8月25日(金)、2学期始業式後に、夏休み中に行われた大会の表彰及び近畿大会・全国大会への壮行会が行われました。
表彰
〇男子ソフトボール部
平成29年度全国高等学校総合体育大会男子ソフトボール兼第52回全日本高等学校男子ソフトボール選手権大会 ベスト16
〇女子テニス部
平成29年度近畿高等学校テニス大会京都府予選 ベスト16【近畿大会出場権獲得】
2-2 橋詰涼香
〇陸上競技部
第50回京都府高等学校コース陸上競技対校選手権大会
男子4×100mリレー 第5位(43秒03)【近畿大会出場権獲得】
2-6濱洲智朗・2-8南壮舞・2-1長屋志弘・2-5尾寅晧平
〇吹奏楽部
第54回京都府吹奏楽コンクール高等学校の部A 金賞
第54回京都府吹奏楽コンクール高等学校の部B 銀賞
〇競技かるた同好会
第39回全国高等学校かるた選手権大会(個人戦)D級
第4位 3-4小森菜七
その他、近畿大会・全国大会に出場する部活
〇なぎなた部
幸村杯第2回全国高等学校男子なぎなた選手権大会【平成29年9月3日 和歌山県】
2-6橋本 真宏・2-9岩前 幸尚
第72回国民体育大会なぎなた競技会【平成29年10月1日~3日 愛媛県】
3-4 西村晴菜・3-5木下夏実
〇マジック部
第37回近畿高等学校総合文化祭 郷土・芸能部門【平成29年11月19日 大阪】
平成29年度2学期始業式が、8月25日(金)に行われました。
越野校長先生から、式辞で次のような話がありました。
2学期は、文化祭や体育祭がありますが、これらは授業よりも実社会に近い。文化祭や体育祭では、みんなが個々の役割を持っており、得意なことで勝負できるが、自分の思いだけで物事を進めることができなくなり、意見がぶつかることもある。そんなとき、相手の気持ち・立場を想像することができれば、うまくいくかもしれない。是非、鳥肌が立つものを作り上げてほしい。
始業式に引き続き、各部長から話がありました。
生徒指導部長からは、「夏休みを大きな事故もなく終えられて良かった。」「文化祭や体育祭、受験への追い込みの時期で、順風満帆にはいかないだろうが、頑張れ。いつでも支えになる。」「登下校時に、犯罪に巻き込まれないよう、自ら防犯意識を高めるように。」という3点の話がありました。進路部長からは、「読書の秋、芸術の秋などというように、秋は、人間が物事に集中しやすい時期です。自ら何かに挑戦して欲しい。」という話がありました。
2学期も有意義な学校生活になるよう頑張っていきましょう。
サイエンスリサーチ科1年生8名の生徒たちが8月1~3日に京都府農林水産技術センター(生物資源研究センター)と京都府立植物園に出掛けてきました。今回、実習を担当してくださったのは京都府立大学大学院生命環境科学研究科(細胞工学研究室)の武田征士先生です。7月8日(土曜日)の事前学習では、武田先生に本校にお越しいただき、講義を通して花器官のABCモデルを学習しました。また、実際にバラの花をバラバラに分解し、バラエティーに富んだ花の形作りの仕組みを学習しました。
実習の内容はモデル植物シロイヌナズナを用いて遺伝子解析技術を学びました。実習に参加した1年生たちは、高校では体験できないバイオ系の基礎的な実験(DNA抽出、PCR法、制限酵素処理、電気泳動法、走査型電子顕微鏡の操作など)に取り組みました。実験の待ち時間には、圃場見学を行いました。眺望のよい研究室からは奈良の若草山や高円山が見られました。
ユーモアセンスに長けた武田先生の講義と解説には絶えず笑いを誘うものがあり、研究を楽しむ姿勢だけでなく、研究者としての強い情熱や使命感が伝わってきました。引率した本校の教職員もそのお人柄に魅力を感じて学校に戻りましたが、最先端の研究内容だけでなく、科学者としての在り方や生き方に触れることができることもサイエンスプログラムのおもしろさだと感じています。
