3月19日(水)、第3学期終業式を行いました。
今年度の振り返りと新入生を迎える心構え等について校長、教務及び生徒部長の先生方から話がありました。また、伝達表彰も行われ生徒の活躍を称えました。
その後のHRでは、一人一人に通知票が手渡され、1年間の総括と来年度への激励の言葉を担任から伝えていました。
1・2年生は新学年に向けて充実した春休みを過ごしてほしいと思います。
表彰生徒は以下のとおりです。
<ウエイトリフティング部>
○JOCジュニアオリンピックカップ
長島広明さん 男子96kg級 スナッチ125kg2位 クリーン&ジャーク158kg1位 トータル283kg優勝
3月14日(金)の午後から、総合的な探究の時間で福祉に興味を持っているチームが宮津にある複合型施設「Ma・Roots」様へ見学とヒアリングに行きました。Ma・Roots様は子ども・大人・お年よりという幅広い世代に関わらず、また年齢や疾患、障害の有無に関わらず地域の中で暮らしていけるよう「ごちゃまぜの福祉」を実践されている施設です。
案内してくださった2階のスペースは、目の前が宮津湾で天橋立も見える絶景です。地域の方が誰でも入って来られるように門はなく、施設内でカフェの運営もされています。生徒たちは、人事課の徳本様から施設を運営されている社会福祉法人みねやま福祉会様の思いを聞いた後、施設内を一周しました。けん玉が得意な利用者様と一緒にけん玉をしたり、子どもたちとお話ししたりしながら、同じ空間にさまざまな世代の人がいることの意義を考えました。
参加した生徒たちからは、「デイサービスも支援学校も限られた人にしか会わないし、よく分からなくて大変そうだというイメージがある。Ma・Roots様のように交流があることが良いと思った。」「地域の方も巻き込んで、得意なことを活かせるところが素晴らしいと思った。」などの感想がありました。
社会福祉法人みねやま福祉会の徳本様、Ma・Rootsの皆様、ありがとうございました!今回の見学で知ったことや学んだことを活かして、次年度の探究活動にも取り組んでいきます。
3月13日(木)の午後から、総合的な探究の時間で「千年椿のPR」を考えているチームが、与謝野町役場の西原様、与謝野町観光協会の白数様、エグcaféの江種様と一緒に「滝の千年ツバキ公園」の遊歩道を歩き、今後制作する冒険マップのためのフィールドワークを行いました。
2年生は、地域課題を見つけて何かアクションを起こそうとプロジェクト活動を行っています。このチームは、滝の千年ツバキ公園の「せせらぎの道」に惹かれ、魅力を多くの人に伝えるべく、冒険マップを作成することにしました。まだ雪が少し残ってはいたものの、良いお天気で木々のあいだから差しこむ日光が美しく、何度も足を止めて写真や動画を撮りながら頂上を目指しました。今年は雪が多かったために折れてしまった木もあり、3月23日(日)によさの三四の森の会の方が企画されている整備活動にも参加予定です。
公園では地元の方が囲炉裏に火をくべてくださっており、お茶を飲みながらお話を聞かせていただきました。千年ツバキを初めて間近で見て、その迫力に圧倒されました。その後は山を降りて、加悦椿文化資料館の吉田館長様から案内をしていただきました。椿と山茶花の違いを教わり、冒険マップに掲載できたら面白そうだという話になりました。
電波の届かない森の中を、ゆっくりとおしゃべりしながら歩く時間はとても気持ちよく、与謝野町の自然ならではの体験です。地域内外の方にしっかりとPRできるように探究活動を進めていきます。お世話になりました方々、ありがとうございました!
2月20日(木)2年生就職ガイダンスで、社会福祉法人みねやま福祉会サポート部人事課の櫛田課長様と徳本様、京丹後特定地域づくり協同組合の川渕代表理事様から講話をいただきました。
冬休みにKayadani仕事体験(インターン)を経験し、いよいよ本格的に進路を決めていく時期に、企業がどのような人材を求めているのか、残りの高校生活ですべきことを学ぶためにガイダンスを行いました。
みねやま福祉会様からは、ワークショップ形式で「福祉とは何か」という問いかけや、施設利用者様の困りごとに対して自分ならどのように対応するかを考える時間を作っていただきました。そこでの学びを通じて、参加者の中で、福祉は誰にとっても関係があるものだという意識が芽生えました。
一次産業などの多様な業種を短期間ずつ経験できる働き方を新たに創っている京丹後特定地域づくり協同組合様からは、社会で働くためには経験や知識、技術など自分の引き出しを増やしていく気持ちが大切だというメッセージをいただきました。
企業の皆様、貴重な機会をありがとうございました。
2月18日(火)、2年生を対象に主権者教育の一環として模擬投票授業を実施しました。
与謝野町選挙管理委員会から講師を招き、選挙制度を講義いただいたのち、3名の候補者役の生徒が選挙公約に基づく演説を行い、模擬投票を行いました。
講義では、政治に参加する最も身近な方法が選挙であること、様々な方法で候補者の情報収集を行い投票することが大切であるということを学びました。
実際の選挙で使用する投票用紙や記載台を用いての模擬投票に、生徒は緊張した面持ちで臨みました。最後まで「誰に投票しようか」と迷う姿が印象的でした。候補者役の生徒の選挙公約を聞き、自らの意思で投票する経験を通じて、成人として有権者になる責任を実感したようです。
授業後には「誰かがしてくれると思わず、自分自身で選択することが大切だと感じた。」や「選挙の投票は、未来に向けた大切な1票なのだだと思った。」など前向きな声を聞くことができました。
2月7日(金)5・6限に2年生就職希望者によるKayadani仕事体験の報告会を実施しました。冬休み期間に地域事業者の方にお世話になって取り組んだインターンシップでの学びをレポートにして、6名の生徒が発表しました。お世話になった事業所から15名が参加してくださいました。
いさご農園様にお世話になった生徒は、「コミュニケーション能力が一番大事だと思った。高校生のうちから意識して高めたい。」と発表し、砂後様からは「即戦力として来てもらって力を発揮してくれた。」、他の事業者の方からも仕事をしていくうえでコミュニケーション能力は重要視しているとおっしゃっていました。
株式会社セレモニーまつだ様でお世話になった生徒は、「葬儀は一度きりのことだから、最期をおくるという責任感を持って仕事に取り組んだ。」と発表し、発表を観に来られていた松田様から「新しい社員を迎える気持ちで3日間を過ごしました。私たちが仕事で大切にしていることが伝わって良かったです。」というコメントをいただきました。
報告会には1年生全員が参加し、今後の進路実現に向けたヒントを得ていました。地域事業者の方からは、ぜひ来年もインターンの受け入れをしたいというお声をいただき、1年生の中には企業に興味を持った生徒もおりました。
生徒たちにとってKayadani仕事体験が、高校生活だけでは学べないこと、社会に出て働くとはどういうことなのかを自分なりに体験し、学ぶことができた貴重な機会だと改めて感じる時間となりました。お世話になりました事業者の皆様、協力いただきました与謝野町商工会様、与謝野町役場様、ありがとうございました!
