本日、1学期の終業式が挙行されました。暑さ対策のため、各ホームルームにて放送とスライドの投影を用いて行いました。
1学期始業式には、校長先生から「授業を大切にしてほしい」と話されていましたが、1学期約100日間を振り返ってみて実践できたでしょうか。
本日の式辞では、普段から何かに「集中」する感覚を磨いておくことの大切さと、今やるべきことを意識して、夏休み40日間「継続」することに挑戦してほしいという話がありました。
次に生徒指導部長の西山先生から、1学期の日々の生活状況についての振り返りと、夏季休業中の注意事項について連絡されました。
その後、1学期に優れた成績を収めた各部活動等の伝達表彰と、全国大会に出場する美術部の宮島かなえさんと陸上競技部の小南柚香さんの壮行会が行われました。
今年から夏休みが約1週間長くなっているので、勉強や部活動、趣味など、計画を立てて充実した時間を過ごしてほしいです。
7月16日(水)3・4限、2年生自然科学コースの生徒を対象に、龍谷大学から講師の深尾武史教授をお招きし、授業担当の川端教諭と共同で高大連携数学講座を開講しました。
講座では「2次関数」を用いて、スロープを転がした鉄球が床に設置したペットボトルの中に入るように、班で実験や計算など試行錯誤を繰り返しました。
普段の座学で学ぶ数学とは一味違う、実験と考察を行き来する「生きた数学」に触れ、生徒たちは楽しみながらも真剣に問題に取り組んでいました。あまり使い慣れていない「関数電卓」の使用方法も学びながら、複雑な方程式や厳密な値の計算にもチャレンジしました。
最後は多くの班がペットボトルに鉄球を入れることに成功し、大きな歓声と達成感で溢れていました。
講座の最後には深尾先生から、現在世界を取り巻く様々な問題と数学とのつながりや、数学を学ぶ意義についてもお話していただきました。今回の貴重な経験を、今後の学習の糧としてほしいと思います。
7月11日(金)に団体鑑賞を行いました。
劇団銅鑼による演劇『「真っ赤なお鼻」の放課後』を鑑賞しました。今年度は会場をロームシアター京都に変更し、臨場感あふれる本格的な舞台を体験する機会となりました。
物語は、高校2年生の青砥雛子が将来に悩む中、病院で出会ったクラウン(道化師)との出会いをきっかけに、自分の夢を見つけていくというものです。
同じ高校生として、進路に悩む主人公の姿に自分を重ねながら鑑賞する生徒も多く、舞台に引き込まれるように真剣な表情で鑑賞している姿が印象的でした。
終演後には劇団の方との懇談会も行われ、文化祭で演劇に取り組む2年生を中心に活発な質疑応答が交わされました。懇談会後にも個別に質問する生徒の姿が見られ、演劇に向けたやる気が感じられました。
本校 陸上競技部 および 美術部 が、この夏に開催される全国大会への出場を決定いたしました。これを記念し、地域の皆さまにも本校生徒の活躍を知っていただけるよう、JR嵯峨嵐山駅前および一条通沿いに全国大会出場を祝う横断幕を設置いたしました。
日頃の練習の成果を胸に、それぞれの舞台で全国の強豪と対峙します。引き続き本校部活動への応援をよろしくお願いします。
6月4日(水)・9日(月)・13日(金)に3年文科科学コース選択科目「保育基礎」の授業で、うぐいす保育園を訪問しました。
生徒は、子どもたちを見て「かわいい!」と声をあげ、子どもたちが駆け寄ってきてくれると自然と笑みがこぼれ、とても嬉しそうでした。
うぐいす保育園では、乳幼児を年齢別に保護者に代わって日中保育をされており、各部屋を見学させていただくことで、年齢による乳幼児の発達段階の差を、実際に目で見て学習することができました。最後には園児との交流の時間を取っていただき、生徒も実際にふれあうことができ、大変満足そうでした。今回のような座学では得られない貴重な体験を、今後の学習に活かしていきます。
うぐいす保育園でお世話になった皆様、誠にありがとうございました。
