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2017/07/11
 
 

7月11日(火)6,7限に、3年生普通科理系(3,4組)生物選択生46名対象に京都産業大学からお二人の先生に講演と体験授業をやっていただきました。内容は下記の通りです。

6限 回りながらATPをつくるタンパク質」(ATP合成酵素の回転についての講演)

    総合生命科学部 生命システム学科 教授  横山 謙 先生

7限  「ハテナソン」体験

    総合生命科学部 生命システム学科 教授 佐藤 賢一 先生

6限に横山先生からATP(すべての生物のエネルギーのもとになる物質でエネルギーの通貨と呼ばれています。)をつくり出す酵素がその中を水素イオンがとおると、発電所のタービンのように回転してATPを合成すること、日本人がこの酵素タンパク質の回転の様子を回転部分にビーズをつけて光学顕微鏡で見られるようにしたというお話を映像を交えながらしていただきました。いわば世界最小のモーターとでもいうべきタンパク質の回転が顕微鏡で見られるのです!(実際には合成しているときの回転は再現しにくいので、ATPを分解させてそのときの回転を見ます。)参加生徒は自分の体の細胞の中でこんな現象がおこっていることを知って感動していました。

7限には佐藤先生のご指導のもと、ハテナソン体験をしました。ハテナソンは質問の意味の「はてな」とマラソンを組み合わせた造語です。まずは、一人一人が6限の横山先生の講演内容に質問を考えて紙に書き抜きます。それを持ち寄って4人一組の班で話し合いながら質問をまとめていく作業をします。この話し合いでは、意見を言うことと、批評することは厳禁です。(意見を言いたいときは質問形式に変換することとします。)

班でまとまったらそれをカラフルにカラーのマジックで紙にまとめて横山先生にわたしました。時間があれば班ごとに発表するのですが、今回はまとまった質問を直接先生におわたしして、後日答えていただくことになりました。参加生徒からは「質問なんてあんまりでないと思っていたけど、けっこう出るもんですね」とか「人の質問を聞くのがおもしろい」などの感想があがっていました。普段の授業ではできない体験に生徒は満足していました。

 
 
 

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