また最終日は、京都府立植物園で多種多様な植物を観察してきました。観覧温室では、「食虫植物展」が開かれていました。いろいろな植物の花器官のホメオティック突然変異体を観察することができました。
現在は実験データをまとめる作業に入り、9月にポスター発表ができるように準備を進めていきたいと思います。
平成29年7月31日~8月2日、サイエンスリサーチ科の1年生18人が京都大学フィールド科学教育センター舞鶴水産実験所を訪れ、2泊3日の臨海実習を行いました。
まず初日には、舞鶴水産実験所の船「緑洋丸」に乗り、若狭湾の海洋データ(海水の水温、塩分濃度、濁度、クロロフィル蛍光度)を収集すると共に、地引き網で海底に生息する生物の採集を行いました。
2日目は採集した生物のソーティング、種の同定、数の計測を行った後、生物を解剖し、胃中を調べることにより、餌生物の同定を行いました。また、京都大学の先生のご指導のもと、生息環境と生物種や個体数との関係について考察を行いました。
最終日の3日目には実習の結果をまとめ、その内容を班ごとに発表しました。
実習中には水産実験所で行われている研究内容について紹介していただくとともに、施設見学もさせていただき、日頃の授業では体験できない貴重な時間を過ごすことができました。お世話になりました京都大学の先生方ならびに事務や宿泊施設の職員の方々に改めて御礼申し上げます。
7月20日(木)、平成29年度1学期終業式が行われました。
◎越野泰徳 校長先生からの話
式辞の中で、「人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい。」を初めとするキースの逆説の10ヶ条を紹介し、「それでもなお~しなさい」という生き方は、何となく子どもっぽく、バカ正直で損な生き方に見えるが、信じて自分の信念を貫き通すことの大切さを話されました。
◎各部長からの話
生徒指導部長からは「大人や先輩の背中を見て、思いを巡らせてほしい。そして次は、みなさんが後輩に背中を見せられるようになってほしい。」、進路指導部長からは「竹は節があるからまっすぐ強く育つことができる。夏休みを節として、強く成長してほしい。」という話がありました。
終業式に引き続き、表彰式及び全国大会に出場する部局の壮行会が行われました。
[表彰式]
・陸上競技部
第70回京都府高等学校総合体育大会 2年男子4×100mリレー 第3位
・なぎなた部
第39回京都府高等学校総合体育大会なぎなた競技会 団体の部 優勝 個人の部 第2位 演技の部 優勝
・男子ソフトボール部
第52回全国高等学校総合体育大会男子ソフトボール京都府予選 優勝
・放送局
第64回NHK杯全国高校放送コンテスト京都府大会
アナウンス部門第 4位 朗読部門 入賞 創作ラジオドラマ部門 第3位 ラジオドキュメント部門 第6位
[全国大会に出場する部局及び大会日程]
・なぎなた部
平成29年度全国高等学校総合体育大会なぎなた競技大会 団体の部 個人の部 演技の部
8月10日(木)~8月12日(土) 仙台市新田東総合運動場(元気フィールド仙台)宮城野体育館
・男子ソフトボール部
平成29年度全国高等学校総合体育大会ソフトボール競技大会
8月4日(金)~8月8日(火) 山形県南陽市
・放送部
第64回NHK杯全国高校放送コンテスト アナウンス部門
7月24日(月)~7月27日(木) 東京都渋谷区国立オリンピック記念青少年総合センター及びNHKホール
全国大会に出場する各部局の代表生徒が決意表明を行いました。
やましろ未来っ子サイエンスラリーの一貫として、南陽高校では、小学4~6年生の20名を対象に「音」の授業を行いました。 自然科学部の高校生もティーチングアシスタントとして参加し、小学生の実験の補助をしました。
・「音」を目で見てみよう
・人の聞こえる音の範囲
・音の干渉
・たたかなくても鳴る楽器
・身近なもので楽器を作ってみよう
