SAGANO BLOG

華道部は、全国高校生伝統文化フェスティバルの「迎え花」の製作を行いました。

このフェスティバルは、日本の伝統文化に勤しむ全国の高校生が一堂に会する文化フェスティバルです。

全国からの高校生や観客の皆さんをお出迎えするために、お花で会場を飾りました。

部員みんなで一つの作品を作るのは初めてのことでしたが、納得できる作品ができました。

嵯峨野高校は、玄関を入った正面が担当場所でした。

作品テーマは、「Noël」。

作品の説明です。

「ようこそ、京都へ。皆さんをお迎えするにあたり、今日という『ハレの日』にふさわしい華やかな作品としました。『Noël』というテーマで、クリスマスをイメージしています。皆さんのものにサンタが訪れるようなイメージで制作しました。」

このブログをご覧の皆さんのところにも、サンタが訪れますように。

メリークリスマス!


 

12月16日(土)は芸術文化展でした。

多くの保護者の方々にご来校いただき、盛況に幕を閉じることができました。

ありがとうございます。

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文化は数値に現れるものではありませんが、

生徒の表情を見れば、やって良かったと思うのです。

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来年も生徒のみなさんが心豊かに過ごせますように。

Merry Christmas and Happy new year !!


 

12月16日(土)、狂言部の定期公演「嵯峨野高校狂言の会」を開催しました。狂言の取組を始めてから15年目、冬青庵能舞台(京都市中京区)で会場をお世話いただくようになってから10回目の節目になります。

現在、1・2年生の部員が3人しかいないのですが、3人で演じる曲目を2つ上演すると決めて、文化祭が終わってから3か月で仕上げるというハイペースで頑張りました。これも、茂山千五郎先生はじめ茂山狂言会の先生方が懇切に御指導くださった賜物です。あらためて心から感謝を申し上げます。

(1)「蟹山伏(かにやまぶし)」

山伏と強力の主従が、近江蟹ヶ沢で異形の者に出会います。さては蟹の精と察して、今晩のおかずにしてやろうと打ちかかるのですが......。

蟹の精は、賢徳(けんとく)の面(おもて)をつけていて視野が非常に狭いのですが、舞台を軽やかに動き回り、山伏や強力の動きともぴたりと合って、蟹の精が2人を翻弄する面白さをみごとに表現していました。

(2)「附子(ぶす)」

主人の留守中、太郎冠者と次郎冠者は、猛毒だという附子が実は砂糖だと気がついて、2人で全部たいらげてしまいます......。

1曲目を終えたら、先生方が手際よく装束を着替えさせてくださり、すぐに2曲目です。 せりふのニュアンスや動きの緩急が本番ではいっそう濃厚になり、夢中になって砂糖を食べつくす様子や、猛毒だと嘘をついた主人が仕返しにあう可笑しさに、客席が大いに沸きました。練習で苦心した舞も、きれいに決まりました。


休憩をはさんで、茂山千五郎先生と網谷正美先生に「伯母ヶ酒(おばがさけ)」を演じていただきました。酔っ払って、だんだんろれつが回らなくなっていったり、ふらふらの千鳥足で伯母から逃げていく様子を千五郎先生がみごとに演じられ、伝統の芸の素晴らしさを堪能させていただきました。


翌17日(日)には、京都コンサートホールで開催された「令和5年度全国高校生伝統文化フェスティバル」のオープニングに出演させていただき、「蟹山伏」を演じました。大きなホールいっぱいに元気な声を響かせ、盛んな拍手をいただきました。

冬青庵能舞台には狂言部の卒業生が何人も来てくれて、受付の仕事などを手伝ってくれました。こうした良い伝統が続いていくよう、これからも励みたいと思います。



 

 CyberSakura予選ラウンドの結果が確定し、嵯峨野高校コンピュータ部から参加したチーム「HEXAGON」は予選ラウンド1位となり、決勝ラウンド出場権を獲得しました。

