6月13日から15日にかけて、校内初となるCTF大会「SaganoCTF」を開催しました。
CTF(Capture The Flag)とは、サイバーセキュリティに関する知識やスキルを競う大会です。
今回は暗号解読やフォレンジックのジャンルに加え、「情報I」に関する問題も出題しました。
問題は部員全員で作成し、大会のシステム構築や運営は3年生が担当しました。3年生にとっては引退前の最後の節目となる活動となりました。
全学年から多数の生徒が参加し、楽しみながらセキュリティリテラシーを高める良い機会になったのではないかと思います。
最後になりましたが、開催にあたりご協力いただいた先生方、放送部の皆さんに感謝申し上げます。
今日の午前中に発表を行った3年生と、同じラボに所属し、今年の4月から探究活動を本格化させた2年生が座談会形式で意見交換を行いました。
同じラボに所属する先輩と後輩なので、和気藹々とした雰囲気で、笑い声が絶えませんでしたが、実験や調査の方法について3年生がアドバイスする場面では、2年生は真剣に聞き入っていました。
午後の部で3年生は、Research Reflectionを行いました。
①午前中の研究発表はどうだったか
②探究活動を通じてどのような力が身についたか
③その力は将来の自分たちにどう役立つのか
この3点について英語で意見交換しました。
TA達からも具体的なアドバイスをもらいながら、長期間取り組んだ探究活動について振り返ることができました。
6月13日 2年生 講演会
本校と高大連携協定を結んでいる京都府立大学の学長である塚本先生にご講演いただきました。
塚本先生はダチョウの研究の第一人者であり、ダチョウの生態やダチョウの卵を使った抗体の研究など、これまでの研究についてお話していただきました。大変興味深い話が多く生徒たちも興味津々でした。
<生徒の感想紹介>
・身近な動物などもしっかり調べてみると無限の可能性を秘めていたりするから探究はおもしろいと感じた。
・先生は様々な研究を成功させて実用化されていましたが、人が一生にこれほどの成果をあげられるものかと驚きました。最初に先生がおっしゃっていたように、研究は成功もあれば失敗も多いからです。私たちも探究において失敗を恐れず興味関心に従って積極的に行動を起こしていきたいと思いました。
・ダチョウがさまざまな分野で役に立っていて興味深かった。自分も先生のように夢中になれることを見つけてらぼなどで研究していきたい。
・何か夢中になることの大切さ。その夢中になることが、一生関わり続けるものになるというのはとても良いことで自分の幅を広げていくものだということがわかった。
・僕も獣医学にすごく興味があったけれど、こんなにも世界に貢献していてすごいと感じて、自分も将来同じような研究をしてみたいと思った。
一般社団法人e-donutsさんをお招きして、1年生を対象に「廃材から価値を生み出すワークショップ」を行いました。
「画材」「タオル」「古着」の廃材の中から一つを選び、「新たな価値」を持った品の製作に挑戦しました。
一見すると価値を感じにくいものから、いかに人に魅力を感じさせられるものを作るか。
生徒は、ブレインストーミングにより多面的にアイデアを出し合い、新たな価値の創出について粘り強く考えました。
画材をスリッパに、タオルをトートバックに、ニットをネクタイに。
高校生ならではの発想を形にし、その価値を説得的に発表しました。
今後の探究・研究で求められる「ゼロからイチ」を生み出すプロセスを身をもって感じることができたと思います。
6月13日 AM「課題研究発表会」
全校生徒が一日探究に触れるSagano Global Forum for Student Research (SGF) を行いました。
生徒は、課題研究発表会の他、午後には講演会やワークショップなどに参加し、濃密な「探究Day」を過ごしました。
