10月30日(水) 5,6限に2年生の総合的な探究の時間「中間発表」を行いました。2年生は年度当初に興味・関心のあるテーマを自ら設定し、グループに分かれて探究しています。中間発表では、選んだテーマの内容や1学期のフィールドワークなどの経過報告と、今後どのようなプロジェクトを行っていきたいかを発表しました。
外部アドバイザーとして、福知山公立大学杉岡准教授や加悦谷高校卒業生である大学4回生の小谷様、与謝野町役場の方々や地域事業者の方など10名以上にお越しいただき、プロジェクトに関する質問や今後の方向性や地域連携についてアドバイスをいただきました。生徒たちは、資料を活用しながら堂々とプレゼンテーションを行っていました。
全体講評では、杉岡准教授から「ホンモノに触れた経験が探究の深みを増す。フィールドワークに出かけて体験できているグループが多く良かった。」というお話をいただいたと同時に、数値データも取り入れ説得力を増していくべきだと御指導いただきました。
探究活動に御協力いただいている地域の方々、発表を聞いてくださった方々、ありがとうございました。今回学んだことを活かして探究活動をさらに深めていきます。
10月29日(火)5,6限、1年生の総合的な探究の時間にフィールドワークを行いました。
1年生は、1学期には「自分探究」に取り組むことで自分の興味関心に気づき、2学期からは「地域探究」として与謝野町を知る・深める活動を行っています。与謝野町をクエストする=「ヨサクエ」と題して、6つのテーマに分かれて取材記事を作成していきます。この日は2時間連続の授業を活用して、テーマに沿った地域の方にインタビューや現地での体験をさせていただきました。
「織物・ファッション」グループは、PARANOMAD様のアトリエ「MADO」へ行き、オリジナルの生地が生まれるストーリーを聞かせていただきました。「自然・農業」グループは、滝の千年ツバキ公園の古道を歩いたあと、エグcafé様にお世話になって薪と羽釜で飯盒炊爨を体験。「食文化」グループは、静庵様でベトナム料理や丹後地域の食材の魅力についてお話を聞きました。「起業・ビジネス」グループは、与謝野駅前のあそびのワッフル様やローカルフラッグ様のプロジェクトを案内していただき、「コミュニティ・子育て」グループはsatoyamaにこちゃん様で活動を紹介していただきながら誰もがのんびりほっこりできる居場所の価値や高校生にできることを考えてディスカッションしました。「まちづくり・行政」グループは、与謝野町役場総務課様にお世話になり、与謝野町のまち全体を知るべく職員の方にインタビューをしたほか、丹菱様で織物の現場を見たり、植田建築様でカンナ削り体験をさせていただいたりしました。
生徒たちは、与謝野町に毎日通っていても、意外と地域には知らない場所や人がいることを体感し、地域への興味がわいてきたように感じました。
御協力いただきました皆さま、ありがとうございました!教えていただいたことを活かして、さまざまな角度から、自分たちの興味関心と地域をかけ合わせて、探究活動を進めていきます。
10月24日(木)放課後活用の時間に、第二回のKayadani仕事図鑑を行いました。Kayadani仕事図鑑とは、「自信を持って進路を選ぶ」をコンセプトに、様々な業界で働く地域の仕事人たちとその業界に興味のある高校生との対話型交流会です。
第二回のゲストは、
・【製造・事務】富士ウェルテック株式会社 小牧様、森垣様、小藪様
・【医療・スポーツ】よしおかクリニック スポーツ理学療法士 佐々木様
・【メディア】FMたんご 局長代理 阿辻様
の5名にお越しいただきました。
富士ウェルテック様は、お仕事の内容だけではなく、学生と社会人の違いを伝えていただきました。本校卒業生も来ていただき、高校生活で熱中していたことを仕事の現場でも活かして頑張っている姿を見せてくれました。
よしおかクリニック様は、実際に体を動かすことで新たな気付きが生まれるようなワークショップをしていただいたり、理学療法士として患者さんに行うことを実演で見せていただいたりしました。
FMたんご様には、将来メディア関係に進むには、どのようなルートをたどるのかについてや高校生活で取り組むべきことなどについてアドバイスをいただきました。
参加した生徒からは、「理学療法士は技術や知識をたくさん持つだけでなく、対人スキルも必要な仕事だと知った」「業界のことをたくさん調べたり、ラジオをやってみたり、高校生のうちにできることはできるだけやってみようと思った」などの感想がありました。
富士ウェルテック様、よしおかクリニック様、FMたんご様、この度は生徒たちにたくさんのことを伝えてくださりありがとうございました!