という5つのテーマで実験を行いました。楽器作りでは、ストロー笛の長さを変えると音の高さが変わるなど身の回りにあるもので、いろいろな音が作れることを学びました。当たり前に聞いている音にも「なぜ」「不思議」と思うことがたくさんあると感じてもらえたと思います。
ぜひ、また南陽高校にお越しください。
昨年に引き続き、サイエンスリサーチ科の生徒2名(2年生)が、アジアサイエンスワークショップinシンガポール(平成29年7月30日(日)~8月5日(土)6泊7日)に参加します。
この研修プログラムは、将来、研究者として国際的な共同研究等を実施するのに必要な資質能力(コミュニケーションへの積極性や英語運用能力、異文化コミュニケーション能力等)の基礎を養うと共に科学的教養を深めること、また、広範な学校からの参加者との科学的交流における国際的リーダーシップの育成を目的としています。
シンガポールでは、現地校の生徒と共に科学実験授業やワークショップに参加し、リサーチ成果のプレゼンテーション交換を行ったり、シンガポール国立大学や科学関連施設等を訪れて研修を行います。
現在AETのロリ先生の指導を受けて、現地校で発表する英語でのプレゼンテーションの練習に取り組んでいます。後日活動の様子が分かる写真や参加者のコメントをHPでお伝えする予定です。
平成29年7月15日(土)に、(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)を訪問し、fMRI(機能的核磁気共鳴画像法:functional magnetic resonance imaging)を利用した脳活動イメージングについての研究を紹介していただきました。
まず講義ではMRIおよびfMRIの原理について説明があり、これらの装置では超高磁場を与えた状態での体内における「水素原子核の状態変化」(ささやき声)を検出し、そのデータをもとに画像化が行われていることを分かりやすく説明していただきました。
また、講義後には実験をされている様子を見学し、実際に解析結果が得られる様子を間近で見ることができました。
参加したサイエンスリサーチ科の生徒からは、「右手を動かす際には左脳が活発に働いているなど、日々の生活の中で脳のどの部位が活動しているのかを知ることができ、脳についてさらに興味が増した」、「ドラマなどで登場してくるMRIの原理を知ることができて良かった」などの感想が述べられました。脳科学という最先端の研究に触れることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
サイエンスリサーチ科1年生は7月末から8月初旬にかけ、本校と連携している大学等で実施される夏季実習プログラムに参加します。それに先立ち、7月8日(土)に行われた事前学習会では、各分野の専門的な研究内容について講義・実習等を受けました。各プログラムと連携先は以下の通りです。
① 超電導実習・・・京都大学大学院理学研究科
② 植物園実習・・・京都大学大学院理学研究科
③ 舞鶴臨海実習・・・京都大学フィールド科学教育センター舞鶴実験所
④ 生命科学実習・・・京都府立大学大学院生命環境科学研究科
⑤ グローバルコミュニケーション実習・・・JICA
⑥ 社会実習・・・(株)ゼロホーム
⑦ 哲学実習・・・国際高等研究所
平成29年7月2日(日)、本校の放送局と新聞局に所属する4名が「文化プログラムプレスセンター」 萬福寺(京都府宇治市五ケ庄)取材会に参加しました。
京都新聞南部支社の方より、取材に関するレクチャーを受けたのち、「ニッポンたからものプロジェクト~日本遺産×Live Art 京都公演」を取材しました。講演終了後には出演者の方へのインタビューも実施しました。落語、京舞、トーク、長唄と、お茶をテーマにした伝統芸能について、本校からの参加者は熱心に取材をしていました。
今回取材した取組は、「東京 2020 公認文化オリンピアード プログラム」です。取材の成果は後日、共同通信社専用ニュースページ「47文化プログラム」等に掲載される予定です。