11月11日(火)5・6限の時間に3年生「総合的な探究の時間」最終発表会を行いました。
今年の3年生は、総合的な探究の時間を1年生から3年生まで週1時間で行っており、2年生から約2年間かけて取り組んだ探究活動の最終発表会となりました。2会場に分かれプレゼンテーション形式にて発表を行いました。(各チーム発表時間5分+質疑応答3分間)
会場ごとにゲストを代表し、福知山公立大学の杉岡先生と京都橘中学校・高校魅力化コーディネーター(加悦谷学舎初代コーディネーター)長谷川様から講評をいただきました。
生徒たちは約2年間で取り組んできた活動に対し、うまく行かないことや中々活動が進まない様子も見受けられましたが、発表では成功や失敗、テーマ変更したことなどをそれぞれ自身の言葉でしっかりと伝えることができていました。また、ゲストの方々は楽しんで発表を聞いてくださり「そこからのテーマ変更の発想がとても面白い」など、探究の難しさだけではなく楽しさに気が付かせていただけるようなお言葉を生徒へ掛けてくださり、とても良い発表になりました。
お越しいただいた皆さま、御協力いただいた皆さまありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
10月8日(水)5・6限の時間に2年生「総合的な探究の時間」中間発表会を行いました。
今年の2年生より、教育課程の変更に伴い、総合的な探究の時間は1年生で週1時間、2年生で週2時間で行い、2年生で活動が区切りとなります。
今回の発表形式はポスターセッションにおいて、前半チーム・後半チームに分かれ、(発表3分間+質疑応答2分間)×3ターンという形で半数のチームが一斉に発表をしました。
今年度は加悦谷学舎23チームに加えて、宮津学舎から15チームが参加し、お世話になっている地域の方々を含め、会場は生徒の発表に聞き入る方や、発表に対して質問する方で、とても賑わっていました。
最後にゲストを代表し福知山公立大学の杉岡先生から「何よりも活動力が素晴らしい。今後その活動をどのように社会貢献に持って行くのかを楽しみにしています。」との講評をいただきました。
生徒たちは自身の発表や他チームの発表・ゲストからのアドバイスを聞くことで、取り組んできたことの整理や自信が付き、新しい気付きも得られたように思います。
今後は、活動することで得られる成功や失敗などの経験を得て、さらにそれを他者へ伝えられる力を身に付けていってほしいです。
お越しいただいた皆さまありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
自然・農業分野 「いさご農園」様を訪問しました。
11月6日(木)午後、1年次の総合的な探究の時間(フィールドワーク)にて、自然・農業分野におけるで与謝野町の「いさご農園」様を見学させていただきました。見学では、水耕栽培やホンモロコの養殖についての説明を聞き、地域の資源を活用しながら新しい農業の形に挑戦されているお話を伺いました。既存の設備や環境を工夫して活かし、試行錯誤を重ねながら取り組む"チャレンジ農業"の姿に、生徒たちは大きな刺激を受けました。また、今年度は柿の大豊作を受け、渋柿を利用した保存食「吊るし柿づくり」にも挑戦。今回の学びを生かし、今後もさまざまなことにチャレンジしながら探究を深めていきたいと思います。

10月23日(木)及び11月4日(火)に2年生家庭基礎の保育分野で「子育て支援に係る講演と赤ちゃん親子ふれあい学習」を行いました。1日目に10組、2日目に9組の親子さんに来校していただきました。特定非営利活動法人まるっと丹育 代表 矢谷宣弘様、副代表 谷口英子様、スタッフの皆様に御協力いただき、今年で5回目の実施となります。
始めは、赤ちゃんを前に緊張していました高校生ですが、お母さんから聞かせていただく出産や子育てに関するお話や赤ちゃんの笑顔や泣き声に癒され、赤ちゃんと関わりたいという気持ちが大きくなっていくようでした。時間を延長してほしいという声が出るほど、よい時間を過ごすことができました。
参加していただいた赤ちゃん親子さんには、貴重な体験談や赤ちゃんを抱っこする機会をいただき、本当に感謝しております。
10月31日(金)5・6限、助産師の小西朋子様を講師としてお招きし、3年生対象「性に関する教育講演会」を行いました。
「生命(いのち)の授業」という演題で、妊娠・出産について講演を聴きました。生きる力をもって産まれてきたこと、私たちは奇跡的な確率でここに存在することなど、「生きているだけで100点満点!」なのだと教わりました。大人になることは、精神的・日常的に自立すること、自分の意志で行動し責任をもつ自律など、自分の人生を大切にしてほしいと伝えられました。
