SAGANO BLOG

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嵯峨野高校の【とこのは祭】は吹奏楽部の演奏から始まります。

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その後ろから現れた副会長の血沸き肉躍るような開催宣言。

続いて、校長先生降臨。徳の高さで後光が差す校長先生と、眩さで目がくらむ生徒のみなさん。

ここで校長先生、まさかの「とこのは祭」であいうえお作文を披露。

負けじと我らが生徒会長は突然の謎かけ。

会長「とこのは祭とかけまして~。美味しいお味噌汁とときます!!」

生徒「その心は~?」(全員で練習したかのように相槌を入れる生徒のみなさん)

会長「どちらも出汁(出し物)が気になるでしょう~!」(生徒歓声)

熟練した政治家のように、聴衆の心を掴む嵯峨野の生徒会長。...将来が楽しみです。

一方、舞台の幕の裏には...。黙々と司会、音響を担当する放送部のみなさん。

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舞台の上だけでなく、裏方となって「とこのは祭」を支えるのも生徒たち。嵯峨野高校の自慢です。

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自分の見つけた場所で、自分の思うとおりに、

輝け嵯峨野生!

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クラスの黒板にみんなで描いたという3年生教室の黒板アート。

 

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ダンボールの価値が最も高まる時期。それが文化祭前日。

生徒のみなさんの創造力にかかれば、使い方は無限大。

 

明日は何か起こりそうな予感。

保護者等の皆様、ぜひ嵯峨野高校へお越しください。

 

8月27日に2学期の始業式・着任式を各HR教室への配信で行いました。



初めに着任式が行われ、新しくALTのウェスト・ブレンデン先生が着任されました。



次に2学期の始業式が行われました。

校長先生の式辞では、まず残暑や感染症拡大、台風接近について触れられ、安全に文化祭準備が進み、無事に本番が終えられるよう、一人一人が高い危機管理意識を持って行動するよう促されました。
また、夏休みは部活動や勉強、研修などを通して「ほんまもんの学び」と出会う絶好の機会であったこと、そして、夏休み中の「ほんもんの学び」に触れた経験を一過性のもので終わらせるのではなく、それを次のステップへとしっかりつなげる2学期として欲しいと述べられました。
「ほんまもんの学び」は学習だけでなく文化祭活動もその一つであり、良い作品を作り上げていく過程では色々な意見が出たり、考え方の違いがあったりしてなかなか思うように進まないこともあるはずだが、意見や考えが違ったときこそ発展・成長のチャンスだと考え、「対話」や「会話」を大切にし、「ほんまもんの学び」となる文化祭活動となることを願っていると述べられました。

その後、生徒指導部長からは、2学期のスタートにあたって、「時を守り、場を清め、礼を正す」の3つを改めて自分の言動を見つめ直すものさしにし、それでもうまくいかない時は周囲の人を信頼して欲しいとのお話や携帯電話のルール確認が行われ、きちんと規則を守って活動するよう促されました。また、限られた時間を有効活用し、今年の文化祭が素晴らしいものになるよう協力して、各クラスで準備を進めて欲しいと述べられました。



最後に伝達表彰がありました。

 

 2024年8月4日から9日まで、本校生徒が韓国全羅南道州の麗水市にある全羅南道州教育庁国際教育院に滞在し、日韓高校生グローバル公民権プロジェクトのサマーキャンプに参加しました。国際教育院は多文化教育に特化した教育施設であり、国内外から教員や児童生徒が集まり研修を行います。 

 このプロジェクトはオンラインで月に1回程度実施されており、サマーキャンプはそのプログラムの一環として対面で実施されたものです。参加したのは、全羅南道州にある高校の生徒、日本からは嵯峨野高校他3校の生徒総勢約40名でした。プログラムの内容はグローバル課題に関するもので、国際教育院所属の教員によって開発されており、生徒同士のやりとりも含めプログラムは全て英語で実施されました。また全生徒が国際教育院の寮に滞在し生活を共にしました。生徒は講座や寮での生活を通じて、英語でのコミュニケーションやグローバルリーダーとしての素養を育むことができました。12月には今回の研修に参加した韓国の生徒が嵯峨野高校を訪問する予定です。

