6月5日(木)、全学年で1学期の人権学習を行いました。今年度も学年ごとにテーマを設定し、それぞれの発達段階に応じた学びを深める機会となりました。
1年生:「身近で起こる人権問題について考える」
1年生は、体育館で映画『アオギリにたくして』を鑑賞しました。この作品は、被爆アオギリと一人の女性の人生を描いた実話に基づく物語です。戦争と平和、そして命の尊さを考えるきっかけとなり、身近な人権問題について一人ひとりが深く向き合う時間となりました。
2年生:「『障がい』と生き方について考える」
2年生には、京都府立盲学校の教諭・大渕真理子先生をお招きし、ご自身の経験をもとにしたご講演をいただきました。障がいをもつ方の視点や日常の中での気づき、そして共に生きる社会について、あらためて考える貴重な時間となりました。
3年生:「進路、特に就職を通して考える人権」
3年生は、「就職差別」をテーマに、将来の進路選択と人権のかかわりについて学びました。ワークショップ形式で行われた学習では、自分たちの進路と向き合いながら、「差別に負けない、差別を許さない」姿勢について意見を交わし、実社会に向けた準備として深い学びを得ました。
今後も、本校では人権学習を通じて、自他の人権を尊重し、よりよい社会の一員として成長していけるよう取り組んでまいります。
6月5日(木)
本校では、2年生の総合的な探究の時間に嵐山にある岩田山モンキーパークへサルの観察に行きます。
モンキーパークでは100頭を超えるニホンザルが暮らしており、サルの体の観察や集団でのふるまいなどを観察することができます。
サル山には、先日生まれたばかりの子ザルを抱いた母ザルや、人間年齢に換算すると90歳を超える老猿など、さまざまなサルがいました。強い日差しの中、サルたちは木陰で休憩をしていました。
生徒は、餌をやる際に手のひらを観察したり、顔の様子、毛並みの様子などをメモしたりしていました。また、サルのコミュニケーションのとり方や集団の中での様子を観察することができたと意見が出ていました。
この後、レポートを作成し活動のまとめとします。
御協力くださった嵐山モンキーパークのみなさん、ありがとうございました!
3年生の選択生物では、北嵯峨高校のすぐ近くにある京都工芸繊維大学の嵯峨キャンパスからカイコ蛾の幼虫をご譲渡いただき、外部形態の観察やはしご状神経系の内部構造観察、体液の顕微鏡観察、テグスの作成を行いました。
初めて幼虫を目にする生徒たちは最初戸惑い遠巻きに見ていましたが、スケッチを書き進める中で幼虫を手に取り、その手触りに驚きながら段々と親しみをもつようになりました。
最近は極度に虫を嫌がる生徒が多くなったと感じる中で、虫に触れる機会をもつことで理解が深まり、必要以上に虫を嫌がることがなくなるのだと実習を通して感じさせられました。
この後の実習では、繭から成虫が出てきた際のメスの性フェロモンに誘われるオスの様子を観察し、さらにその繭から生糸を繰る予定です。
毎年、貴重な実習の機会をいただける京都工芸繊維大学の長岡純治先生に感謝申し上げます。
5月7日(水)・12 日(月)・16 日(金)に、3 年文科科学コース家庭科選択科目「保育基礎」の授業において、新林児童館の丸岡敦子館長をお招きして講演会を実施しました。
子どもの発達と子育て支援について、普段実際に児童館で子どもたちと接しておられる方から話を聴きました。色々な体験をしてできなかったことができるようになることを知り、文字を書くためには落書きをすることも必要な経験であるということを学びました。また、折り紙の実習をして懐かしむ場面もあり、遊びを通して多くのことを学ぶということも教えていただきました。子どもは失敗をしながら成長していくということや、「児童福祉とは、子どもができないことをできるようにすることである」ということを学び、児童館について知る機会にもなりました。
今回の講演会で学んだことを、今後の実習などに活かしていきます。丸岡先生、ありがとうございました。
5月14日(水)の7限目、体育館にて令和7年度前期生徒総会および生徒会本部役員選挙が行われました。
まず、生徒会本部より令和6年度の活動報告と会計決算報告がなされ、続いて令和7年度の生徒会予算案について審議が行われました。質疑応答を経て、すべての議案が無事承認されました。
その後は、生徒会役員選挙立会演説会が開かれました。立候補者と応援者は、それぞれの思いを込めて、掲げる方針や推薦の理由を力強く、堂々と全校生徒の前で発表しました。候補者たちの真剣なまなざしと熱意ある言葉が、会場全体に強く響き渡りました。
演説会の終わりには、司会者より放送部による機材設営への感謝の言葉が述べられ、温かい拍手が体育館を包み込みました。
演説終了後、生徒たちは各ホームルームに戻り、投票を実施。選挙の結果は翌日、校内で発表されます。
本日の1・2限目に2年生の1・4・5組、3・4限目に3・6組が学校近くの古墳を訪れました。
まず、学校から歩いて10分ほどにある印空寺古墳に集合し、考古学者であり、元(公財)京都市埋蔵文化財研究所の加納様にお話を伺いました。そして、加納様の案内で御堂ヶ池1号古墳を訪れ、古墳の中で造り方や歴史について教えていただきました。帰り道には嵯峨七ツ塚古墳群を拝見して、学校に帰ってきました。
また、印空寺古墳には樹齢300年とも言われているタラヨウの木があり、ハガキの語源であるタラヨウの葉に字を書く体験をしました。
北嵯峨高校の校内にも古墳があり、普段の学校生活のすぐそばに歴史が息づいています。このフィールドワークで、嵯峨の地域や学校の歴史に目を向けるきっかけとなったと思います。地域の魅力を再発見した1日でした!