午前中は、3年生の課題研究発表会です。体育館での開会式の後、3年生1~6組の生徒はアカデミックラボの研究成果を英語で、3年生7・8組の生徒は、スーパーサイエンスラボⅠ~Ⅲの研究成果をそれぞれプレゼンテーションしました。
アカデミックラボ57件、スーパーサイエンスラボ27件、さらに海外からJunipero Sera High School 4件の合計88件の研究発表が行われる一大イベントとなりました。
6月8日(日)に表題の研究発表会が、京都大学百周年時計台記念館において開催されました。みやこサイエンスフェスタ(京都府教育委員会主催)は、スーパーサイエンスネットワーク京都を構成する府立高校(洛北・桂・桃山・南陽・亀岡・福知山・西舞鶴・宮津天橋・嵯峨野)各校から代表として選ばれた研究チームが口頭発表を行う催事で、毎年開催されています。今年度は、各校から2件ずつの口頭発表(合計18件)の他、島津製作所の研究支援を受けた本校生徒の研究発表を行いました。発表生徒59名の他、各校から参加した見学生徒約500名が百周年記念ホールを埋め尽くし、熱気を帯びた研究発表会となりました。
本校からは、以下の3件の発表を行いました。
「森林内における音環境〜森林の吸音効果の測定〜」
「新たな陶土の可塑性評価法の開発〜嵯峨野焼実現に向けて〜」
「"嵯峨野焼"の可能性を探る〜熱分析と圧縮強度試験を用いた陶土の特性評価とその活用〜」
また、京都大学大学院農学研究科の博士後期課程に在籍している本校の卒業生が、以下の研究タイトルで発表をしてくれました。
「肉牛糞の連続-バッチハイブリッドメタン発酵槽の開発」
大学の先生方5名の他、本校の卒業生5名も講評者として参加してくれていました。ちなみに、「"嵯峨野焼"の可能性を探る~」は、嵯峨野高校校有林の土を利用した"嵯峨野焼"を、校有林の敷石として利用するための研究ですが、実は敷石を利用した土壌の浸食防止の研究に最初に取り組んだのは、今回講評に参加してくれた卒業生の1人でした。研究は受け継がれて深化していくものであることを実感させられました。
生徒達にとって、大変有意義な取組となりました。この経験をきっと今後に生かしてくれると思います。
6月7日(土)に恒例の常磐野小学校実験教室を開催しました。本行事は、本校のサイエンス部およびボランティアとして希望した生徒が先生となり、近隣の常磐野小学校の小学生に自然科学の楽しさを伝える取組です。今年度も小学校4~6年生合わせて48名が来校しました。4年生と5・6年生の2班に分け、それぞれ実験と、本校が設備として保有しているプラネタリウムの鑑賞をしました。
4年生の実験は、恒例「ちりめんモンスターを探せ!」。ちりめんじゃこをよく観察すると、シラス以外に多数の"モンスター"、すなわち、様々な生物が混じっています。子ども達は注意深く観察しながら生き物を発見し、その特徴をよくみて分類する楽しさに熱中していました。
5・6年生は「レインボー砂糖水」!水に砂糖を混ぜると、その濃度が高いほど密度が大きくなります。密度が大きい砂糖水の上から、密度の低い砂糖水を静かに注ぐと、混ざり合わずに層に分かれます。今回は、濃度が異なる6種の砂糖水と水に食紅で自由に色をつけ、さらに酸・塩基を砂糖水に少量混合し、BTB溶液を滴下して呈色させることでカラフルな砂糖水を調製して実験しました。みんな、同じ砂糖水なのに濃度が違うと簡単には混じり合わないことに驚くとともに、様々な色の砂糖水が層状に美しく重なる様子を楽しんでいました。
プラネタリウムを鑑賞しながらの解説も本校生徒が行いました。今回のテーマは「****」。小学生の皆さんは、宇宙の壮大なスケールを感じながら、しばしの宇宙旅行を楽しみました。
最後の集合時には「楽しかった!」と多くの小学生が感想を述べていました。
来年もお待ちしています。そして、将来はぜひ嵯峨野高へ!
