現在、宇多野病院展示ギャラリーにおいて美術選択者の授業作品を展示させていただいています。展示させていただいているギャラリーはリハビリルームへ向かうエレベーターホール前にあり、長期にわたり入院されている患者さんたちに北嵯峨高校生の作品を見て、少しでも元気になっていただければと思っています。
展示は、8月22日(月)から1カ月間実施させていただき、その後の1カ月間は、書道選択者の授業作品を、1月には、美術部の作品を展示させていただく予定です。新型コロナウイルス感染対策として面会制限など行われている状態ですので、作品の展示については一般の方には鑑賞はしていただくことはできませんのでお知りおきください。
美術の授業で「愛宕古道街道灯し」の行灯制作を行いました。
「愛宕古道街道灯し」は化野念仏寺の千灯供養に合わせ1996年(平成8年)から嵯峨保勝会と瀬戸内寂聴氏が立ち上げたお祭りです。愛宕神社一の鳥居から嵯峨釈迦堂までの古い街並みが残る旧愛宕街道を行灯の明かりで灯します。
新型コロナウィルスの影響で2年間中止となっていましたが、今年は規模を縮小しながらの実施となります。
8月27日(土)、28日(日)の夜18:00~20:30が点灯時間です。
本校は、鑑賞の授業を交え、葛飾北斎の作品を中心とした浮世絵を題材に描きました。
行灯に灯された作品が今から楽しみです。是非、御高覧ください。
※今年は街並み保存館周辺のみ点灯されます。お知りおきください。赤線部分に本校と嵐山小・中学校の作品が並びます。
本日、伝統文化事業の一環として2年生人文科学コースの生徒たちが、大覚寺でいけばな嵯峨御流の華道体験をしました。講師の先生からは鋏の使い方など、いけばなの基本について説明をいただいた後、一人一つの水盤を用いて、黄素馨(キソケイ)、竜胆(リンドウ)、カーネーション、ソリダコ、ポリシャスの花材で、盛花(立盛体)を体験しました。初めていけばなを体験する生徒たちは、最初は戸惑いもありましたが、先生方からのアドバイスを受け、試行錯誤を繰り返しながら、思い思いのイメージを形にしていきました。最後には、生徒たちの個性あふれる作品が勢揃いしました。短い時間でしたが、本校の近くの大覚寺において日本の伝統文化に触れることができ、有意義な時間となりました。
令和4年7月10日(日)に、長浜バイオ大学京都キャンパスにおいて、高大連携事業『自分の設計図を調べてみよう~お酒に強い?弱い?~』を実施しました。本校2年生の理系進学希望者25名が大学の設備を利用して、黒田先生のご指導の下、自分の遺伝子を扱うというDNA鑑定の体験をしました。
生徒たちは、初めて使用するマイクロピペットの取り扱いに苦戦しながら、各自の口腔細胞を採取し、いくつもの操作を経てようやくDNAを取り出した後、PCR法で特定の遺伝子を増やし、アガロースゲル電気泳動法で各自の遺伝子型を判定しました。また、アルコールパッチテストでも遺伝子型を検証しました。
DNAを実際に大学の研究の場で操作するだけでなく、遺伝子操作の功罪について学習を深めるという社会科学的アプローチも体験でき、全員が修了証書をもらうことができました。大変有意義な1日となりました。