今日もお話し会をしています。子どもたちは、生活の中で季節の変化など、いろいろなことに気づき、感じ、過ごしています。それを学級のあたたかい雰囲気の中で、アウトプットできる機会が「お話し会」です。
1年生では、公園に遊びに行ったときに、たくさんの鳥の群れがいたので、動画で撮影したものを紹介していました。「へぇ~すごいたくさんいる。」「ハトや!」「ちがうで、カモやで。」等とやりとりが生まれます。このように、みんなに伝えたい話題を「準備」してくる子も増えています。

4年生では、「最近カメムシが減ってきたこと」について話がありました。「寒くなってきたからだと思う。」と自分の考えも伝えています。「えっ、じゃあ、寒くなくなったらまた出てくるということ?」とつぶやいたり、カメムシについて調べてみる子もいます。毎日のお話し会が、小さな問題解決の機会にもなっています。

1年生の入学式の翌日から始め、全学年で毎日続けています。決して無理をせず、一人一人の子どもが自分の話題を決め、日々、軽重を付けながら「自己調整」もできるので続けられます。学級に何でも聞いてもらえるあたたかい雰囲気が生まれます。その中でやりとりされる話題や伝え方が「学びの土台」となっていきます。