5月14日(水)、韓国のハンイル高校からおよそ120名の訪問があり、2年1~6組の生徒が英語の授業で交流しました。参加クラスの国際交流委員がその様子をまとめてくれました。
『韓国の高校生と剣道やバトントワリング、テコンドーなどの文化交流を行いました。お互いの国のお菓子を交換したり、音楽やアニメの話題で盛り上がったりと、新鮮で楽しい時間を過ごせました。特に「ジブリ」や「新海誠の映画」が韓国でも人気だと知り、日本のアニメのすごさを改めて感じました。最初は緊張しましたが、話し続けることで会話が成り立つことに気づき、"keep talking" の大切さを実感しました。』
『学校生活や将来の夢について英語で話し合いました。韓国の生徒たちが寮生活をしていると聞いて驚きましたし、将来の夢をしっかり持っている姿がとても印象的でした。自分の考えを英語で伝えることの難しさも感じましたが、知っている単語を使って説明しようと努力することで、なんとか気持ちを伝えることができました。言葉が完璧でなくても、相手と向き合おうとする姿勢が大事だと思いました。』
『折り紙やけん玉、お手玉などの日本の遊びを一緒に楽しみました。けん玉やお手玉は初めてだと言っていたのに、すぐにコツをつかんで上手にできていて驚きました。こうした体験を通して、言葉が通じなくても気持ちが通じ合う瞬間があることを感じました。日本の文化を伝えられたことも嬉しかったですし、もっと英語で説明できるようになりたいと感じました。』
『社会課題や自分の夢について韓国の生徒と真剣に話し合いました。国は違っても、似たような問題意識を持っていることがわかり、とても刺激を受けました。また、韓国の生徒から「ストレス解消のために辛いものを食べる」と聞いて驚きました。こうした文化の違いを知るのも楽しかったです。実際に顔を合わせて話すことで、相手の考えをより深く理解できるのだと感じました。』
開会式の挨拶では、代表生徒から「楽しむぞー!」と掛け声。まだ少し緊張もありますが、学年の生徒からも「おー!」と声が上がります。
各クラスごとにキャンプサイトに分かれた後は、薪や新聞紙を使って、各班工夫しながら火おこしをしました。
無事に火が付いた後は、焼き肉やカレー、焼きそばと様々な調理が始まりました。事前にメニューを相談し、一緒に買い出しに行ったり、持ち物を班内で役割分担したりと、準備から楽しみにしてきた活動です。
最初はどこか緊張していましたが、調理が進み、無事にできあがったころにはすっかり打ち解けて笑顔があふれていました。
1年間一緒に過ごすクラスメイトとの、親睦が深まった1日でした。
校内の桜が新入生を迎えるように咲き誇るなか第77回入学式が挙行されました。
期待に胸をふくらませ、でも僅かに不安と緊張を漂わせた顔の初々しい1年生が満開の桜の下、校門をくぐりました。
吹奏楽部の演奏に迎えられ、新入生が入場してきました。
校長式辞では、
1,建学の精神が3つの校是に表されている
"和敬( わけい ):和をもって互いに敬う"
"自彊(じきょう):自ら努めて励む"
"飛翔(ひしょう):新たな世界に飛び立つ"
嵯峨野高校ではこの3つの校是に基づいて教育活動を行っている。この校是とともにス クールポリシーで示している「『ほんまもん』の学びに出会い、一人一人が活躍できる学校」を大切にしてほしい。
2,回り道は悪くない
時間をかけないと良い結果が得られないことはたくさんある。また、習得に時間がかかる人もいるが、そのような人が根気強く研究を重ね、物事を極めるまで突き詰めていくこともある。結果を急ぎすぎないことと、結果が出なくてもすぐに諦めたりなげやりになったりしないことが大切である。
3,無駄に思える学びもおろそかにしない
無駄に思えることが思わぬところで役に立つ、一見無意味に思われていたことが将来何かに結びつくこともある。世の中は理系か文系かに二分できるような単純な世界ではないので、様々な知識を貪欲に学んでほしい。それが人生を豊かにし、将来自分にとっての財産になる。
という話のあと、保護者の皆様に対して「3年後自立した大人として巣立っていけるようご家庭と学校が連携してお子様の成長を支えていきたい」という言葉がありました。
来賓代表としてPTA会長の 各務 宇春 様よりお祝いの言葉をいただきました。
