部活動

令和6年7月11日(木)・16日(火)・17日(水)

 今年もLinks広場生まれのカブトムシを地元のちびっ子たちに届けることができました。11日は大原野幼稚園、16日は竹の里小学校、そして17日はさかいだに幼稚園へとカブトムシたちが旅立っていきました。
 持っていくまでに生徒たちは、受け入れ先に電話をかけ、活動の内容や趣旨を説明し、受け渡し日時を調整します。面識のない大人にいきなり電話をする緊張感、日頃の学校生活ではなかなか味わえないものです。そういったこともあり訪問先の子ども達が満面の笑みで迎えてくれた時には、届けに来てほんとに良かった~っと嬉しさを噛みしめているようでした。今年初めてお届けした竹の里小学校では6年生の男子生徒さんがわざわざ放課後まで残って受け取ってくれました。さかいだに幼稚園では園児たちがお礼の絵を事前に準備してくれており、めちゃめちゃかわいい絵に心がさらに和みました。
 自分の卒園した幼稚園に行った生徒もおり、お世話になった先生と久々の再会を果たすというワンシーンもあり、いろいろな繋がりを感じる楽しい訪問となりました。受け取ってくださった皆さん、ありがとうございました。

 

 洛西支所を会場に開催されたタウンミーティングに高校を代表してLinks同好会の佐々木君と担当の教員河本の2名で参加してきました。これは京都市が推進する『洛西SAIKOプロジェクト』の一環で、これからの「洛西のまち」をどんなふうにしていきたいか、そのためにどんなことをどんな人とやっていきたいか、具体的には10年先の洛西の絵を参加者みんなで描いてみようという集まりでした。
 第1部のクロストークのコーナーでは『(株)DELICE京都』の西田さん、『子育て支援団体まーぶりんぐ』の尾田さんとLinksの三者で、それぞれの活動の紹介やこれからの夢についてパネルディスカッションを行いました。100名を超える参加者の前で堂々と(ジョークも交えて)、洛西地域の魅力や高校生として普段感じていることを話す佐々木君が頼もしかったです。
 第2部では小グループに分かれてのワークショップ。どのグループも楽しみつつ、しかも激アツなトークで盛り上がりました。佐々木君も初対面の大人達に交じって奮闘していました。
 勉強の宿題レポートではなく、考えたことをリアルの世界で試すことができ、まちづくりに高校生も参加できる、そんな土壌がこの地域にはあり、いろんな「ひと、もの、社会」と繋がるLinks活動がそのまままちづくりにも繋がっていることを実感しました。何より地域のみなさんが洛西高校の生徒達をめちゃくちゃ応援してくれ、かつ期待してくれていることがびしびし伝わってきて有り難いなぁと感じた1日でした。

 

令和6年6月16日(日) 京藍染めプロジェクト

 4月に苗植えをした京藍染め師松﨑陸さんの藍畑のメンテナンスに参加してきました。

 一つ一つの藍草がしっかりと根を張り葉っぱもワサワサと茂ってきています。7月には1番刈りを行う予定。藍が生長する分、雑草も生長します。マルチシートのあいだからちょこちょこと顔を出す雑草取りが本日のミッション。三重県から駆けつけたご夫婦とLinksメンバー11人で作業を始めると1時間程で作業終了。普段は松崎さん含め3、4名で取り組む時間のかかる作業とのことでしたが、元気いっぱいの高校生11名のパワーはさすがであっという間にきれいになりました。
 その後、陸さんの工房のある大原野スタジオギャラリーに移動し、京藍染めに関するお話を伺いました。1300年経っても全く色あせない正倉院の藍染めの布のこと、蕉門十哲の服部嵐雪の句から分かる京藍染めの歴史(直筆の句も見せてもらいました!)......陸さん曰く、「現在のどんな技術を用いても過去の藍染めに敵わない。僕は歴史の職人達に挑戦しているんです。」生徒達も歴史のロマンを感じつつ今日の草取りが持つ意味を感じていたようです。
 この後も収穫、発酵、抽出、染色と1年をかけた藍染めのサイクルを学んでいきます。

