加悦谷学舎

 11月19日(火)3,4限に、欧風ダイニング クッチーニの岩西拓男様と岩西裕子様を講師にお招きして、調理実習を行いました。地域の食文化をテーマに、宮津産のイカと与謝野や丹後地域産の聖護院かぶや春菊、キャベツなどを使って、「かぶのポタージュ」と「イカといろどり野菜アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」を作りました。

 岩西様は、料理方法は好みだとおっしゃっていながらも、プロならではの技術や手法を教えてくださいました。かぶのポタージュに使用した野菜とチキンのブイヨンは、お店で使った野菜の軸や端の部分や、卵を産んだ親鳥を使ってお店で作られたもので、野菜も自家製や地元のものにこだわって調理をされているというお話を聞かせてくださいました。

 生徒たちは、初めての作業に戸惑いながらもイカを手で捌き、いい香りにお腹を空かせながら調理を楽しみました。「イカを捌くのは初めてだったが、一人でできて達成感があった。」「野菜の芯などを今までは捨てていたけれど、ブイヨンにしてみようと思った。」「飲食系の進路に進むので、この経験を活かして、お客さまを笑顔にできるように頑張りたい。」などの感想がきかれました。

 岩西様、素晴らしい技術と料理を楽しむ姿勢、食べものを大事にする心を教えていただき、ありがとうございました。

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 1114日(木)5,6限に、総合的な探究の時間の3年生最終発表を行いました。3年生は約1年半の期間「地域との協働プロジェクト」として、地域の魅力や課題を見つけ、自分たちの興味関心と掛け合わせた企画を実行するプロジェクトを行ってきました。

 19チームすべてが、地域の方々と何かしら関わり、プロジェクトを実行することができました。3月末に行った廃校活用イベント「COMECOME与謝野」や、5月に加悦谷学舎で行った「かやだにまつり」、8月に参加させていただいた「ヤマ―ソニック」、他にも地元食材を使った商品開発や販売、防災やゴミ、空き家問題など地域課題に関するもの、子育てや教育など多岐にわたるテーマで、それぞれの探究活動を行ってきました。全体を通して、自身の学びや将来の展望に触れるものがあるとともに、後輩にぜひ繋いでいきたいという思いも強く見られました。実際に同じテーマで探究している2年生もあるため、地域探究の文化を積み上げていきたいと思います。

 お世話になりました地域の皆さま、全体講評をいただきました福知山公立大学の杉岡准教授、京都橘高校の長谷川コーディネーター、外部ゲストの皆さま、ありがとうございました!

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 1111日(月)に保育基礎の授業で、2年生が岩滝子育て支援センターを訪問し、見学とインタビューを行いました。特定非営利活動法人まるっと丹育の矢谷代表から、活動目的や施設の案内をしていただきました。この授業は、与謝野地域での子育てを支える福祉や社会的支援について知り、子どもの発達における地域や社会の果たす役割を知ることを目的としています。

 子どもたちの年齢に合わせて楽しく過ごせる仕組みや、敷地内でのお野菜の栽培、たくさんの絵本が並んだ部屋など、生徒たちは素敵な場所だなと感じながら見学をさせていただきました。また、矢谷様からは子育て支援センターに来られる親御さんの悩みや、ここでの出会いによって豊かな子育てに繋がっていくということ、人と人とのつながりを大切にされていることを教えていただきました。

 岩滝子育て支援センターは、どこに住んでいる人でも利用できるため、参加した生徒からは「将来子どもが生まれたら、地元に住んでいなかったとしても、帰省のタイミングなどで利用したい。」という声が聞かれました。

 矢谷様、スタッフの皆様、お忙しいところお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

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 10月31日()、与謝野町長の山添藤真様をお招きして、生徒と町長による町長対話授業を開催しました。
 町長対話授業は15年近くにわたって実施している取組で、取組当初は町主導で行われていましたが、近年は生徒主導で行っています。今年度は、「与謝野町高校魅力化ビジョン」更新に伴い、7月から生徒会有志6名が集まり、生徒目線の「高校と地域との繋がり」について、対話を重ねてきました。

