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2020/08/31
 
 

 この夏、SSHの全国大会である「令和2年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」が開かれました。例年は神戸国際展示場でポスター発表と口頭発表を行っていましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、約20日間に渡るオンラインでの開催となりました。

 桃山高校は自然科学科3年生の藤本大輔、藤野響太郎、山本悠稀、杉本幸大が「あみだくじの公平性」について、数学・情報分野で研究発表を行いました。本研究は自然科学科2年生で取り組んだ課題研究の成果です。

 一般的なあみだくじは当たりの位置がわかっている場合、横棒を追加してもくじを引く場所によって当選確率が異なることが知られています。生徒達はあみだくじの不公平性を克服するために立体的なあみだくじを考案し、全てのくじの当選確率が等しくなるための必要十分条件を発見して証明することに成功しました。

 全国SSH指定校等の222校が参加した一次審査は書面及び動画審査で行われました。桃山高校は無事に一次審査を通過し、63校による二次審査に挑みました。二次審査はオンライン質疑応答で行われ、生徒はとても熱心に受け答えをしました。残念ながら代表6校による最終審査に進むことはできませんでしたが、発表生徒は最終審査と表彰式のオンライン配信にも参加し、他校の発表から大きな刺激を受けていました。今年は現地開催ではなくオンライン開催のため、様々な点で困惑する場面もありましたが、とても充実した発表会になりました。

 

 

 
 
 

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