SAGANO BLOG
今月末に私は嵯峨野を離れ、米国に戻る予定です。8月から、私は故郷オクラホマの近くの高校で新入生(1年生)に英語文学を教えることになっています。嵯峨野高校で働くことができたのは生涯の栄誉です。温かく迎えてくれた生徒の皆さんに感謝したいと思います。さまざまな面で私を助けてくれた嵯峨野高校の素晴らしいスタッフ全員に深く感謝したいと思います。私はここで「良き地球市民になるにはどうすればよいか」という問いと出会いました。この問いはとても大きいですが、答えは小さいものです。私にとって、良き地球市民になるには、できる限り最高の自分になる必要があります。誰もが独自の才能と能力を持っています。誰もが独自の個性を持っています。良き地球市民になるには、まず自分に忠実になり、自分の心に従い、ただ良い人間になる必要があると私は信じています。世界を変えることは小さなことから始まり、それは自分自身から始まります。ですから、私はすべての人に、自分をユニークにするものを見つけて、それを開花させるよう勧めます。改めて、嵯峨野高校の生徒と教職員、そして京都の皆さんに心から感謝申し上げます。皆さんは私を温かく迎え入れてくださり、私の人生の一部を皆さんと過ごし、共有できたことを光栄に思います。ありがとうございました。
 

令和6年7月10日 本校第18期卒業生 堀越 秀郎 様(株式会社S&L 代表取締役)より、京都銀行SDGs私募債「未来にエール」~次世代を担うこどもたちへ~にて図書館に書架を御寄附いただきました。

御寄附いただいた回転書架と展示用書架は、現在、2年生が取り組んでいる英語多読用図書コーナーで利用しています。
生徒たちの「学びへの意欲」や「読む楽しみ」を支えてくれることでしょう。
大切に使用させていただきます。ありがとうございます。

また、贈呈式では、学校の記録や旧校舎のスケッチ等をご覧いただき、当時のお話を伺うこともできました。
卒業生の堀越様の嵯峨野高校への想い、京都銀行様の御協力に感謝申し上げます。

 

それは、ひとりの生徒の「?」から始まりました。
南館生徒昇降口を入った右奥に1枚の書が飾られているのを御存じですか?
何と書いてあるのか、長年の謎でした。


何が書かれているのか知りたい。
そう思った生徒が調べていくと、書の落款が別の書と同じであることが分かりました。
その落款の主は、本校の卒業生である清水菁花氏(書家)でした。
学校を通じて清水氏にお尋ねしたところ、書は「夢」と書いたとのお答えでした。

書を改めて観てみると、なるほど「夢」と読めます。
独特の字体をしています。中国、明末期・清初期の書家「傅山」(ふざん)の臨書だとのことです。

夢を追いかける嵯峨野生への清水先生からのエールを感じます。
また、清水氏は、書を学ぶことが減ってきたこの時代に、生徒が「書」に興味を持ってくれたことが大変うれしいとおっしゃっていました。

ひとつの「?」が、素敵なつながりを生み出してくれました。

 

嵯峨野高校で一番季節を満喫できる場所、それが図書室。

現在、天の川がかかっており、願いの短冊が揺らめいています。

期末テストが終わって、1人20冊まで借りられる夏の特別貸出を楽しみに集まった生徒の皆さん。

上から見ると、白いシャツが天の川の星のようです。

なんて尊い天の川...これからも嵯峨野高校がみんなの願いが叶う場所でありますように。


 

嵯峨野高校の地理の授業では毎年本校周辺の地形の特徴や土地利用を考察するミニフィールドワークを実施しています。

今年度も1学期の中間テスト後の期間に、2年生の全クラスで実施しました。

嵯峨野高校の住所は常盤「段ノ上」町。東にある郵便局の住所は常盤「窪」町。住所表示にも地形の特徴が表れています。

道中には建物をはさむ二つの道路の高低差が目立つ坂道がありました。この高低差も気になります。

丸太町通には地下通路で交差するところもあり、地下通路を利用して丸太町通の道幅を歩測してみるミッションに取り組みました。

住宅街の中に見られる大きくくぼんだ道路。このくぼみがどのように形成されたのか。学んだ知識を駆使しながら考察してみます。

嵯峨野高校の周辺を普段歩き回ることはあまりないかもしれませんが、改めてゆっくり観察しながら歩いてみると、意外に面白い地形に気づくことができます。

自宅の周りの身近な地域においても、面白い地形を発見し、その地形がどのように形成されたのか、そこで営まれる人々の生活の特徴は何か、など地理的なものの見方・考え方を働かせた考察をしてみてはいかがでしょうか。