以下では簡単に研修内容について紹介します。

8月4日 出国日

1時間程度のフライトの後、釜山空港に到着しました。そこからバスで2時間30分移動したところにある全羅南道国際教育院に向かいました。施設内には世界の衣食住の文化を紹介する多文化共生教育ならではのコーナーがありました。地元の食堂で夕食を済ませた後、寮に戻りました。

8月5日~8月9日  日韓高校生グローバル公民権プロジェクトサマーキャンプ

8月5日の午前中は開会式とアイスブレイクを行いました。その中で、生徒は研修を共にするグループとバディを決め、緊張した面持ちで自己紹介を行っていました。8月5日の午後以降はグローバルリーダーシップの育成を目指す様々な講座、文化施設や商業施設を訪れるフィールドワーク、生徒間の交流を深めるイベント等が実施されました。以下ではその中からいくつかをご紹介します。

Global Food Culture

 この講座では、世界の食文化や我々が普段から慣れ親しんでいる食材のルーツについて学びました。その後、生徒には世界各国の食材を使用した新しい麺料理を考え、実際にそれを作るという課題が与えられました。どのような料理を作るかスムーズに決められないグループや、料理が決まっても調理過程で上手くコミュニケーションができず、作業が進まないグループもありました。しかし間違いを恐れず積極的に意見を伝えようとしたり、指示を出そうとしたりする姿を見せる生徒もいました。即興で料理を考えて、それを作ることは生徒にとって難しい課題でしたが、難しいからこそ生徒には積極的な意見交換や協働することが求められました。この講座では食文化だけでなく、異文化の人々との協働とその難しさについても学べたようでした。

フィールドワーク: 順天湾ガーデン

 フィールドワークの1つとして順天湾ガーデンを訪れました。順天湾ガーデンは2023年に国際庭園博覧会が開催されており、博覧会以降も多くの観光客が訪れるスポットになっています。生徒はグループで世界各地の美しく整備された庭園、湖、丘、そして何千本もの花や木々を鑑賞していました。

Talent Show Prep & Talent Show

 講座に加え、生徒間の交流と異文化理解を深める活動も実施されました。この活動では、10人程度のグループに分かれてKポップダンスを一緒に練習し、その踊りを披露しました。韓国の生徒が提案してくれた曲の一つに日本のとても有名なアニメの主題歌がありました。韓国における日本のアニメ文化の認知度の高さを知る一場面でした。生徒は意思疎通が上手くできない時も、互いの国の文化をきっかけに話が盛り上がったり、関係性を深めたりしていました。研修を通じて、国を超えて人を繋ぐ文化の偉大さをどの生徒も身を持って理解できたと思います。

Closing & Farewell Ceremony

 閉会式では、講師から一人ひとりに修了証書が渡されました。「この閉会式は関係性の終わりではなく、将来続いていく友情の始まりです。この機会に感謝し、関係性を続けていってください」との言葉があり、多くの生徒は大きく頷きながら聞いていました。また自ら手を挙げ、みんなの前で涙ながらに感謝を伝える生徒や感謝の思いを書いた手紙を渡す生徒の姿を見て、今回の研修が生徒にとって非常に有意義であったかが伝わってきました。

8月9日〜8月10日 フィールドワーク:釜山・帰国日

 国際教育院での閉会式を終え、空港がある釜山に移動しました。釜山ではナマク高校の生徒と合流し、釜山の市場や観光スポットを案内してもらいました。のどかなリゾート地であるヨス市とは異なり、巨大なビルや商業施設が立ち並ぶ釜山を生徒たちは楽しんでいました。

最後に

 研修が進むにつれて、生徒は英語だけでなく、現地の高校生から韓国語も積極的に学び、使おうとするようになりました。また帰国の際にも、「もっと英語・韓国語を学びたい」と話していました。湧きあがる感情や思いを、機械翻訳ではなく、自分の言葉で目の前の人に伝えたいと感じたのだと思います。これは対面での国際交流だからこその学びであり、現地に赴き、直接人と触れ合うことの尊さを実感したようでした。