 CyberSakuraは2021年に始まったサイバーセキュリティ分野の人材育成を目的とした教育プログラムです。日本国内の中学生・高校生・高専生(1〜3年)を対象に実際のサイバー攻撃を想定し、仮想のコンピューター上で脆弱な設定や状況を改善することで獲得できるスコアをチーム対抗で競います。

 決勝ラウンドは、2024年3月24日に福井県鯖江市で開催され、予選ラウンド上位5チームが競技に参加します。

 

 12月17日(日)に行われた第47回京都府公立高等学校卓球大会において、女子団体の部で第2位となりました。ここまで日々頑張ってきた練習の成果だと思います。卓球部は男女とも12月23日から和歌山で行われる近畿大会に出場しますので、引き続き応援をよろしくお願いします。近畿大会に向けてよい流れを呼び込む結果となりました。

 

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 2023年の嵯峨野高校ワンダーフォーゲル部の競技登山大会結果報告をします。競技登山は4人1チームで行われ、体力・歩行技術、読図、記録、幕営、天気図、炊事、登山知識などが100点満点からの減点法で採点・審査されます。大会を通してのチームワークが試される競技です。

 今年のワンダーフォーゲル部は、大きな飛躍の年になりました。5月に行われた全国高等学校登山大会京都府予選で男子の部・女子の部ともに優勝し、8月に北海道の旭岳等で行われたインターハイに出場しました。 インターハイ本番は、北海道の雄大な自然を満喫しつつ、全国の代表校と競い合い、男子16位、女子21位という好成績を収めました。

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 3年生が引退し、新しい体制で臨んだ10月の京都府高等学校登山選手権大会(京都府北部大江山山系で開催)では、嵯峨野高校から5チームが出場しました。1日目は冷たい雨の中を歩きましたが、2日目は素晴らしい雲海を眺めながらの競技となりました。結果は、女子の部で、嵯峨野Yが優勝、嵯峨野Zが準優勝、男子の部で、嵯峨野Aが準優勝、嵯峨野Cが第3位、嵯峨野Bが第4位でした。

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 大会にむけて活動する部員たちの様子は、テレビのニュース番組のスポーツコーナーでも紹介いただきました。今後はさらに体力や読図力をつけていきたいと思います。

 

11月19日に三重県津市で行われた、第44回近畿高等学校総合文化祭放送部門において、放送部の作成したビデオメッセージ作品が優秀賞(2~5位相当)を受賞しました。

タイトルは「六条御息所~先輩から後輩へ引き継がれる和菓子~」で、本校の京・平安文化論ラボが取り組み続けている、源氏物語の登場人物をモチーフにした和菓子制作を取り上げた作品です。

この取り組みを近畿の高校生達に紹介することができた上に、賞を頂けたことは大きな喜びです。

京・平安文化論ラボでは、今年は洋菓子で登場人物をデザインしています。そちらのブログの記事も是非ご覧ください!

 

 シンギュラリティバトルクエスト2023 二次予選の結果が11月14日に発表され、嵯峨野高校コンピュータ部から参加したチーム「HEXAGON」はサイバークエスト関西ブロック代表に選ばれました。

 シンギュラリティバトルクエストとはAI/ICTのスキルを競う大会で、AIクエスト、サイバークエスト、データクエスト、ロボクエスト、Xクエストの5つの競技があります。HEXAGONが参加したサイバークエストは、情報セキュリティに関するクイズ形式の問題を、セキュリティの知識やソフトを駆使して、隠された言葉(Flag)を見つけるCTF形式の競技です。

 2024年1月20・21日に開催される決勝大会では、各ブロック代表6チーム、選抜枠11チーム、リベンジャーズ3チームの合計20チームが競い合います。決勝でも入賞できるよう頑張ります!

 

11月19日(日)、滋賀県の豊郷町で「第11回とよさと軽音楽甲子園」が実施されました。

アニメ「けいおん」の聖地である豊郷小学校旧校舎に、全国から選抜された10バンドが集まり、オリジナル曲を披露しました。

嵯峨野高校からは2年生のバンド「ハロー二世帯住宅」が出場。

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NHK大津放送局長賞(3位相当)を受賞しました!

