10月4日(金)
2年人文科学・文科科学コースが学ぶ「総合的な探究の時間」では、学習内容も後半に入りました。対象とする時代が過去から現代に移り、「現代の嵯峨嵐山地域について学ぶ」と題し、生徒たちは環境、観光、伝統工芸、伝統芸能、商店街、祭りなどのテーマに取り組みます。
本日は嵐山商店街会 会長 石川さんにお越しいただき、現在の嵐山の現状についてご講演いただきました。嵐山商店街には現在年間約800万人の観光客が訪れるそうです。その中でこれまで商店街が取り組んできた観光客を増やすための方策、そしてインバウンド客が回復した現状の課題や対策、今後の計画などをお話いただきました。内容はゴミ箱の設置を巡る問題から観光客を分散化させること、1980年代にあった松並木を復活させることなど多岐にわたり、また将来のことも視野に入れて街作りをしなければならないなど、人気商店街が考えるべき問題の多さに気づかされました。
お世話になっている地域に、高校生がどんなことを還元できるのかを考えながら探究学習のテーマに取り組みたいと思います。
9月30日~10月4日は第2回生活週間です。
朝の登校時にPTA、地域の方、教職員で協力して交通指導をしています。遅刻ギリギリの時間になるとスピードを上げて走行している生徒も見かけます。余裕を持って行動出来るように、見直す期間としてください。
また、3日(木)の6限は全校集会を行いました。右京警察署の交通課の越島さんに来校いただき「自転車の安全利用について」という講演をしていただきました。スライドを用いて自転車の交通ルールを分かりやすく教えていただき、再確認する機会となりました。
本校は約8割の生徒が自転車で通学しています。今一度交通ルールとマナーを遵守し、安全走行を心がけるようにしましょう。
さて、学校祭も終わり、次週からは中間考査も始まります。この期間中に一人ひとりが自分自身を見つめ直し、よい形で考査に臨むようにしましょう。
9月27日(金)曇り空ですこし暑さがやわらいだ中、第50回体育祭が行われました。
文化祭の時に制作したクラスTシャツを着用していたため、色鮮やかでカラフルな体育祭となりました。
開会式後は3年7組のサプライズのダンスがあり、名物の団長種目で始まりました。お昼からの部対抗リレーでは、各部活の応援合戦も繰り広げられて、あちこちで声援や歓声がとび、盛り上がりました。
順位は優勝 黄団、準優勝 赤団でした。
お楽しみのキッチンカーが本日は6台も来て、PTAの皆さまにジュース販売もしていただき、生徒たちは競技の合間に楽しんでいました。
たくさんの部活動の生徒たちが、早朝から準備をし、競技の運営、後片付けまでしてくれました。みなさんのお陰で無事終了することが出来ました。ありがとうございました。
これで学校祭は終了しました。来週からは生活週間になります。気持ちを切り替えて頑張りましょう!
9月24日(火)
「総合的な探究の時間」において、2年生人文科学コース・文科科学コース 計231人を対象に京都先端科学大学人文学部教授の山本淳子先生をお招きし、「源氏物語はどこがおもしろいのか」と題したご講演をいただきました。
本校がある、嵯峨の地域がどう「源氏物語」の世界と関係しているかを、作品世界に表現された大覚寺や野宮神社といった建物を例に教えて下さいました。また、光源氏がなぜ恋を繰り返すのか、といった作品の核心部分にも、光源氏の生まれ育ちから考察し、「光る」とつけられたあだ名に対し、埋められない心の穴を母の身代わりでもある女性たちによって埋めようとした彼の内実は、暗いものであったと述べられていました。最後に恋をし、愛す人の行いを人生の普遍であり、それが表現された「源氏物語」が長きに亘り愛読された理由であろう、と結んでおられました。
歴史的に嵯峨地域がどんな役割を果たしてきたのか、「源氏物語」とはどんな作品なのか、一端を知ることができたとても有意義な講義でした。山本先生、ありがとうございました!