 生徒会と町政では、「自治」という共通項があるのではないかと捉え、その軸に沿った対話テーマを考えていきました。さらに、町長とフラットに対話できるような空気感を作るために例年の雰囲気よりもラフにしたいという思いから、「ティーパーティー」をコンセプトに定め、家庭科や養護の先生の協力のもとで会場装飾を行ったり、町長への招待状を作成したりしました。

 当日、なんと町長は顔にペイントを施したハロウィン仕様で登場。生徒たちからは歓声があがり、一気に場があたたまりました。それぞれ持ち寄ったお菓子の紹介をしながらチェックインをして、本題へ。

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 進路選択を目前にしている3年生からは、

・町長になろうと思ったきっかけ

・海外留学の経験が今にどう活きているか

などの質問がありました。

 総合的な探究の時間で、地域探究を始めている2年生からは

・若者が行くことができるお店や場所が今後できる可能性はあるか

・高校の魅力がもっと地域に伝わるにはどうしたらいいか

などの問いがあり、町長からは「まずは、高校生自身が町を歩いてみて知ることが大切なのではないか。」という提案をいただきました。

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 最後には、町長、生徒、参加教員など全員がそれぞれの考える「リーダーシップ」について話す場面もあり、まさに深い対話の時間となりました。3年生は今後の進路に、2年生は残りの学校生活に活かしていきたいと思います。

 山添町長、ありがとうございました!




 

 11月6日(水)3~4限にアスリートスポーツコースの3年生が、三河内小学校5,6年生の皆さんとスポーツ交流を本校体育館で行いました。

 全員でランニングやストレッチ、ダッシュ系のトレーニングをしたのち、3つのチームに分かれて「ダッシュトレーニング」「ラダートレーニング」「ボールトレーニング」を行いました。担任の先生も一緒に混ざり、小学生たちはとても楽しそうに活動していました。

 最後には、アスリートスポーツ生が部活動で行っていた競技のパフォーマンスを行いました。陸上競技の棒高跳び、サッカー、バスケットボール、ソフトテニス、ウエイトリフティングなど、中学校での部活動に繋がるような機会になったのではないかと思います。

 参加した小学生からは、「習いごとで取り組んでいるスポーツに活かすことができるトレーニングだった。」などの感想をいただきました。三河内小学校の皆さん、ありがとうございました!

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 11月11日(月)、防災訓練を行いました。休み時間に非常に大きな揺れの地震が発生したという想定で、どのように身を守るのか、どうやって避難するのか、自分で考えて行動できるよう生徒には事前告知なしで訓練を行いました。

 避難完了後、消防署員から「避難は迅速で態度もとても良かった。」と講評をいただくとともに、消火器の使い方についても実演いただきました。

 いつどんな災害が起こるか分からないので、今回の訓練が生徒のみなさんの防火・防災に対する意識を高め、災害に備える機会になることを願っています。

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 1018日(金)の午前、1年生全員を対象に俳句教室を行いました。バスに乗って、一字観公園(大内峠)へ行き、生徒それぞれ短冊と筆ペンを持って句作をしました。横一文字の天橋立が見える美しい風景を見ながら、秋の風を感じつつ、思い思いに句を作り、作った俳句を与謝野町教育員会の竹下浩二先生に講評していただきました。生徒たちは他の生徒の俳句を鑑賞し、俳句の面白さに改めて気付かされたようでした。

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 1030() 5,6限に2年生の総合的な探究の時間「中間発表」を行いました。2年生は年度当初に興味・関心のあるテーマを自ら設定し、グループに分かれて探究しています。中間発表では、選んだテーマの内容や1学期のフィールドワークなどの経過報告と、今後どのようなプロジェクトを行っていきたいかを発表しました。

 外部アドバイザーとして、福知山公立大学杉岡准教授や加悦谷高校卒業生である大学4回生の小谷様、与謝野町役場の方々や地域事業者の方など10名以上にお越しいただき、プロジェクトに関する質問や今後の方向性や地域連携についてアドバイスをいただきました。生徒たちは、資料を活用しながら堂々とプレゼンテーションを行っていました。