 このサマーキャンプを通して生徒たちは貴重な学びと成長の機会を得ることができました。参加した生徒たちがグローバルリーダーとして、社会で活躍してくれることを期待しています。様々なご支援・ご協力を本当にありがとうございました。


 

 7月30日(火)に、本校生徒35名が京都大学の化学研究所を見学しました。化学研究所は宇治キャンパスにある京都大学の附属研究所で、大学の学部・学科の境界を越えて、化学を軸とした様々な領域の研究室が最先端の研究に取り組んでいます。今回は3つの研究室に訪問させていただき、最前線の研究を肌で実感することができました。

 まず、化学研究所の歴史ある施設「碧水舎」での全体ガイダンスの後、生徒は3つのグループに分かれ、各研究室で見学をしたり、御講義を聴講したりしました。

 中村研究室では有機分子変換化学領域の研究を通じて、新規有機合成方法や有機材料の創出に取り組まれています。まず、青木敏先生から、化学の役割や有機化学・有機金属化学について御講義いただいた後、実験室に移動し、有機金属化合物として重要なGrignard(グリニャール)試薬によりヨウ素が還元されて色が消失することを利用した滴定実験について御講義・演示していただきました。高校生にとっては、張り巡らされた何本ものガラス管からなる反応ラインが印象的でした。

 若宮研究室では分子集合解析研究領域の研究に取り組まれており、今回は主にペロブスカイト太陽電池の研究設備について見学・御講義をいただきました。空気中のわずかな酸素や水分などにも影響を受けるため、アルゴンガスで完全に置換されたグローブボックス中での操作など、実験は一貫して不純物やゴミなどの混入をさける環境で行われており、また、電子顕微鏡をはじめ多数の高額な装置があり、将来このような環境で研究が出来たら・・・と感じさせられました。

 緒方研究室は化学生命科学研究領域で微生物生態進化学の研究に取り組まれています。今回は、ウィルスでありながら細胞性生物並みの大きさをもつ「巨大ウィルス」の研究に関して見学・御講義をいただきました。この分野では、従来の実験を手段とする研究(ウェット研究)に加え、コンピューターによるゲノム解析などの「ドライ研究」は必須です。こちらでは、スーパーコンピューターの見学の後、巨大ウィルスがアメーバを宿主として感染した様子を実際に顕微鏡で観察させていただきました。

 今回の見学で、高校生がイメージする教科としての「化学」が、実は様々な領域の「科学」の軸となる学問であることを知ることができ、有意義な体験となりました。

 

 7月29日(月)に、本校生徒39名が大阪大学を訪れ、核物理学についての知見を深めました。

 午前は大阪大学大学院理学研究科の川畑貴裕教授から、この世に存在している原子核の謎が宇宙の成り立ちと密接に関係があることについて、非常にわかりやすく御講義していただきました。例年、本講義は嵯峨野高校で実施していたのですが、今年度は大阪大学豊中キャンパスの理学研究科にて受講しました。なお、理学研究科には、日本初のノーベル賞受賞者 湯川秀樹博士がコロンビア大学で愛用されていた黒板が移設されており、御講義後に見学しました。この黒板はコミュニケーションスペースに設置されていて、学生が自由に使えるそうです。

 午後は吹田キャンパスに移動し、コロナ禍以降5年ぶりに大学生協の食堂で食事をしました。高校生にとっては、これも大学の雰囲気を直に味わう楽しい体験となりました。

 食事後は、大阪大学の核物理研究センターを訪問しました。まず、保坂淳教授から"物理学とはいかなる学問か"、"ミクロな世界を見るためには、なぜ巨大な装置とエネルギーが必要なのか"について御講義いただきました。また、核物理研究センターではアルファ線放出核種アスタチン-211を生成し、阪大病院などでのアルファ線核医学治療に供給するための新たな施設「TATサイクロトロン棟」が竣工し、実用化に向けた準備を整えるなど、医学分野への貢献についても御説明いただきました。

 ひきつづき福田光宏教授から加速器施設の説明後に加速器を見学しました。ここには世界有数の加速器-AVFサイクロトロンとリングサイクロトロンがあり、国内外から様々な研究者が実験に訪れ、成果が生み出されています。リングサイクロトロンでは、陽子なら光の速さの70%まで加速することが出来ます。

