10月31日(木)、11月1日(金)
2年人文科学、文科科学コースの総合的な探究の時間で「現代の嵯峨嵐山を知る」というテーマに基づいて、校外にフィールドワークに出かけました。2日間お世話になったのは京扇子伊藤常、京みやげ洛楽、自家製麺新渡月、嵐山大市、渡月亭別館、清涼寺(敬称略)のみなさんです。
「商店街」をテーマにしている班は、商店街の副会長を務めていらっしゃる「自家製麺新渡月」の店主木村さんにインタビューをしました。インタビューでは商店街が取り組んでいるインバウンド、ゴミ、マナー、環境といった問題の対策から嵐山地域で商売をする者としての心意気、若手が支える商店街の在り方など課題から将来の展望まで多岐にわたる質問にお答えいただきました。
お聞きした内容をまとめて、生徒は12月に発表活動を行います。
御協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
10月28日(月)から11月1日(金)は、人権週間です。
各学年で人権問題について考えるための取り組みが行われました。
10月30日(水)には、3年生全体でハンセン病患者との関わりを描いた映画『あん』を鑑賞しました。鑑賞を通じて、社会における様々な問題や「ひとの心、ものの心を思う気持ち」の大切さを学び、これからの生き方について考える時間となりました。
10月31日(木)には、講師として康玲子(カンヨンジャ)さんをお招きし、1年生が「在日外国人問題」について学びました。実際に在日韓国・朝鮮人としてこれまで様々な問題と向き合ってこられた康さんのお話を聴き、国際社会における人権について考えました。
また、2年生は映像教材を視聴し、「部落差別問題」について考えました。部落差別について正しい知識を学び、自分たちにできる事を考えていました。
人権問題について考えながら、人権学習で得た学びをこれからの人生にどのように生かすのか、どのように生きていくのか、考えることのできた1週間でした。
1年生の「家庭基礎」の保育分野の授業で「赤ちゃん先生」を実施しました。ママの働き方応援隊京都校のご協力で、オンライン(Zoom)で乳幼児が家庭で生活する様子を見たり、保護者から直接話を聴いたりしました。
名前を呼びかけたら手を振って答えて、「何歳ですか?」と質問すると指で教えてくれるお子さんもいました。かわいらしい仕草に生徒たちから思わず笑みがこぼれていました。
生徒からの質問にも答えていただいて、保護者がどのような気持ちで子育てしているのか直接話が聴けて、乳幼児に対して愛情を持って接することの意義や保育の重要性について理解を深めることが出来ました。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!
10月23日(水)
本日、嵯峨広沢児童館よりお母さんと赤ちゃんをお招きして、3年選択「保育基礎」の授業を行いました。生徒はこの日のために赤ちゃんに親しんでもらえるように各自キャラクターの名札を作成しました。到着した赤ちゃんたちと歌ったり、手遊びをしたりしながら交流を深めました。グループに分かれた後は、とった足型に羽の形をつけてそれに絵を描いて、とんぼの形にして記念の作品に仕上げました。参加した生徒は、同じ月齢でも成長の速度が違うことや、人の成長の速度の不思議などさまざまに感じとっているようでした。最後は口をそろえてもっと一緒に遊びたかったと感想を述べていました。御協力いただいた赤ちゃんとお母さん、児童館の職員の方々ありがとうございました!
今後、嵯峨児童館、嵐山東児童館からも親子が来校されます。
10月21日(月)より、創立50周年「50祭」の企画で、音楽フェス週間が始まりました!
お昼休みの時間に音楽系部活動が中庭で演奏や演目を披露します。
1日目の21日には、吹奏楽部による演奏が行われました。星野源の「恋」と松平健の「マツケンサンバⅡ」、そしてアンコールにフィンガーファイブの「学園天国」を演奏しました。中庭だけでなく、1棟や2棟の教室や廊下からも生徒が顔をのぞかせ、大盛り上がりとなりました!
音楽フェスは25日(金)まで続きます。22日(火)は郷土研究部が、24日(木)にはダンス部が演奏、演舞を行います。
50周年も後半に差し掛かりましたが、まだまだ盛り上げていきましょう!
10月4日(金)
2年人文科学・文科科学コースが学ぶ「総合的な探究の時間」では、学習内容も後半に入りました。対象とする時代が過去から現代に移り、「現代の嵯峨嵐山地域について学ぶ」と題し、生徒たちは環境、観光、伝統工芸、伝統芸能、商店街、祭りなどのテーマに取り組みます。
本日は嵐山商店街会 会長 石川さんにお越しいただき、現在の嵐山の現状についてご講演いただきました。嵐山商店街には現在年間約800万人の観光客が訪れるそうです。その中でこれまで商店街が取り組んできた観光客を増やすための方策、そしてインバウンド客が回復した現状の課題や対策、今後の計画などをお話いただきました。内容はゴミ箱の設置を巡る問題から観光客を分散化させること、1980年代にあった松並木を復活させることなど多岐にわたり、また将来のことも視野に入れて街作りをしなければならないなど、人気商店街が考えるべき問題の多さに気づかされました。
お世話になっている地域に、高校生がどんなことを還元できるのかを考えながら探究学習のテーマに取り組みたいと思います。