加悦谷学舎

 11月14日(月)、防災訓練を行いました。

 今回の防災訓練は、事前連絡なしの抜き打ちで行いましたが、生徒たちは慌てず速やかに避難行動を取ることができました。

 避難が完了した後、宮津与謝消防署加悦谷分署消防士の方からは、訓練は良好であったが95年前の丹後大震災を忘れずに、今後に臨んでほしいと講評をいただきました。

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 11月11日(金)、1年生を対象にLGBTの性教育講演会を行いました。講師にNPO法人QWRC 近藤由香様をお招きし、「性的マイノリティに学ぶ」をテーマにお話いただきました。

 生物学的な性と社会的な性について学び、自分や他者を大切にすること、偏見のない言動や、自分たちの生き方を考えるきっかけになりました。また、性的マイノリティの人たちへの社会的な関心が高まってきている中、その理解がなかなか進んでいないという現状も知ることができ、自分たちに何ができるかを考えるきっかけになりました。

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~講演後の感想より~

 「差別をする人は、普通という概念にとらわれてしまっているのだと思う。LGBTの方たちが生きやすい世界にしていくには、私たちが変わっていく必要があると感じた。」「自分の当たり前を人に押し付けることがないよう気を付けていきたい。」「誰もが生きやすい生活を送るためには、一人一人の認識や理解が大切だと思った。」

 

 3年生選択科目フードデザインでは、地元の食材を使ったカップケーキのレシピ開発に取り組みました。一人一人がこだわりの食材を探す中で、京都府北部の豊かな産物を知るきっかけとなり、それを活かしたカップケーキを作ることに奮闘しました。食材入手も各自が行い、美味しく安全な料理を提供する側として、責任をもって試作しました。この取組は、「京都府食のみらい宣言」の活動の一つとして行い、地産地消の意識を高めるきっかけとなりました。

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 保健委員会で、「不要になった保冷剤で消臭剤をつくる」SDGsの取組をしました。

 保冷剤の主成分は「水」であり、残りの成分は水を固める性質を持つ「高吸水性ポリマー」で構成されています。水を保持した高吸水性ポリマーの消臭効果を期待し、各トイレに設置できるよう消臭剤作りをしました。不要になった瓶に、保冷剤のゼリーを流し込み、ビー玉などの小物をアレンジし、それぞれ個性のある消臭剤ができ上がりました。

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 10月21日(金)、2年生を対象に宮津警察署生活安全課から吉田卓司様、少年サポートセンター北部センターから岩崎ゆかり様に御来校いただき、御講演をいただきました。特に性被害に遭うのは女子だけではないことや、SNSでの情報拡散の恐ろしさなど、実際の事例を挙げてお話しいただき、生徒たちも自分のことに置き換えて理解できていたようです。また、宮津警察署管内における違法薬物使用にかかわる事例もお話しいただき、身近に危険が迫っていることについても驚きを持って理解していました。

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 加悦谷学舎では、様々な進路目標を持った生徒一人ひとりに寄り添った進路指導を行っています。
 9月からスタートした就職採用試験では、地元、中丹、府内の希望企業から内定をいただいています。

内定先一覧(10月31日現在)
 企業名        業種 地域
 タンゴ技研      製造 地元
 京セラ綾部工場    製造 中丹
 京都薬品工業     製造 中丹
 日東薬品工業     製造 中丹
 ケンコーマヨネーズ  製造 中丹
 日東精工       製造 中丹
 ダイハツ工業(3名) 製造 府内
 サンコール      製造 府内
 あわしま堂      製造 府内
 富士高分子      製造 府内

 なお、日東精工様の内定者は、「日東精工次世代若手技術者養成プログラム」に選ばれ、給与を補償されながら、学費全額免除のうえで舞鶴市の「近畿職業能力開発大学校京都校(京都職業能力開発短期大学校)」へ技術力向上のため2年間通学させていただけることとなりました。
 加悦谷学舎での学びが、将来の可能性を広げていきます。

 

 11月1日(火)、1年生「総合的な探究の時間」で、地域をより深く知るために与謝野町役場職員17名に来校いただき、生徒がインタビューする時間を設けました。

 加悦谷学舎の総探のテーマは「地域へ恩返し(貢献)する」

 1年次では、自分たちがどの分野や業種、地域へ貢献したいか、自分の興味、関心がどこに向いているのかを探ります。そのヒントとして、与謝野町総合計画を用いており、インターネットや本からでは収集できない生きた情報を得るために各分野の業務を担当しておられる役場職員の方々にお越しいただきました。

 事前に質問を考えてはいながらも、慣れない状況に少し緊張した様子でしたが、職員の方々がリードしてくださったおかげもあり、知らなかった情報を得る機会となっていました。

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 与謝野町役場職員の皆様、業務があるにもかかわらずお越しいただき、生徒たちの質問にも丁寧に御対応いただきありがとうございました!

