今日、教務主任の酒井先生が、厚生労働省製作のDVD及びプレゼンテーションソフトを活用し、第6学年1組、2組で「薬物乱用防止教室」の授業を行いました。
子どもたちは、授業のはじめに、「薬物乱用」について考えました。子どもたちからは、「自分勝手に使う」「薬を危険なように使う」「危険な薬を使う」などの意見が出ました。
これらの意見が出た後、以下の2つのことをめあてに、DVDとプレゼンテーションソフトを使って学習を進めました。
【めあて】
1 正確な知識(薬物乱用について)を持とう。
2 断り方(薬物を進められたときの)を学ぼう。
学習のめあてを確認する子どもたち DVDとプレゼンテーションソフトで学習した主な内容は以下のとおりです。
◆正常な脳の働き
・物を「色」「表面の状態」「匂い」など様々な情報を瞬時に統合して認識すること
をはじめ、「記憶」「考える」「予測する」「笑うなどの感情」など様々な働きをし
ていること
◆「薬物」を1回でも使用すると、「乱用」になること
◆「薬物」の種類:覚醒剤、大麻、・・・など

イチゴを脳がどう認識するかを学ぶ子どもたち 薬物「覚醒剤」について聞いたことがある
子どもたち(挙手) ◆「薬物」を使用すると、脳が正常に働かず、以下のようなことが起こること
・「幻覚」:「過去」(ミミズを見た記憶)と「現実」(手を見ている)の区別がつかな
い。→手に多くのミミズがまとわりついて見える。
・「妄想」:誰かが落とし入れようとしている。監視されている。
「幻覚」「妄想」の説明を聞く子どもたち ◆「薬物」乱用は、自分を傷つけるだけでなく、家族を悲しめたり、友達を傷つけてい
しまう。
◆「薬物」を勧められたらどうしたらよいのか?
もし、進める人が「先輩」など断りにくい人であったら・・? 断りにくい。
・自分のことを本当に大切に思っている人かどうかを考える。
※進める人:自分のことを大切に思っている人ではない。お金が目当てである。
→興味がないことを伝えたり、1回だけでも禁止されていることを伝えたりして、
「ハッキリ」「キッパリ」断る。できるだけ早くその場を離れる。信頼できる人
に相談する。「精神保健福祉センター」「こころの健康センター」「24時間子ど
もSOSダイヤル」「チャイルドライン」等の専門機関への電話相談。

「薬物」を進められたときどうしたらよいか 誰に相談したらよいか説明を聞く子どもたち
説明を聞く子どもたち 以上のようなことを学んだ後、今日の学習のめあてに沿ったまとめを行い、感想を交流して授業を終えました。
今日の「薬物乱用防止教室」は、子どもたちの「健康、命を脅かす」「幸せな将来を壊す」「大切な人を悲しませる」などのことが無いようにするための大切な学習でした。
ご家庭でも、「薬物乱用防止」について話題にしていただければ幸いです。