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2017/11/30
 
 

 2年生普通科課題研究の「美しい文字と人間の関係」班では、石碑について探求活動を行っています。

 本校体育館と食堂の間にある同窓の庭には、大小の石碑があり、いつも何気なく見ていますが、今回じっくりと観察し、拓本を採って、何が書かれているのか、なぜここに石碑が建てられたのか、桃山高校とどういう関係があるのか、その意味と歴史を探ることにしました。

 11月21日(火)に、佛教大学名誉教授(自然地理学)で、立命館大学歴史都市防災研究所客員研究員をなさっている植村善博氏にお越しいただき、本校の風災記念碑についてのお話を伺いました。先生のご指導のもと拓本を採り、11月28日(火)も続けて採拓しました。

 石碑は大きいもので高さ2m70cmあり、拓本採取は思った以上に難しく体力も要する作業でしたが、最後にはだんだん字が浮かび上がり、みんなで協力し合いながら4面の拓本を仕上げました。

 今回採った石碑のうち最も大きな石碑は「風災記念碑」で、昭和9年の室戸台風にまつわる記念碑です。表の面に深く大きく「風災記念碑」と彫られ、裏面にはびっしりと小さな文字が刻まれています。その横の石碑は本校の図書館「桃陵文庫」にまつわる石碑で、その裏の地面に近い石碑にも細かい文字が刻まれています。

 今後の活動では、今回採った拓本を読み解き、また、当時の資料を調べ、その結果を普通科課題研究の発表会で発表し、論文を作成する予定です。

 

 
 
 

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