 

令和6年6月8日(土)~6月9日(日)

京都大学農学部ILASセミナー主催の飛騨研修に一泊二日の行程で洛再Links同好会を中心に2、3年生7名の生徒が参加しました。

研修1日目
 土曜日、朝8時に京大時計台前を出発し、一路飛騨古川町を目指します。車内には京都大学1回生ILASセミナーの学生、農学部の修士課程の大学院生、そして『里山おーぷんらぼ』でもお世話になっている京大の德地先生、張先生、そして少し緊張気気味のLinksの面々が揃います。
 お昼過ぎ、予定通り飛騨古川町の『Fab Cafe HIDA』に到着。見上げると立派な梁が縦横に通る古民家を改修した建築で、今回の研修の拠点になります。ここでパナソニックのマニュファクチャリングイノベーション本部の中田さん、和田さんが合流。
 研修テーマは『持続可能なもづくり』。"木工の郷"飛騨の地の現状や課題を通して、今までの、そしてこれからの「ものづくり」のあり方を考えます。目的やプログラムについて德地先生、ナビゲイター役のヒダクマのアヤさんからの説明を受けた後、工房を備えた宿泊施設FabCafe HIDAを一回りし、通称"岡田さんの森"へバス移動。そこでは飛騨地方の森の特徴や歴史、そして現状について学びます。広葉樹の比率が7割と高く冬季にはまとまった積雪がある飛騨ならではの植生に生徒達も興味津々。何よりも見た瞬間に樹木の説明をしてくれるグーグルレンズ要らずの大学院生の存在感に圧倒されます。
 里に戻り西野製材所、柳木材製材所を見学。飛騨と木材の歴史、受け継がれる職人の技、日本そして飛騨の林業の現状、後継者問題、循環型社会へのアプローチ等、質・量ともに深いレクチャーに生徒達もなんとか食らいつきます。
 FabCafeに戻り全員で1日目の振り返りを行います。案内役は農水省政策研究所の法理さん。東京から駆けつけてくれました。和やかな場を演出しつつ学生達を深い学びのゾーンへ導いてくださいます。
 体と頭をフル稼働した後は夕食タイム。FabCafe関係者からMotherと慕われる小倉さんが腕を振るった地元産の食材を使った郷土料理が参加者の疲れを癒やしていきます。
 夕食後のフリータイムでは、高大連携かくあるべしといえるような交流が生まれました。数学のテストを週明けに控えた3年生などは勉強のしかたを聞いたり、予想問題を出してもらったり。勉強だけでなくいろんな話ができたようです。

研修2日目
 生徒達は8時の朝食までに早起きしてまちを散策。朝食はMotherの作る人気のベーグルを中心としたヘルシー料理。1日のエネルギーを充填します。
 2日目のメインはFabCafeから川沿いの道を歩いて7分の『飛騨職人生活』を営む堅田さんの工房での木工体験。指導は飛騨生まれ飛騨育ちの若き木工職人、浅岡さん。学生達は飛騨産の広葉樹を使ったイスづくり、またはマグカップ、カッティングボードづくりにチャレンジします。それぞれ工夫を凝らし素材と格闘すること3時間余り。一生ものになりそうなMyチェア、Myカップ、Myカッティングボード(言いにくい!)ができあがります!

 木工体験を終えFabCafeに戻り研修の振り返りを行います。
 高校生、学部生、大学院生、大人の順番で木工体験の振り返りと2日間のまとめを発表していきます。それぞれの年代、経験、環境、立場からの視点や感じ方を肩肘張らず率直に話します。たった2日間ではありましたが参加者全員(高校生はもとより大人も含めて)に成長が感じられる発表でした。
 最後のまとめとして德地先生のお話の中にあった「樹齢80年の木で作ったモノを、あなたはこの先何年使うのですか?」という問いかけが心に響きました。森と人、森と社会、モノとヒト、人と人、、、飛騨の地で体験を通してさまざまな関係を学びながら今回の研修テーマ『持続可能なものづくり』について、それぞれが深い学びを得たと思います。

お世話くださったすべての方々に感謝!!