 1・2年生にとって、すべてを理解することは難しいかも知れませんが、設備の巨大さや複雑な構成を目の当たりにするだけでも、日進月歩の核物理研究の世界を充分に体感することができ、自分の将来の研究者としてのイメージを持つには充分な実りのあるサマーセミナーでした。

 

 7月30日金曜日に、国語サマーセミナーを実施しました。

 まず、廬山寺 町田宣亨執事長様から、廬山寺の歴史や、廬山寺と紫式部との関わりについてお話しいただきました。

千年前に紫式部の邸宅があったとされる場所に、現在、廬山寺があります。

この場所で藤原宣孝との結婚生活をおくり、一人娘の賢子(大弐三位)を育てたと言われています。

『源氏物語』をここで執筆した紫式部のことを思いながら、源氏庭の前で、お話を伺いました。

 次に、京都御所のフィールドワークです。1869年に東京に移られるまでの約500年間、天皇がお住まいの場所でした。平安時代の建築様式をもとに建て直されたものです。紫宸殿と清涼殿など、古文の舞台となっている場所を訪れました。

『源氏物語』は、この場所から始まります。

「ほんまもん」を体験する、有意義な体験となりました。

 

IMG_0388-EDIT.jpg7月30日、サマーセミナーで大塚国際美術館に行きました。
美術館では現地さながらの展示に圧倒されたり、美術のみならず世界史の先生にも詳しい解説をいただいたり...。まるで世界遺産を旅するような美術鑑賞に、知的好奇心がますます高まった様子でした。

 

高校を卒業後、皆さんには世界の方々と共存していく社会が待っています。美術を通じて多文化共生を学び、どうか...より良い未来を創造してください!キラキラした目で作品を見ていた、嵯峨野生の好奇心に期待しています。

 

7月29日(月)にサマーセミナーとして法学フィールドワークを実施しました。

午前中は京都地方裁判所にて、まず裁判所職員の方から裁判のしくみについて講義を受け、法廷内の見学や法服を試着しました。嬉しそうに記念撮影をする姿が印象的でした。

その後、実際の裁判において、検察官の論告求刑やそれに対する弁護人の弁論を傍聴し、厳粛な雰囲気と迫力を感じることができました。

午後からは裁判所の隣にある弁護士会館で、弁護士の指導の下で模擬裁判を実施しました。弁護士の方から刑事裁判の原則について説明を受けたのち、コンビニでの強盗事件を題材として模擬裁判を行いました。それぞれ裁判官役・被告人役・検察官役・弁護人役・被害者や目撃者などの証人役になってロールプレイをしたのち、全員でどのような判決を出すべきかについて、班で議論し、発表しました。全員に異論のない「事実」と、立場によって見方の変わる「主張」を切り分けるという作業の難しさを感じつつも、無罪の推定や疑わしきは被告人の利益にといった刑事裁判の原則について理解を深めることができました。

最後に、班ごとに、6つの法律事務所を訪問させていただき、弁護士の働く現場を目の当たりにしました。「今までに担当した中で最も大変だった事件は何ですか」という生徒の質問に対して、「大変さにもいろいろありますが」という前置きをした上で、興味深い経験談を話してくださるなど、生徒たちは1日を通して、司法に関わる仕事の意義と面白さを体感することができ、将来への展望を描く上での「ほんまもん」に触れる貴重な機会となりました。

 

7月29日(月)に本校で実施しているサマーセミナーの「ホームページ作成セミナー」を行いました。
生徒たちはまずHTMLと呼ばれる言語を学習し、文字や画像の表示、リンクなどの方法を身に付けました。
その後スタイルシートを用いて細かい書式の設定を行いました。
参加した生徒たちは皆熱心に取り組んでいました。
今回のセミナーが生徒たちの今後の学びや進路選択の一助になれば嬉しく思います。

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【終業式】蝉の大合唱がはじまるとともに、嵯峨野高校の1学期が終わりました。

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校長先生の式辞ではスクールポリシー(学校の教育活動の方針)について、説明がありました。

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【グラジュエーションポリシー(どのような力を育てたいか)】

