そこで活躍するのが、広報委員さんたちです!
綺麗な校舎や設備はもちろんですが、嵯峨野の自慢はなんと言っても生徒たち。
今年のパンフレットも生徒デザインによるものですが、もちろん司会も生徒が務めます。
そこで驚いたのがこの写真。
彼女たちは自分の出番でないときも、来場者に目を配り、背もたれに背中をつけることはありませんでした。
これは...教員ながら頭が下がります。嵯峨野高校では生徒から教わることもたくさんあります。
大変よく頑張ってくれました。
見学会終了後、広報委員さんたちの頑張りを讃える校長先生。頬が緩んでいます。
中学生の皆さん!こんな先輩方と一緒に学校生活を過ごしてみませんか?
また嵯峨野高校で会おうね!!
9月に入り、芸術の秋のはずなのですが...
残暑厳しい中での制作が続きます。浴衣に少し色が入り、地元企業「和衣庵」の和裁士さんに襟の染め位置をチェックいただいているところです。柄の位置が合っているか、神妙な面持ちのデザイン工芸部の部長。
この作品は、京都府総合文化祭で10月末に展示される予定ですが、修学旅行や中間テストなど学校行事の関係で、9月中に完成させねばなりません。
...間に合うのでしょうか⁉
切羽詰まって制作してるのは、デザイン工芸部だけではありません。美術部さんも⁉
陶芸チームの作品は何とか割れずに素焼きができました。
次は本焼成です。窯から無事に出てこられますように...。祈るしかありません。
あらゆる意味でドキドキさせる、残暑よりも熱い生徒たちの芸術の秋。
ご一緒に見守っていただければ幸いです。
華道部です。
私たちは、小原流の先生にご指導いただいてお稽古しています。
2年生5名、1年生5名で、日々楽しく活動しています。
文化祭で、作品展示を行いました。
そして今年は、より多くの方に華道の魅力を知っていただくため、「生け花体験」を行いました。
基本の、たてるかたちです。
ご参加いただいた皆さんは、とても上手に生けておられました。
「お花を生けるのは初めですが、上手にできました」
「楽しかった」「癒やされました」
という声をいただきました。
見て楽しむだけでなく、花の美しさを引き出すことができる生け花を体験していただきました。
四季折々の草花を通じてその美しさをしることができる部活動です。
初心者大歓迎です!
文化祭もいよいよクライマックス。文化委員長が閉会の言葉を述べます。
多くの人に支えられながら、高校生という時間が一つずつ大切な思い出に変わっていきます。
とこのは祭の受賞に輝いたみなさん。おめでとうございます。
加えて、受賞の有無に関わらず、全ての嵯峨野生の健闘を讃えます。
思い通りにいかず、友達と揉めてしまったみなさん。
裏方に徹して行事を支えたみなさん。
クラスと両立して、クラブの出し物を頑張ったみなさん。
もし失敗したことがあったなら、それはあなたが何かに挑戦した証拠です。
その勇気と努力を讃えます。
最後に、この文化祭を全力で実行した生徒会のみなさん。貴方たちはカッコイイ!
行け!嵯峨野戦隊!生徒会レンジャー!体育祭まで突っ走れ!
嵯峨野高校の【とこのは祭】は吹奏楽部の演奏から始まります。
その後ろから現れた副会長の血沸き肉躍るような開催宣言。
続いて、校長先生降臨。徳の高さで後光が差す校長先生と、眩さで目がくらむ生徒のみなさん。
ここで校長先生、まさかの「とこのは祭」であいうえお作文を披露。
負けじと我らが生徒会長は突然の謎かけ。
会長「とこのは祭とかけまして~。美味しいお味噌汁とときます!!」
生徒「その心は~?」(全員で練習したかのように相槌を入れる生徒のみなさん)
会長「どちらも出汁(出し物)が気になるでしょう~!」(生徒歓声)
熟練した政治家のように、聴衆の心を掴む嵯峨野の生徒会長。...将来が楽しみです。
一方、舞台の幕の裏には...。黙々と司会、音響を担当する放送部のみなさん。
舞台の上だけでなく、裏方となって「とこのは祭」を支えるのも生徒たち。嵯峨野高校の自慢です。
自分の見つけた場所で、自分の思うとおりに、
輝け嵯峨野生!
