6月8日(火)
今週は本校の人権週間です。
1年生は、「身近な問題から人権について考える」と題して、映画「アオギリにたくして」を鑑賞しました。
この映画は、広島被爆という事実を背負って生きた女性を描いたものです。
2年生は京都府立盲学校の森岩先生をお招きして「障がい者の人権について考える」という講演を聞きました。障がい者への理解を深め、人権を尊重する社会の在り方について考えました。
3年生は「進路とりわけ就職問題を通して青年の生き方と人権について考える」というテーマでグループワークしました。就職差別の問題について考えることにより、差別に負けない・差別を許さない生き方を自己の将来と結び付けて考えました。
人権問題は身近なところにもあることに気づき、自分の生き方や命について考える機会として捉えてほしいと思います。
3年生の人文コースと自然科学コースの生物では、北嵯峨高校のすぐ近くにある京都
工芸繊維大学からカイコ蛾の幼虫を分けていただき、外部形態の観察やはしご状神経
系の内部構造観察、体液の顕微鏡観察、テグスの作成を行いました。
日本ではむかし養蚕業が盛んで皇室とも縁が深いカイコですが、幼虫を初めて目にす
る生徒がほとんどで、人間によって改良を受け、自然では決して生きていけない家
畜昆虫であるカイコ蛾の幼虫を手に取りながら、各自スケッチや内部構造の観察を
行いました。
また、3年生の文科科学コースの生物選択の生徒は、カイコ幼虫が繭から成虫にな
る様子を観察することになりました。
今後、繭から成虫がでてきた際、メスのフェロモンに反応するオスの様子を観察
し、生糸を繰る予定です。