嵯峨野高校が伝統的に大切にしている「校是」に現れています。「校是」とは時代が変わっても揺らぐことのない本校の教育の根幹をなすものです。『和敬・自彊・飛翔』これを実践できる人を育成したいと考えています。

【アドミッションポリシー(こういう生徒に来て欲しい)】

他者を思いやることができ、仲間と協力して物事に取り組もうとする生徒(校是の和敬にあたる)。向上心をもって学び続ける生徒(校是の自彊にあたる)。自分の持てる力を十分に発揮し最大限にのばしたいと考えている生徒(校是の飛翔にあたる)。生徒のみなさんが、まさに日々実践してくれていると感じています。

【カリキュラムポリシー(どんな教育活動を行うのか)】

特に次の言葉を大事にしています。「ほんまもんの学びに出会い、一人一人が活躍できる学校」。「一人一人が活躍できる」については、受賞や成績に関わらず、全力で取り組めた生徒、それぞれの努力と成長を活躍だと思っています。一人一人の生徒の皆さんが、それぞれの場面や状況で活躍できる、そんな学校にしていきたいと考えています。「ほんまもんの学び」については、ただ大学に合格するためだけの勉強であるとか、暗記しただけの知識に留まらない、みなさんの将来に役立つような「ほんまもんの学び」を大切にしていきたいという思いを込めています。養老孟司さんの言葉に「変わっていくこと、それが学ぶということ、知るということです。自分が変わっていなかったら、何も学んでいないと思えばいい。」という言葉があります。こういうことこそが学んでいくことの醍醐味だと思っています。授業だけでなく部活動や学校行事でも、この学びは含まれています。自分で視野を狭めてしまうことがないように、大きな視野に立って「ほんまもんの学び」をぜひ深めてほしいと思っています。学校としても生徒のみなさんが「ほんまもんの学び」を経験できるような教育を提供していきたいと考えています。

また、夏休みを安全に過ごしてもらうために以下のことに注意してください。

「暑さ対策」熱中症警戒アラートなどに留意し、暑さ対策を意識してください。

「コロナ対策」コロナウイルスが再び活性化しています。夏休みは人混みに出かける機会も増えると思います。感染予防の意識を高めて行動してください。

「水の事故の防止」先日、鴨川上流で高校生の痛ましい事故がありました。水辺に出かける機会も増えると思いますが、事故防止に十分に留意してください。

夏休みは普段体験できないことが体験でき「ほんまもんの学び」に出会う絶好の機会だと思いますが、健康・安全があってこそ、それが達成できると思います。みなさんが全員元気で多くの学びを得て、2学期が迎えられることを願って式辞とします。

良い夏にしてください。


式典が終わって・・・

今年が高校生活最後の夏休みとなる、3年生のH Rを覗いてみると...

全員の夏休みの目標(?)を書いた黒板があったり、生徒同士で声を掛け合ったり...夏の日差しに負けぬ、青春のきらめきを見ることができました。さあ、この夏、精一杯を体験しよう!輝け!嵯峨野生!!



 
今月末に私は嵯峨野を離れ、米国に戻る予定です。8月から、私は故郷オクラホマの近くの高校で新入生(1年生)に英語文学を教えることになっています。嵯峨野高校で働くことができたのは生涯の栄誉です。温かく迎えてくれた生徒の皆さんに感謝したいと思います。さまざまな面で私を助けてくれた嵯峨野高校の素晴らしいスタッフ全員に深く感謝したいと思います。私はここで「良き地球市民になるにはどうすればよいか」という問いと出会いました。この問いはとても大きいですが、答えは小さいものです。私にとって、良き地球市民になるには、できる限り最高の自分になる必要があります。誰もが独自の才能と能力を持っています。誰もが独自の個性を持っています。良き地球市民になるには、まず自分に忠実になり、自分の心に従い、ただ良い人間になる必要があると私は信じています。世界を変えることは小さなことから始まり、それは自分自身から始まります。ですから、私はすべての人に、自分をユニークにするものを見つけて、それを開花させるよう勧めます。改めて、嵯峨野高校の生徒と教職員、そして京都の皆さんに心から感謝申し上げます。皆さんは私を温かく迎え入れてくださり、私の人生の一部を皆さんと過ごし、共有できたことを光栄に思います。ありがとうございました。
 

