1月26日(木) 学びに向かっている子どもの学び方とは?

3年生

 3年生の理科で、いろいろなものを持ち寄り磁石に引きつけられるものと引きつけられないものを調べています。「私はキーホルダーを調べました。どこも同じ金色だけど、引きつけられるところと引きつけられないところがあります。」という発言に、「なになに?」とみんながその子のところに集まります。自分の目でどんな様子かを確かめたいのです。情報共有のためのアプリケーションも使っていて、画像を自分のタブレットでも見ることもできます。しかし、その画像ではなく実物が見て見たいのです。キーホルダーを手に取りながら、「ああ、なるほどきっと素材やな。」「触った時の冷たさが違うで。」等つぶやきます。
 これは、「先生がそう言っていた。」「インターネットを使って調べたら書いてあった。」から分かるということではなく、「自分の目で確かめたい。自分でやってみたい。その結果、分かった。」という納得のいく学び方を選択しているのだと思います。
 また、そのタイミングで席を立って情報源に集まることができる教室の雰囲気が、制限されることなく子どもたちを学びに向かわせ、理解を深めることにつながっています。もちろん、いろいろな学習場面はありますが、学習規律という名のもとに一貫して「発言する時は手を上げなさい。(それ以外は話しません。)」「授業中は立ち歩きません。(先生、見に行っていいですか?と許可がいるので言わない)」という雰囲気では、本物の学びに向かうことは難しいだろう思います。生き生きと学ぶ子どもたちの姿を見ながら思いにふけった時間でした。

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