現在、宇多野病院展示ギャラリーにおいて
美術選択者の授業作品を展示させていただいています。
展示させていただいているギャラリーは、
リハビリルームへ向かうエレベーターホール前にあり、
長期にわたり入院されている患者さんたちに北嵯峨高校生の作品を見て、
少しでも元気になっていただければと思っています。
展示は、7月28日(金)から1カ月間実施させていただき、
その後の1カ月間は、書道選択者の授業作品を、
1月には、美術部の作品を展示させていただく予定です。
新型コロナウイルス感染対策として面会制限など行われている状態ですので、
作品の展示については一般の方には鑑賞していただくことは
できませんのでお知りおきください。
美術の時間に「愛宕古道街道灯し」の行灯制作を行いました。
「愛宕古道街道灯し」は化野念仏寺の千灯供養に合わせ、
1996年(平成8年)から嵯峨保勝会と瀬戸内寂聴氏が立ち上げたお祭りです。
愛宕神社一の鳥居から嵯峨釈迦堂までの古い街並みが残る旧愛宕街道を
行灯の明かりで灯します。
新型コロナウィルスの影響で2年間中止となっていましたが、
昨年から規模を縮小しながらの実施となりました。
8月26日(土)、27日(日)の夜18:00~20:00が点灯時間です。
本校は、鑑賞の授業を交え、伊藤若冲の作品を中心とした動植物を題材に描きました。
行灯に灯された作品が今から楽しみです。
是非、御高覧ください。
※今年も街並み保存館周辺のみ点灯されます。
お知りおきください。赤線部分に本校と地元小・中学校の作品が並びます。
7月19日(水)
今週、2年生の「総合的な探究の時間」で発表活動が行われました。
1学期の間、生徒は「嵯峨・嵐山地域の歴史に触れ、学び、知る」ことを目的として、
地域の寺院について調査を行ってきました。見学、インタビュー、インターネットを活用するといった調査方法を用いて、調べた内容をパワーポイント資料とポスターにまとめました。
そして今週、クラスメイトや教員を聴衆に1班あたり5分程度の口頭発表を行いました。
発表にクイズを交えたり、動画を見せたりと発表の仕方・見せ方にも工夫をして、
調べた内容に興味を持ってもらおう、わかりやすくしようという思いが伝わる発表でした。
2学期にも続く「総合的な探究の時間」。次は「現代の嵯峨・嵐山地域」について学びを深めていきます。
本日、3年生「生物」の授業で蚕の繭を使い、「蚕の繭から生糸を繰る」という実験が行われ、チーム対抗でその長さを競いました。
40分煮て柔らかくした1つの繭を、「さらに水につけるとふやけて伸びやすい」
という教員からのアドバイスを受け、生徒たちは黙々と繭から糸を紡いでいました。
格闘すること15分、勝利チームは「のばしたったぜチーム」(記録約9.5m)でした!
(1つの繭から上手に繰れば、約1km程度の糸をとることができるそうです。)
同じ太さで撚り続けることができたチームは、途中で切れることなく伸ばしていくことができたようです。
本校では、京都工業繊維大学から蚕の幼虫を譲り受け、幼虫からさなぎ、
成虫の産卵まで、蚕の短い一生を観察します。
無事カイコガになれる蚕がいる一方、繭を作ることはできても、
繭から出る段階で命を落とす蚕がいるなど、
命の不思議さ、力強さを生徒に教えてくれる大切な存在です。
そして人の暮らしに長く寄り添ってきたことから、
我々の生活の営みにも思いを馳せることができる存在でもあります。
ちいさな蚕を通じて、たくさんのことを感じてほしいと思います。
令和5年7月8日(土)に、長浜バイオ大学京都キャンパスにおいて、高大連携講座『自分の設計図を調べてみよう~お酒に強い?弱い?~』を実施しました。本校2年生の理系進学希望者20名が大学の設備を利用して、黒田先生のご指導の下、自分の遺伝子を扱うというDNA鑑定の実習を行いました。
生徒たちは、初めて使用するマイクロピペットの取り扱いに苦戦しながら、各自の口腔細胞を採取し、いくつもの操作を経てようやくDNAを取り出した後、PCR法で特定の遺伝子を増やし、アガロースゲル電気泳動法で各自の遺伝子型を判定しました。また、アルコールパッチテストでも遺伝子型を検証しました。
DNAを実際に大学の研究の場で操作するだけでなく、遺伝子操作の功罪について学習を深めるという社会科学的アプローチも体験でき、全員が修了証書をもらうことができました。大変有意義な1日となりました。