 

6月1日(土) 洛再Linksがマルシェの運営のお手伝いに行きました!

今回は参加できる生徒にも限りがあり、4名での参加になりました。

朝からマルシェをする各ブースの設営、搬入のお手伝いをしました。生徒たちは教員が指示を出さなくても自分たちで運営担当の方に「何をしたらいいですか」と声を掛け、設営が出来上がった後は手が空いた生徒から準備の始まった各ブースの方に「お手伝いできることはありますか」と声を掛けに言っていました。まだ入学したての1年生でも自ら仕事を探し、行動する姿に頼もしさを覚えました。

開店してもすぐにたくさんのお客様が来られるわけではありません。生徒たちは上田豆腐様の商品のポップを作らせていただいたり、マルシェ全体のポップを作ったりと、普段の高校生活ではできない体験をさせていただきました。ポップを作る際も、試食をさせていただき自分たちの感想を入れるなど、工夫を凝らしていました。

お客さんが入りだすと、店番をさせていただいたり、お客さんにお声掛けをして呼び込みに行ったりしていました。

午後からは京都信用金庫Quessionの内部をコミュニティマネージャーの川上様にご案内いただき、働くということ、お金っていったい何なのか、信用金庫ってどんな場所か、このビルは一体何のためにあるのかなど、たくさんのお話をいただき、生徒たちは頭をひねりながら、授業では考えないようなたくさんのことを考える機会をいただきました。

最後は各ブースの撤収、会場の復元を手伝いました。

生徒たちにとってとても充実した一日になりました。たくさんの大人と出会い、様々なお話を聞き、様々な経験をする。生徒たちにとって非常に貴重な体験になりました。

いつもご協力いただいている京都信用金庫様、各ブースで出店されていた皆様、高校生を優しく見守っていただき、様々な経験や様々なお話をいただき、ありがとうございました。またご一緒させていただけることを楽しみにしております。

(記:洛再Links顧問)


以下、参加生徒の感想です。

マルシェに参加して最初はとにかく手伝いをして堅苦しいイメージがあったけど実際にやってみて、体験や話を聞いて知らないことなどたくさん知れてとてもいい経験になりました。

今日のマルシェでは、自分には思いつかないようなアイデアの商品や、お店を開くまでの流れを体験することができて、とても面白い1日になりました。実際に自分で購入してみて、商品一つ一つに含まれている工夫や小さなことでもこだわりを持って販売をしていることを知り、感銘を受けました。



 

 1、2年生総勢15名で新林池公園へ。公園愛護協力会の皆さんと一緒に落葉集めを中心に清掃活動に汗を流しました。初めてこの公園を訪れた生徒ばかりで、「こんな公園があったんだー」とか「自然がいっぱいや!」など素朴な感想が飛び交っていました。

 清掃終了後は課題として出していた「活動を通して気になった疑問」を愛護協力会の会長さんにぶつける時間を取りました。「なぜボランティア活動をしているのですか?」「この公園はいつ頃できたのですか?」「この活動で今困っていることは何ですか?」「謎のオブジェがあったのですがあれは何ですか?」など一つ一つの質問に丁寧に答えていただきました。生徒達も自分たちが知らなかった公園の魅力や困りごとを知り大人の世界を垣間見たようでした。

なにはともあれ爽やかな五月晴れの気持ちのよい一日となりました。

 

6月1日(土)にQuessionで行われるマルシェのお手伝いに洛再Links のメンバー4人が参加します!当日へ向けた打ち合わせを、京都信用金庫Quessionの方、京都信用金庫七条支店の方、当日の主催者の方で行いました。打ち合わせはオンラインで行い、生徒たちは初のオンライン打ち合わせに緊張していましたが、少しずつ発言もできるようになり、当日へ向けた質問も出ていました。今回のマルシェお手伝いの参加動機も「自分も小物作りをするから」「色んな体験をしたいと思ってるから」「おもしろそうだから」など、自分の想いも話すことができていました。

いつかは洛西地域で、洛再Links主催のマルシェができないかと考えている生徒たちにとって、今回のお手伝いは色んな気づきや学びがあることは間違いないので、とても楽しみです!!

