10月18日(火)、「高校生伝統文化事業」の一環で、1年生は俳句教室を受講しました。
俳句を読むだけの俳句教室ではなく、俳句を詠むために名所旧跡に出かけ、与謝野を見渡しながらの吟行を実施!一字観公園(大内峠)へ出かけました。
大内峠は俳人 与謝野鉄幹・晶子がこの地で句を詠んだとされ、句碑もあります。
このような大内峠で与謝野町立江山文庫を管理している与謝野町教育委員会社会教育課 主任学芸員 竹下 浩二 様をお招きし、俳句を詠む上で大切なこと等を教えていただき、各自赴くままに一字観公園を巡り、俳句を詠みました。
雨が降り、肌寒さもある中ではありましたが、天橋立の一字観の景色も見ることができ、股のぞきも行いつつ、風情ある景色の中で俳句を詠むことができました。
できた俳句は全員で品評。竹下様からは1年生が詠んだ俳句全てに句評をしてくださいました。
学校に帰ってから、改めていいなと思った句の選出。そしてそれに対して句評を伝える句会を行い、学年での共通体験をより味わう時間となりました。
ここで、生徒が作成した句を一句御紹介
【紅葉と ビニール傘に 色染める】
雨で紅葉が見られたからこその句。まさに、「俳句に生憎はなし」な体験をした半日でした。
10月7日(金)、与謝野町の山添藤真町長にお越しいただき、生徒会メンバーとの「町長対話授業」を実施しました。加悦谷学舎での町長対話授業は企画や運営などすべて生徒が行います。
今年度の町長対話授業のテーマは、「与謝野町とSDGs」
前半は、山添町長からSDGsに対して与謝野町がどのように取り組んでいるかお話しいただきました。SDGsの17の目標のうち、「8.働きがいも経済成長も」と「13.気候変動に具体的な対策を」に焦点を当て、具体的にどのような取組をしているのかを紹介いただきました。
後半は、前半の話を受けた質問に加え、町長に聞いてみたいことを生徒たちが質問するフリートークを行いました。
二酸化炭素の削減量はどのように計測しているのか、阿蘇海の牡蠣殻は回収したらどう処分されているのか。また、なぜ町長になろうと思ったのか、町長から見て与謝野町の良い所はどういうところか、高校生に求めることは何か、若者が遊べる場所を作って欲しいなど様々な質問が出ました。
企画、運営から参加まですべて行った生徒たちは、終わってから、
「与謝野町がやっている取組について、まだまだ知らないことがあることがわかった。自分たちの理想の町を作るために、まずは私たちがアクションを起こす必要があると思った。」
「町についてあまり何もしてないイメージだったけど、知らない所で沢山動いていて凄いと思った。」
「遠いと感じていた町長との距離が近くなった気がして、より与謝野町民という自覚が高まった。」
「他の人にも、町長の仕事や町でやっている取組を知って欲しいから、後輩にはぜひ来年も取り組んで欲しい。」
など、色々な感想を述べていました。
山添様、御来校いただき、生徒たちの要望に応えた貴重な時間をありがとうございました!
令和4年10月7日(金)5・6限、助産師の小西 朋子 様を講師としてお招きして、3年生対象「性に関する教育講演会」を行いました。
「命の授業」という演題で妊娠・出産について講演を聞きました。私たちは奇跡のような確率で生まれてきていて、「生きているだけで100点満点!」なのだと声をかけていただきました。実際の出産場面の映像を見て、これから大人として成長していく上でのアドバイスについて小西様御自身の経験談を交えてお話しいただきました。担任団の先生からも、御家族の誕生や子育ての話を聞きました。
また、クラスの代表生徒が妊婦体験スーツを着用して妊婦さんの大変さを体験したり、全員が実物大の赤ちゃん人形を抱っこしたりする体験もしました。生徒たちは恐る恐る大切そうに抱っこをしていました。
生徒の感想からは、「普段できない体験ができてよかった。」、「自分の家族に感謝したい。」、「妊婦さんに優しくしたい。」、「命の大切さを改めて実感できた。」、「自分の行動に責任を持たなければならないと思った。」等の声が聞かれました。
令和4年10月7日(金)5・6限、2年生を対象に進路別ガイダンスを行いました。
経済・経営、工学、看護、社会福祉、美術・デザイン・芸術、スポーツ、就職講座等、30もの分野にわたって、大学や専門学校から講師をお招きし、学習内容や就職に向けた説明を受けました。生徒達は希望する3つの講座に参加し、進路に対する理解を深めました。
2年生にとって、このような形の進路学習は初めての内容であり、どの分野の講座でも目を輝かせて説明に聞き入っていました。積極的に質問する生徒もおり、自らの進路実現に向けて意欲的に取り組めたようです。
これを機会に、もう一度自分自身と将来を見つめ直し、本当に自分に合った進路とは何なのかを考えてみるのもいいかもしれません。