新入生徒の代表が、「宣誓」および「決意表明」を行いました。2名とも、大変しっかりとした口調ではっきりと話し、頼もしく感じました。
クラス担任が紹介され、学年部長の野口 敬子教諭が「充実した3年間を過ごしましょう」と新入生に呼びかけました。1年生も心持ち緊張した笑顔で頷いていました。
快晴で満開の桜が咲く今日、令和7年度の1学期始業式を挙行しました。新2,3年生は新クラス発表もあり、緊張と期待を胸に新学年のスタートを切りました。
校長式辞では、新年度のスタートを切る生徒たちに2つお話しがありました。
1つ目は、年度の始めは環境が変わり、しんどさを感じる人が多くなるので、悩みや困りごとがあれば早めに周囲の人に相談して欲しいということでした。
環境が変わることは、視点を変えると人生の節目であり、新しい出会いや挑戦の大きなチャンスだと捉えてほしいと話されました。
2つ目は、生徒に「大人の定義とはなにか。どんな大人を目指そうと思うか」という質問を投げかけられました。自分自身が思う「かっこいい大人」をイメージし、具体的な人物が浮かんだ人は、なぜその人がかっこいいのか分析すると、「この人のこの部分なら自分にもできるかも」と雲の上の存在が少し近い存在に感じるかもしれない、新年度のこの機会に自分が将来目指す大人について考えてみる機会にしてほしいと話されました。
原田生徒指導部長からは、「時を守り 場を清め 礼を正す」ことを心に刻み、よりよい集団になるために1人1人が心掛けてほしいとお話しされました。
また、具体的な注意事項として、「交通安全」「マナー向上」「悩み困りごとを一人で抱えない」ことを伝えられました。
最後に、3年生に向けて、部活動が3年間の集大成となるので、望んだ成果が得られるように1日1日の積み重ねを大切にしてほしいとエールを送られました。
式後は、伝達表彰が行われ、第19回科学地理オリンピック日本選手権で金メダル(全国上位15位)を獲得した生徒の表彰が行われ、また軽音楽部が賞を受賞したことが紹介されました。
皆さんの新しい1年が充実したものになるよう、教職員も全力でサポートします。頑張りましょう。
3月10日(月)に京都地学教育研究会の中で、本校生徒が地学系のスーパーサイエンスラボの研究発表を行いました。
発表タイトルは、以下の通りです。
土色調査の簡易化・迅速化~スマートフォンを用いた調査の検討~
陶土の可塑性評価~アッターベルグ法とペッファーコルン法の代替案開発~
焼成土の利活用~登山道敷石の形状比較とその物理性~
竹林とどう付き合うか~熊本県玉名郡和水町での土壌ポテンシャル評価~
森林における音の癒やし効果の解析
草木染めで染色した布の紫外線遮蔽効果
嵯峨野高校校有林における植樹種の設定~研究活動の結果に基づく~
森林における土壌侵食防止に向けて~スパイクピンを用いたホートン流と土性の評価方法の検討~
京都府北部における皆伐期を迎えたスギ(Cryptomeria japonica)林の土壌特性
シェルピンスキー四面体の特性評価
津波被害を軽減するための効果的な防波堤の形状について
ポスターセッション方式で、京都府の地学教員12名に対して、研究動機や研究成果を発表しました。質疑応答を通して研究への理解が深まるとともに、研究の改善案についての助言をいただき、今後に活かせる有意義な発表会となりました。
本日は3月19日修了式。校長先生、生徒指導部長・進路指導部長から式辞・講話がありました。
【校長式辞の内容】
今日は令和6年度の締めくくりの日。
一年を振り返って反省だけではなく、自分の努力や成長を認める機会にもしてほしいです。
さて、今年度の嵯峨野高校を表す言葉となると、なんと言っても「ほんまもんの学び」です。またかと思う人もいると思うが、言葉は言い続けることで現実になるので、徹底的にこの言葉を大切にしたい。
「ほんまもんの学び」の中で、活躍できた人たちはもちろん素晴らしいが、外に出て自分たちの活動の足りない部分を痛感したり、力不足を感じたりした人もあると思う。しかし、外に出ることは、自分たちの活動を客観的に見つめる絶好の機会であり、さらに広い世界を知ることは視野や発想を広げるうえでも重要です。多少の挫折は自分に変化をもたらす貴重な機会でもあるのです。その意味で、校内の活動にとどまらず外へと出ようと挑戦してくれる人が増えたことは、頼もしく感じています。