 

京・平安文化論ラボです。

古典離れを課題とし、その課題解決のための探究活動をしています。


その活動の様子を、NHKあさイチ様に取り上げていただけることになりました。

放送は、6月20日(木)8時15分からです。

「愛でたいnippon」のコーナーです。

この日は『源氏物語』の特集ということで、その中の1つとしてラボを紹介してくださいます。

どのような活動をしているのか、生徒の様子をぜひ御覧ください。


また、今年度は『源氏物語』と『枕草子』の2テーマで探究活動を行っています。

この作品の魅力を発信するため、文学研究はもとより、京都の神社仏閣を巡っていただくスタンプラリーの企画運営や、登場人物をイメージしたお菓子のデザイン・販売を行う予定です。

文学を読むという方法だけでなく、さまざまな方法で、古典の魅力を知っていただこうと生徒たちは奮闘しています。

 

嵯峨野のオアシス(2F:図書館)の前には、芸術科陶芸教員の作品を展示しております。
保護者等のみなさまへの陶芸教室もご好評をいただき、嵯峨野高校の陶芸文化がますます活発になっております!
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生徒昇降口(1F)では世界のおもしろ建築と合わせて、昨年度の美術選択者(現2年生)の建築模型を展示しております。生徒のコンセプトも嵯峨野らしさが溢れており、ほほえましいこと間違いなしです!

そして生徒指導部教員の密やかな手作り工作や、マニアックな廊下の展示物。

さらにこちらは、校内在住カラス師匠による、熟練の技「カラスの巣」でござます!地学実験室前(4F)にて、匠の技を間近でご高覧いただけます。

ご来校の際には、ぜひ嵯峨野高校をお楽しみください。

 

 中間テストが終わり、今週から2年生も平常補習が開講しました。国語、数学、英語の各教科に対し希望者を対象として実施しています。7限までの授業を受けた後での補習ということで、疲労も溜まっているかもしれませんが、教室の雰囲気は真剣そのもので、ハイレベルな内容に挑戦する熱気が漲っていました。

 

本校では4月17日(水)または18日(木)に学習用タブレット端末(iPad)を配布し、生徒自身で初期設定やネットワークに接続するための設定などを行いました。また、ICT担当教員からデジタルシチズンシップについての講話を行い、ICTの活用やタブレット端末への向き合い方などを学びました。

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タブレット端末配布の様子
新しい端末を手にして皆嬉しそうにしていました。

タブレット端末配布から1か月ほどが経った現在では、各教科でデジタル参考書を使ったりノートアプリを活用したりするなど活用が進んでいます。

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情報Ⅰの授業では、現在ソフトの操作方法について学習していますが、生徒たちは各自のタブレット端末で操作方法の動画を見ながら作業をしています。

今後も学習用タブレット端末を有効に活用していってくれることを期待しています。

 

<春の図書館活動レポート>
新学期の図書館の様子をお知らせします。

●Library Concert
昼休みに軽音楽部、吹奏楽部によるコンサートを2日間開催しました。スペシャルゲストでALTの先生の演奏もありました。

●茶道部お茶点て体験会
図書館上階のロフトでおこないました。
茶道部員に教えてもらいながら、自分でお茶を点(た)てます。毎回満席で、新入生から教職員まで36名が参加しました。

●図書館オリエンテーション
新入生を対象におこないました。司書による利用案内の後、新書を使ったワークショップ「おためし読書」を体験しました。

●図書館展示


「新学期スタート!春におすすめの本特集」
「高校生にすすめる本セレクション2024」(セレクションの詳細は、京都府立洛西高等学校図書館のページで紹介されています。)

次の季節展示も準備中です。お楽しみに。

 

入学式を終えて早1ヶ月。1年生も少しずつ学校生活に慣れてきました。


入学後2週間はステップアッププログラムとして、分掌オリエンテーションや教科ガイダンス、校内ツアーを実施しました。



また、ステップアッププログラム3日目には佛教大学副学長の原清治先生から、「新入生に向けたメッセージ」とのタイトルで御講演くださいました。

偶然にも講演前に原先生に話しかけた2人の生徒達。2人のやりとりを再現しながら、「探究活動を行ったり、これから先を生きていく中で、相手へのリスペクトを忘れないでほしい」というメッセージを受け取りました。



そして、ステップアッププログラムのラストは学年レクリエーション!

