国語国文学ラボ

平成23年度の取組

 国語国文学ラボは選択者2名で、今年度は日本の古典芸能を取り上げて考察を進めています。ユネスコにより世界無形遺産として認定された「能楽・狂言」「人形浄瑠璃文楽」「歌舞伎」を対象とした、総合芸術としての視点からの研究です。

 まず、ユネスコによる世界無形遺産認定の英文を読むところから始まります。これは、各国政府が責任を持って編集する内容で、概要や特徴、位置づけや問題点までもが簡潔にまとめられており、全体像を理解するのに最適なものなのです。輪読に際し辞書的意味では把握しきれない用語については、講座担当者が助言をして読み進めました。

 次に、各芸能について一つの作品に焦点を当て、テクスト読解とそれが舞台上でどのように演出されるかを考察し、実際にビデオ・DVDを視聴して分析を行いました。題材としては、源平合戦とりわけ源義経と武蔵坊弁慶が登場する物語―「船弁慶」(能楽)、「義経千本桜」(人形浄瑠璃文楽)、「勧進帳」(歌舞伎)―をとりあげました。3学期には、1,2学期の研究成果を論文としてまとめることになります。
 狂言については、特別にワークショップを11月と12月に集中して実施。茂山宗家の茂山正邦先生ならびに井口竜也先生の指導の下、「柑子」を演目として河村能舞台にて晴れの発表を成し遂げました。