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2021/11/16
 
 

 11月13日(土)に令和3年度みやびサイエンスフェスタがホテルルビノ京都堀川で、京都マスガーデンが西陣織会館で開催されました。本取組はスーパーサイエンスネットワーク京都校に指定された京都府立高校の生徒が集結して行われる大規模な取組です。例年は、生徒が取り組んできた課題研究の成果をポスターセッション形式で発表していましたが、今年度はコロナ禍の状況を踏まえ、事前にオンライン上で視聴した発表について質疑応答を行う形で実施しました。

 桃山高校は自然科学科2年生の全生徒による合計16班のポスターを展示しました。他校の発表者から直接発表を聞くことはできませんでしたが、質疑応答を通して交流を深め、課題研究を進める上で大いに参考になったと思います。

 令和4年2月5日(土)には桃山高校 自然科学科SSH課題研究発表会が開催されます。本番に向けてたくさんの知見を得ることができ、充実したイベントになりました。

 
 
2021/11/15
 
 

11月11日(木)、本校実験室においてSSH事業「植物の簡易組織培養」講座が実施されました。梁川正先生(京都教育大学名誉教授)の御指導の下、組織培養の講義を受けた後、市販の殺菌剤(キッチンハイター)と市販の肥料(ハイポネックスなど)を混ぜた寒天培地を作成し、滅菌や無菌操作を簡易におこなう手法で、シンピジウム、シラン、セイロンベンケイソウの組織の植え付けをおこないました。生徒たちは、興味をもって熱心に取り組んでいました。無菌操作が保たれ、
培養が成功したかどうかは一週間後にわかります。無菌操作や簡易組織培養を通して、貴重な体験をさせていただきました。梁川正先生ありがとうございました。

 
 
2021/11/11
 
 

 11月9日(火)、国立民族学博物館(吹田市千里万博公園)において、自然科学科2年生は「GS教養」の授業の一環として、世界の多様な民族の文化、生活、宗教などについて学びました。メモを取る、写真を撮ったりDVDの鑑賞をしたり、異文化への興味・関心を高め、理解を深めることができました。

 
 
2021/10/26
 
 

 10月20日(水)から10月22日(金)の3日間、自然科学科3年生の生物選択者を対象に、長浜バイオ大学・黒田智先生による高大連携授業「手動PCRでブタの品種を鑑定しよう」の講座がありました。

 マイクロピペットの使い方に始まり、手動PCR、電気泳動を通して、遺伝子実験における基本操作や概念を学びました。生徒たちは、興味をもって熱心に取組み、最終日に各自の鑑定資料が「大ヨークシャ種(白豚)」か「デゥロック種(茶豚)」か「バークシャ種(黒豚)」のどの品種だったか鑑定結果を発表しました。鑑定結果は全員正解でした。生徒にとっては大変貴重な経験となりました。
 黒田先生には3日間お世話になりました。ありがとうございました。

 
 
2021/10/21
 
 

今年度も3年生普通科・自然科学科 物理選択者の5講座を対象に 10月中旬から下旬にかけて、京都教育大学名誉教授の沖花先生にIH調理器のしくみを調べるための実験実習を実施していただきました。プレート上にアルミホイルをドーナツ状にくり抜いたものを置き、スイッチを入れると、アルミホイルが浮きます。なぜ浮いたのかを考えることで、IH調理器の仕組みを予想します。また、鉄釘を磁化させ、ひもでつるすと3次元方位磁針となり、これでIH調理器のプレート上の各部分の磁場を調べます。ストローにリード線を巻いた豆電球を使って明るくなる場所や向きを探索することによって磁場が変化していることを理解し、IH調理器の構造を考えます。生徒達はとても楽しそうに実験に取り組んでいました。

 
 
2021/10/09
 
 

 10月9日(土)に近隣の小学生を対象にした「令和3年度おもしろ理科実験教室」を開催しました。例年は夏休みに実施していましたが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響のため、10月に延期して行いました。

 今年は例年よりも参加者数を制限し、感染対策を十分に行った上で実施しました。「おもしろ理科実験教室」の講師は学校教員が務めますが、小学生のサポートはグローバルサイエンス部の部員が務めます。部員は一生懸命に小学生をサポートし、小学生にとって頼もしいお兄さんお姉さんであったと思います。 

 今年も実験講座は2つ実施しました。「浮き沈みの科学」ではペットボトルとしょうゆ差しを使って浮沈子をつくりました。ペットボトル容器を押したり離したりすることで、中にあるしょうゆ差しが浮いたり沈んだりするのを観察し、浮くと沈むのちがいについてみんなで考えました。また、野菜を使って大きさと重さによって「浮く」と「沈む」が変化するのかを確認する実験もしました。「鉱物万華鏡きららちゃん」では、うすい板状にした白雲母を偏光板にはさみ、光を通すことで、あざやかな色が見えることを体験しました。この性質を利用してみんなで万華鏡を作成しました。作った万華鏡はとても綺麗で小学生は大喜びでした。

