8月1日(火)に、近隣の小学生を対象にした「令和5年度おもしろ理科実験教室」を開催しました。
今年も実験講座は2つ実施しました。「割れにくいシャボン玉をつくろう」では、様々なものをシャボン液に混ぜることで、割れにくくなったシャボン玉を試験管に作りました。割れにくくなったシャボン玉は人の体を覆うぐらい大きなものを作ることもでき、外で思い思いのシャボン玉を作りました。
「『ストームグラス』をつくろう」では、天気によって中の結晶が変化するストームグラスを作りました。
「おもしろ理科実験教室」の講師は本校教員ですが、小学生のサポートはグローバルサイエンス部の部員が務めます。部員は丁寧に小学生をサポートし、小学生にとって頼もしいお兄さんお姉さんであったと思います。
理科実験の不思議さと楽しさを体験した子供たちが、少しでも理科好きになってくれることを願っています。
7月7日(金)に3年生全員を対象にSSHキャリアプログラムを実施しました。
この取組は、グローバルサイエンス人材を育てるGS人材育成プログラムの一環としての行事で、様々な業界で活躍する社会人を講師に迎え、3年生の生徒が講師と交流することを通して、生徒が社会に出てからの自身のキャリアイメージを描くきっかけを作り、本校が掲げるキャリア形成の視点からのグローバルサイエンス人材の育成に必要な資質・能力を育成するものです。
参加した生徒からは「実際に企業で働いている人の経験から、様々なアドバイスを聞くことができたのがよかった」「今まで知らなかった職業についての話を聞くことで、将来に対する自分の選択肢が広がった」といった感想が出ました。
高校卒業後のキャリアについて新たな視点からの気づきを得ることで、今、自分が何をするべきかを改めて考える大変意義のある取組となりました。
6月9日(金)と23日(金)に、自然科学科1年生を対象に、京都教育大学教授・田中里志先生によるSSH講座「化石から地球環境を探る」が行われました。
この講座では、巨椋池に堆積した粘土層から珪藻化石を抽出し観察することで、過去の巨椋池の古環境を探りました。古代の地球環境を理解することで、現在を理解することは過去を知る手がかりであり、未来の環境や諸現象を推定することが可能になることを学びました。
試料採取から観察までを行い、顕微鏡で珪藻化石を発見した生徒からは驚きの声や歓声が上がっていました。
楽しみながら大学レベルの研究に触れることで、科学に対する興味関心や知識理解がより一層深まる取組となりました。
田中先生および大学生のみなさんには大変お世話になりました。ありがとうございました。