7月11日(金)に団体鑑賞を行いました。
劇団銅鑼による演劇『「真っ赤なお鼻」の放課後』を鑑賞しました。今年度は会場をロームシアター京都に変更し、臨場感あふれる本格的な舞台を体験する機会となりました。
物語は、高校2年生の青砥雛子が将来に悩む中、病院で出会ったクラウン(道化師)との出会いをきっかけに、自分の夢を見つけていくというものです。
同じ高校生として、進路に悩む主人公の姿に自分を重ねながら鑑賞する生徒も多く、舞台に引き込まれるように真剣な表情で鑑賞している姿が印象的でした。
終演後には劇団の方との懇談会も行われ、文化祭で演劇に取り組む2年生を中心に活発な質疑応答が交わされました。懇談会後にも個別に質問する生徒の姿が見られ、演劇に向けたやる気が感じられました。
本校 陸上競技部 および 美術部 が、この夏に開催される全国大会への出場を決定いたしました。これを記念し、地域の皆さまにも本校生徒の活躍を知っていただけるよう、JR嵯峨嵐山駅前および一条通沿いに全国大会出場を祝う横断幕を設置いたしました。
日頃の練習の成果を胸に、それぞれの舞台で全国の強豪と対峙します。引き続き本校部活動への応援をよろしくお願いします。
6月4日(水)・9日(月)・13日(金)に3年文科科学コース選択科目「保育基礎」の授業で、うぐいす保育園を訪問しました。
生徒は、子どもたちを見て「かわいい!」と声をあげ、子どもたちが駆け寄ってきてくれると自然と笑みがこぼれ、とても嬉しそうでした。
うぐいす保育園では、乳幼児を年齢別に保護者に代わって日中保育をされており、各部屋を見学させていただくことで、年齢による乳幼児の発達段階の差を、実際に目で見て学習することができました。最後には園児との交流の時間を取っていただき、生徒も実際にふれあうことができ、大変満足そうでした。今回のような座学では得られない貴重な体験を、今後の学習に活かしていきます。
うぐいす保育園でお世話になった皆様、誠にありがとうございました。
6月5日(木)、全学年で1学期の人権学習を行いました。今年度も学年ごとにテーマを設定し、それぞれの発達段階に応じた学びを深める機会となりました。
1年生:「身近で起こる人権問題について考える」
1年生は、体育館で映画『アオギリにたくして』を鑑賞しました。この作品は、被爆アオギリと一人の女性の人生を描いた実話に基づく物語です。戦争と平和、そして命の尊さを考えるきっかけとなり、身近な人権問題について一人ひとりが深く向き合う時間となりました。
2年生:「『障がい』と生き方について考える」
2年生には、京都府立盲学校の教諭・大渕真理子先生をお招きし、ご自身の経験をもとにしたご講演をいただきました。障がいをもつ方の視点や日常の中での気づき、そして共に生きる社会について、あらためて考える貴重な時間となりました。
3年生:「進路、特に就職を通して考える人権」
3年生は、「就職差別」をテーマに、将来の進路選択と人権のかかわりについて学びました。ワークショップ形式で行われた学習では、自分たちの進路と向き合いながら、「差別に負けない、差別を許さない」姿勢について意見を交わし、実社会に向けた準備として深い学びを得ました。
今後も、本校では人権学習を通じて、自他の人権を尊重し、よりよい社会の一員として成長していけるよう取り組んでまいります。
6月5日(木)
本校では、2年生の総合的な探究の時間に嵐山にある岩田山モンキーパークへサルの観察に行きます。
モンキーパークでは100頭を超えるニホンザルが暮らしており、サルの体の観察や集団でのふるまいなどを観察することができます。
サル山には、先日生まれたばかりの子ザルを抱いた母ザルや、人間年齢に換算すると90歳を超える老猿など、さまざまなサルがいました。強い日差しの中、サルたちは木陰で休憩をしていました。
生徒は、餌をやる際に手のひらを観察したり、顔の様子、毛並みの様子などをメモしたりしていました。また、サルのコミュニケーションのとり方や集団の中での様子を観察することができたと意見が出ていました。
この後、レポートを作成し活動のまとめとします。
御協力くださった嵐山モンキーパークのみなさん、ありがとうございました!