5月15日(木)の6限LHRの時間に、第1学年を対象としたキャリア講演会を実施しました。今回は京都芸術大学より次橋先生をお招きし、ご講演いただきました。
講演では、先生ご自身のこれまでの経験をもとに、日々の学習の意義や集中力の高め方、将来に向けた心構えなど、具体的かつ実践的なお話を伺うことができました。生徒たちは、次橋先生の熱のこもった語り口と、ユーモアを交えた分かりやすい例え話に引き込まれ、最後まで真剣な表情で耳を傾けていました。
「高校1年生の今だからこそできること」に気づき、自分自身の将来と向き合う貴重な機会となりました。これからの学校生活においても、今回の学びを生かして前向きに取り組んでいってくれることを期待しています。
5月7日(水)から9日(金)までの3日間、「生活週間」を実施しました。
期間中は、PTAの皆さまや地域の交通安全推進委員会の方々にご協力いただき、登校時の見守りや挨拶運動を行いました。地域の方々と連携して、生徒の安全と健やかな学校生活を支える、貴重な機会となりました。ご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
また、生活習慣の見直しとともに、身だしなみの確認や校則遵守の意識づけを目的に、登校時、SHR(ショートホームルーム)、授業中などで声かけやチェックを行いました。生徒一人ひとりが日常の行動を振り返る良い機会となっています。
さらに、5月8日(木)には、右京警察署のスクールサポーターの方をお招きし、「闇バイト等について」に関する講話を実施しました。社会問題にもなっている違法なアルバイト勧誘の実態と対処法について学び、生徒たちにとって非常に有意義な時間となりました。
ゴールデンウィークも明け、来週からは中間考査1週間前に入ります。特に1年生にとっては、高校で初めての定期考査を迎える大切な時期です。今回の生活週間をきっかけに、学習面だけでなく生活リズムも整え、より充実した学校生活につなげていってほしいと願っています。
4月25日(金)、校外研修を行いました。
学年に分かれて、各地を散策しました。
1年生は、午前中は嵯峨嵐山地域の散策に出かけました。学校周辺のお寺や施設、建物などを、班別に巡りました。
午後は学校にて、学年レクリエーションを行いました。クイズや縄跳びなどに分かれ、クラス別で競い合いました。
2年生は、大阪散策をしました。「新世界エリア」「天王寺公園エリア」「コリアタウンエリア」を中心に、班別で計画を立てて巡りました。
大阪名物のたこ焼きや串カツをを食べたり、記念写真を撮ったり、充実した時間を過ごしていました。
3年生は、神戸三ノ宮に行きました。アンパンマンミュージアムに行ったり、ポートタワーで写真を撮ったりして過ごしていました。
昼は南京町で中華料理を食べたり、神戸牛を堪能したりしていました。
どの学年も、新しい学年になって1カ月が経とうとしていますが、今回の校外学習を経て、クラスメイトと更に親睦を深めることができました。
4月14日(月)の4限目、本校体育館にて「3年進路学年集会」を行いました。
はじめに進路指導部の教員の紹介と、進路指導室の利用方法についての説明があり、生徒たちはこれから本格的に始まる進路活動に向けて、情報収集の大切さを再確認しました。
その後、進路指導部長より「進路実現に向けて、悔いなき選択と行動を」と題した講話が行われました。視野を広く持って自分の将来を真剣に考え、今からできることにしっかりと取り組む大切さについて、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
3年生にとって進路選択は人生の大きな分岐点となります。一人ひとりが自分にとって最良の選択ができるよう、学校全体でサポートしていきます。
令和7年4月10日(木)から14日(月)まで、新入生オリエンテーションが実施されます。
初日となる本日は、開講式をはじめ、生徒指導部長・教務部長・第一学年部長からの講話や、交通安全に関する説明が行われました。午後からはスクールカウンセラーによるグループエンカウンターも実施され、生徒たちは緊張しつつも、お互いのことを知る貴重な時間となりました。
この3日間のオリエンテーションでは、北嵯峨高校生としての心構えや学校生活のルールについて、さまざまな説明が行われます。
講話中、生徒たちは顔をしっかりと上げ、時折メモを取りながら、真剣な表情で耳を傾けていました。これから始まる高校生活への期待と意欲が伝わってくる様子でした。