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 このプログラムは、日本の近代を切り拓いた知識人、夏目漱石、福澤諭吉、寺田寅彦を題材に議論することを通して、日本の未来のあり方について深く哲学し、「独立自尊の志」をもって次代を担おうとする人材を養成するものです。

 全国から集まった18人の高校生は、佐伯啓思先生(京都大学名誉教授・京都大学こころの未来研究センター特任教授)、猪木武徳先生(青山学院大学大学院国際政治経済学研究科特任教授、大阪大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授)、池内了先生(総合研究大学院大学名誉教授)の講義に学び、京都大学、京都府立医科大学、京都大学大学院の学生チューターの助言を受けながら、計6時間を越えるディスカッションを行いました。

 セミナーを終えて、角山さんは、「寺田寅彦の先見性を支える、独特の発想力と疑問をすぐに探究しようとする姿勢にひかれました。自分にはまだ何かを調べようにも調べる手段としての知識がありません。自分の研究に邁進できる強さとともに、これからの高校生活で身につけていきたいと思いました。」と語りました。

 大塚君は、「日常の高校生活では出会えない人々と話をしたいと思い、このプログラムに参加しました。このプログラムで出会えた個性的ですばらしい仲間との、何かをともに生み出すための議論を通して、多角的なものの見方ができるようになりました。」と語りました。