10月29日(火)、アベリスツイスの高校生が加悦谷学舎を訪問しました。アベリスツイスとの交流は与謝野町の国際交流事業の一環で、平成4年から高校生の相互訪問交流が始まり、今回で14回目の受け入れとなります。
今回の訪問では、アベリスツイスの高校生5名、アベリスツイス町長ほか2名、与謝野町アベリスツイス友好協会と与謝野町職員の方にも御来校いただきました。
朝は生徒たちがウェルカムボードを持って歓迎し、昼休みには一緒にランチを食べながら交流を深めました。
また、午前中に授業に参加してもらい、折り紙などの日本の遊びを生徒たちが英語で説明しながら教えたり、着付けの先生にきものを着せていただいたりしました。英語の授業では、お互いの国のおすすめの場所や良いところや悪いところなど自分の意見を伝え合いました。また、放課後には茶道部で呈茶を体験し、生徒たちと交流しながら日本文化に触れていただきました。どちらの高校生にとっても貴重な体験になったと思います。来年度は加悦谷学舎の生徒がアベリスツイスへ訪問する予定です。
10月27日(日)、加悦谷学舎オープンスクールを実施し、多くの中学生・保護者の皆様に御参加いただきました。当日は、加悦谷学舎の特色や入学者選抜等についての説明と授業参観、部活動見学等を通して加悦谷学舎の普段の様子を見ていただきました。高校生たちがどのような勉強をしている様子や、クラスの雰囲気など御自身の高校生活の参考にしていただけたと思います。中学生の皆さんが来年度宮津天橋高校生として入学されることを心待ちにしています。
今後は、11月~12月は個別相談会を実施します。詳細は中学校を通じて御案内しているチラシを御覧いただき、Formsにてお申し込みください。
10月23日(水)3~4限にアスリートスポーツコースの3年生が、市場小学校5年生の皆さんとスポーツ交流を行いました。今年度初のスポーツ交流でしたが、種目の内容や当日の進行など全て高校生が準備し、スムーズに行うことができました。
全員でランニングやダッシュ系のトレーニングをしたのち、3つのチームに分かれて「ダッシュトレーニング」「ラダートレーニング」「ボールトレーニング」を行いました。小学生たちは、初めての種目にわくわくしながら、高校生のお手本に歓声をあげたり拍手をしたりしながら、楽しそうに取り組んでくれました。その後は、全員で輪になって柔軟体操を行いました。
最後には、アスリートスポーツコース生が部活動で行っていた競技のパフォーマンスを行いました。陸上競技のハードル、棒高跳び、サッカー、バスケットボール、ソフトテニス、ウエイトリフティングなど、多様な種目を見てもらうことができ、小学生たちの様々なスポーツへの興味に繋がれば嬉しいです。
市場小学校での取り組みは今年度が初めてで、新たなご縁ができました。参加小学生からは、「高校生のパフォーマンスがすごくて、いつか自分もできるようになりたい」「家や小学校でもできるトレーニングを知られて良かった」「体育は好きじゃなかったけれど、みんなでスポーツするのは楽しいと思った」などの感想をいただきました。最後はバスが見えなくなるまで手を振って見送っていただき、お互いにとって良い経験となった交流会でした。
10月18日(金)、2年生を対象に宮津警察署生活安全課から林大樹様、京都府警察本部生活安全部から山下真貴子様に御来校いただき、性に関する教育講演会「性被害防止教室」を実施しました。
性暴力被害とその防止法について事例を紹介していただいたり、様々な性犯罪に関する刑法やデートDVなどについて詳しく学ぶことができ、自分自身を守る方法や日々の生活安全に努める意識を高めることができました。