また、物事に真剣に取り組めば取り組むほど、自分の考えを主張するばかりで結局前に進めなかった経験や、今思えば相手が譲ってくれていただけだったという経験はないでしょうか。部活動や学校行事にも自主的かつ必死で取り組むことで、こうした経験を積むのもほんまもんの学びであると考えています。
卒業生から多くの支援があったのも今年の大きな特徴です。「嵯峨野高校サポートチーム」に90名近い卒業生が登録をしてくれており、講話やラボ活動など、後輩のために様々な支援をしてくれました。身近な先輩から経験談を聞いたり助言を受けたりすること、あるいは先輩が活躍している姿を見ることは、自分の人生を考えるうえで大きな参考となったはずです。自分の希望する進路を切り開くための行動は極めて重要です。受験勉強も、その重要性を認識し、主体的に取り組むことやより深く理解しようとすることで、「ほんまもんの学び」となります。先日3年生が卒業しましたが、文化祭や体育祭が終わったあとにも、自習室で多くの人が勉強をしていました。大雪の日に朝から自習室に来ている先輩もいました。入試前日まで良い緊張感のもと努力する姿がありました。自分の意志で最後まで力を尽くそうとする姿はまさに「ほんまもんの学び」であったと言えます。それを目指そうとする人が周囲にたくさんいるのも嵯峨野の良さです。それぞれ学年が一つ上がります。意識を高め、後輩から目標とされる、憧れられる存在に育ってほしい。嵯峨野高校の伝統の力をさらに強いものにしていってほしい。
みなさんもこの機会に、この一年間で「ほんまもんの学び」に出会えたか、出会おうとしたか、それによって自分にどんな変化や成長がもたらされたかを振り返るとともに、それに基づいて次年度の学びへの意識を高めてほしいと思います。
春休みはほんまもんに触れる絶好の機会です。宇宙飛行を経験すると、世界観に大きな変化がもたらされることが多いと言われています。映像ではなく自分の目で実物を見たからこその変化であると思います。ぜひほんまもんと触れる機会を作ってください。
最後に、年度の変わり目はクラス替えなどもあり大きく環境が変わります。しんどさを感じる人があるかもしれないが、一人で抱え込んで我慢せずに、担任、顧問、相談しやすい先生など遠慮なく学校を頼ってほしいと思います。
今年度1年の努力をたたえるとともに、新しい年度が今年以上に充実した1年となることを願って式辞とします。
修了式後、表彰式では、コンピュータ部 第5回 全国高等学校AIアスリート選手権大会 「シンギュラリティバトルクエスト2024 Xクエスト決勝大会 全国1位など、多くの生徒たちの活躍が見られました。
嵯峨野独自のプログラム、フロリダ研修の報告発表では、生徒によってホームステイや留学の魅力が紹介されました。
生徒達の表情には今年一年の充実感が現れていました。
修了式も終わり、皆さんが去った教室はとても静かで少し寂しいです。
でもあと数日で、また新しい生徒がここに座ります。
今日の午後からは新1年生に向けた入学説明会。
かけがえのない、いとおしい時間がまた動き始めます。
保護者の皆さま、お楽しみに、しばしお待ちください。
※昨年3月末の写真。
2月7日(金)に1年生は京都市内で野外活動を行いました。
事前に班ごとにどこに行くか決めて計画を立てて、京都市の観光地を巡りました。
京都の寺社仏閣を訪れたり、観光地で買い物をしたり等、それぞれの班が京都観光を楽しんでいる様子が見られました。
自分たちが住んでいる京都の魅力を再発見することができた機会となりました。
令和7年2月28日金曜日
卒業証書授与式を挙行しました。
体育館には卒業生の晴れやかな姿が並び、保護者や教職員、来賓の方々に祝福され巣立っていきました。
卒業生の堂々と自信に満ち溢れた表情は、今までの成長と未来への期待を感じさせてくれるものでした。
最後は、学年企画として今までお世話になった方々への感謝の気持ちを込めて卒業生全員でGReeeenの「遥か」を合唱し、感動的な卒業式の締めくくりとなりました。
2月13日(木)、韓国の全南科学高等学校から生徒14名と教員11名が来校し、本校生徒と交流しました。全南科学高は、韓国において科学に特化した教育を行う高校で、卒業生の多数が韓国科学技術院(KAIST)等の名門大学に進学するトップ高の1つです。
