本校では、学校設定科目「GS探究」の中で、3年間を通して探究活動を実践しています。
1年生は"探究とは"という探究活動の本質的なことから学び始め、2年生は1年間を使った本格的な課題研究を行います。3年生は3年間の探究活動の集大成となる研究論文を作成します。
学校全体で実施している日々の探究的な学びを生徒、保護者のみなさんと共有するため、今年度より「探究通信 - 辿Tadoru - 」の発行を始めました。
今後はこちらの「探究通信 - 辿Tadoru - 」を通じて校外の皆さんにも桃山高校の「探究」の様子を共有したいと考えています。
今回は、これまでに発行した第1号~第3号までまとめて掲載いたします。
みなさんに桃山高校の「探究」を感じていただければ幸いです。
探究通信(辿Tadoru)No.1「探究とは~みなさんへのメッセージ~」
6月6日(火)に、自然科学科3年生による英語ポスター発表会を本校視聴覚室で実施しました。
本取組はSSH事業の中核である探究活動の集大成です。2年次にGS探究Ⅱで行った課題研究の内容を英語ポスターにまとめ、ネイティブスピーカーの英語講師に対して自身の研究内容を発表しました。
本発表会には英会話学校の講師の先生方やALTの先生、本校英語科の先生方にも参加していただきました。
ただ英語を話すだけではなく、ジェスチャーやアイコンタクトなども駆使しながら伝えたいことを伝えることの難しさと、自分の言葉を相手に伝えられることの喜びを経験することができ、大変貴重な機会となりました。
今回の経験が、今後の言葉や文化の異なる人とのコミュニケーションに対する自信に繋がってくれると嬉しいです。
5月1日,2日、一年生自然科学科でスーパーサイエンスキャンプを実施しました。初日は北淡震災記念公園を訪れ、兵庫県南部地震の際に生じた野島断層を見学しました。明石海峡大橋を通過後は橋の科学館を訪れ、世界一のつり橋のしくみを学びました。夜は西はりま天文台公園で天体観測を実施しました。一般の人が覗ける望遠鏡としては世界最大級のサイズを誇るなゆた望遠鏡を使って、金星や火星の観測を行いました。希望者には、専門的な観測室の見学もさせていただきました。
2 日目に訪れた人と自然の博物館は『人と自然の共生』がテーマの自然史博物館です。学芸員の方による講義や展示見学を通して、幅広く自然科学の知見を得ることができました。教室での学びでは体験できない"ホンモノ"を見て、感じ、考えることのできた貴重な時間でした。