 

 10月28日(金)、2年生は「総合的な探究の時間」(以下、総探)の中間発表会を実施しました。

 加悦谷学舎の総探のテーマは「地域への恩返し(貢献)」

 3年かけてプロジェクトを立ち上げて実施していきます。今回の中間発表では、自分たちのプロジェクトでは誰に恩返し(貢献)していきたいか、を決めるまでのプロセスを発表しました。

 講評には、

 福知山公立大学 地域経営学部 准教授 杉岡 秀紀 様、2回生(杉岡ゼミ生)で加悦谷高等学校卒業生 小谷 優衣 様

 与謝野町役場 子育て応援課 参事 浪江 昭人 様

 与謝野町観光協会 事務局長 中野 和文 様

 与謝野町教育委員会 社会教育課 係長 井﨑 洋之 様

 与謝野町役場 商工振興課 係長 井上 公章 様

 与謝野町役場 農林課 主査 細見 将吾 様

 の7名にお越しいただき、各グループの発表を御覧いただき、それぞれのチームに対して御講評いただきました。

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 中間発表を行うことで自分たちの取組を理解してもらうためには何をどのように伝えたらいいか、自分たちに足りないことは何か、これから先必要なことは何か、などに気付く時間となりました。

 杉岡准教授、小谷様、浪江様、中野様、井﨑様、井上様そして細見様、この度は御来校ならびに御講評誠にありがとうございました!

 

 10月27日(木)、今年度第2回のKayadani仕事図鑑を実施しました。

 今回は、

 【医療】京都府立医科大学附属北部医療センター 理学療法士 石田 貴恵 様、作業療法士 角 美夏子 様

 【消防】宮津与謝消防署 上田 浩司 様

 【デザイン】京近淳デザイン事務所 京近 淳 様

 の3分野、4名の方にお越しいただきました。

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 それぞれの講師に対して、生徒たちは仕事に関すること、資格の取得方法やどのようにその仕事に就いたか、など様々な質問をしていました。

 上田様には、防火服一式をお持ちいただいて、実際に着用もさせていただきました。

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 どの分野に参加した生徒も充実感に満ちた顔をしており、

 「今のうちに身につけておくべき力が何か分かった。また、高校ではとにかく部活とかに真剣に取り組むことが大事ということを教えてくださった。」

 「自分で調べるだけではわからなかったことを知ることができた。」

 「一つの選択肢として入っていた仕事だったが、自分の中で少し違うなという決断ができた。」

 「進路の方向性を固めることができた。」

 など、各自が進路や普段の生活で必要なことが何かを得ることができたようでした。


 石田様、角様、上田様そして京近様、お越しくださりありがとうございました!

 

 10月19日(水)・21日(金)、1年生「家庭基礎」の授業において、NPO法人まるっと丹育の皆様に御協力をいただき「赤ちゃんふれあい体験授業」を実施しました。

 当日は、それぞれ12組前後の地域のお母さんやお父さんと赤ちゃんが来校してくださいました。

 本物の赤ちゃんを目の前に、その可愛さに癒されつつ、最初はお互い様子見。どのように接したら赤ちゃんたちは喜んでくれるのか、泣かないのか、泣いたらどうやってあやしたらいいのか、分からないことにたくさんぶつかりながらも、まるっと丹育のスタッフの方々にフォローいただき、お母さんや赤ちゃんたちと楽しく交流をしました。

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 赤ちゃんとふれあう交流するだけでなく、お母さんたちから赤ちゃんがお腹にいる時のエコー写真を見せてもらったり、妊婦さんの時や出産時の体験、育児に対するリアルな話などたくさん聞かせてもらいました。

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 授業をとおして、生徒たちの感想には、

 「普段小さいお子さんとふれあう機会はあまりないので、貴重な体験ができた」、「始めは不安だったけど、小さい子の笑っている姿や楽しそうに遊んでいる姿を見て今日の実習ができて良かったと思った」、「エコー写真や産まれたときから今までの写真など見せていただき成長の早さとお母さん方の愛情を感じられた」、「お母さん方ともお話をさせていただいて、初めて知ることがたくさんあり、とても勉強になった」

 などがあり、普段なかなか触れ合えない赤ちゃんやお母さんたちとの交流から、多くのことを学び取っていました。


 来校してくださったお母さん、赤ちゃん、そして、協力してくださったまるっと丹育の皆様、この度は貴重な機会をいただきありがとうございました!

 
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