ぜひ、皆さん当日遊びに来て下さい!

学外の皆さんとお話をさせていただくと、いつも高校生のためにできる限りのことをしようと動いてくださいます。大変感謝しております。ありがとうございます。

(記:洛再Links顧問)

 

5月28日PlusLinksでキャリア×ボードゲームを行いました。

講師には、元大工でもあり、元教員でもあり、元文部科学省職員でもある稲垣享一郎(通称チャーリー)様をお呼びし、様々なキャリアや、面白い人生を歩むために不可欠な要素とは何かなどを40分ほどご講演いただき、残った約40分はみんなで様々なボードゲームをする時間となりました。

講演会では、「面白い人生に不可欠な要素」を3つお話いただき、生徒たちは食い入るように話を聞いていました。生徒たちだけでなく、私たち大人にとっても、非常に参考になるお話で、大人もこの3つの要素は忘れてはいけないなと感じました。生徒たちはどのようなことを意識して高校生活を送れば良いかの具体的イメージが浮かんだことと思います。

ボードゲームでは、教育実習生も、一般参加で来て下さった大人の人も入って、3つのグループに分かれて稲垣さんのおすすめゲームを行いました。すべてのテーブルには生徒たちの笑顔が溢れ、大きな笑い声が聞こえていました。ボードゲームというツールを使うことで、様々な対話をすることができ、学年やクラス、世代を越えて交流できる素敵な経験をさせていただきました。

終了後も、生徒たちは「おもしろかった」「もっとやりたい」などボードゲームに魅了されていました。

(記:Links同好会顧問)




 

前日の京都大学上賀茂試験地での山仕事&畑仕事に続いて今日は長岡京市西山キャンプ場横の『エルセラーンの森』で山仕事に取り組みました。SDGsという言葉がなかった頃から(株)エルセラーン化粧品が続けてきた環境への取組。その一つ、針葉樹の森を広葉樹を中心にした明るい多様性のある森に変えてゆく活動を社員の皆さんとサポートに入っていただく大阪自然環境保全協会の皆さんと一緒に進めました。
 今回のメニューは、以前植樹した苗木が生長しやすいようにシダ等の下草を刈る、新たな植樹スペースを作るための道作る、の二つ。気を抜くとずり落ちそうな斜面での作業はなかなかハードでしたが、そこはLinks魂で乗り切りました!特に道作りでは斜面に鍬(すき)を入れ人が歩ける平坦なスペースを作り、土留めを作るため以前伐採した樹木をノコギリでカットし杭を作ったりと汗が噴き出すような(それでいて地味な)工程を高校生が率先して行い、かなりの進捗を見ました。山仕事におけるそれぞれのスキルは確実に上がっています(どこで活きるか知らんけど!)神出鬼没の技能者集団洛再Links、これからもいろいろなところで活躍します!!


 

5月11日(土) 洛再Linksのメンバー11名で、京都大学上賀茂演習林で行われている里山オープンラボに参加してきました。

3年生が引退し、今回から新たなメンバー9名(2年生3名、1年生6名)が加わり、活動しました。

まずは講義室で参加メンバーの自己紹介から始まり、各参加団体の上賀茂演習林での年間の計画を発表しました。本校は10月に子供向けのワークショップを計画しているので、代表生徒が発表しました。行事の内容だけでなく、話の最後には「自分たちはたくさんの経験をすることを目的に参加しているので、まずは労働力として様々な活動に参加したい。だから皆様からああしてや、こうしてなどぜひ声を掛けてもらいたい。それが自分たちの体験・学びになります」と言っている姿がとても堂々としており、生徒の1年間での成長を肌で感じました。大学の先生からも、その姿にお褒めの言葉をいただけました。