高校生活も半分が終わり、後半戦に入ります。後悔しない進路実現のために、日々頑張りましょう。
1年生「家庭基礎」で子育て支援について、特定非営利活動法人まるっと丹育の代表 矢谷 宣弘様、副代表 谷口 英子様をお招きして御講演をしていただきました。子育て支援における考え方や赤ちゃんの抱っこの仕方などを学びました。生徒は自然と表情がほぐれ、子育て支援について楽しく思いを巡らすことができました。2週間後の赤ちゃんとのふれあい体験を楽しみにしている様子でした。
3年生選択科目「フードデザイン」において、食文化実践教室を行いました。ダンデライオンカフェの店主 岸本 穣様をお招きし、魚料理の技術指導をしていただき、握り寿司に挑戦しました。実習の中で、生徒は調理の楽しさや食材を料理に変える技術の尊さを感じ、生徒の表情はみるみる変化していきました。寿司の握り方は難しく苦戦していましたが、出来上がりの握り寿司を満足そうに食べていました。
10月5日(水)、宮津学舎で行われた2年生「総合的な探究の時間・中間発表会」を加悦谷学舎1年生が参観しました。
加悦谷学舎1年生は「総合的な探究の時間」において、地元地域の取組を学び、自らの興味関心を絞り込むことで、2・3年生への学習に繋げる探究の基礎作りをしています。この日は、宮津学舎での先輩の探究活動を参観し、ポスターの作成や発表をはじめ、どういったことに視点を置いて探究活動を進めているのかを学びました。
今回の参観からの学びを生かし、今年度後半の探究活動を進めてほしいと思います。
9月29日(木)、2年生総合的な探究の時間でフィールドワークを実施しました。
加悦谷学舎の総合的な探究の時間のテーマは「地域に恩返しをする」。
2年生は、自分たちがどこに貢献できるのか、何を貢献できるのかを探究しています。その一環として、地域の課題を知るために、各自が気になる場所や気になる人たちに話を聞きに行くフィールドワーク(FW)に出ました。
与謝野町立のこども園、与謝野町役場、ちりめん歴史館、与謝野町観光協会、株式会社加悦ファーマーズライス、丹後海陸交通株式会社など、与謝野町内の施設や企業をはじめ、天橋立、ホテルやビューランドなどそれぞれ気になる場所へ行ったり、学校に来校いただいたりして取材を実施しました。
お伺いした各所では、どなたも親切に丁寧に応じていただき、たくさんの情報を得て、体験もさせていただいて帰ってきました。
お世話になった役場、施設や企業の皆様。この度は突然のお願いにもかかわらず、御対応いただきありがとうございました!いただいた情報をもとに、「自分たちができることは何か」を探究して行きます。
【お世話になった方々】
・ 与謝野町役場様
・ 与謝野町立のだがわこども園様、つばきこども園様
・ 与謝野町観光協会様
・ ちりめん歴史館様
・ 与謝野町給食センター様、与謝野町立市場小学校様
・ 株式会社加悦ファーマーズライス様
・ 丹後海陸交通株式会社様
・ 天橋立観光協会様
・ 対橋楼様
・ 天橋立ビューランド様
「自信を持って進路を選ぶ」をコンセプトに昨年度から実施しているKayadani仕事図鑑、令和4年度第1回目を9月29日(木)に実施しました。ゲストには
・ 製造:株式会社シオノ鋳工 代表取締役 塩野 浩士 様
・ 美容:DEBUET 美容師 石田 栞奈 様
・ 保育:与謝野町立のだがわこども園 園長 和田 マリ子 様
・ 栄養:与謝野町立市場小学校 栄養教諭 (与謝野町給食センター 管理栄養士) 番場 梓 様
の4名にお越しいただきました。
「仕事をするのに資格はいるのか?」
「その仕事に就くために必要な能力は何か?」
「どんな勉強を頑張ったらいいか?」
「必要な能力は何か?」
「その仕事のやりがいは何か?」
など、生徒は色々な質問をして、その職業や業界に対する理解を深める時間としていました。
「自分を信じていれば必ず夢は叶う。」
「自分の好きなことをやっていったらいい。」
「勉強は必要だよ。」
「興味があるなら遠慮なく尋ねに来てくれたらいい。体験してもらったらいい。」
などなどゲストからたくさんのアドバイスを貰っていました。
参加した生徒からは、
「どんな些細なことでも、全ての質問に真剣に答えていただけた。」
「自分がこの進路に合っているのか、向いているのかどうかが、話を聞いてわかった。」
「自分が今1番受験のことで不安に思っていることがたくさんあって、その中で、推薦の受験が講師の型と一緒だったということもあり、共感する部分が沢山あった。」
などの感想がありました。
塩野様、石田様、和田様、そして番場様、この度は貴重な時間をいただき、また生徒たちに対してたくさんのことを伝えてくださりありがとうございました!