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2021/05/21

 本日の記事ではとある日時だけお伝えします。

2021年 5月26日 水曜日

20:00~20:30


 この30分間、南東の空に浮かぶ月の様子を観察してみてください。きっと面白い現象が見られるはずです。興味のある人は、上記の時間以外にも18:45頃から22:50頃まで定期的に観察してみましょう。さらに面白いことに気付けるかもしれません。注目すべきは月の「大きさ」、「」、「」です。


 今はインターネットで検索すれば大抵のものは見ることができる便利な時代です。だからこそ実物を観てみませんか?実物に触れてみませんか?たとえ得られる知識は同じでも、桁違いの衝撃と感動を得ることができますよ。

 ※もちろん無理は禁物です。できる範囲で構いません。



どんな疑問をもちましたか?

どんなことが予想できますか?

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参考文献

・沼澤茂美(2021)『月刊星ナビ 2021年6月号』5月26日 赤いスーパームーン,26-31

 
 
2021/05/14
 
 

 以前の記事で紹介した通り、桃山高校の1号館と3号館の間には大きな中庭があるのですが、実はこの中庭の一角には噴水付きの池があります(画像①)。決して大きくはありませんが、カラスやスズメがよく水を浴びるためにやってくる憩いの池です。

 しかしこの池、最近少し様子がおかしいのです。異変に気が付いたのは5月11日。なんと小さな白い花が水面を覆っているではありませんか(画像②)。真っ白な花びらに黄檗色の花粉が映えていてとても美しいこの花(画像③)、その正体は一体何なのでしょうか。答えは水中を見てすぐに分かりました。この池に生育している水草、オオカナダモの花です。


 オオカナダモ Egeria densa はオモダカ目トチカガミ科の水草で、1910年代に植物実験用として日本に持ち込まれたものが野生化した、アルゼンチン原産の帰化植物です(画像④)。その特徴は後ろの文字が透けるほど薄い半透明の葉です(画像⑤)。特別な処理をしなくても細胞や葉緑体の様子を観察できるため、現在でも理科の実験材料として重宝されています(もしかしたら中学校の教科書にも載っているかもしれません)。また見た目の美しさから、アクアリウムにもよく用いられています。

 しかしこのオオカナダモ、日本生態学会が定めた「日本の侵略的外来種ワースト100」に指定されるほど、生態系や人間活動を脅かす存在としても知られています。オオカナダモが人間にどのような影響を与えうるのか、自由な発想で想像してみてください。


 ところで"オオカナダモ"なのにカナダではなくアルゼンチン原産とは一体どういうことでしょうか?実は北アメリカ原産の植物が先に"カナダモ"と名付けられ、後からアルゼンチン原産で大型のカナダモの仲間が"オオカナダモ"と名付けられたそうです。ちなみにカナダモの仲間には小型のものや日本原産のものも存在するのですが、みなさんなら何と名付けますか?


 さて、もうひとつ興味深い話をしましょう。本来オオカナダモには雄株と雌株があり、それぞれが雄花と雌花を咲かせ受粉を行うことで繁殖します。しかし日本で野生化しているオオカナダモは雄株だけだそうです。確かに桃山高校の池で見られるのも黄色い花粉が特徴的な雄花だけでした。雌花がなければ受粉は行えません。では日本に生育するオオカナダモはどうやって繁殖しているのでしょうか?植物には何か特別な繁殖方法があるのでしょうか?

後編へつづく(5月28日公開予定)


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2021/05/07
 
 

 桃山高校では火・水・金曜日に清掃を行っています。不思議なことに火曜日に清掃した場所も、水曜日にまた掃いてみると意外とホコリが出てくるものです。ではこのホコリは一体どこからやってきたのでしょうか?そもそもホコリとは一体何なのでしょうか?なぜ決まって灰色なのでしょうか?なぜ決まってあの見た目になるのでしょうか?


 実際にホコリを観察してみましょう。今回は化学実験室の箒から採取した画像①のホコリを観察することにします。実体顕微鏡を用いて拡大してみると、ホコリは主に複数の繊維や髪の毛が絡まってできていることが分かりました(画像②~⑤)。驚くべきことに、繊維のほとんどは白色や黒色であり、私たちがホコリと聞いて思い浮かべるような濃い灰色の繊維はまったく見つかりませんでした。灰色の繊維は含まれないのに灰色に見える......不思議ですね。キーワードは「並置混色」。画像⑥画像⑦がヒントになりそうです。


 さて、ホコリの正体が繊維だということが分かりましたが、そもそもこの繊維はどこからやってきたのでしょうか?服やカーテンに使われている繊維が少しずつ切れているのでしょうか?ひょっとしたら100年前のホコリは、今とは全く違う色や形をしていたのかもしれませんね。皆さんも掃除の時間にホコリに注目してみてはいかがでしょうか。


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参考文献
・シーシーエス株式会社「第18回 混色(その 3 )」光と色の話 第一部<https://www.ccs-inc.co.jp/guide/column/light_color/vol18.html>(閲覧日: 2021年5月6日)

 
 
2021/04/28
 
 

 まだ寒さは残るものの、徐々に春らしい陽気になってきました。まるで春の訪れを祝福しているかのように、正門横のヒラドツツジも見事な咲きっぷりです(画像①)。白・赤紫・薄ピンクという色の美しさに加えて、甘い芳香も魅力的な花です(画像②~④)。


 このヒラドツツジをよく観察してみましょう。基本的には同じ色の花がまとまって咲いていますが、所々異なる色の花が混ざっています(画像⑤)。不思議に思って花の根元を確認してみると、なんと一つの枝から異なる色の花が咲いていました(画像⑥)。
 さらによく観察してみるとこんな変わった花も見つかりました。画像⑦,⑧の花は一見ただの白色の花に見えますが、よく見ると赤紫色の斑点やラインがはいっています。そしてさらに面白いのが画像⑨,⑩の花。まるで白色と赤紫色の花を切り貼りしてくっつけたように見えます。


 さて、さらに科学を深めましょう。花びらの色だけでなく形、模様、大きさ、数に違いはあるでしょうか。雄しべや雌しべに違いはあるでしょうか。そして反対にすべてに共通している特徴はあるでしょうか。しっかり観察してみましょう。

 ちなみにこのような現象が起こる植物はヒラドツツジ以外にもあります。もしかしたら皆さんの身の回りにある植物でも見つけられるかもしれません。ぜひ探してみてください。


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参考文献
・有村源一郎・西原昌宏(2018)『植物のたくらみ 香りと色の植物学』ベレ出版
・柿本辰男(2010)「サツキ・ヒラドツツジの咲き分けについて」日本植物生理学会|みんなのひろば<https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2186>(閲覧日: 2021年4月22日)

 
 
2021/04/23
 
 


 桃山高校の1号館と3号館の間には立派な中庭があります(学校外から覗いていただけないのが残念です)。上の写真はそんな中庭をそれぞれ3月末4月末に同じアングルから撮影したものです。


 春は別れと出会いの季節。中庭に生育する植物にも多くの別れと出会いが訪れました。この1か月で中庭にどんな変化が起きたのか、2枚の写真を見比べながらぜひ探してみてください。


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