 理科実験の不思議さと楽しさを体験した子供たちが、少しでも理科好きになってくれることを願っています。

 
 
2021/08/23
 
 

 この夏、SSHの全国大会にあたる「令和3年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」が開かれました。予選にあたる第1部は、8月4日(水)~5日(木)の2日間にわたり、神戸国際展示場において開かれました。桃山高校は校内審査で選ばれたグローバルサイエンス部3年生の高田夏千、山本菜央、藤村快吏による「プラナリアの多眼形成について」を発表しました。

 発表はポスター発表形式で行い、発表ブースに来られた方に興味深く発表を聞いていただき、質疑応答もとても楽しそうでした。その結果、生物(植物・農学系)部門で優秀であったとして、ポスター発表賞を受賞しました。ポスター発表賞は全218校の発表の中から、第2部に進む優秀発表6校と、奨励賞6校に続く、22校が受賞しました。

 また、第1部の各部門で最も優秀な発表による決勝の第2部は、8月20日(金)にオンラインで開催されました。残念ながら緊急事態宣言発令のため、生徒は自宅からの視聴となりましたが、優秀発表を見ることで大きな刺激を受けていました。

 今年は対面とオンラインのハイブリッド開催となり、様々な点で困惑する場面もありましたが、とても充実した発表会になりました。

以下に、文部科学省の報道発表と発表ポスターを掲載します。

 

  • 文部科学省 令和3年度 報道発表

 令和3年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会表彰校の決定について

 https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2021/0820ssh.htm

 

  • 発表ポスター

ポスター1.jpgポスター2.jpg

 
 
2021/07/13
 
 

7月10日(土)に自然科学科1年生を対象に、SSH講座「化石から地球環境を探る」を実施しました。講師は京都教育大学教授 田中里志 先生です。

 この講座では、巨椋池に堆積した粘土層から珪藻化石を抽出し観察することで、過去の巨椋池の古環境を探りました。古代の地球環境を理解することで、現在を理解することは過去を知る手がかりであり、未来の環境や諸現象を推定することが可能になることを学びました。

 大学レベルの研究に触れることで科学に対する興味関心や知識理解が深まります。研究者や社会人と交流することで、自身の将来像を考える機会にして欲しいと思っています。

 
 
2021/07/09
 
 

 突然ですがみなさんは画像①の植物を見たことがありますか?これはネジバナ Spiranthes sinensis という植物です。最大の特徴はネジバナという和名およびSpiranthes(spira 螺旋 + anthos 花)という属名の通り、まるで螺旋階段のように"ネジ"れながら咲く、小さくて可愛らしい""でしょう(画像②)。日本全国の日当たりの良い平地で見られる雑草で、桃山高校でも毎年6月下旬頃に正門前と食堂横の広場で一斉に花を咲かせます。このネジバナをよく観察してみると、非常に面白いことに気が付きます。


 画像③~⑥は桃山高校の校内で撮影したネジバナの写真です。これらを見比べて、何か気が付くことはありませんか?さらに見比べやすくするために、特徴の異なる3つの個体を並べてみましょう(画像⑦)。花の色や数、ネジれの向きや強弱などに注目してみてください。


 さて、いつものように自由に考えてみましょう。

 花をネジりながら咲かせることで何か良いことがあるのでしょうか?ネジバナは昆虫に花粉を運ばせて受粉する「虫媒花」です。ということは......?

 また、ネジバナにとってはどんなネジれ方が理想なのでしょうか?時計回りの方が良いのか、反時計回りの方が良いのか......。強くネジれた方が良いのか、あまりネジれない方が良いのか......。それともどのようにネジれてもあまり関係ないのでしょうか......?

 ひょっとしたら周りの環境によって理想のネジれ方も違うかもしれません。みなさんも虫の気持ちになって考えてみてください。

 



どんなことに気が付きましたか?

どんな疑問をもちましたか?

どんなことが予想できますか?

どんなことを知りたくなりましたか?

 
 
2021/07/02
 
 

 この自然科学article、一番最初の記事では「春の中庭」を取り上げました。桜の花が咲き誇る3月末の中庭と緑が生い茂る4月末の中庭を比較しましたよね。


 あれから2か月が経ち、中庭にはさらなる変化が。上の写真はそれぞれ4月末と6月末に同じアングルから中庭を撮影したものです。春から初夏にかけて、中庭にどんな変化が起こったのか、2枚の写真を見比べながらぜひ探してみてください。



どんなことに気が付きましたか?

どんな疑問をもちましたか?

どんなことが予想できますか?

どんなことを知りたくなりましたか?

 
 
 

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