5月14日に行われた、第59回全国高校将棋京都府選手権大会男子団体で優勝し、8月に鹿児島県指宿市で開かれる、第47回全国高等学校総合文化祭(第59回全国高等学校将棋選手権大会)に出場することが決定しました。
1年生3人で臨んだ本校チームは、予選リーグを3戦全勝で1位通過しました。決勝トーナメントでも2・3年生相手に健闘し、2015年以来5回目の優勝を果たしました。
2002年には先輩が全国優勝を成し遂げているこの大会ですが、「先輩たちのように、優勝を目指して頑張りたい。」と意気込みを語ってくれていました。
6月3日・4日に行われた第70回NHK杯全国高校放送コンテスト京都大会に於いて、放送部の1年生が朗読部門で2位を獲得し、7月24日から東京で行われるNHK杯全国高校放送コンテストの出場を決めました。
本校としては初、京都府としても7年振りとなる準決勝進出を目指し、全国大会へ向けて練習に励んで参ります。
5月20日(土)・21日(日)の2日間にわたって、鞍馬・百井・花背周辺で行われた全国高等学校登山大会京都府予選で、本校ワンダーフォーゲル部が男子の部・女子の部でそれぞれ優勝し、今夏に北海道の十勝岳・黒岳・旭岳で行われる令和5年全国高等学校総合体育大会(インターハイ)登山大会に男女アベック出場することが決定しました。
競技登山の大会は、体力だけでなく、読図・装備・知識・天気図・炊事・幕営なども審査されます。今回は、コロナ禍でしばらくできなかったフルバージョンの審査が4年ぶりに行われました。一日目は、鞍馬を出発し、天ヶ岳山頂経由で百井の集落を抜け、安曇川支流の「陸地谷」を遡行し、大見尾根から花背別所をゴールとするコースで、旧別所小中学校グラウンドが幕営会場になりました。二日目のコースは花背別所から百井キャンプ場経由で翠黛山を登り、江文峠がゴールでした。二日目は朝4時に起床し朝6時の出発でした。一日目の「陸地谷」は4年ぶりに復活した伝統のルートです。道があるかないかのルートを何度も徒渉を繰り返し、泥まみれになりながら何とか登り切りました。
大会に出場した選手たちは、「山登りは総合力が問われます。皆で役割分担して協力できたのがよかったです。」「昨年先輩たちと悔しい思いをしたので、今年こそと思って大会に臨みました。信頼できる仲間たちと最後まで歩ききれてよかったです。」「久しぶりにフルバージョンの審査と聞きました。大会に向けて準備いただいた先生方、地元の方々に感謝したいです。」と語ってくれました。
いつも応援いただき、ありがとうございます。先日行われました第76回京都府高等学校総合体育大会(剣道)の男子上級の部において準優勝しました。メンバーは以下の部員です。
堀内 悠登さん(3年),森 路長さん(3年),荒金 俊明さん(3年)
田村 優樹さん(2年),西沢 知剛さん(2年)
1回戦の洛星戦,2回戦の莵道戦,3回戦の洛北戦と順当に勝ち上がり、準々決勝は、1月の全国選抜予選で京都府第3位の強豪日吉ヶ丘との対戦になりました。先鋒・田村選手や中堅・森選手の活躍もあり見事勝利し、準決勝に駒を進めました。
準決勝は、京都府第2位の強豪北嵯峨との対戦になりました。ここでも先鋒・田村選手や大将・荒金選手の活躍もあり、接戦をものにしました。
決勝は京都成章との対戦でしたが、先鋒・田村選手の活躍で序盤からリードするなど互角に戦いましたが惜しくも僅差で敗れ準優勝でした。
しかし、京都府の並み居る強豪を次々に下したことで着実にレベルアップしていることを実感したと思います。今回のことを自信にしつつ、次に向けて課題を1つずつ克服していき、インターハイ予選でも活躍してくれることと思います。引き続き応援よろしくお願いします。
5月13日(土)、常磐野小学校の4~6年生51名を迎えて、実験教室を実施しました。
4年生は「チリメンモンスターを探せ」、5・6年生は「クロマトグラフィー・浮沈子」の実験に取り組みました。実験方法や原理の説明、実習の補助については、サイエンス部の生徒を含む、本校ボランティア生徒13名が分担して行いました。
また、当日は「化石の話」として、嵯峨野高校にある化石標本を触ってもらいました。
この化石は栃木県那須塩原市で出土する、今から数十万年前の生物の化石です。これら化石の生物は、現在でも生息し、図鑑などでどの種類が化石になっているのか調べることができます。
子どもたちが初めて見たり触れたりするものに驚き、感動する様子を見ながら、高校生ボランティアも楽しめたプログラムでした。
常磐野小学校の皆さん、また来年もお待ちしています!