 

特殊詐欺被害防止のためにパトカーから流す啓発音声を放送部が担当させていただいたことに対して、右京警察署より感謝状を頂戴しました。

ナレーション担当1名、特殊詐欺の実例の音声担当6名で録音を行い、詐欺電話の例が2つ流れる啓発音声を3パターン作成しました。

すでにパトカーから音声を流していただいていますので、お聞き頂いた際には「嵯峨野の放送部の生徒の声だ」と思っていただくとともに、特殊詐欺にはくれぐれも御注意ください。



 

ファイル名:2023_Kyogen_no_kai.pdf

※PDFを開くには下記「「嵯峨野高校狂言の会」開催のお知らせ」をクリックして下さい。

公演の詳細については、上のリンクからpdfファイルをごらんください。
 

嵯峨野高校狂言部では、来る12月16日(土)に、今年の「嵯峨野高校狂言の会」を開催します。

日時:令和5年12月16日(土) 午後2時開演
会場:冬青庵能舞台(京都市中京区両替町通夷川下ル、地下鉄「丸太町」「烏丸御池」駅から徒歩5分)
冬青庵能舞台のホームページ


曲目:『蟹山伏(かにやまぶし)』、『附子(ぶす)』(以上嵯峨野高校生)、『伯母ヶ酒(おばがさけ)』(茂山千五郎先生、網谷正美先生)
入場無料
 
御参加の申込は、次の要領でお願いいたします。
 
嵯峨野高校生・御家族は、配布した参加申込書をホームルーム担任へお渡しください。

学校外の方は、メールアドレス [email protected] へ、次の要領でお申し込みください。
・メールの題名は「狂言の会申込み」としてください。
・メールの本文には、次の内容を記載してください。個人情報は十分注意して管理いたします。
(1) 参加を希望される人数
(2) 各自のお名前
(3) 返信先のメールアドレス

定員(60名)まで先着順により、整理券をお渡しします。メールで申し込まれた方には、メールで整理番号を返信します。当日は、全席自由です。
 
なお、当日、発熱や風邪症状がある場合は、恐れ入りますが入場を御遠慮ください。
 
現在、茂山千五郎先生の指導のもと、部員3人が張り切って稽古中です。ぜひ御来場ください。
 
(記事上の画像は、昨年の「嵯峨野高校狂言の会」のものです。)

 

 11月3日、本校ESS部の部員12名が、京都市立日吉ヶ丘高校にて開催されたパーラメンタリーディベート(即興型英語ディベート)京都公立高校生交流大会に参加しました。

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 開会の挨拶の後、京都府内から参加した6校12チームによる試合が行われ、本校からは4チームが参加しました。この日は、ネットショッピングと実際にお店に行く買い物とどちらが良いかなどが論題となりました。

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 結果、本校から参加したチームが優勝、第3位となり、表彰されました。
 また、各回で優秀な成績を収めた参加者に贈られる賞として、ベストディベータ賞を5名、POI(Point of Information)賞を4名の生徒が受賞しました。

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 全体を通して、嵯峨野高校ESS部の英語ディベートのレベルアップが実感できる大会でした。今後も様々な機会で英語ディベートに積極的に取り組んで行きます。

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11月4日・5日に実施された「西陣TABI」にダンス同好会・軽音楽部の生徒が参加しました。

西陣の商店街を訪れた方にダンスや音楽を披露しました。

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ダンス同好会の生徒たち


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軽音楽部員の弾き語り


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本校ALTも出演!