 全体講評では、杉岡准教授から「ホンモノに触れた経験が探究の深みを増す。フィールドワークに出かけて体験できているグループが多く良かった。」というお話をいただいたと同時に、数値データも取り入れ説得力を増していくべきだと御指導いただきました。

 探究活動に御協力いただいている地域の方々、発表を聞いてくださった方々、ありがとうございました。今回学んだことを活かして探究活動をさらに深めていきます。

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 1029日(火)5,6限、1年生の総合的な探究の時間にフィールドワークを行いました。

 1年生は、1学期には「自分探究」に取り組むことで自分の興味関心に気づき、2学期からは「地域探究」として与謝野町を知る・深める活動を行っています。与謝野町をクエストする=「ヨサクエ」と題して、6つのテーマに分かれて取材記事を作成していきます。この日は2時間連続の授業を活用して、テーマに沿った地域の方にインタビューや現地での体験をさせていただきました。

 「織物・ファッション」グループは、PARANOMAD様のアトリエ「MADO」へ行き、オリジナルの生地が生まれるストーリーを聞かせていただきました。「自然・農業」グループは、滝の千年ツバキ公園の古道を歩いたあと、エグcafé様にお世話になって薪と羽釜で飯盒炊爨を体験。「食文化」グループは、静庵様でベトナム料理や丹後地域の食材の魅力についてお話を聞きました。「起業・ビジネス」グループは、与謝野駅前のあそびのワッフル様やローカルフラッグ様のプロジェクトを案内していただき、「コミュニティ・子育て」グループはsatoyamaにこちゃん様で活動を紹介していただきながら誰もがのんびりほっこりできる居場所の価値や高校生にできることを考えてディスカッションしました。「まちづくり・行政」グループは、与謝野町役場総務課様にお世話になり、与謝野町のまち全体を知るべく職員の方にインタビューをしたほか、丹菱様で織物の現場を見たり、植田建築様でカンナ削り体験をさせていただいたりしました。

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 生徒たちは、与謝野町に毎日通っていても、意外と地域には知らない場所や人がいることを体感し、地域への興味がわいてきたように感じました。

 御協力いただきました皆さま、ありがとうございました!教えていただいたことを活かして、さまざまな角度から、自分たちの興味関心と地域をかけ合わせて、探究活動を進めていきます。

 

 1024日(木)放課後活用の時間に、第二回のKayadani仕事図鑑を行いました。Kayadani仕事図鑑とは、「自信を持って進路を選ぶ」をコンセプトに、様々な業界で働く地域の仕事人たちとその業界に興味のある高校生との対話型交流会です。

 

 第二回のゲストは、

・【製造・事務】富士ウェルテック株式会社 小牧様、森垣様、小藪様

・【医療・スポーツ】よしおかクリニック スポーツ理学療法士 佐々木様

・【メディア】FMたんご 局長代理 阿辻様

の5名にお越しいただきました。

 

 富士ウェルテック様は、お仕事の内容だけではなく、学生と社会人の違いを伝えていただきました。本校卒業生も来ていただき、高校生活で熱中していたことを仕事の現場でも活かして頑張っている姿を見せてくれました。

 よしおかクリニック様は、実際に体を動かすことで新たな気付きが生まれるようなワークショップをしていただいたり、理学療法士として患者さんに行うことを実演で見せていただいたりしました。

 FMたんご様には、将来メディア関係に進むには、どのようなルートをたどるのかについてや高校生活で取り組むべきことなどについてアドバイスをいただきました。

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 参加した生徒からは、「理学療法士は技術や知識をたくさん持つだけでなく、対人スキルも必要な仕事だと知った」「業界のことをたくさん調べたり、ラジオをやってみたり、高校生のうちにできることはできるだけやってみようと思った」などの感想がありました。

 富士ウェルテック様、よしおかクリニック様、FMたんご様、この度は生徒たちにたくさんのことを伝えてくださりありがとうございました!












 

 
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