5月13日、カナダBishop's Universityから訪日中の教員、学生の皆さんが、ESS部員と校有林ラボの生徒と一緒に嵯峨野高校の校有林とその近くにある愛宕念仏寺、嵐山周辺のフィールドワークに参加しました。この取組は、SSHの取組であるジャパンフィールドリサーチの一環として行われました。
当日朝に奥嵯峨にある校有林の入り口で集合し、グループ毎に自己紹介を行った後、一緒に校有林に入りました。お互い英語でコミュニケーションをとりながら、険しい山道を頑張って登りました。山の中腹では、ティーチングアシスタントとして参加した本校の卒業生と現役の校有林ラボ所属生徒が自身の研究内容について英語でプレゼンテーションを行いました。
続いて、隣接する愛宕念仏寺を参拝しました。ここではESS部員が愛宕念仏寺について英語で説明しました。Bishop's Universityの学生さんもこの寺についてリサーチしてきており、その内容を話してくれました。互いに日本の伝統文化への理解を深める機会となりました。
その後嵐山までゆっくり歩いて、渡月橋のたもとで解散となりました。道中では時折足を止めながら、解散の直前まで、Bishop's Universityの学生さん達と楽しそうに英語で会話する姿が見られました。
3月13日(月曜日)卒業生を招いて卒業茶会を催しました。新型コロナウイルス感染防止の影響を受けて、2年前からは茶室「里仁軒」ではなく教室での開催となっています。全く元通りとはいきませんでしたが現大学4回生以降の先輩たちも招いての会となりました。この日のために2年生は自分で着物の着付けができるよう練習してきました。通常なら文化祭で浴衣を着付けるのですが、それもできなかったので、これが初めての披露となります。
道具の取り合わせを考えること、お客様への招待状を出すこと、お菓子のデザインを考えること、記念品を作成すること、前日準備、当日の運営等々、茶道講師の先生のご指導を受けながらですが、自分たちで協力して取り組みました。今までのお稽古の成果が見えました。
お茶会の後は、3年生を送る会です。2年生から3年生に、今までの思い出の詰まったフォトアルバムを記念品として贈りました。既卒の先輩方からもお言葉をいただき、和やかな雰囲気の中終了しました。
2023年3月27日
3月11日、12日の2日間に渡って開催された日本高校生パーラメンタリーディベート連盟四国九州オープン 2023に、本校ESS部の代表として1年生6名が参加しました。本大会には四国、九州の高校を始め、全国から即興型英語ディベートの実践を行う高校が参加しました。
今回の大会では「告白するなら対面よりオンラインメッセージの方が良い」といった身近なものから、「教師が神聖な職業であるという認識は利益より害をもたらす」「社会的に好ましくない行為を描写する映画や音楽を禁止すべきである」「すべての民主主義国は、ロシアとの全ての経済関係を停止すべきである」といった教育、文化、時事に関するものまで、現代社会における様々なテーマが扱われました。
本校は今回初めて本格的な英語による競技ディベートに参加し、大変有意義な経験となりました。今後も部内での練習や他校との練習試合、公式戦を通じて、英語ディベートの腕を磨いていきます。
2023年3月27日
去る2月19日に福知山で行われた第46回公立高等学校卓球大会第34回個人の部において、酒井さんが1年生ながら優勝しました。初戦から決勝まで1セットも落とさない堂々たる優勝でした。なお、試合結果については京都府高体連卓球部のホームページに掲載されています。
2月4日(土)甘春堂嵯峨野店において、茶道部の1・2年生が和菓子作り体験に参加しました。新型コロナウイルス感染症による活動の制約を受けるまでは毎年1回開催していましたが、2年ぶりの開催となり、全員が初めての体験でした。
茶道部では毎年文化祭や卒業茶会で出すお菓子のデザインを自分たちで考え、鶴屋長生さんに作っていただいています。茶会の趣旨や季節に合うように、お菓子の銘も考えます。
今回体験して実際に作ったことで、改めて職人さんの技のすごさを知ることができました。
とても貴重な機会になりました。
軽音楽部の2年生バンド「東京ジヘンジャーズ」が、NHKの番組「高校生バンドグランプリ」に出演します。この番組は、事前に行われた動画審査を通過した府内の5つのバンドがKBSホールで演奏する様子を撮影したものです。
嵯峨野高校の「東京ジヘンジャーズ」は東京事変の「秘密」を演奏しました。KBSホールのステンドグラスにぴったりの大人っぽい雰囲気の楽曲です。難しい曲ですが、日々練習を重ね、頑張りました。
放映は2月24日(金)22:45~23:30です。その後もNHKプラスで2週間配信されます。ぜひご覧ください!