クラスの黒板にみんなで描いたという3年生教室の黒板アート。
8月27日に2学期の始業式・着任式を各HR教室への配信で行いました。
初めに着任式が行われ、新しくALTのウェスト・ブレンデン先生が着任されました。
次に2学期の始業式が行われました。
校長先生の式辞では、まず残暑や感染症拡大、台風接近について触れられ、安全に文化祭準備が進み、無事に本番が終えられるよう、一人一人が高い危機管理意識を持って行動するよう促されました。
また、夏休みは部活動や勉強、研修などを通して「ほんまもんの学び」と出会う絶好の機会であったこと、そして、夏休み中の「ほんもんの学び」に触れた経験を一過性のもので終わらせるのではなく、それを次のステップへとしっかりつなげる2学期として欲しいと述べられました。
「ほんまもんの学び」は学習だけでなく文化祭活動もその一つであり、良い作品を作り上げていく過程では色々な意見が出たり、考え方の違いがあったりしてなかなか思うように進まないこともあるはずだが、意見や考えが違ったときこそ発展・成長のチャンスだと考え、「対話」や「会話」を大切にし、「ほんまもんの学び」となる文化祭活動となることを願っていると述べられました。
その後、生徒指導部長からは、2学期のスタートにあたって、「時を守り、場を清め、礼を正す」の3つを改めて自分の言動を見つめ直すものさしにし、それでもうまくいかない時は周囲の人を信頼して欲しいとのお話や携帯電話のルール確認が行われ、きちんと規則を守って活動するよう促されました。また、限られた時間を有効活用し、今年の文化祭が素晴らしいものになるよう協力して、各クラスで準備を進めて欲しいと述べられました。
最後に伝達表彰がありました。
LL教室前にソファーが並べられた国際交流コーナーがあるのをご存じですか?
新校舎の完成に合わせて整備されたものですが、30年近くが経過し、傷みが目立っていました。
そこで昨年度と今年度にかけてソファー座面の張替え修繕を行いました。
布から撥水加工の合皮に変え、色も元気の出るビタミンカラーに一新。
明るく楽しい雰囲気のコーナーになりました。
生徒の皆さんの憩いの場所になることを願っています。
8月1日、サマーセミナーで「京都薬用植物園」の見学に行きました。
京都薬用植物園は、武田薬品工業株式会社が絶滅危惧種を含む重要な薬用・有用植物資源の収集・保全を行い、環境教育の支援活動のために開放されている施設です。
「京都薬用植物園」見学は本年度からの新たな取組ということもあり、楽しみにしていた生徒達。園内では、3班に分かれて見学を行いました。
園内にはアスピリンが発見されたヤナギや、お茶としても使用されているセンブリなど、様々な植物が並びます。
また、生薬や漢方薬として使用されている植物種の中には、味や匂いを感じられるものもあります。案内してくださった社員の皆様のアドバイスを聞きながら、実際にその味を体験してみました。
最初はおそるおそるだった生徒達も、五感で感じられる植物の魅力に、次第に積極的に触れようとしていました。また、質疑応答の時間には歴史と植物のかかわりなどの幅広い質問が出ました。
武田薬品工業株式会社の皆様、ありがとうございました。
7月30日金曜日に、国語サマーセミナーを実施しました。
まず、廬山寺 町田宣亨執事長様から、廬山寺の歴史や、廬山寺と紫式部との関わりについてお話しいただきました。
千年前に紫式部の邸宅があったとされる場所に、現在、廬山寺があります。