6月5日(木)、全学年で1学期の人権学習を行いました。今年度も学年ごとにテーマを設定し、それぞれの発達段階に応じた学びを深める機会となりました。
1年生:「身近で起こる人権問題について考える」
1年生は、体育館で映画『アオギリにたくして』を鑑賞しました。この作品は、被爆アオギリと一人の女性の人生を描いた実話に基づく物語です。戦争と平和、そして命の尊さを考えるきっかけとなり、身近な人権問題について一人ひとりが深く向き合う時間となりました。
2年生:「『障がい』と生き方について考える」
2年生には、京都府立盲学校の教諭・大渕真理子先生をお招きし、ご自身の経験をもとにしたご講演をいただきました。障がいをもつ方の視点や日常の中での気づき、そして共に生きる社会について、あらためて考える貴重な時間となりました。
3年生:「進路、特に就職を通して考える人権」
3年生は、「就職差別」をテーマに、将来の進路選択と人権のかかわりについて学びました。ワークショップ形式で行われた学習では、自分たちの進路と向き合いながら、「差別に負けない、差別を許さない」姿勢について意見を交わし、実社会に向けた準備として深い学びを得ました。
今後も、本校では人権学習を通じて、自他の人権を尊重し、よりよい社会の一員として成長していけるよう取り組んでまいります。
6月5日(木)
本校では、2年生の総合的な探究の時間に嵐山にある岩田山モンキーパークへサルの観察に行きます。
モンキーパークでは100頭を超えるニホンザルが暮らしており、サルの体の観察や集団でのふるまいなどを観察することができます。
サル山には、先日生まれたばかりの子ザルを抱いた母ザルや、人間年齢に換算すると90歳を超える老猿など、さまざまなサルがいました。強い日差しの中、サルたちは木陰で休憩をしていました。
生徒は、餌をやる際に手のひらを観察したり、顔の様子、毛並みの様子などをメモしたりしていました。また、サルのコミュニケーションのとり方や集団の中での様子を観察することができたと意見が出ていました。
この後、レポートを作成し活動のまとめとします。
御協力くださった嵐山モンキーパークのみなさん、ありがとうございました!
3年生の選択生物では、北嵯峨高校のすぐ近くにある京都工芸繊維大学の嵯峨キャンパスからカイコ蛾の幼虫をご譲渡いただき、外部形態の観察やはしご状神経系の内部構造観察、体液の顕微鏡観察、テグスの作成を行いました。
初めて幼虫を目にする生徒たちは最初戸惑い遠巻きに見ていましたが、スケッチを書き進める中で幼虫を手に取り、その手触りに驚きながら段々と親しみをもつようになりました。
最近は極度に虫を嫌がる生徒が多くなったと感じる中で、虫に触れる機会をもつことで理解が深まり、必要以上に虫を嫌がることがなくなるのだと実習を通して感じさせられました。
この後の実習では、繭から成虫が出てきた際のメスの性フェロモンに誘われるオスの様子を観察し、さらにその繭から生糸を繰る予定です。
毎年、貴重な実習の機会をいただける京都工芸繊維大学の長岡純治先生に感謝申し上げます。
5月7日(水)・12 日(月)・16 日(金)に、3 年文科科学コース家庭科選択科目「保育基礎」の授業において、新林児童館の丸岡敦子館長をお招きして講演会を実施しました。
子どもの発達と子育て支援について、普段実際に児童館で子どもたちと接しておられる方から話を聴きました。色々な体験をしてできなかったことができるようになることを知り、文字を書くためには落書きをすることも必要な経験であるということを学びました。また、折り紙の実習をして懐かしむ場面もあり、遊びを通して多くのことを学ぶということも教えていただきました。子どもは失敗をしながら成長していくということや、「児童福祉とは、子どもができないことをできるようにすることである」ということを学び、児童館について知る機会にもなりました。
今回の講演会で学んだことを、今後の実習などに活かしていきます。丸岡先生、ありがとうございました。