去る1月21日、全国高等学校選抜卓球大会男女シングルスの部の京都府代表1名を決める選考会が行われ、酒井さんが1年生ながらトーナメントを勝ち上がり、見事京都府代表となりました。第50回全国高等学校選抜卓球大会は3月24~27日に愛知県のスカイホール豊田で開催されます。なお、試合結果については京都府高体連卓球部のホームーページに掲載されています。
12月24日、25日の2日間に渡って開催された第8回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会2022(主催:一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会)に、本校ESS部の代表として2年生2名、1年生1名が参加しました。同大会はコロナ禍の影響により、昨年に引き続きオンラインでの開催となりました。今年は日本全国から78校が出場し、本校は7年連続出場しています。
今年のESS部は部員数も増え、出場者を中心に一丸となってディベートの練習を重ねてきました。今回の大会では「結婚するよりも独身の方が良い」「日本は防衛費を増額すべきだ」「中高ではオンライン教育を導入し、学区を撤廃すべきである」「生徒は、教員よりもAIにディベートを指導された方が良い」など、近い将来を想定して高校生が当事者として考えるべき内容が論題となりました。
本校ESS部の3名は予選ラウンド四戦中三勝という好成績を収め、78校中22位と健闘しました。また、二年生の空閑悠真さんがベストディベータ賞を、榊野紗也さんがPOI(Point of Information)賞を受賞するとともに、本校として授業導入賞を受賞しました。
加えて、論題に関する専門家(キーノートスピーカー)によるレクチャーや、強豪校による決勝トーナメント戦の見学を通じて、多くのことを学ぶと共に、次回の公式戦に向けたモチベーションを高めることが出来ました。
毎年着実にレベルアップしている嵯峨野高校ESS部、今後も一層の躍進を目指します。
12月24日(土)に実施された京都府高等学校軽音楽連盟主催第1回 Kyoto Winter Contest において、2年生のバンド「リナリア」が準グランプリ(京都府2位)を受賞しました。
このコンテストに向けて、オリジナル曲を作り、日々練習を重ねてきた成果を発揮することができました。
今後さらに磨きをかけ、かっこいい演奏を聴いていただけるよう頑張ります!
全国高校駅伝閉会式の司会を担当しました!
師走の都大路を全国の高校生ランナーが駆け抜ける京都の冬の風物詩、全国高校駅伝の閉会式の司会を放送部2年生が担当しました。
これは、10月に行われた京都府高等学校総合文化祭放送部門アナウンス小部門上位4名が2人ずつで開閉会式を担当するもので、平成24年度から京都の放送部員が司会を担当しています。本校放送部員が司会を担当するのは今回で7人目となります。
今年は3年ぶりに閉会式での結果発表も行われ、担当する分量も多くなりました無事に大役を果たすことができました。
来年以降も司会を担当できるよう、日頃の活動を頑張って参ります。
ワンダーフォーゲル部 登山大会 男女アベック優勝
2学期終業式後に行われた伝達表彰で、本校ワンダーフォーゲル部員男女8名が、校長先生から秋季登山大会(第42回京都府高等学校登山選手権大会)の優勝カップと表彰状を授与されました。
大会は、令和4年10月29日(土)・30日(日)の二日間にわたり、京都府北部、大江山トレイル・天橋立トレイルで行われました。
コースは、眼下に日本海や景勝地天橋立を見下ろす素晴らしいコースでした。審査は3年振りにテント泊を伴う審査となりました。登山競技は体力だけでなく、読図力や幕営、計画書、天気図、山の知識、記録などが総合的に審査されます。
この大会で本校ワンダーフォーゲル部は男子・女子ともに第1位となりました。
この場を借りて、大会でお世話になった大会関係の方々や地元の方々にお礼申し上げます。
将棋部の活動を紹介します。
本校の将棋部は、校舎4階の和室で週4日(月~木)活動しています。
初心者から有段者まで実戦を繰り返しながら棋力の向上を目指しています。
また、年に10回程度外部指導者の大学生から指導を受ける機会もあり、初心者で入部しながらも大会で入賞できるようになる生徒もいます。
近畿大会・全国大会へも多数出場しており、過去には全国大会で優勝したこともあります。
(昇降口ホールに展示された全国優勝時の賞状・トロフィー)
3年生の引退後は部員が5人になってしまいましたが、現在5月にある大会に向けて日々頑張っています。
嵯峨野高校の将棋部では、囲碁に取り組むこともできます。
今年は、2年生の上本さんが、第42回近畿高等学校総合文化祭和歌山大会に出場し、女子団体(他校生徒と合同のチーム)で第2位となりました。
