■ 部員数
1年生:7人
2年生:3人
3年生:1人
合 計:11人
■ 活動の魅力
ドンコ、メダカ、イモリ、カメなど多くの生き物の飼育や、学校周辺のフィールドで生物環境調査を主に活動しています。活動は校内だけでなく、梅津地域の子どもたちや立命館大学乾ゼミの皆さんとの水質・生き物環境調査や、「青少年科学の祭典」における「微小貝ブース」の出展など、校外でも幅広く活動しています。 現在特に力を入れているのが、有栖川での「カッパ流域ネットワーク 水質・生き物環境調査」です。この調査結果については、「みやびサイエンスガーデン」においてポスター発表しました。また、活動概要や調査結果は、「京都環境フェスティバル」の動画で配信されており、京都府環境管理課が出す、環境白書内にも掲載されます。
■ 実績
・令和4年度
令和4年度 琵琶湖・淀川こども水質保全活動助成事業(有栖川カッパ流域ネットワーク水質調査)京都市立嵯峨中学校との共同調査
令和4年みやびサイエンスガーデンポスター発表
琵琶湖のプランクトン分析による水質・環境 調査
京都環境フェスティバル2022「有栖川からの大切なメッセージ」 オンライン出演
第27回青少年のための科学の祭典京都大会「微少貝ブース」出展・運営
令和4年度(第20回)京都環境賞 特別賞(生物多様性保全賞)受賞
・令和3年度
有栖川カッパ流域ネットワーク水質調査参加
みやびサイエンスフェスタポスター発表
琵琶湖のプランクトン分析による水質・環境調査
令和3年度「水・土壌環境保全活動功労者表彰(環境省)」受賞
・令和2年度
有栖川における水生生物・環境調査・京都府環境管理課にデータ提出
第37回京都府総合文化祭自然科学部門プレゼンテーション発表
第9回エコワングランプリ 二次審査通過 全国グランプリ大会出場 エコの輪賞受賞
京都フロンティア校研究成果発表会プレゼンテーション発表および研究収録発表
・令和元年度
梅津まちづくり委員会・立命館大学乾ゼミとの共同による『こどもたちの生き物・環境調査』指導
「第23回青少年科学の祭典」における「琴弾浜の微小貝ブース」の運営
京都府立植物園植物作品展 「京都府生物教育会長賞」受賞
「京都フロンティア校研究成果発表会」におけるプレゼンテーション発表
生物部では、令和5年7月29日(土)に構口親水公園において、梅津まちづくり委員会との『有栖川の川開き・生き物調査』を行いました。
2006年より続くこの取り組みですが、今年は4年ぶりの開催となり、地域の小学生や幼児、保護者、桂川クラブ、立命館大乾ゼミOBなど、総勢58名が参加するイベントとなりました。
最初に生物部部員がカッパに扮し、子どもたちに川の魅力とその恐さを伝えたあと、川掃除合戦と称した清掃活動を行いました。そして、メインプログラムである生き物採集を行いました。参加した子どもたちは初めてみる水生生物に興奮しながら、川と生き物に親しんでいました。
今後も、生物部では「カッパ流域ネットワーク」を基盤に、有栖川の流域にある学校や地域住民の方々と協力しながら 有栖川の水質調査を継続し、さまざまな取り組みを外部に発信していきたいと考えています。
生物部では、1月13日(金)に京都市役所で行われた『第20回 京都環境賞 表彰式』において、特別賞である「生物多様性保全賞」を受賞しました。
この京都環境賞は、京都市が市民や事業者の環境に関する関心を高め、様々な実践活動の更なる推進を図ることを目的として平成15年度に創設し、地球温暖化の防止、生物多様性の保全や循環型社会の推進等の環境保全に貢献する活動を実践する個人や団体を表彰しています。
生物部が20年以上に渡り、有栖川で小学校や中学校、大学や地域の方々と共に行ってきた生物環境調査や、単独で行ってきた調査研究がこの度認められ、「生物多様性保全賞」を受賞しました。
今後も、生物部では「カッパ流域ネットワーク」を基盤に、有栖川の流域にある学校や地域住民の方々と協力しながら調査活動を継続していきたいと思います。
下記サイトにて、生物部の活動や発表が配信中です。是非チェックしてみて下さい♪
☆京都環境フェスティバル2022
チェック ⇒ 『身近な川からみた環境!有栖川からの大切なメッセージ』
☆こども水質保全活動助成事業
生物部では、「カッパ流域ネットワーク」と称して、地域の水質環境保全ネットワークを広げる活動を行っていますが、11月6日(日)に行われた「嵯峨自治会連合会」主催の有栖川清掃活動に参加しました。
一緒に参加する他の部活動が刈り取られた草を集める中、生物部では胴長を着用し、川の中にあるゴミを集めました。
夏にはホタルが飛び、一定の水質が保たれている有栖川ですが、約1時間の間に多くのゴミが拾えるほど、川の環境は深刻さが窺える結果となりました。プラスティックゴミや家電などの不法投棄など、私たち人間が作り出した自然に分解できない人工物が、海にまで至る広範囲な環境汚染を生むことをしっかり認識し、行動していかなければならないと強く感じました。
今後も、生物部は「カッパ流域ネットワーク」を発展させ、有栖川の流域にある学校や地域住民の方々に情報を発信する活動を続けていきます。
生物部では、10月22日(土)に「京都環境フェスティバル2022」に協力するための映像撮影を行いました。
このイベントは、平成2年度から実施されてきた「府内の各地域で活動するNPOや学校、企業等が出展し、環境について楽しみながら、学び・考えることができる参加・体験型イベント」で、生物部では、環境・SDGs関連として『身近な川からみた環境!有栖川からの大切なメッセージ』と題し、YouTubeでオンライン開催します。小学生や中学生にもわかりやすく、楽しみながら関心を持ってもらう工夫として、部員がカッパに扮して熱演しています。映像は11月11日から配信されます。ぜひチェックしてみてください。
京都環境フェスティバル2022サイトは ⇒ こちらから
生物部では、約20年に渡り、学校横を流れる有栖川において、流域にある小学校や地域のまちづくり委員会等と連携し、清掃活動や水質調査・判定、啓発活動等を行い、近年では「カッパ流域ネットワーク」と称して、地域の水質環境保全ネットワークを広げる活動を行ってきました。
今回、その取り組みの一環として、有栖川が校内を流れる嵯峨中学校において、生徒会メンバーの協力を得て、初の合同調査を行いました。川幅や深さ、流速、パックテスト等を行った後、指標水生生物を採取し同定した結果、今回の調査では水質階級Ⅱ(ややきれいな水)となりました。
今後も、同じ有栖川に位置する地域や学校とのネットワーク広げ、有栖川での問題や課題に向き合い、解決に向けて活動を継続的に行っていきたいと考えます。嵯峨中学校の皆さん、ご協力ありがとうございました。