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軽音楽部員はボランティアスタッフとしても活動しました。


 

11月5日行われた、京都府高等学校総合文化祭放送部門の結果は、

◎ビデオメッセージ部門(2年生制作)→1位 R06全国総文岐阜大会出場

◎オーディオメッセージ部門(1年生制作)→1位 R06全国総文岐阜大会出場

◎朗読部門新人戦→1年生女子1位 R06近畿総文福井大会出場

◎アナウンス部門→2年生女子4位 全国高校駅伝閉会式司会担当

となりました。

全国総文は25年間で24回目の出場(京都の放送部で最多)、近畿総文に読みで出場するのは4年振り、全国高校駅伝の司会は2年連続8回目となります。

番組制作やアナウンス原稿の取材では多くの皆様にお世話になりました。どうもありがとうございます!

全国、近畿でも入賞できるよう頑張ります!

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10月15日(日)、太秦小学校にて開催された「第28回太秦福祉ふれあい祭り」の芸能コーナーに、バトントワリング部16名が参加しました。


ステージでは、文化祭で披露した曲目の中から「Shake it off」をはじめとした計3曲のパフォーマンスを行いました。

部員にとっては1・2年生ともに初めての地域イベントへの参加。会場に到着した時には緊張している様子も見られましたが、スタッフの方々の中には本校の卒業生という方もいらっしゃり、「応援してるよ」と温かいお声掛けをいただきました。そのおかげか、本番のステージでは笑顔でパフォーマンスを行うことができました。

また、上演後には部員も地域の皆様と一緒にお祭りを楽しませていただきました。太秦社会福祉協議会の皆様をはじめ、スタッフの皆様、見に来てくださった皆様、本当にありがとうございました!


今後も、地域の皆様に見ていただけるのを励みに、部員一同頑張っていきます。



 

9月16日(土)~18日(月)、熊本県玉名郡にて、ジャパンフィールドリサーチ(JFR)in 熊本を実施しました。

この取組は、各種学術学会での発表を目標にした、参加生徒の発案による森林環境調査です。

本校教諭の親族にご協力いただき、玉名郡和水町にある「ゆるっと!ひふみ亭」を拠点として、サイエンス部と校有林調査ラボの2年生12名が研究活動に参加しました。

また、熊本県立第二高校と熊本県立鹿本高校の生徒・教職員の皆さんと合同実施となりました。

初日は開会式の後にまず、前和水町教育長 岡本貞三 先生から、和水町の自然と歴史についての御講義をいただきました。





そして、熊本県の高校生と共に、ひふみ亭近隣の山林にて調査・研究活動を実施しました。

森林調査の際には、九州大学大学院農学研究院教授 平舘俊太郎 先生と、東海大学農学部教授 井上弦 先生からも指導・助言をいただきながらの活動となりました。


地面に穴を掘って土壌の観察をしたり、土の硬さ等を調べたりしました。

また竹林では、竹の太さや高さ、本数などを調べました。

調査地の測量をして、地形の調査も行いました。



当初は悪天候も想定されており、どのような活動ができるか不安もありましたが、幸いにも、ときどき小雨が降った程度で3日間の活動を無事に終えることができました!

本校の生徒たちも、現地で採取した竹や土のサンプルを持ち帰って、さらに探究活動を進め、11月に実施予定のみやびサイエンスガーデンにおいて「熊本県和水町の放置竹林における土壌断面と土壌物理性」「熊本県における放置竹林問題~竹材利用に向けた全バイオマス量の測定~」「陶土の種類によるオカリナの音色比較」という研究主題で中間発表を行う予定にしています。

   


最後になりましたが、この活動の拠点としてお世話になったひふみ亭の方々には、参加生徒の調査研究活動に際して安心・安全の確保の観点からも全面的にご協力いただき、本当にお世話になりました。

特に、用意していただいたお昼ご飯は絶品でした!