また、12月17日に行われた、第11回近畿高校囲碁選手権大会女子9路盤戦で第3位となり、3月に行われる第17回全国高等学校囲碁選抜大会へ出場することになりました。
将棋も囲碁も常に部員募集中です。中学生の皆さん、嵯峨野高校で将棋や囲碁を楽しんでみませんか。
12月18日(日)、今年で12回目となった「嵯峨野高校狂言の会」を開催しました。会場は、毎年お世話になっている冬青庵(とうせいあん)能舞台(京都市中京区)です。
今回も新型コロナウイルス感染対策として定員を50名とし事前予約制をとったところ、早々に満席の申込みを頂戴しました。お子様が卒業されてからも毎年来てくださる保護者の方がいらっしゃることは、とても嬉しいことです。また、狂言部の卒業生が何人も来てくれて、受付の仕事などを手伝ってくれました。
当日は、消毒、検温など感染対策に留意して実施することになりました。とはいえ、役者がマスクをしていては表情が見えませんので、お客様にフェイスシールドを準備する対策をとりました。
現在、1・2年生の部員が3人しかいないのが悩みの種ですが、その分、張り切って、3人が2つの曲目を演じることになりました。1曲目を終えたら、すぐに2曲目に出演です。着付けをしてくださる茂山狂言会の先生方は、お手の物という感じで手際よく、装束を替えてくださいました。
(1)「蝸牛(かぎゅう)」
カタツムリがどんなものか知らずに探しに来た太郎冠者。薮で昼寝をしていた山伏をカタツムリと思い込んでしまい......。
(2)「舎弟(しゃてい)」
兄が自分を「舎弟」と呼ぶことに納得のいかない弟。物知りから「『舎弟』とは盗人のこと」と嘘を教えられてしまいます......。
大勢のお客様が温かい雰囲気を作ってくださり、部員たちはいつも以上にしっかり声を出して、気持ちのこもった演技ができたと思います。ポイントポイントで客席から賑やかな笑いをいただきましたので、皆さんに狂言の楽しさ、面白さを伝えることができたのではないでしょうか。
今年も茂山千五郎先生はじめ茂山狂言会の先生方から懇切丁寧に御指導をいただいた成果です。あらためて心から感謝を申し上げます。
休憩をはさんで、茂山千五郎先生と茂山茂先生に「因幡堂(いなばどう)」を演じていただきました。狂言によく登場する恐妻家の男と「わわしい(強情で口やかましい)」女とのやりとりのおもしろさに笑いが絶えず、伝統の芸の素晴らしさを堪能させていただきました。
11月25日(金)和歌山市で行われた近畿高等学校総合文化祭美術・工芸部門に美術部、デザイン工芸部の3名が京都府代表として出展しました。
午前中は、作品展示場所近くのホテルで開会式及び特別講演会・作品講評会でした。湯川雅紀先生(関西福祉科学大学教授・洋画家)の講演会では、ドイツに留学された話や作品制作への熱い思いなどを聞かせていただきました。
講評会では本校生徒の作品を取り上げていただき、作品の感想や作者への激励の言葉をいただきました。
午後からは、展覧会会場に移動し、他府県の代表生徒との交流会です。自作を前に、作品の解説をしたり、作品の感想をもらったりして交流を深めます。
わずかな時間でしたが、生徒たちは積極的に交流をしていました。
その後、場所を移し、和歌山の伝統産業のひとつである黒江の漆器制作(蒔絵)体験しました。わずかな時間でしたが、さすがは各府県で代表に選ばれる生徒たちです。すぐにコツをつかみ、オリジナリティあるお盆を制作しました。
芸術の秋に相応しい、素晴らしい一日でした。
和歌山県の皆さん、ありがとうございました。
11月20日(日) 和歌山城ホールにて、第42回近畿高等学校総合文化祭茶道部門が開催され、京都府の代表として本校の茶道部から5名(2年生4名1年生1名)が参加しました。
昨年新しくできた和歌山城ホールは和歌山城の真正面に位置し、紅葉の中にお城が美しく見える会場での開催となりました。
記念茶会では、開催県の茶道部生徒によるお点前で一服頂戴しました。
交流茶会では三重県立神戸(かんべ)高校と、亭主と客を交代して2席実施しました。緊張しましたが、参加した5人がそれぞれの役割を果たし、お稽古の成果を披露することができました。
その後、伝統工芸士 谷岡公美子氏より紀州漆器についての説明を受け、丸盆に伝統技「蒔絵」による絵付け体験をしました。
体験することで様々な工芸品の成り立ちや歴史、そしてその価値を感じることができ、貴重な体験となりました。
午後からは記念講演として、和歌山市立博物館の学芸員 山下奈津子氏が「江戸時代における和歌山の茶道について」と題して講演をしてくださいました。徳川治宝の(はるとみ)時代を中心に、表千家の家元と和歌山藩主との交流について御講演いただきました。
開催県の実行委員の方々、日頃ご指導いただいている先生方をはじめ、参加に御協力いただいた方々のおかげで有意義な経験をすることができました。