1限は、2年専修コースの生徒と探究成果の発表を通じた交流を行いました。嵯峨野高、全南高からそれぞれ2件ずつ、英語によるプレゼンテーションと活発な質疑応答が交わされました。
2限は、1年8組の生徒とともに、プラネタリウムを用いた授業を体験しました。
3限は、2年専修コースのスーパーサイエンスラボⅡ(SSLⅡ)を自由に見学し、研究に関する質疑応答や議論による交流を行いました。
4限は1年1組のグローバルインタラクション(GI)の授業において、日本の伝統的な遊びを体験するなど、ともに楽しみました。
昼休みには、本校校長による Welcome Ceremony 後、2年生の国際交流委員とランチを食べながら歓談しました。
午前中だけの短い時間でしたが、大変楽しんでもらい、教員の方にも「感動した!("Impressive !")」とのコメントをいただくことができました。今後も交流が続くことを楽しみにしております。
2月13日(木)7限のLHRで、2年生を対象に進路ガイダンスⅢを行いました。
各教科担当が来年度4月開講の平常補習の説明を行いました。
また、進路指導部長・第二学年部長からは次年度に向けた心構えについてメッセージが送られました。
生徒は、最終学年、そして受験生になる自分自身の姿を想像しながら、真剣に耳を傾けていました。
まずは学年末テストに向けて準備を進めるとともに、1年後の自分の姿を見通しながら、広い視野で学習に取り組むことを期待しています。
1月31日に、令和6年度嵯峨野高校探究成果発表会を開催し、本校2年生全生徒とサイエンス部の1年生がポスターセッション形式で、発表を行いました。1年生も参加し、先輩の発表を見学しました。
コロナ禍以降途絶えていた発表生徒保護者の参観も復活し、厳しい寒さにも関わらず、多くの来賓や学校関係者、保護者の方々にご来場いただきました。
発表生徒たちは、1年間かけて取り組んできた探究の成果を6分という短い時間で伝えるために、様々に工夫を凝らし、熱心に発表していました。質疑応答では、投げかけられる様々な質問に対して、よくぞ聞いてくれましたとばかりに説明を加える姿が印象的でした。次の発表に移るための移動時間も惜しんで、発表者と視聴者とが活発にやりとりをしている姿も見られました。
質疑応答の場面で印象的だったのが、1年生たちの聴く側としての積極的な姿勢です。多くの1年生が積極的に手を挙げ、時間内に全員が質問できないような状況も見受けられました。聴く側の姿勢は、ポスターセッションの成功に欠かせない要素です。来年度、彼らの発表が楽しみです。
探究活動において、発表は一つの節目ではありますが、これで探究が完結するわけではありません。この日得た気づきや学びをきっかけに、さらに探究活動を広げ、深めていきましょう。
シンギュラリティバトルクエスト2024の決勝戦が1月18日・19日に開催され、嵯峨野高校コンピュータ部の1年生からなるチーム「文系人狼」がXクエストで全国1位を、チーム「Mr.4K」がサイバークエストで全国4位をそれぞれ獲得しました。
シンギュラリティバトルクエストとは、高校生がAI/ICTのスキルを競う大会で、文部科学省などが後援しています。従来の5競技(AIクエスト、サイバークエスト、データクエスト、ロボクエスト、Xクエスト)に加え、今年はXクエスト02などの競技が追加されました。
今回のXクエスト決勝戦の課題は、七並べAIの作成でした。囲碁のように相手の状態が全て見えるゲームでは、既にアルファ碁のようなAIがプロ棋士に匹敵する性能を発揮していますが、相手の状態について不完全な情報しか得られない七並べのようなゲームでは、まだまだAIを研究する余地があります。
Xクエストの試合では、各チームの作成したAIが6000回対戦を繰り返し勝率を競いました。嵯峨野高校のチームは、接戦を制して見事全国1位を獲得しました。
サイバークエストは、情報セキュリティに関するクイズ形式の問題を、セキュリティの知識やソフトを駆使して、隠された言葉(Flag)を見つけるCTF形式の競技です。嵯峨野高校のチームはリベンジャーズ枠から出場し、2日にわたる戦いの結果見事全国4位を獲得しました。
応援ありがとうございました!