これまでの約1年半、大槻菓舗様の御協力のもと、地域の特産品を作ろうと与謝野町の食べる桜を使った「桜ロールケーキ」開発に3年生「総合的な探究の時間」のチームが取り組んできました。生徒たちは、春には合同会社「京都よさの百商一気」様と与謝野町観光協会様の「桜葉摘み体験」に参加させていただいたり、調理室で試作を繰り返したり、パッケージやPOP制作を行ったり、さまざまな体験をさせていただきました。
「桜ロールケーキ」は、大槻菓舗様が製造され、大槻菓舗様の店舗とよさの野菜の駅の2ヶ所で、10月いっぱいの販売を予定しています。食べる桜の葉を生地に練りこみ、桜風味のバタークリームと桜餡をふんわり巻き込んだロールケーキです。
食べていただいた方に行っているアンケートでは、「見た目が可愛いかった。」「生クリームではなくバタークリームの食感がサクッと新しい。」「食べる桜のことを知らなかったので、地域の特産物を高校生の皆さんに教えていただいたことに感動した。」などの声をいただいています。
また、10月5日(土)には、よさの野菜の駅に生徒たちが訪れ、販売活動も行わせていただきました!お客様に話しかけるのは、なかなか勇気がいることでしたが、自分たちが考えた商品の魅力を直接伝えることで商品を購入していただけたり、食べる桜や探究活動に興味を持っていただけたり、生徒たちにとっても自信につながる経験となりました。
御協力いただいている大槻菓舗様、よさの野菜の駅様、ありがとうございます!引き続き、11月の最終発表に向けて、探究活動を続けていきます。
9月26日(木)Mana-T(放課後活用)の時間に、今年度第一回のKayadani仕事図鑑を行いました。Kayadani仕事図鑑とは、本学舎のキャリア教育の一貫で「自信を持って進路を選ぶ」をコンセプトに、様々な業界で働く地域の仕事人たちとその業界に興味のある高校生との対話型交流会です。インターネットや本からでは得られない話を聴き、働くリアルを知ることで、自分の将来について考える機会としています。
第一回のゲストは、
・【保育】つばきこども園 副園長 加畑志保 様
・【医療・福祉】社会福祉法人北星会 本部事業課長 松村博志 様
・【国際関係】京丹後市国際交流協会Kia 国際交流委員 ジェシカ・イエ 様
の3名にお越しいただきました。
お仕事の内容をプレゼンテーション形式で教えていただく分野もあれば、1時間ずっと生徒たちが質問をし続ける分野もあり、生徒たちが主体となって交流会を進めていました。
参加した生徒からは、「国際関係の仕事がしたいと思うので、これからたくさん経験を積んで夢をかなえたい。」「保育士は、子供と関わる時間もあるが事務作業がたくさんあることにびっくりした。子供の成長を間近で見ることができたり、たくさんの時間子供と触れ合うことができたりして、改めて素晴らしい仕事だなと思った。」などの感想がありました。
加畑様、松村様、ジェシカ様、生徒たちにたくさんのことを伝えてくださりありがとうございました!
9月24日(火)の1年生の総合的な探究の時間において、「良い問いとは何か」について、福知山公立大学の杉岡秀紀准教授から御講義いただきました。
杉岡先生からは、発想の転換ができるような頭の体操クイズを出していただいたのち、
・なぜ探究が必要なのか
・「問い」の意味や価値
・自分自身がワクワクすることの大切さ
など、今後の探究活動の軸にしてほしいポイントをお話いただきました。
これから1年生は、2,3学期で「地域探究」を進めていきます。与謝野町について、6つの視点でフィールドワークやインタビューを行い、取材記事を作成する予定です。そのためのヒントをたくさんいただいた時間となりました。
杉岡先生、今後の学びに繋がる貴重な御講義をありがとうございました!