12月7日(木)
本校では毎年この時期に2年生を対象に志望理由書の書き方について講演会を実施しています。今年度も学研の岡田先生においでいただきました。志望理由書の書き方の定型の説明に始まり、志望理由書を書くことは将来を考えることに繋がることや自分と向き合う作業でもあることなどをお話しいただきました。
そして、大学研究をしっかりと行い、その大学で行われている研究が学びたい内容とマッチングしているかを調べることや大学での学びを将来にどう活かすか、社会と自分がどうつながるのかという視点を持つことの大切さを教えていただきました。
生徒もお話しを聞きながら、メモを取ったり魅力的な志望理由書のポイントについて考察したりしていました。
3年生0学期といわれる2年生の冬です。準備をしっかりとして自分の将来に向かって邁進してください。
2年「総合的な探究の時間」の時間に京都先端技術大学より山本淳子先生にお出でいただき、「源氏物語はどこがおもしろいのか」と題した講演をしていただきました。
「源氏物語」には、洛中のみならず、洛外とされた嵯峨・嵐山地域も舞台になっています。
先生はその中でも『松風』の一節「 (光源氏が)造らせたまふ御堂は、大覚寺の南にあたりて、 滝殿の心ばへなど、劣らずおもしろき寺なり。」を取り上げて、本校と物語の浅からぬ繋がりを指摘されました。その後、生徒は「源氏物語」に登場する女性たちをチャート化した「あなたはどの女君?」に取り組み、作品に描かれた女性たちとの共通項を見いだして楽しんでいました。
山本先生は登場する一人ひとりの女性を紹介しながら、平安時代の人と現代の人の変わらない生き方について言及され、物語が今なお共感をもって受け入れられる理由であることを説明されました。
「総合的な探究の時間」では、嵯峨・嵐山の昔~現在について学んでいます。生徒の皆さんには、観光地としてのみならず、文化・文学の舞台にもなってきたこの地で学ぶことの意義を味わって欲しいと思います。