この場所で藤原宣孝との結婚生活をおくり、一人娘の賢子(大弐三位)を育てたと言われています。
『源氏物語』をここで執筆した紫式部のことを思いながら、源氏庭の前で、お話を伺いました。
次に、京都御所のフィールドワークです。1869年に東京に移られるまでの約500年間、天皇がお住まいの場所でした。平安時代の建築様式をもとに建て直されたものです。紫宸殿と清涼殿など、古文の舞台となっている場所を訪れました。
『源氏物語』は、この場所から始まります。
「ほんまもん」を体験する、有意義な体験となりました。
7月30日、サマーセミナーで大塚国際美術館に行きました。
美術館では現地さながらの展示に圧倒されたり、美術のみならず世界史の先生にも詳しい解説をいただいたり...。まるで世界遺産を旅するような美術鑑賞に、知的好奇心がますます高まった様子でした。
高校を卒業後、皆さんには世界の方々と共存していく社会が待っています。美術を通じて多文化共生を学び、どうか...より良い未来を創造してください!キラキラした目で作品を見ていた、嵯峨野生の好奇心に期待しています。
7月29日(月)にサマーセミナーとして法学フィールドワークを実施しました。
午前中は京都地方裁判所にて、まず裁判所職員の方から裁判のしくみについて講義を受け、法廷内の見学や法服を試着しました。嬉しそうに記念撮影をする姿が印象的でした。
その後、実際の裁判において、検察官の論告求刑やそれに対する弁護人の弁論を傍聴し、厳粛な雰囲気と迫力を感じることができました。
午後からは裁判所の隣にある弁護士会館で、弁護士の指導の下で模擬裁判を実施しました。弁護士の方から刑事裁判の原則について説明を受けたのち、コンビニでの強盗事件を題材として模擬裁判を行いました。それぞれ裁判官役・被告人役・検察官役・弁護人役・被害者や目撃者などの証人役になってロールプレイをしたのち、全員でどのような判決を出すべきかについて、班で議論し、発表しました。全員に異論のない「事実」と、立場によって見方の変わる「主張」を切り分けるという作業の難しさを感じつつも、無罪の推定や疑わしきは被告人の利益にといった刑事裁判の原則について理解を深めることができました。
最後に、班ごとに、6つの法律事務所を訪問させていただき、弁護士の働く現場を目の当たりにしました。「今までに担当した中で最も大変だった事件は何ですか」という生徒の質問に対して、「大変さにもいろいろありますが」という前置きをした上で、興味深い経験談を話してくださるなど、生徒たちは1日を通して、司法に関わる仕事の意義と面白さを体感することができ、将来への展望を描く上での「ほんまもん」に触れる貴重な機会となりました。
令和6年7月10日 本校第18期卒業生 堀越 秀郎 様(株式会社S&L 代表取締役)より、京都銀行SDGs私募債「未来にエール」~次世代を担うこどもたちへ~にて図書館に書架を御寄附いただきました。
御寄附いただいた回転書架と展示用書架は、現在、2年生が取り組んでいる英語多読用図書コーナーで利用しています。
生徒たちの「学びへの意欲」や「読む楽しみ」を支えてくれることでしょう。
大切に使用させていただきます。ありがとうございます。
また、贈呈式では、学校の記録や旧校舎のスケッチ等をご覧いただき、当時のお話を伺うこともできました。
卒業生の堀越様の嵯峨野高校への想い、京都銀行様の御協力に感謝申し上げます。
それは、ひとりの生徒の「?」から始まりました。
南館生徒昇降口を入った右奥に1枚の書が飾られているのを御存じですか?