実際の活動内容としては、午前中は、初参加者たちは京都大学の舘野先生に演習林内を案内していただき、他のメンバーは畑の畝(うね)づくりを行いました。

昼食時には、以前から継続して参加している生徒は、大学生や他の団体の大人の方々と積極的に交流をはかり、10月のワークショップでの協力まで取り付けていました。初参加組はまだまだ自分たちから目上の人たちに積極的に声をかえるとまではできていませんでしたが、回を重ねるうちに生徒たちのコミュニケーション能力もどんどん向上していきます。

午後からは、午前中の畝に様々な苗を植える活動を行いました。ここでも生徒たちは積極的に活動に参加し、暑い中でしたが、目一杯様々な活動を経験していました。

このオープンラボに参加すると、様々な年代の、様々な職業の、本当にいろいろな方々と出会うことができます。その出会い一つ一つが生徒にとって、大きな学びとなり、自分の進路や、自分自身を考える大きなヒントを得られる場になっています。

参加するたびに、高校生を暖かく見守り、様々なお声をかけてくださる里山オープンラボの皆さま、いつもありがとうございます。

(記:洛再LInks同好会 顧問)





 

洛再Linksの取り組みの一環として、外部から講師の方に来ていただき、現役の高校生達がキャリアについて考えるワークショップを実施します。

今回は、ボードゲームという遊びを通して、キャリアについて考えます。

卒業生(39期生~42期生)のみなさんの中で、もしも自分のキャリアに悩んだり、もう一度考えてみたいという人、こんなボードゲームを一緒にやってみたいという人がいたら、ぜひ一緒に参加してみませんか。

1.日 時 :5月28日(火)16:30 ~ 18:00

2.場 所 :本校コモンホール     

3.講 師 :稲垣 享一郎 様 (元 トビタテ!留学JAPANコミュニティ担当 by文部科学省)

4.内 容 :ボードゲームという遊びを通して、自分自身のキャリアを考える。

5.その他 :卒業生は、39期生~42期生に限定させていただきます。

6.申込方法及び締切

 5月21日(火) 17:00までに、下記のフォームからお申し込み下さい。https://forms.office.com/r/qE56DZrg08?origin=lprLink

 

5月7日(火)洛再Links ジャンタニバスターズ第2弾を実施しました。

ただし、今回は捕獲に行ったわけではなく、5月末から1年生全員で捕獲へ行くことを想定して、捕獲機の製作を行いました。1,2年生を中心に10名近くが参加し、みんなで遠くにいるジャンタニを捕獲できるような捕獲機を作りました。

そして、ふとした顧問の思い付きで、「先週とってきたジャンタニ焼こうか」となり、ドラム缶の中に細かく切った竹と、昨年育てたひまわりの種をとった花の部分、着火剤として松ぼっくりを使って火をおこしました。

いきなり水分を多く含んだジャンボタニシをドラム缶に入れてしまうと火が消えてしまうので、まずは大きなスコップの上に大量のジャンボタニシを乗せ、あぶる作業から始まります。

水分が飛んでくれば、ドラム缶の中に入れ、殻が簡単に砕けるくらいまで焼き、すべてが灰になる前に水を入れて火を落とします。

最終的に出来上がった、竹と焼き切ったジャンボタニシが入った炭を、畑の土壌改良材+肥料として活用し、校内で作物を育てていきます。

新入部員の1年生たちは、初めて嗅ぐ匂いに様々なリアクションをとっていました。この作業の大きな難点は、体と頭と、服に匂いがつくことです。作業中はマヒしていますが、帰宅後に服を匂うとしっかりと臭いがしみついていました・・・。

外来種&害獣のジャンボタニシを今回は肥料化してみましたが、なんとか有効利用できる道を生徒たちと模索中です!!

