛までのエサの配合や環境を変えるなど徹底した管理体制で、牛への愛をひしひしと感じる飼育をされていました。お話を聞く中で、エサのコストが上がる中での経営問題や後継者問題など、飛騨牛ブランドを守る大変さを強く感じました。
各チーム見学・体験を終え、FabCafeに戻り、「地域に残したいもの」として「森」、「飛騨牛」、「五平餅」をどのように残すべきかを大学生とともに考えました。そして、ポスターを作成し、今回の研修のまとめとして、高校生と大学生が協力して発表しました。帰りの時間の関係もあり、時間のない中での発表でしたが、参加者全員(高校生はもとより大人も含めて)に成長が感じられる発表でした。森と人、森と社会、モノとヒト、人と人、、、飛騨の地で体験を通してさまざまな関係を学びながら、それぞれが深い学びを得たと思います。
短い期間でしたが、とても充実した中身の濃い2日間となりました。あいにくのお天気ではあったのですが、学生からは飛騨で聞く雨の音が心地よくて、雨で良かったというお話もありました。このような素晴らしい機会を与えてくださった京都大学の德地先生、張先生、大学生の皆さん、パナソニックの方々、吉城高校の皆さん、お世話になったすべての方々に感謝です!
6月4日(水) Links広場にて、フジバカマ贈呈式が行われました。
桂高校で育てられたフジバカマの苗を洛西高校に届けていただき、Links同好会で苗を受け取りました。フジバカマは京都府で絶滅寸前種に指定されており、今回育てるものは大原野産の原種となっているそうです。本校では、このフジバカマが秋に花を咲かすまでLinks広場で水やりを行いたいと思います。その後、上手く花が咲いたら、大原野ひまわり畑でヒマワリとフジバカマを一緒に鑑賞できるようにしたいと考えています。
桂高校からはこのプロジェクトに関わる7名の生徒に来ていただき、フジバカマの現状や栽培方法について詳しく教えてもらいました。そして、Links同好会からは現在取り組んでいる活動について、Links広場を周りながら説明しました。お互いの活動について紹介する中で、仲も打ち解け、すっかり仲良くなった様子です。今回のように他校の高校生と交流する機会は今までになかったので、お互いに良い経験をすることができました。今度はLinks同好会が桂高校に行かせていただいて、さらに交流を深めることができればと思います。
いただいたフジバカマの苗は、本校でこれから大切に育てていきます。桂高校の皆さん、本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
6月1日(日) Links同好会で放置竹林の間伐作業を体験しました。
毎年、竹の活動でお世話になっている京都発・竹・流域環境ネットの吉田さん、物部さんに学校近くの放置竹林の現場へ案内していただきました。まずは、5年以上生育している古い竹を切り倒す様子を見学しながら、放置竹林の現状についてお話を聞きました。その後、切り倒した竹を3mほどの長さに切り分けたり、枝を落としたりする作業を行いました。1年生はまだノコギリの扱いに慣れていない様子でしたが、一生懸命に取り組むうちに上達していったように思います。
切り分けた竹は本校に持ち帰り、今後のLinks活動の様々な場面で利用させていただきます。吉田さんと物部さんのお話の中でも、「伐採した竹をぜひ活用してほしい」ことを言っておられました。竹を人が利用するために、必要な分の竹を切る。これが本来あるべき竹林整備の姿なのだと思います。
今回、実際の放置竹林の現場に入らせていただくことで初めて分かることもありました。今後も実際に起きている問題を目の当たりにすることで、自分ごとの問題として捉えることを大切にしていってほしいと思います。