各ラボの紹介
平成23年度 京都こすもす科 アカデミック・ラボ 講座一覧
国語国文学ラボ
日本の古典芸能を取り上げます。とりわけ、ユネスコにより世界無形遺産として認定された「能楽・狂言」「人形浄瑠璃文楽」「歌舞伎」について、通時的および共時的に考察を加え、総合芸術としての視点から研究を進めていきます。その際には、視聴覚教材を積極的に活用し、インターネット上のWebページも適宜参照します。テキストは、上古から近世に至るまで幅広い時代の古文を用いるのはもちろんのこと、上記世界無形遺産に関わっては英文のものも使用します。なお、2学期には「狂言」のワークショップをプロの狂言師の指導により実施して、成果発表を行います。
講座名 文化学
日本人は、玄関で靴を脱ぐ習慣があります。西欧の豪奢な建築と、茶室や桂離宮のような簡素な表現…。国際交流の場において「日本の文化、日本人の美意識、日本人の感性」について尋ねられたとき、あなたは答えることがで きるでしょうか。日本の文化について話す機会を想定し、日本の文化について様々な観点で記された文献を読み、積極的な姿勢で日本文化の中に息づく 精神を学んでゆくラボです。また身近な京都の文化について、フィールドワーク等を通じて自ら具体的に学ぶことにより、伝統文化に誇りを持ち、伝統の継承と新しい文化の創造に貢献できる精神を養います。
講座名 歴史学
中学校で学習した歴史事象を、中学校ではあまり触れられることのなかった視点から見直すことによって、歴史学の持つ面白さについて学習します。特に、中学校で学習した歴史事象の中から日本史という空間と世界史という空間の接点に注目したいと思います。その接点を見出すには、とらわれのないまなざしや常識化した歴史の概念や時代像を疑うことが必要です。視点や視座をずらして、多様な観点から歴史を見ることによって、日本史と世界史との意外な接点がたち現れることでしょう。フィールドワークにおいては、身近な地域から世界史と日本史の接点を読み解きたいと思います。
講座名 法学
私たちの社会生活は、さまざまな法律によって支えられており、大学で法律を学ぶことが将来の職業につながるケースが多く見られます。
法のしくみはどうなっているのか、法律的なものの考え方とはどのようなものかについて、京都大学法学部や京都弁護士会などの御協力をいただきながら、体験的にわかりやすく学んでゆく予定です。
あわせて、大学で法律を学ぶとはどのようなことか、裁判官・検察官や弁護士はどんな仕事をしているのかなどについても、理解を深めます。
講座名 経済学
私たちの日常生活を振り返ると、衣食住どれをとっても自給自足でまかなっているものはほとんどないと思います。現代の経済では、日常生活に必要なものはほとんどが企業によって生産されています。そこで、この経済学ラボでは、企業の活動を通して現代経済を読み解いていこうと考えています。そして、最終的には「企業」を「起業」するシュミレーションを通して、経済学や経営学の知識に触れるとともに、「企業で働く」ということがどのようなものなのか考えるきっかけにしていきたいと思います。
講座名 英語学Ⅰ
一言に「英語」と言っても、私たち英語を母語としない人間が知っている英語はほんのわずかです。私たち日本人が話す日本語が異なるように、英語も地域、性別、年齢、職業などによって使われる表現は異なります。また、話し相手によって、使われる場面によって、同じ表現でも冗談になったり、相手を不快にしたりします。似たような表現だと習ったものの中にも、厳密に言うと「使い分け」があるのです。言語の多様性は社会に密接に関係しているのです。そのような「社会のなかの言語」、言語の多様性に焦点を当てるのが「社会言語学」という学問です。
本講座では、イギリス英語・アメリカ英語・カナダ英語・オーストラリア英語・ニュージーランド英語だけではなく、各国で第二言語(ESL: English as a Second Language)として話されている英語の表現についても触れます。
講座名 英語学Ⅱ
このラボは英語の音声に焦点をあて、リスニング力・スピーキング力の増強を図ることを目的としています。映画や放送英語などの実際に使われている生きた英語を題材として、それらを鑑賞するとともにリスニングやスピーキング練習をします。そして最後にプレゼンテーションを予定しています。
また、音声学・音韻論の入門となる特別講義も予定しています。
講座名 英米文学ラボ
英米文学のさまざまなジャンル(詩・演劇・随筆など)の中から特に小説を取り上げ、その歴史・思想・文化・社会・筆者の人物像などを考察しながら英語で味わいます。作品の味読はいうまでもなく文学を通して言語についての感覚を磨き、世界や人生の視野を広げることを目指します。
1学期:作品味読、2学期前半:作品論入門、2学期後半~3学期:研究論文作成
講座名 国際社会ラボ
新聞は情報の宝庫であり、政治・経済・国際・社会・スポーツ・科学・文化・芸能といった記事から写真、見出し、ラジオ・テレビ欄、投書、漫画、広告など様々な情報が得られる。
国際社会ラボでは、高校生が英字紙に触れるために、英字紙におけるスタイル・語法・文法を中心に解説し、英語を通して時事問題学習のきっかけにすることを目指します。
実施内容(予定):(1) 記事の構成、ヘッドライン、リード、ボディーの特徴を知る。(2) ヘッドラインから記事内容を理解する。(3) 日英紙のヘッドラインの表記を比較する。(4) 記事と新聞上の他の情報を Scanning する技術を身に着ける。(5) 各自の関心に応じ、分野を絞り、記事をスクラップするとともに、記事に見られる表現を整理(データベース化)を行う。
