6月4日(水)・9日(月)・13日(金)に3年文科科学コース選択科目「保育基礎」の授業で、うぐいす保育園を訪問しました。
生徒は、子どもたちを見て「かわいい!」と声をあげ、子どもたちが駆け寄ってきてくれると自然と笑みがこぼれ、とても嬉しそうでした。
うぐいす保育園では、乳幼児を年齢別に保護者に代わって日中保育をされており、各部屋を見学させていただくことで、年齢による乳幼児の発達段階の差を、実際に目で見て学習することができました。最後には園児との交流の時間を取っていただき、生徒も実際にふれあうことができ、大変満足そうでした。今回のような座学では得られない貴重な体験を、今後の学習に活かしていきます。
うぐいす保育園でお世話になった皆様、誠にありがとうございました。
6月5日(木)、全学年で1学期の人権学習を行いました。今年度も学年ごとにテーマを設定し、それぞれの発達段階に応じた学びを深める機会となりました。
1年生:「身近で起こる人権問題について考える」
1年生は、体育館で映画『アオギリにたくして』を鑑賞しました。この作品は、被爆アオギリと一人の女性の人生を描いた実話に基づく物語です。戦争と平和、そして命の尊さを考えるきっかけとなり、身近な人権問題について一人ひとりが深く向き合う時間となりました。
2年生:「『障がい』と生き方について考える」
2年生には、京都府立盲学校の教諭・大渕真理子先生をお招きし、ご自身の経験をもとにしたご講演をいただきました。障がいをもつ方の視点や日常の中での気づき、そして共に生きる社会について、あらためて考える貴重な時間となりました。
3年生:「進路、特に就職を通して考える人権」
3年生は、「就職差別」をテーマに、将来の進路選択と人権のかかわりについて学びました。ワークショップ形式で行われた学習では、自分たちの進路と向き合いながら、「差別に負けない、差別を許さない」姿勢について意見を交わし、実社会に向けた準備として深い学びを得ました。
今後も、本校では人権学習を通じて、自他の人権を尊重し、よりよい社会の一員として成長していけるよう取り組んでまいります。
6月5日(木)
本校では、2年生の総合的な探究の時間に嵐山にある岩田山モンキーパークへサルの観察に行きます。
モンキーパークでは100頭を超えるニホンザルが暮らしており、サルの体の観察や集団でのふるまいなどを観察することができます。
サル山には、先日生まれたばかりの子ザルを抱いた母ザルや、人間年齢に換算すると90歳を超える老猿など、さまざまなサルがいました。強い日差しの中、サルたちは木陰で休憩をしていました。
生徒は、餌をやる際に手のひらを観察したり、顔の様子、毛並みの様子などをメモしたりしていました。また、サルのコミュニケーションのとり方や集団の中での様子を観察することができたと意見が出ていました。
この後、レポートを作成し活動のまとめとします。
御協力くださった嵐山モンキーパークのみなさん、ありがとうございました!
3年生の選択生物では、北嵯峨高校のすぐ近くにある京都工芸繊維大学の嵯峨キャンパスからカイコ蛾の幼虫をご譲渡いただき、外部形態の観察やはしご状神経系の内部構造観察、体液の顕微鏡観察、テグスの作成を行いました。
初めて幼虫を目にする生徒たちは最初戸惑い遠巻きに見ていましたが、スケッチを書き進める中で幼虫を手に取り、その手触りに驚きながら段々と親しみをもつようになりました。
最近は極度に虫を嫌がる生徒が多くなったと感じる中で、虫に触れる機会をもつことで理解が深まり、必要以上に虫を嫌がることがなくなるのだと実習を通して感じさせられました。
この後の実習では、繭から成虫が出てきた際のメスの性フェロモンに誘われるオスの様子を観察し、さらにその繭から生糸を繰る予定です。
毎年、貴重な実習の機会をいただける京都工芸繊維大学の長岡純治先生に感謝申し上げます。