1月24日(金)5・6限、小高英語交流事業として本校に加悦小学校5年生を招き、3年生英語特講受講者が英語で交流しました。
交流では、高校生が企画した3ヒントゲームや伝言ゲームなど5種類のゲームを通して交流しました。
最初はお互いに緊張した様子でしたが、徐々に笑顔があふれ、うまくコミュニケーションをとれるようになっていました。
高校生のアンケートでは、「準備期間は不安しかなかったけど、それ以上に小学生のみんなが全員楽しんでいたので私たちも楽しくなった。」小学生のアンケートでは、「英語はあまり得意じゃなかったけど、英語が得意になりました。高校までが楽しみになりました。高校生の方がとても親切でものすごく楽しかったです。」という声が聞かれました。
与謝野町教育委員会をはじめお世話になった皆様、ありがとうございました。
1月24日(金)の5・6時間目に2年生アスリートスポーツコース生徒が与謝の海支援学校へ行き、スポーツ交流会を行いました。
今回の交流会は与謝の海支援学校高等部のカルチャーの授業に参加する形で実施しました。種目は「卓球」「フットサル」「卓球バレー」の3つに分かれて活動しました。
卓球バレーは京都発祥のスポーツで加悦谷学舎の生徒は全員が初めての経験でしたが、声を掛け合いながら楽しんで活動しており、一緒に熱くなるスポーツでした。支援学校の先生から事前学習をしていただいたので、より深くスポーツやお互いのことを知った状態で実施できたと思います。
仲が深まったころに活動が終わり、名残惜しそうにしていました。今後も継続して交流していきたいです。
与謝の海支援学校の皆さん、交流会に協力していただきありがとうございました。また会える日を楽しみにしています!!
令和7年2月2日(日)に令和6年度京都フロンティア校研究成果発表会が京都建築大学校にて開催され、2年生総合的な探究の時間で「滝の千年ツバキ公園」の遊歩道をテーマに探究しているチームの生徒2名がプレゼンテーション発表を行いました。
6月に行ったフィールドワークで、よさの三四の森の会の方に案内いただいたり、与謝野町で活動されているエグcaféさんに相談をしたりしながら、千年ツバキ公園を盛り上げるための企画案をまとめた内容を発表しました。オリジナルキャラクターも考案し、PRに繋げていきたいという思いを熱弁しました。他校の参加高校生からたくさんの質問がありましたが、生徒たちは堂々と受け答えをしていました。
最後に講評の時間があり、分析・提言の適切さ100%という高評価、さらに「地域の人々が大切にしている椿への加悦谷学舎の生徒たちの熱い気持ちが伝わってきた」という嬉しいコメントもいただきました。
今後は、与謝野町役場や与謝野町観光協会の方とも協力しながら、千年椿のPRを進めていく予定です。今回の経験を活かして、より深い探究活動にしていきたいと思います。
1月31日(金)3年生9名が加悦中学校を訪問し、中学1年生の総合的な学習の時間「与謝野町の魅力動画制作」のアドバイスを行いました。
まず高校生から、3年間の総合的な探究の時間でそれぞれが取り組んだことを紹介し、中学生たちはメモを取りながら真剣に話を聞いていました。次に中学生8グループにそれぞれ高校生が入って、事前に中学生からもらっていた質問に答えたり、動画制作の方向性についての相談にのったりしました。大江山、丹後ちりめん、農業など幅広いテーマに対して、生徒たちは事前に下調べを行って、中学生と一緒になってアイデアを考えていました。
最後に中学生から、「自分たちの質問に丁寧に答えてもらい嬉しかった」「これから頑張って動画を作って色んな人に観てもらいたい」という感想を伝えていただきました。
総合的な探究の時間で地域探究に取り組んできた生徒たちだからこそ、伝えられる内容がたくさんあったと感じる交流の時間でした。動画の完成が楽しみです。加悦中学校1年生の皆様、ありがとうございました!