(記:洛再Links顧問R)








 

5月2日(木)の放課後、今年度ついに洛再Linksジャンタニバスターズが始動しました!!
今年度から1年生全員(272)が、5月下旬から7月にかけて一人一度はジャンタニを拾いに行くことになるので、現段階でどの辺りにどのくらいの量のジャンボタニシがいるのかを調査するためにLinksのメンバー12名で調査に行きました。初体験の生徒が10名いる中での活動でしたが、さすがLinksメンバーというべきか、みんなジャンボタニシを見つけるとうれしそうに火ばさみなどでバケツに入れていました。

まだ本格的にでてきてはいませんでしたが、それでも田んぼ横の溝には少し大きくなったジャンボタニシが出てきていました。

今年度入部した1年生が「中学校のときから、ジャンボタニシ以外の洛再Linksの活動に興味がありました。でも、今日参加してみてとてもおもしろかった。また参加したい。」と感想を言ってくれました。

これが洛再Linksの醍醐味です。どんなことでもやってみないと、面白いか、楽しいかはわからない。いくらネットで動画や映像を見ても、それは自分の体験ではない。だからこそLinksの活動では、とにかく経験することに重きをおいて活動しています。

今年度は他にも色々な活動を山盛り計画中!!今後もぜひHPをチェック!!

(記:洛再Links同好会顧問)

 

令和6年4月20日(土) 

『大蛇ヶ池公園清掃ボランティア活動』 & 『種まきから始める京藍染めプロジェクト』

この週末は二つのLinks活動に取り組みました。

 一つ目は、第3土曜日恒例の公園清掃ボランティアで大蛇ヶ池公園に行きました。ハンドボール部と女子バレーボール部の約30名のメンバーが地元ボランティアの皆さんと汗を流しました。ハンドボール部の1年生は今回初めての参加でしたが先輩達に教えてもらいながら楽しく活動しました。
 プロスポーツの世界では地域貢献活動はもはやスタンダード。洛西高校の運動部もお世話になっている地域のお手伝いをすることで、地域を知り、地域に愛されるチームになることを目指しています。その応援を力に変えインターハイ予選に臨みます!応援よろしくお願いします!!

 二つ目は、京藍染め師の松﨑陸さんの藍畑で今年の藍の苗を植え付ける活動を行いました。昨年Links広場で実験的に育てた藍で染色まで体験しましたが、今年は陸さんの指導のもと、本格的な京藍染めを体験したいと考えています。「一度は途切れた伝統の京藍染めを、京藍染め発祥の地、ここ大原野で昔ながらの手法にこだわって復活させるのが夢です」という陸さんのお話を聞き生徒達も感銘を受けていました。その後はひたすら穴掘り植え付け、穴掘り植え付け......ちょっと汚れたり腰が痛くなったりしましたが、初参加の1年生も含め、みんなでわいわいと作業を進めることができました。
 この取組では藍を通して見えてくる京都の伝統、環境、ビジネス、農業などの実情を知ったり、さまざまな社会課題を考えるきっかけにもなるものです。冬の作品制作まで頑張ります!!

 

 京都大学フィールド研(フィールド科学教育研究センター)主催の『里山おーぷんらぼ』に7人のメンバーで参加しました。思い起こせばLinksの生徒達は昨年4月の立ち上げ時からのメンバーで、周りの大人や大学生と「フツー」に活動している姿を見て、1年経って逞しくなったなぁとちょっと感慨にふけったりしました。
 今回は前半に『あいだラボ』(一般社団法人 Ecological Memesが展開する活動「あいだの探索・実践ラボ」) の 小林泰紘氏からの活動紹介や舘野教授ら京大スタッフとのトークセッション、昼食を挟んだ後半は試験地内の畑エリアの整備に取り組みました。
 あいだラボさんの取組の中でも「稲の多年草化」についてのお話は非常に興味深いもので、目からウロコが少なくとも3枚は落ちました。午後からの畑エリア整備では畑の真ん中に生えていた小ぶりな低木の除去に手を出したのですが、根っこの手強さにさすがの高校生も"根"ならぬ音を上げかけました。それでも大学生や試験地スタッフさんと"根"気強く立ち向かい、取り除けた時にはみんなでバンザイでした。たかが根っこ、されど根っこ。一つの根っこがいろんなことを教えてくれた気がします。
 今回も様々な学びがあった1日でした。新たな広がりの気配も生まれています。次回報告も乞うご期待です!