レクリエーション1つ目のペーパータワーコンテストでは、A4用紙20枚とはさみのみでどこまで高いタワーを立てられるか、各チームの工夫が光りました。これぞまさに、探究活動!


レクリエーション2つ目の大縄跳び。体力勝負かと思いきや、ここでも各クラス20人ずつのチーム分けや跳ぶメンバーの並び順など、工夫をするのが嵯峨野生。


盛り上がった結果は、以下の通りになりました。

ペーパータワーコンテスト 1位 2組5班  2位 7組1班  3位 6組3班

大縄跳び  1位 7組(82回)  2位 6組(54回)  3位 8組(46回)



嵯峨野高校での旅路は、まだまだ始まったばかり。少しずつ歩み始めたみんなの1歩を教員一同、あたたかく見守っています。

 

1年生の総合的な探究の時間「ロジカルサイエンス」では、探究学習の基礎的なスキルを身につけることを目標にしています。

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初回ガイダンス


まずは課題設定のために、興味・関心を深堀りし、文献を探します。

クラスメイトと活発に対話しながら思考しています。

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ペアワーク

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図書館でのグループワーク


1年生たちがどんな探究の「問い」を設定するのか、楽しみです。

 

気温が上がり、暑くなってきました。

そんな中、嵯峨野高校では、朝から熱いバトルが繰り広げられています。

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今年は1・2年生から生徒会の会長候補5名、副会長候補3名が名乗りを上げ、朝から大きな声で演説を行っています。

朝から大盛り上がりのピロティの様子でした。

 

4月19日(金) 3年生神戸野外活動を行いました。


JR三ノ宮駅に集合後、神戸市内で班別活動を行いました。

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今回の野外活動では、事前にお題として提示していた9地点を生徒たちが探し出し、その場所で写真を撮るという取組に挑戦しました。


場所探しとともに、神戸の街並みを見て歴史や文化に思いをはせました。

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お題を全てクリアした班もありました。

天候にも恵まれ、どの班も楽しく過ごしていました。

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 初めのうちは火を起こすことに苦労していた生徒達でしたが、どの班も力を合わせて完成にこぎつけました。青空の下て自分達が調理したものを味わうのは、さぞ美味しかったことでしょう。普段の昼食時よりも一段と明るい表情で食べる姿がとても印象的でした。

 食事の後は用具をきれいに洗って後片付けを行い、各クラスで記念写真を撮影し現地を後にしました。

 

 広場に整列し、キャンプ場の方から諸注意をしていただきました。普段とは違い、ゴミの分別も5種類に分類することなど、細かな説明をしていただき、生徒達もしっかり注目していました。その後は火起こしからスタートです。

 

 キャンプ場の1.5km手前でバスを降車し、現地までは徒歩です。天気にも恵まれて飯ごう炊さんにはいい準備運動といったところでしょうか。右の画像がキャンプ場に到着したところです。

 

 野外活動当日を迎えました。最高の天気に恵まれて出発です。

 

4月10日(水)~12日(金)に、生徒会主催の「部活動相談会」を行いました。

たくさんの部活動がブースを設ける中、1年生は興味のあるブースを訪れて活動内容の説明を受けたり、疑問や不安について相談したりしていました。

先輩たちの温かさと、新たな仲間と散策する楽しさに満ちた、盛況の3日間となりました。

1年生たちは、16日(火)の部活動登録後に、嵯峨野高校での部活動をスタートしました。まだ入部を検討している人も、気軽に部活動の様子を見に行ってください。先輩たちは、温かく皆さんを迎え入れてくれますよ。

 

春の「子ども読書の日」関連行事として、
4/11(木)昼休みに、図書館にて狂言部の公演をおこないました。

演目は「鬼瓦」です。
図書館入口では、狂言部作成のポスターと演目紹介がお出迎え。

最初はみなさん静かに鑑賞していましたが、
後半になるにつれ、少しずつ笑い声が聞こえてきました。

約90名の来場があり、楽しんでいただけたようです。
来場者のみなさん、狂言部のみなさん、ありがとうございました!

 
 
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