8月7日(土)
第58回京都府吹奏楽コンクール(会場:京都コンサートホール)に出場しました。
コロナの影響により昨年は中止となったコンクールでしたが、おかげさまで金賞を受賞することができました。
これまで多くの制約の中で活動してきましたが、限られた練習環境の中でも持てる力は出し切れたと思います。今回演奏した55名のメンバーとともにサポートに回った部員も含めて、精一杯全員で取り組むことができました。これまで、昨年このステージを踏むことができなかった卒業生や、保護者の方々をはじめ多くの方にご支援いただき、ありがとうございました。
このコンクールを区切りに、3年生は各自の進路に向けた取り組みを、また、1、2年生は9月のマーチングコンテストに向け、新チームでの活動を始めました。コロナの状況は日々深刻さを増していますが、感染に気を配りながら与えられた条件を大切にして活動を継続していきたいと思います。
※写真撮影のためにマスクをはずしています
以下、審査員の先生方の講評を一部紹介します。
第58回京都府吹奏楽コンクール 高等学校Aの部
プログラム2番 京都府立桃山高等学校
課題曲 Ⅰ トイズ・パレード 平山雄一作曲
自由曲 シンフォニエッタ第3番「響きの森」 福島弘和作曲
〇審査員講評
(課題曲)
・軽快でとても素敵なマーチでした。もう少しまっすぐなフレーズ感で方向性が感じられるとさらに良かったと思います。全体的によくまとまった演奏でした。
・トゥッテイ(全奏)のサウンドはとてもクリアで美しいです。少し弱奏部でのイントネーションの不安定さは惜しかったです。
・マーチの明るさをしっかり捉えた好演です。ユニゾンを含むハーモニーのクオリティをあと一歩高めてください。
(自由曲)
・細部まで作り込まれており、素晴らしい仕上がりでした。一部、旋律線が歌い込まれているのに伴奏がついていっていない場所があるのが惜しかったです。フォルテのサウンドは重厚でとても美しかったです。
・ユニゾンの音程をより正確に合わせ、ハーモニーで動くセクションのクオリティーの向上を目指してください。中間部やクライマックスの部分では、充実した低音パートに支えられた透明感のある美しいサウンドが味わえました。素晴らしかったです。
・難しい木管楽器のパッセージなど、常に音楽の流れに乗って演奏できるといいですね。そうすればこの曲が持つ大きな流れの渦が的確に表現できると思います。後半部は非常に美しく感動的に表現できていました。全体的にとてもよくまとめ上げられた好演でした。