学校生活

7月22日(火)、サマーセミナーの一環として、2年生自然科学コースの生徒を対象に「学びの扉プロジェクト」を実施しました。今回は京都工芸繊維大学を訪問し、授業体験・図書館ツアー・入試説明会を通して、大学での学びの一端に触れる貴重な機会となりました。



講義Ⅰ:専門分野に分かれての体験授業

生徒たちは、生物講座と物理講座のいずれかを選択し、それぞれの専門的な内容に触れる講義を受講しました。
• 生物講座では、長岡 純治先生より「ムシ生物学」についてご講義いただきました。カイコの解剖を体験し、その組織からDNAを抽出・観察することで、生命の仕組みに対する理解を深めることができました。
• 物理講座では、飯塚 高志先生による「薄型成形による風鈴の作製実習」が行われました。素材を変形させて新しい形をつくる「塑性加工」について学び、大型の機械を使って実際に鉄板から風鈴を製作しました。生徒たちは、それぞれ世界に一つだけのオリジナル風鈴を完成させることができました。



講義Ⅱ:全体講義「染色の科学」

午後の全体講義では、安永 秀計先生による「染色の科学」を受講しました。「色とは何か」という基本的な問いから始まり、繊維と染料の関係について詳しく解説いただきました。講義の終盤には、錯視によって同じ画像が異なる色に見えたり、静止している線が動いて見えたりする体験が紹介され、生徒たちも興味津々で盛り上がっていました。



大学図書館ツアー

続いて、大学図書館を案内していただきました。膨大な蔵書や専門書の多さに、生徒たちは圧倒されていました。また、落ち着いた空間で集中して学習する大学生の姿にも強く刺激を受けた様子でした。



学食体験と入試説明会

昼食は大学の学生食堂を利用し、それぞれ思い思いのメニューを楽しみながら、大学生活の一端を体感しました。午後には、大学入試課の方による大学案内および入試説明会が行われ、進路選択や受験に向けた意識を高める良い機会となりました。