3年生の選択生物では、北嵯峨高校のすぐ近くにある京都工芸繊維大学の嵯峨キャンパスからカイコ蛾の幼虫をご譲渡いただき、外部形態の観察やはしご状神経系の内部構造観察、体液の顕微鏡観察、テグスの作成を行いました。
初めて幼虫を目にする生徒たちは最初戸惑い遠巻きに見ていましたが、スケッチを書き進める中で幼虫を手に取り、その手触りに驚きながら段々と親しみをもつようになりました。
最近は極度に虫を嫌がる生徒が多くなったと感じる中で、虫に触れる機会をもつことで理解が深まり、必要以上に虫を嫌がることがなくなるのだと実習を通して感じさせられました。
この後の実習では、繭から成虫が出てきた際のメスの性フェロモンに誘われるオスの様子を観察し、さらにその繭から生糸を繰る予定です。
毎年、貴重な実習の機会をいただける京都工芸繊維大学の長岡純治先生に感謝申し上げます。
5月7日(水)・12 日(月)・16 日(金)に、3 年文科科学コース家庭科選択科目「保育基礎」の授業において、新林児童館の丸岡敦子館長をお招きして講演会を実施しました。
子どもの発達と子育て支援について、普段実際に児童館で子どもたちと接しておられる方から話を聴きました。色々な体験をしてできなかったことができるようになることを知り、文字を書くためには落書きをすることも必要な経験であるということを学びました。また、折り紙の実習をして懐かしむ場面もあり、遊びを通して多くのことを学ぶということも教えていただきました。子どもは失敗をしながら成長していくということや、「児童福祉とは、子どもができないことをできるようにすることである」ということを学び、児童館について知る機会にもなりました。
今回の講演会で学んだことを、今後の実習などに活かしていきます。丸岡先生、ありがとうございました。
5月14日(水)の7限目、体育館にて令和7年度前期生徒総会および生徒会本部役員選挙が行われました。
まず、生徒会本部より令和6年度の活動報告と会計決算報告がなされ、続いて令和7年度の生徒会予算案について審議が行われました。質疑応答を経て、すべての議案が無事承認されました。
その後は、生徒会役員選挙立会演説会が開かれました。立候補者と応援者は、それぞれの思いを込めて、掲げる方針や推薦の理由を力強く、堂々と全校生徒の前で発表しました。候補者たちの真剣なまなざしと熱意ある言葉が、会場全体に強く響き渡りました。
演説会の終わりには、司会者より放送部による機材設営への感謝の言葉が述べられ、温かい拍手が体育館を包み込みました。
演説終了後、生徒たちは各ホームルームに戻り、投票を実施。選挙の結果は翌日、校内で発表されます。
本日の1・2限目に2年生の1・4・5組、3・4限目に3・6組が学校近くの古墳を訪れました。
まず、学校から歩いて10分ほどにある印空寺古墳に集合し、考古学者であり、元(公財)京都市埋蔵文化財研究所の加納様にお話を伺いました。そして、加納様の案内で御堂ヶ池1号古墳を訪れ、古墳の中で造り方や歴史について教えていただきました。帰り道には嵯峨七ツ塚古墳群を拝見して、学校に帰ってきました。
また、印空寺古墳には樹齢300年とも言われているタラヨウの木があり、ハガキの語源であるタラヨウの葉に字を書く体験をしました。
北嵯峨高校の校内にも古墳があり、普段の学校生活のすぐそばに歴史が息づいています。このフィールドワークで、嵯峨の地域や学校の歴史に目を向けるきっかけとなったと思います。地域の魅力を再発見した1日でした!