12月25日(水)
第52回京都府アンサンブルコンテスト 高等学校の部が京都コンサートホールで開催されました。
本校からは1・2年生8名で編成したクラリネット8重奏が出場し、審査の結果金賞を受賞することができました。多くの方々から応援いただきありがとうございました。
演奏曲の「ガラスの海と都市の情景」は、様々な表現力が要求される難曲でしたが精一杯取り組むことができたと思います。
また、26日(木)に開催された「KYOTO中学・高校生ソロコンテスト2019」では、11月の録音審査を経て出場したオーボエの田中道生(1年)が金賞を、クラリネットの鳥羽朝陽(1年)が銀賞をそれぞれ受賞しました。
これからもこの貴重な経験を生かして活動に励んでいこうと思います。
以下、審査員の先生方の講評を紹介します。
京都府立桃山高等学校 クラリネット8重奏
曲目:クラリネット8重奏 「ガラスの海と都市の情景」 Michina 作曲
メンバー:荒木愛理(E♭クラリネット・2年)
中村美咲(B♭クラリネット・2年)
山田武命(B♭クラリネット・2年)
水谷真優子(B♭クラリネット・2年)
上川佳乃(B♭クラリネット・1年)
行元茉暖(アルトクラリネット・2年)
杉 理梨衣(バスクラリネット・2年)
林 純菜(コントラルトクラリネット・1年)
講評:
・前半歌い方は良いですが、ピッチ、タイミングを合わせてください。速くなってからは伴奏がバラつくのでリズム、テンポを合わせましょう。メロディーが埋もれてしまう傾向があります。バランスに注意してよりドラマチックに仕上げるといいでしょう。
・美しく響きのある序奏で速くなってからもニュアンス豊かな音楽つくりができています。同族楽器ならではの統一感あるまとまったサウンドがもう少し表現されてもよかったと思います。
・8人の音色がよく統一されていますが、全体的に薄い響きに聴こえます。リードが振動しただけの音ではなく楽器本来の音色や太い芯のある響きを目指しましょう。
・1stクラリネットがソロを吹くときのベースラインが内声部よりも弱く聞こえるのが惜しかったです。全体的にビート感をしっかり共有しないと少々バラけて聞こえます。スウィングの部分はドラムセットなどと練習することも効果的です。
・曲想はかなり好感が持てます。また、それに合ったサウンド作りができた演奏でした。響きの作り方がかなり研究されています。個々の演奏能力や技術は素晴らしいと思います。これからも楽しみなアンサンブルだと感じました。
○KYOTO中学高校生ソロコンテスト2019
・田中道生(オーボエ・1年) 金賞 曲目:「オーボエ・ソナタ 第1楽章」 ヒンデミット作曲
・鳥羽朝陽(クラリネット・1年) 銀賞 曲目:「ポケットサイズソナタ第2番より」 テンプルトン作曲