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宇治田原小学校NEWS >> 記事詳細

2021/11/19

第6学年「子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業」

Tweet ThisSend to Facebook | by 宇治田原町立宇治田原小学校サイト管理者
 京都府教育委員会の施策「子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業」により、京都大学名誉教授 
大野 照文 様をお招きして、以下の概要で探究学習を行いました。
概要】
   大昔に絶滅した三葉虫がどんな生き物で、どんなふうに暮らしていたかを三葉虫の化石の観察・
    スケッチをもとに推理し、子どもたち同士で対話しながら解明していく。                    
      新学習指導要領の目標である「主体的な学び、対話的な学び、深い学び」の楽しさを90分の授業
    で体感する。
 いよいよ、探究学習の始まり。
 大野名誉教授は、子どもたちを一瞬のうちに大野ワールドに引き込まれ、楽しくそして子どもたちが「思考」を働かせる授業を進められました。
 授業のはじめは、「三葉虫」の化石の観察・スケッチです。できる限り、三葉虫の化石を目で見て気付いたこと、不思議に思ったことを書き出す学習です。

  「三葉虫」の化石をスケッチする子どもたち1    「三葉虫」の化石をスケッチする子どもたち2
 そして、大野名誉教授は、子どもたちのつぶやきを鋭く取り上げ、みんなの前で説明させられます。大野先生の質問に積極的に手を挙げ応える子もいましたが、恥ずかしがっている子どもも大野先生の楽しい雰囲気と巧みな言葉によりしっかりと気付いたことや疑問に思ったことを発表していきました。

     気付いたことを発表する子どもたち1         気付いたことを発表する子どもたち2
 また、大野先生は、スケッチする子どもに、また、グループでの話し合いに加わり思考が深まる問いを加えられ、その後の発表に繋げられていました。

       スケッチする子どもに               スケッチする子どもに
   思考が深まる問いを加えられる大野先生1      思考が深まる問いを加えられる大野先生1

    グループでの話し合いに加わる大野先生1       グループの話し合いの加わる大野先生2
 どの子でも、どのグループでも、発表が終わると、必ず、みんなで拍手を送り頑張りを讃えられます。発表した子どもたちも笑顔がこぼれ満足げな様子でした。
 次に、大野先生は「三葉虫」の仲間の生き物は、何かを観察・スケッチで気付いたことを生かして予想させられました。子どもたちは、「ダンゴムシ」「カブトガニ」「トンボ」「クワガタ」「セミ」「エビ」「サソリ」「クモ」「ダイオウグソクムシ」・・・等たくさんの生き物を書き出しました。

    「三葉虫」の仲間と思う生き物を            「三葉虫」の仲間だと思う生き物を
       書き出す子どもたち1                 書き出す子どもたち2
 その後、各グループ毎に発表させられた後に、写真のように「三葉虫」の仲間の生き物をスクリーンに投影されると、子どもたちが考えた生き物が概ね正解でした。

 「三葉虫」の仲間の生き物を説明される大野先生        「三葉虫」の仲間の生き物
 子どもたちが知識として持っている生き物の特徴と、じっくり観察して気付いた「三葉虫」の特徴がピタリと合っていたのです。子どもたちは、自分の考えが合っていることに驚きと喜びを感じ取り考える楽しさを実感していました。
 次に、大野先生は、「三葉虫」が海の中に生息していた生き物であることがどうして分かるのかを考えさせられました。好奇心旺盛な子どもたちが、「『エラ』があるのではないか。」と解答すると、「鋭いね」と褒められた後、「三葉虫」レントゲン写真を投影され「エラ」の存在を説明されました。

    「三葉虫」のレントゲン画像を投影し         投影された「三葉虫」のレントゲン写真
    「エラ」について説明される大野先生

 「しかし、『エラ』があっても、川や湖に生息していたとも考えるのでは。」と切り替えされます。子どもたちは、海に生息していた根拠を考えます。そして、ある子が「『三葉虫』が発見された同じ場所で、魚の化石や珊瑚の化石などが発見されたのではないか。」などの意見を出しました。大野先生が出される問いは子どもたちの考える意欲をかき立たせ考えを深めていくものでした。
 最後の問いは「三葉虫」の「眼」に視点を当て、化石のどの部分が「眼」なのかを問われました。子どもたちは、化石の上部にある二つの膨らみに目をつけて正解を発表。その眼が、どのような眼であるかを考えさせられました。そこで、子どもたちは予想して出した「三葉虫」の仲間の生き物から「トンボ」に着目し、絵に表すとともに「複眼」という答えが出てきました。その後、「三葉虫」の眼が確認できる「化石」をグループに配られ、子どもたちは「複眼」を確認しました。

     「三葉虫」の化石で複眼を確認する様子          投影された「三葉虫」の目のつくり(複眼)
 そして、授業の最後には、とても大きな「三葉虫」(体長役70cm)の標本を見せてくださいました。

   「巨大三葉虫」の化石を見せてくださる大野先生
 今回の学習で、大野ワールドに引き込まれた子どもたちは、「三葉虫」を手がかりに、知的好奇心をかきたてられ、思考を働かせ、さまざまな学びから深い学びへと導かれていきました。
 大野名誉教授は、学習を終えた子どもたちの意欲的な学習を褒め称えられ、全員で全員に拍手を送り「子どもの知的好奇心をくすぐる体験学習」は「もっと学習したいな」という余韻とともに終了しました。
 大変貴重な「主体的・対話的で向かい学び」、探究学習に子どもたちは導いてくだった大野名誉教授、本当にありがとうございました。
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