
上の記事は、先日ホームページにアップしたもので、3年生の理科の授業を取り上げたものです。
3年生の子どもたちは、2年生の頃から、朝の会のお話し会でも、授業の中でも、家庭学習の中でも、多くの場面でタブレットを使ってきました。自分で「ミラーリング」をし、伝えたいことをモニターに表示することも日常的にあります。タブレットの機能が分かり、自分が使いたいタイミングで使いたい機能を使って学習を進めています。
そのような中で、インターネットで調べたら「答え」に近づくことが分かっていても、「みんなで考えた予想をもとに、実際にやってみたい。」「実験結果を自分の目で確かめたい。」と考え、より自分にとって価値の高い「リアル」を選ぶという「学びの選択」をしていました。そんな子どもたちの姿を見て、本当に涙が出そうでした。まさに、本校の目指している子どもたちの姿です。ICT利活用は、ICT機器の便利さを知った上で、自分のより良い学びのためにどう使うか、子どもたちが分かっていることが重要です。「使わない」ということも選択の一つです。先生の指示の中でしかタブレットが使えない教室ではなく、日々、自分のタイミングでタブレットを使いながら、失敗も経験し、そのたびに「より良い使い方」について考えることができる教室の中でこそ、分かってくるものだと本校では考えています。