お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

 

嵯峨野高校ワンダーフォーゲル部です。2023年夏の部活動の報告をします。

 春に行われたインターハイ府予選を男女とも1位で勝ち抜き、この夏は男女4人ずつ、計8名が北海道で行われたインターハイに出場しました(詳しくは、別ブログに記載予定)。そして、同時期にそれ以外のメンバーで北アルプスの3000m峰を目指す夏合宿を実施しました。 今年度は部員数が増え、インターハイ男女アベック出場も重なったため、テントやコンロなど備品等が足りないため、結果的に部員を2班に分け、時期をずらして2回(8/1発と8/7発)、同じ頂上を目指す夏合宿実施となりました。夏合宿では10数kgの荷物をテント場まで担ぎあげる体力が必要です。このため、事前に愛宕山で歩荷訓練を実施しました。また、3000m峰では足場の悪い登山道がほとんどです。ガレ場・ザレ場対応のため直前に比良山系の登山も実施し、合宿に臨みました。

 今回の合宿で目指したのは、2年生が昨夏雷雨で登れなかった穂高連峰の一つ、「北穂高岳」3106m(日本第9位)です(下の地理院地図参照、双耳峰で一般の山頂(北峰)は地理院地図上では3103.6mと出ます)。2年生にとってはリベンジ、1年生は初めてのテント泊の北アルプスです。

s-IMG_1165.jpg 涸沢より北穂高岳を望む

s-IMG_0917.jpg 地理院地図より

 合宿第1日目は、7時30分に学校集合し、貸切バスで上高地に入りました。13時30分頃には上高地に到着し、登山届を提出してこの日の幕営地、徳沢を目指しました。クマの出没地を通り抜け、サルが登山道を駆け回る中、徳沢に到着。さっそくテントを張り、夕食の準備にかかりました。日が沈む19時には就寝です。

s-IMG_1110.jpg 虹が出た徳沢キャンプ場

 合宿第2日目は、徳沢から標高2300mの涸沢までテントを担ぎ上げます。そんなに時間はかかりませんが、体力が要る登りです。朝3時起床。皆ヘッドランプで朝食、テント撤収を済ませ、朝5時に徳沢を出発し、5〜7人のチームに分かれ、2年生の指示で涸沢を目指しました。途中、北アルプスのシンボル「屏風岩」が聳え立っているのがよく見えました。午前中8〜10時の間に全員涸沢に到着。到着後は涸沢カールの底から穂高連峰の山々を眺めるという贅沢な時間を過ごしました。日本アルプスでは、午後から天気が崩れることが多く、日が昇ると同時に登山活動を開始し、午前中に活動を終えるのが鉄則です。

s-IMG_1116.jpg 北アルプスのシンボル、屏風岩

s-IMG_1119.jpg 涸沢カール

 合宿第3日目は、いよいよ北穂高岳山頂を目指します。朝3 時に起床し、日が昇り始めた5時に出発しました。朝の5時頃というのは、ほんの5分程度、山の色が赤く輝く「モルゲンロート」という現象が見られる時間帯です。薔薇色に染まった穂高連峰を見ながら、涸沢を後にしました。急な登りが続き、標高をどんどん稼いでいきます。私たちのテントが下の方に点のように見えます。コースの途中で鎖場とハシゴ場が出てきます。「3点支持」を確認し協力しながら、難所を突破し、北穂高南稜に付けられた登山ルートを辿っていきます。登山ルートはペンキで指示されていますが、ルートファインディングには、技術と慣れが必要です。日本アルプスでルートを見誤ると大変なことになります。南稜から最後のトラバースを終え、9時前にようやく山頂に到着しました。合宿前半チームは前方の槍ヶ岳の絶景を望むことができましたが、合宿後半チームは、山頂は霧の中でした。いずれにしても、3000mの世界の山頂を自らの足で登り切った喜びを皆で分かち合えたのは貴重な経験です。少し休憩し写真を撮ったりした後、山頂での時間を惜しみながら、下山することとしました。下りは登り以上に慎重にしなければなりません。それでも皆、自信に満ちた表情と確実な足取りで涸沢まで無事下山しました。

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北穂高岳山頂(左前半チーム、右後半チーム)