また、各クラスの代表が妊婦体験スーツを着用し、妊婦さんの大変さを実感したり、全員が赤ちゃん人形を抱っこしたりする体験をしました。
生徒の感想からは
「自分として生れるということがいかに奇跡の出来事であったか、また、命に対する責任について改めて考えさせられた。」
「今の自分があるのは、両親や祖父母などたくさんの人が繋いできた奇跡のおかげだと実感した。今の自分にもその奇跡を繋いでいくことができる可能性があると思うと自分の命がさらに尊いものであると感じた。」
「命を尊重することは自分自身を大切にし、相手を思いやることでもあると学びました。自分自身を大切にしながら、周りの人の存在にも感謝し生きていきたいと思います。また、誰かの命を軽んじることのないよう、思いやりと責任をもち行動できる人になりたい。」
などの声がありました。命の神秘や尊厳に触れ、それぞれ一人ひとりが大切な存在であると改めて実感する機会となりました。
10月22日(水)に次期生徒会長選挙・立会演説会を実施しました。今回は与謝野町選挙管理委員会に協力していただき、実際の選挙で使用する記載台や投票箱を用いて、投票を行いました。主権者教育の一環として、生徒自身が責任をもって、投票することができました。
10月26日(日)、加悦谷学舎オープンスクールを実施し、多くの中学生・保護者等の皆様に御参加いただきました。当日は、加悦谷学舎の特色や入学者選抜等についての説明と授業参観、部活動見学等を行い加悦谷学舎の普段の様子を見ていただきました。高校生たちが勉強をしている様子や、クラスの雰囲気などを通して高校を選ぶ際の参考にしていただけたと思います。中学生の皆さんが来年度宮津天橋高校生として入学されることを心待ちにしています。
今後は、11月~12月に個別相談会を実施します。詳細は中学校を通じて御案内しているチラシを御覧いただき、希望される方はお申し込みください。
10月23日(木)午前、第1学年全員を対象に、令和7年度高校生伝統文化事業(古典)の一環として、与謝野町教育委員会より竹下浩二様を講師にお迎えし、俳句教室を開催しました。授業では、俳句の基礎や表現の奥深さについて学んだ後、本校の校歌にゆかりのある大内峠一字観公園へ大型バスで赴き、自然の風景を題材に吟行(俳句作りのための散策)を行いました。
本校の校歌の一節は、与謝野鉄幹の短歌「たのしみは 大内峠に きわまりぬ まろき入江と ひとすぢの松」をコンセプトとしています。生徒たちは、この詩情あふれる風景の中で、感性豊かに句作を楽しみました。
帰校後は、各自の作品を発表し合い、竹下先生から作品の良い点や工夫について講評をいただきました。
生徒の作品より
朝さんぽ ざくざくとなる 落ち葉かな
求めても 答え遠のく 渡り鳥

10月16日(木)、2年生を対象に主権者教育の一環として模擬投票授業を実施しました。
与謝野町選挙管理委員会から講師をお招きして、選挙制度について講義いただいたのち、3名の候補者役の生徒が選挙公約に基づく演説を行い、模擬投票を行いました。
講義では、選挙制度のあらましや、候補者選びのための情報収集の重要性を学びました。
実際の選挙で使用する投票用紙や記載台を用いての模擬投票に、生徒は緊張した面持ちで臨みました。立候補者それぞれの公約を比較し、最後まで「誰に投票するべきか。」と熟考する姿が印象的でした。
投票の結果、なんと2名の候補者の得票数が同数で並ぶことになりました。「得票数が同数の場合、誰が当選者となるのか。」という新たな問いが生まれ、選挙で代表者を決めるプロセスや公平・公正な選挙のあり方を深く考える機会となりました。
授業後は「立候補する人は、この町をよくしようと努力しているのだと実感した。」や「他人事ではなく、自分事と捉えることが大切だと思った。」など前向きな声を聞くことができました。
10月16日(木)、1年生「総合的な探究の時間」において、福知山公立大学の杉岡秀紀准教授から「探究学習のデザイン」-問題・問い・情報収集のポイント-と題して御講義をいただきました。
杉岡先生から、
・勉強と探究の違い
・「良い問い」とは
・自分自身がワクワクすることの大切さ
など、今後の探究活動の軸にしてほしいポイントを学びました。
今後、1年生は「地域探究」を進めていきます。与謝野町について様々な視点でフィールドワークやインタビューを行い、取材記事を作成する予定です。そのためのヒントをたくさんいただいた時間となりました。
杉岡先生、今後の学びに繋がる貴重な御講義をありがとうございました!