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2018/11/30
 
 

 2年生普通科課題研究の取り組みが、京都府教育委員会教育長賞を受賞しました。

受賞したのは本校2年生3名(片山奈津美・大橋加鈴・庄司愛望)です。

「第3回京都府食のみらい宣言・実践活動表彰」という

京都府民が自らの食に関して目標を宣言し実践する食育活動募集に応募し、

課題研究で取り組んだ"骨太メニュー"(高校生のうちに丈夫な骨を作ろう)が

428作品の中から表記の賞に選ばれました。

11月24日に京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)で表彰式が行われました。

 
 
2018/11/14
 
 

3年生普通科・自然科学科 物理選択者の5講座を対象に 11月9日(金)2,3限、6,7限、12日(月)5,6限、14日(水)2,3限、21日(水)2,3限、京都教育大学名誉教授の沖花先生にIH調理器のしくみを調べるための実験実習を実施していただきました。プレート上にアルミホイルをドーナツ状にくり抜いたものを置き、スイッチを入れると、アルミホイルが浮きます。なぜ浮いたのか疑問に思いつつ、IH調理器のプレート上の各部分の磁場を磁化した釘を使って調べたり、ストローに巻いた豆電球を使って明るくなる場所を探索することによって磁場が変化していることを理解し、IH調理器の構造を考えます。生徒達はとても興味持って実験に取り組んでいました。

 
 
2018/11/09
 
 

 11月6日(火)、国立民族学博物館(吹田市千里万博公園)において、自然科学科2年生は、「GS教養Ⅰ」の授業の一環として、世界の多様な民族の文化、生活、宗教などについて学びました。メモを取ったり、写真をとったり、DVDの鑑賞をしたり、異文化への興味・関心を高め、理解を深めることができました。

 
 
2018/11/05
 
 

 11月3日(土)に平成30年度第2回京都サイエンスフェスタが開催されました。本フェスタはスーパーサイエンスネットワーク京都校の生徒約700名が京都工芸繊維大学に集結し、これまで取り組んできた研究の成果をポスターセッション形式で発表しました。

桃山高校は自然科学科2年生の全生徒が20班に分かれて課題研究の発表を行いました。ポスターセッションは発表者と聞き手の距離が近く、質疑応答が活発になり大変盛り上がりました。

また、ポスターセッション終了後は、スーパーサイエンスネットワーク京都校の代表生徒が参加したアジアサイエンスワークショップ in シンガポールの口頭発表もありました。

1月26日(土)には桃山高校GS課題研究発表会が開催されます。本番に向けてたくさんのアドバイスと知見を得ることができ、とても充実したフェスタになりました。

 
 
2018/10/31
 
 

 10月29日(月)の5,6限に3年生普通科理系(1,3組)の生物選択生徒を対象に京都産業大学総合生命科学部 生命システム学科 教授の横山 謙 先生に「ATPの回転」というテーマで講演をお願いしました。
 ATPは正式名称をアデノシン三リン酸という物質で、別名「エネルギーの通貨」とも呼ばれています。この物質は全生物に共通で主として細胞での呼吸により生産され、筋収縮などの生命現象でエネルギーを使用するときに消費されます。
 つまり、私たちが食料などを分解して得られるエネルギーはそのままでは利用できないのでATPという物質に取り込んで生物の利用出来やすい形にして利用するのです。
 このATPをつくるときにATP合成酵素が働きますが、この酵素の一部がまさに回転します。この回転は丁度発電するときにタービンをまわすようなものです。
 この回転を光学顕微鏡で見えるように工夫したのが日本人です。なんとガラスビーズを酵素の回転部分につけるという大胆な発想で見事に光学顕微鏡で見ることに成功しました。
 横山先生には、5限に生物のエネルギー利用のストーリーとATPとの関係からはじめて、最後にこの回転の可視化の話をしていただきました。そして6限にその内容についてアクティブラーニングの一つである「ハテナソン」体験の実習をしていただきました。(ハテナソンとは疑問を示すハテナにマラソンをあわせた造語です。)
 まずは個人単位で講演の内容についての質問をあげ、次に3人1班で相談して質問をまとめ、さらに6人で質問を分類してまとめあげ、先生にかえすというものです。これにより、他人の質問と自分の質問の違いを見比べることが出来、自分の発想を広げることができます。横山先生には、まとめた質問を紙に書いて提出し、後日コメントをいただきました。

 
 
2018/09/10
 
 

9月9日(日)に滋賀大学大津キャンパスで「琵琶湖を探る」の実習をおこないました。

講師は滋賀大学教育学部准教授の石川 俊之 先生です。

8:45に学校に集合し、バスで滋賀大学大津キャンパスのオブザベトリに行きました。まずは石川先生から実習船乗船についての諸注意をしていただきました。その後、滋賀大の実習船「清流Ⅲ」に乗り込み、琵琶湖へ出発しました。瀬田川から琵琶湖に移動するときに電光掲示板で確認して琵琶湖の水位の記録をしました。琵琶湖と瀬田川の境目はどこかを教えていただきました。

 南湖の観測地点に到着すると気象や水質の観測とプランクトン採集、湖底の泥の採集を行いました。湖底の泥をさわってみて、貝などの生物を探しました。はじめて見る観測装置や道具ばかりで楽しく学習しました。特にメッセンジャー(ロープを伝っておろすおもりで採泥器に衝撃を与えて泥を採取するもの)を使っての泥の採取は湖の調査ならではのものでした。