 合宿4日目も朝3時起床です。1年生もだいぶ慣れてきて、テントの撤収、朝食も順調にこなし、涸沢との別れを惜しみながら5時に出発し、ゴールの上高地を目指しました。11時前には皆、上高地に到着しました。すぐに貸切バスに乗車し、平湯温泉に向かいました。山に登った後の温泉は格別です。4日間の疲れをとり、19時頃、京都駅・嵯峨野高校でそれぞれ解散しました。合宿に参加した生徒たちは、「これで終わり」という少しの寂しさを感じながらも、心地よい疲労感の中、自信に満ちた精悍な顔つきで別れていきました。

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s-IMG_1152.jpg 涸沢を後にする

 嵯峨野高校ワンダーフォーゲル部夏合宿の4日間はまさに非日常の世界です。朝3時起床、夕方19時就寝なんて普段の生活では考えられません。スマホの通じない世界、高度2000数百mの世界で大きな石ころの上で、しかも満天の星空の下で何度も流れ星が流れる中、仲間と共に寝る、晴れた日の朝5時頃しかみられない山々が薔薇色に染まるモルゲンロート、苦しい登りの中で見る絶景。こういう本物に触れ、本物の感動を体験ができたのも、ご家庭の理解があってこそです。この場を借りて保護者等の皆様に感謝申し上げるとともに、慣れないテント泊と集団での行動でご迷惑をおかけしたにも関わらず、私たちの活動を暖かく見守ってくださった周囲の登山者の皆様にも感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 7月22日、ESS部は、京都市立日吉ヶ丘高校にて開催されたパーラメンタリーディベート(即興型英語ディベート)交流会に参加しました。本校3年生にとっては、最後のディベート公式戦となりました。

 本校からは3チームが参加し、それぞれ2試合を戦いました。参加した生徒からは、「新しい視点や反論の方法を学べて感動した」「他校の生徒と試合ができ、自分の改善点を知るいい機会になった」「色々な先生からコメントを頂けて、とても勉強になった」との意見が聞かれました。また、見学として参加した生徒からも「とても楽しかった」「次は選手として参加したい」という声がありました。最後は各校代表で編成したチームによるエキシビジョンマッチが行われ、本校からも3年生2名が参加しました。

 初めて校外での公式戦に参加した1年生も、昨年から精力的にディベートの練習に取り組んできた2、3年生も、各々が日頃の練習の成果を大いに発揮できました。3年生はこの日の試合で引退となりますが、昨年から人数が増えた嵯峨野高校ESS部、さらなるレベルアップを目指して英語ディベートに取り組んでいきます。

 

7月15日(土)~17日(月)、京都府立丹後海と星の見える丘公園にて、ジャパンフィールドリサーチ(JFR)in 丹後を実施しました。この取組は、各種学術学会での発表を目標に、参加生徒の発案による森林環境調査であり、サイエンス部と校有林調査ラボの生徒12名が参加しました。生徒たちは、この取組のために約1ヶ月間にわたり、校有林や校内で事前学習を行ってきました。

開会式を行った後、本校卒業生のTA2名の案内により、周辺を探索しました。天橋立や伊根の町並みが見える景色に、生徒たちも期待が高まります。

1日目午後から3日目午前にかけて、「土壌調査・透水性調査」「森林調査」「昆虫採集」の3つのテーマに分かれ、調査を実施しました。

土壌調査をしたり

傾斜30°以上の斜面で森林規模の調査をしたり

公園の様々なエリアに生息する生き物を観察・採集したりしました。

次回は9月15日~18日に、熊本県玉名郡にて、熊本県立第二高等学校、鹿本高等学校とともに調査(JFR in 熊本)を行います。今回の経験を活かして、さらに研究を深めていくことを期待しています!

 

6月18日(日)に実施された「高校生軽音楽部コンテスト AREA OF YOUTH」において、軽音楽部2年生のバンド「ハロー二世帯住宅」準グランプリを受賞しました。

「ハロー二世帯住宅」は、自分たちで作ったオリジナル曲「80才でライブしたい」「ハロー二世帯住宅のテーマ」の2曲を披露し、審査員の先生方から高い評価をいただきました。

3人はまだ2年生。これからもっと練習してうまくなりたいと話していました。

 
 
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