 

4月7日、LinksLaboの生徒14名が梅小路公園で循環フェスに参加し、子ども向けの「竹ぽっくり」ワークショップを開催しました。約80個の竹ぽっくりを準備しましたが、14:30には完売する大盛況でした。

先月30日に一度経験していることもあり、生徒たちだけでほぼすべての運営を行うことができました。今回私たち教員は遠目から見ているだけで、口や手を出す必要が一つもなく、生徒たちの大きな成長に驚かされました。小さい子どもたちと接するだけでなく、一緒に来られた保護者の方ともコミュニケーションを図る生徒たちに、頼もしさを覚えました。

生徒たちは、上手く話せるときもあれば、そうでないときもあったと思います。もっとこうしといたら良かったと思うこともあったと思います。失敗しないように学校が、教員がすべて準備を整えるのではなく、小さな失敗を経験することで生徒たちは自分で工夫・改善し、また前進してくれます。朝の集合で見た生徒と、帰りの集合で見た生徒の姿はまるで別人のようでした。

学校から飛び出し、様々な世代の、様々な人たちと接することの大切さを、改めて実感しました。

以下は、参加生徒の感想です。

(新3年生)

私は、今回初めてLinks活動に参加しました!
ワークショップ当日、三つ編みが分からない子でも少し教えると自分でできるようになり、子供の成長ってすごいなと身近に感じました。
また、どう教えたらわかって貰えるかな?どんなことを話したら仲良くなれるかな?と考えながら活動していたので、私も勉強になりました!
2日間短い時間でしたが、たくさんの子供たちが楽しんで笑顔で帰ってくれてとっても嬉しかったです!
また子供たちと触れ合える機会があれば参加したいなと思いました!( ¨̮ ) 

(新2年生

小さい子にどうやって教えたら分かりやすいか考えるのが難しかったです。三つ編みを教えるのが難しかったですが一緒に三つ編みをしていくと子供たちも慣れてきて最終的には1人でできるようになっていて喜んでいたので教える楽しさが分かりました。普段たくさんの子供たちと関わる機会があまりないので一緒に作業できたりして楽しかったです。向こうから会話をしてくれるとより会話が弾んで楽しかったです。また今回のような活動があれば参加したいと思いました。 


ワークショップの準備に協力してくださった、NPO法人京都発・竹・流域環境ネットの皆様、宇治の皆様、循環フェスの主催者の皆様、当日参加してくださった皆様、当日交流いただいた皆様、大変ありがとうございました。

 

4月5日(金) LinksLaboドローンチームが今回は洛西高校にて、本校生徒・保護者、地域住民の皆様をお招きし、東洋音響様の全面的なご協力のもと、ドローンショーを実施しました。

ドローンショー中に度々上がる観客の歓声に、生徒たちは胸を躍らせ、喜びに溢れていました。観客の方々からも「とても良かった」「すごかった」「来てよかった」など、子どもたちにもとても喜んでもらうことができました。

終了後、ドローンチームの生徒たちからは、「一生に一度しかない経験をさせてもらえた」「周りの人が歓声を上げ、喜んでくれることがこんなにも自分にとってうれしいことと初めて知った」などの感想がありました。

高校生活ではなかなか得ることができないような貴重な体験をすることができ、生徒たちにとって一生の宝物になりました。

洛再Linksでは、普段の高校生活では体験できないような様々な体験プログラムを準備し、生徒たちの大きな成長に繋げていきたいと思っています。

今回このような貴重な体験をさせていただいた、東洋音響様をはじめ、京都市西京区役所の皆様、暗い中、本校に足を運び見に来てくださった地域の皆様、協力してくださった皆様に心より感謝申し上げます。

これからも様々な企画を洛西地域で行っていきますので、その際にはぜひご参加ください。





 