 午後からオブザベトリに戻ってプランクトンの観察を行い、石川先生に観測結果のまとめと講演をしていただきました。たくさんのプランクトンに見入ったあと、お話をうかがって琵琶湖についての見識が深まりました。

 
 
2018/08/20
 
 

8月8日(水)~9日(木)の2日間にわたり、平成30年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会が神戸国際展示場で開催されました。本発表会は日本全国のSSH指定校から代表生徒や教員など約4000名が集結し、学校で取り組んでいる生徒研究の成果を発表するSSH最大のイベントです。開会式では、有名な数学者の秋山仁先生による基調講演も行われました。
 1日目は全参加校によるポスター発表会が行われました。桃山高校は自然科学科3年生代表生徒による「アリスタルコスに挑む」を発表しました。アリスタルコスは古代ギリシャの天文学者であり、宇宙の中心は地球ではなく太陽であるという太陽中心説を最初に唱えた人物です。アリスタルコスはこの太陽中心説に基づいて「太陽と月の大きさ」と「太陽までの距離」を初めて算出しました。桃山高校の研究は、アリスタルコスと同じ手法を用いて「太陽までの距離」をより正確に測定しようという内容です。研究では太陽と月の角度を測る測定器を手作りし、今回の発表でも実際に演示しながら説明しました。とても高校生らしい発表であり、発表ブースに来られた多くの方に興味深く発表を聞いていただきました。質疑応答もとても楽しそうに受け答えしていました。
2日目は1日目のポスター発表から選出された代表6校による口頭発表がおこなわれました。代表発表はいずれも高校生らしい創意工夫と努力が満ち溢れる素晴らしい内容でした。閉会式では代表発表だけでなくポスター発表の表彰もありました。残念ながら桃山高校は受賞することはできませんでしたが、他校の発表から生徒も教員も大きな刺激を受け、とても充実した発表会でした。参加した生徒の満足そうな表情が忘れられません。

 
 
2018/08/09
 
 

 8月3日(金)に希望者を対象に、SSH講座「水を探る」を実施しました。

講師は京都工芸繊維大学大学院准教授 竹内信行 先生です。

 本講座は琵琶湖から流れ出る瀬田川・宇治川・淀川の水質を調べる取り組みです。平成15年から継続して実施しており、蓄積された水質データは淀川水系の水質変化を示す大変貴重なデータとなっています。

 参加者は朝8:30に桃山高校からバスで出発し、琵琶湖側の上流から南郷洗堰~立木観音下~天ヶ瀬ダム~宇治橋の4カ所で水を採取しました。採取した水はその場で簡易的な水質測定を行った後、詳細な水質を調べるために桃山高校へ持ち帰りました。午後は桃山高校で分光光度計や滴定法を用いてCOD(化学的酸素要求量)・残留塩素・硬度・リン酸・鉄などを測定しました。内容は少し難しかったかもしれませんが、ティーチングアシスタントとして来て頂いた大学院生の方々から丁寧に説明して頂き、生徒達は一生懸命に水質の測定に取り組んでいました。高校の授業で学んだ内容が環境保全に役立っているということを実感できる取り組みとなりました。

 
 
2018/08/03
 
 

 8月1日(水)に近隣の小学生を対象にした「第21回おもしろ理科実験教室」を開催しました。今年もたくさんの参加者があり、とても盛況に行われました。「おもしろ理科実験教室」の講師は学校教員が務めますが、小学生のサポートはグローバルサイエンス部の部員が務めます。部員は一生懸命に小学生をサポートし、小学生にとってとても頼もしいお兄さんお姉さんであったと思います。 

 今年も実験講座は2つ実施しました。「空気の力を知ろう」では空気の力について学んだあと、ゴムシートで机を持ち上げたり、空き缶つぶしなど、空気の力を体験するミニ実験を行いました。その後、サイホンの原理を応用した「欲張りカップ」をみんなで工作しました。「虹色の水」では濃度が異なる食塩水を絵の具で着色し、スポイトを使って試験管に虹色の水の層をつくりました。小学生には少し難しいかな?と思ったこの実験も、子供たちはすごい集中力できれいな虹色の層をつくっていました。理科実験の不思議さと楽しさを体験した子供たちが、少しでも理科好きになってくれることを願っています。

 
 
2018/07/30
 
 

 7月26日(木)から7月29日(日)にエネルギー教育支援事業及びSSH事業の一環として神岡宇宙素粒子施設(スーパーカミオカンデ、カグラ)、福浦発電所等の見学に行きました。グローバルサイエンス部1、2年生の36名が参加しました。

 

 神岡宇宙素粒子施設では、ニュートリノや重力波の観測の仕組みを説明していただきながら見学をしました。難しい内容にもかかわらず質疑応答では多くの質問を行い、それに対してわかりやすく答えていただきました。生徒達は宇宙誕生の謎に迫る最先端の技術に興味津々でした。

 

 福浦発電所では風力発電と太陽光発電の施設を見学しました。ひとつのエネルギー資源に頼るのではなく、各資源の特色を生かしたこれからのエネルギーのあり方について学習し、エネルギー資源への関心が深まりました。

 

 また、平成最後の皆既月食の観測や、珪藻土の採掘・加工施設の見学も行いました。今回の見学を通して生徒達の科学に対する関心がより一層深まったことは間違いありません。

 
 
 

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