部活動

11月3日() 洛再Links同好会で、京都大学上賀茂演習林にてイオンチアーズクラブの子どもたちへ向けて、森を使った宝探しや工作体験などのイベントを実施しました。今回の活動はLinks同好会の中でも大きなもので、夏休み頃から準備してきた企画のイベント本番になります!

同好会メンバーから15名が参加し、朝8:00からみんなで森を走り回りながらセッティングを行いました。9:30頃に小学生の子どもたちがバスで到着すると、みんなでお出迎えをしました。しかし、こんなときに限って雨が強く降ってくるという大事態が発生しました!もともと曇りの予報でしたが、この日の天気は不思議な感じで、途中から雨が降ったり、晴れたりとコロコロ天候が変わっていきました。そこで、事前に予定していた午前と午後のプログラムを変更する決断をしました。

変更後の前半のプログラムでは、「松ぼっくりツリー」作りと「たたき染め」体験を行いました。「松ぼっくりツリー」は土台となる木を輪切りにするところから始め、その上に乗せた大きな松ぼっくりをクリスマスツリーに見立てて、海洋プラスチックやシーグラス(海岸に漂着した丸みを帯びたガラス片)で装飾していきました。「たたき染め」は現地にあるモミジなどの葉っぱをハンマーで叩いて、ハンカチに染色しました。どちらも子どもながらのユニークな作品が出来上がって、みんな大満足の様子でした。

12時頃から昼食休憩にしました。高校生たちも子どもと一緒にご飯を食べることで仲良くなり、打ち解けていっている様子でした。ご飯を食べたら、焼きマシュマロ大会です。中には焼きすぎて真っ黒になってしまうこともありましたが、焚き火の調整をしながら、みんな上手に作っていました。

仲良くなったみんなのパワーでその後はどんどん晴れていき、午後からは後半のプログラムの「森を使った宝探し」を行いました。指示書にある地図を頼りに、子どもたちで考えながら、最終地点に置いてある宝箱を目指して森の中を探し歩きます。子ども一人につき高校生が一人ついて、険しい森の中などは時には手をつないで一緒に進みました。途中にあるウラジロを紙飛行機のように投げたり、サンショウの葉を嗅いでみたり、アケビの実を食べたり、五感で森を感じながら、楽しみながら散策できたと思います。宝箱も無事に見つけ終え、帰り間際には、高校生も子どもたちも名残惜しそうに別れを惜しんでいました。子どもたちのバスが見えなくなるまで高校生は手を振り続けていました。

急遽、午前と午後の予定を変更するという予想していないトラブルもありましたが、臨機応変に対応することができました。最後のミーティングでは、この企画で高校生たちにずっと寄り添ってきてくださった大学院生の本吉さんから「今の2年生たちらしい企画で去年より良かった」と言っていただき、リーダーたちはやり切った表情を見せていました。その姿を見た1年生たちが、きっと来年はさらに素敵なイベントを企画してくれることと思います。

最後に、今回のように大きなイベントを大人の方々と一緒にゼロから作り上げられる機会というのはそうそうあるものではありません。また、まだまだ高校生の力だけでは到底できるものではなく、今回の取組に関わっていただいた多くの大人の方々の支えによるところが大きかったです。このような機会をいただいたイオンチアーズクラブの皆様、日頃からお世話になっている里山オープンラボの皆様、他にもご協力いただいた多くの皆様に心より感謝を申し上げます。

 
 
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