何と書いてあるのか、長年の謎でした。
何が書かれているのか知りたい。
そう思った生徒が調べていくと、書の落款が別の書と同じであることが分かりました。
その落款の主は、本校の卒業生である清水菁花氏(書家)でした。
学校を通じて清水氏にお尋ねしたところ、書は「夢」と書いたとのお答えでした。
書を改めて観てみると、なるほど「夢」と読めます。
独特の字体をしています。中国、明末期・清初期の書家「傅山」(ふざん)の臨書だとのことです。
夢を追いかける嵯峨野生への清水先生からのエールを感じます。
また、清水氏は、書を学ぶことが減ってきたこの時代に、生徒が「書」に興味を持ってくれたことが大変うれしいとおっしゃっていました。
ひとつの「?」が、素敵なつながりを生み出してくれました。
現在、天の川がかかっており、願いの短冊が揺らめいています。
期末テストが終わって、1人20冊まで借りられる夏の特別貸出を楽しみに集まった生徒の皆さん。
上から見ると、白いシャツが天の川の星のようです。
なんて尊い天の川...これからも嵯峨野高校がみんなの願いが叶う場所でありますように。
嵯峨野高校の地理の授業では毎年本校周辺の地形の特徴や土地利用を考察するミニフィールドワークを実施しています。
今年度も1学期の中間テスト後の期間に、2年生の全クラスで実施しました。
嵯峨野高校の住所は常盤「段ノ上」町。東にある郵便局の住所は常盤「窪」町。住所表示にも地形の特徴が表れています。
道中には建物をはさむ二つの道路の高低差が目立つ坂道がありました。この高低差も気になります。
丸太町通には地下通路で交差するところもあり、地下通路を利用して丸太町通の道幅を歩測してみるミッションに取り組みました。
住宅街の中に見られる大きくくぼんだ道路。このくぼみがどのように形成されたのか。学んだ知識を駆使しながら考察してみます。
嵯峨野高校の周辺を普段歩き回ることはあまりないかもしれませんが、改めてゆっくり観察しながら歩いてみると、意外に面白い地形に気づくことができます。
自宅の周りの身近な地域においても、面白い地形を発見し、その地形がどのように形成されたのか、そこで営まれる人々の生活の特徴は何か、など地理的なものの見方・考え方を働かせた考察をしてみてはいかがでしょうか。
京・平安文化論ラボです。
古典離れを課題とし、その課題解決のための探究活動をしています。
その活動の様子を、NHKあさイチ様に取り上げていただけることになりました。
放送は、6月20日(木)8時15分からです。
「愛でたいnippon」のコーナーです。
この日は『源氏物語』の特集ということで、その中の1つとしてラボを紹介してくださいます。
どのような活動をしているのか、生徒の様子をぜひ御覧ください。
また、今年度は『源氏物語』と『枕草子』の2テーマで探究活動を行っています。
この作品の魅力を発信するため、文学研究はもとより、京都の神社仏閣を巡っていただくスタンプラリーの企画運営や、登場人物をイメージしたお菓子のデザイン・販売を行う予定です。
文学を読むという方法だけでなく、さまざまな方法で、古典の魅力を知っていただこうと生徒たちは奮闘しています。
嵯峨野のオアシス(2F:図書館)の前には、芸術科陶芸教員の作品を展示しております。
保護者等のみなさまへの陶芸教室もご好評をいただき、嵯峨野高校の陶芸文化がますます活発になっております!
生徒昇降口(1F)では世界のおもしろ建築と合わせて、昨年度の美術選択者(現2年生)の建築模型を展示しております。生徒のコンセプトも嵯峨野らしさが溢れており、ほほえましいこと間違いなしです!
そして生徒指導部教員の密やかな手作り工作や、マニアックな廊下の展示物。
さらにこちらは、校内在住カラス師匠による、熟練の技「カラスの巣」でござます!地学実験室前(4F)にて、匠の技を間近でご高覧いただけます。
ご来校の際には、ぜひ嵯峨野高校をお楽しみください。
中間テストが終わり、今週から2年生も平常補習が開講しました。国語、数学、英語の各教科に対し希望者を対象として実施しています。7限までの授業を受けた後での補習ということで、疲労も溜まっているかもしれませんが、教室の雰囲気は真剣そのもので、ハイレベルな内容に挑戦する熱気が漲っていました。