自然科学科1年生の宿泊研修として、12月12~13日にサイエンスイングリッシュキャンプを聞法会館で実施しました。
本取組は探究活動の基礎を学ぶ授業「GS探究Ⅰ」の成果発表会です。生徒たちはGS探究Ⅰの授業の中で理科・数学・情報・英語を融合的に学び、探究活動に必要な基礎を身に付けました。9月からは班ごとに課題一覧の中からテーマを1つ選び、短期間のプレ課題研究を行いました。その後、研究結果について内容をまとめ、パワーポイントを用いたスライドをすべて英語で作成しました。迎えたサイエンスイングリッシュキャンプでは英会話学校のネイティブの先生方から発音やプレゼンテーション方法を指導していただきました。発表会は自然科学科全員が英語で発表し、ネイティブの先生からの鋭い質問にも英語で立派に応答しました。
英語漬けの宿泊研修で生徒は大変だったと思いますが、英語で話すことに対して大きな自信を得ることができました。GS探究Ⅰで学んだ内容を活かして、2年生のGS探究Ⅱで行う課題研究が素晴らしい内容になることを期待しています。
○課題一覧
【課題A】目的に応じた救命ボートを設計せよ。
自分たちで都市が水害に遭ったときに人命を救助する救命ボートを設計することになった。どのような場面で活躍するボートか、それに必要な機能や形状はどのようなものか決めていこう。具体的な数値で性能を示し、モデルを作成して検証してみよう。
【課題B】アイスクリーマーを設計せよ。
氷と塩で冷却してアイスクリームを作る装置「アイスクリーマー」を設計しよう。使う場面や用途を定め、それに適したアイスクリーマーを作成すること。具体的な数値で性能を示し、モデルを作成して検証してみよう。
【課題C】葉の変色メカニズムの利用方法を提案せよ。
植物の葉は、熱を加えるとその温度や時間によって変色のしかたが変わる。これには、葉の中に含まれる酵素の熱変性が関わっている。この性質を応用して生活に役立てる方法を提案してみよう。
【課題D】太陽光による温度上昇を制御せよ。
太陽光による水球の温度上昇にはどのような気象条件が関わっているだろうか。その要因の変化と温度上昇の関係を調べてみよう。場面や用途を定め、太陽光による温度上昇を制御する工夫を考え、その工夫の効果を数値的に検証してみよう。
【課題E】フェルミ推定で考えよう。
フェルミ推定を活用して、世の中の様々な数値を予想してみよう。さらに、それらの結果から新たな課題・解決策が見出せるだろうか。
コンテスト結果
First Prise:Biology-1 & Earth Science-3
Second Prise:Earth Science-1
Third Prise:Mathematics-1 & Mathematics-2