 南福西公園と東竹の里市営住宅児童公園の色あせた遊具やベンチをカラフルにReペイント(塗り直し)しました!
 これまでLinksペンキプロジェクトでは大蛇ヶ池公園のフェンス、新林池公園のベンチ、小学生の通学路横の壁面などのReペイントに『行政、住民、学生』の三者協働体制で取り組んできました。
 今回の取組でも参加メンバーは最初おっかなびっくりでスタートしましたが次第に熱が入り最後は童心に返って"塗り絵"を楽しんでいました!
 取組の背景にはニュータウンで進む少子高齢化、京都市の財政難など重い課題があるのですが、さまざまな立場の「ひと」が関わる活動にしていくことで、コミュニティにとっては絆の深まり、高校生にとっては教室では学べない貴重な体験、行政にとっては財政負担の軽減など、ピンチがチャンスに変わる現場がそこにあったのではないかと思います。ペンキプロジェクトはこの後も続きます。洛西生の学びもまだまだ続きます!!

 

3月30日(土) LinksLaboのドローンショーチームが本番を迎えました。

近隣の企業である東洋音響様の全面的なご協力のもと、10月頃から学校のコンピュータールームにてBlenderというアプリを用いて、自分たちが観客の皆様に伝えたいものを、デザインしました。生徒たちは初めは全く使いこなすことができていませんでしたが、東洋音響の皆様の粘り強く、丁寧なご指導のおかけで、生徒たちが自分の伝えたいデザインを作成することができました。

そしていよいよ本番!!目の前で上昇するドローンを見たとき、教員・生徒ともに大きな、大きな感動に包まれました。こんなにも近くで、迫力のあるドローンショーを見られたことは一生に一回の貴重な経験でした。

自分達の作ったものを見た観客の皆さんから大きな歓声が上がる。「あっ!イチゴや!」「あれは提灯や!」「お~、すごい!」「Rakusaiって洛西高校のことかな?」など、聞こえてくる生の声に生徒たちは胸を躍らせました。

このような機会をいただいた、京都市西京区役所洛西支所の皆様、東洋音響の皆様、夜遅い時間に見に来てくださった地域の皆様、他にもご協力いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。


 

3月30日(土) 境谷公園にて、春マルシェ防災Dayキャンプに生徒約15名が子供向けのワークショップを出店しました。今回は、「竹ぽっくりに絵を描こう」を企画しました。

準備段階では、「NPO法人京都発・竹・環境流域ネット」の皆様の全面的な協力のもと、生徒が竹をのこぎりで大量に切るところから、ドリルを用いて紐を通す穴をあけるまでを行いました。また、服を作る際に出る端切れを三つ編みにして、紐を作りました。こちらは、参加生徒だけでなく、洛西高校の他の生徒たちも休み時間や合間の時間、自宅に持ち帰ってなどで、協力してくれました。

当日は、10:30から開始しましたが約1時間で準備した竹ぽっくりの三分の二程度が売れて(無料ですが)しまい、高校生の休憩も兼ねて、慌てて一度お店を閉めなければならないほどに大盛況でした。

そこで、以前イオンモール京都桂川のワークショップの際に使用した竹笛の余りも配布することに急遽変更しましたが、生徒たちは柔軟に対応し、打ち合わせもできない中でも上手に子どもたちに説明しくれていました。

16:00までの予定が14:30までには、準備したすべてのものの配布が終了しました。絶え間なくお客さんが来てくださり、生徒たちにとってとても充実した1日になりました。

この取り組みも日常の学校生活では体験できない大きな体験となりました。生徒たちからは普段の活動だけでは見られない、とても充実した素敵な笑顔をたくさん見ることができました。

NPO法人京都発・竹・環境流域ネットの皆様、三つ編みに協力してくれた洛西高校の生徒及び保護者の皆様、このような場を設定してくださった京都市西京区役所の皆様、他にも協力してくださった皆様、大変ありがとうございました。生徒たちが貴重な経験をさせていただけました。ありがとうございました。

 
 
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