 6/10(月)本校にて、「人類の進化と歴史を振り返って、これからの学びを考える」という題目で山極壽一先生に御講演をいただきました。

 2025年国際博覧会のシニアアドバイザーも務めていらっしゃる山極先生は、人類進化論を専攻しておられ、今回の御講演では、ゴリラの生態とヒトとの対比から、人間であることの本質にもつながる大変興味深く、奥深いお話をしてくださいました。

 また、今回の講演会では、司会進行や講師の先生の誘導は生徒が行いました。希望した生徒による運営でしたが、1つ1つ丁寧にこなしてくれました。

今回の講演を聴いた、生徒の感想をいくつか紹介します。

・山極先生のご講演を聴いて、新しく知る、学ぶことがたくさんありました。最初の、不利益を承知で他人に何かを「教える」のは人間だけだ、というところから考えたことがなかったので、とても驚きました。私たちにとって、先生方に勉強を教えていただくことは当たり前だったので、自然界の他の動物たちと比べてみるとそのような違いがあるのだなと思いました。他にも、成長の仕方の違いや、共同体の発生の違いなど、様々なことを学ぶことができました。私たち人間が動物たちから学べることはたくさんあると知り、もっと知りたくなりました。

 

・ゴリラから学ぶということ自体が新鮮で、今回のお話を聞いて驚き、新しく学ぶことが沢山ありました。また、類人猿とまとめて見ていたものが、実は様々な違いがあると知れてとても嬉しかったです。人間以外のものとの違いから、人間を客観的に見て、在り方を考えることの大切さに気づけました。

 

・今日山極先生のお話を聴いて、人間しか持ちえないこと、または類人猿と似ていること、多くのことに気づかされました。特にお話の中で何度か共感能力や雰囲気ということをお話されているとき、私は「空気を読む」といった言葉が思い浮かんだのですが、今やインターネットで交流することも多い中、確かにそのように気を配ることは減ったなと思いました。

 

★山極先生からメッセージをいただきました!IMG_2570.jpg


 

スーパーサイエンスラボ、アカデミックラボで探究活動を行い、その研究成果を発表した3年生と、探究活動を始めた2年生が会し、合同でラボ活動を行いました。

2年生は研究テーマの設定や、研究の進め方について悩んでいることなどを話し、3年生はアドバイスをするとともに、自分たちが苦労したことや、工夫したこと、新たに発見をしたこと、気づいたことなどを語ってくれました。ラボ活動では本校の教員や、時には大学の先生からも指導していただくことがありますが、先輩からのアドバイスはより身近な視点で、2年生は目を輝かせて聞いていました。

 

こちらの記事の続編です。京都府立嵯峨野高等学校 6月10日 Sagano Global Forum for Student Research (SGF) PartⅠ - SAGANO BLOG (kyoto-be.ne.jp)

 午後からは学年ごとに、それぞれのステップに応じた活動を行いました。1年生は探究活動の原点であり,核となる問いについて深める「問いづくりワークショップ」に励みました。

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「質問と問いの違いとは?」「質問はどんなふうに分類できる?」「それぞれの長所と短所は?」「探究に向いている問いとは?」グループに分かれ様々な視点から問いについて深め、嵯峨野高校の探究活動のメインとなるラボ活動に向けて第一歩を踏み出しました。

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6月10日 AM「課題研究発表会」

 本校では毎年校内での課題研究発表会を行ってきました。今年度は初めて、全校生徒が終日参加し、講演会やワークショップなども組み合わせた、いわば「探究Day」という形でリニューアル開催しました。

 午前中は、3年生の課題研究発表会です。体育館での開会式の後、3年生1~6組の生徒はアカデミックラボの研究成果を英語で、3年生7・8組の生徒は、スーパーサイエンスラボⅠ~Ⅲの研究成果をそれぞれプレゼンテーションしました。

 アカデミックラボ58件、スーパーサイエンスラボ35件、サイエンス部1件、さらに海外からJunipero Sera High School 2件、Notre Dame Highschool Belmont校1件、合計97件の研究発表が行われる一大イベントとなりました。

 当日までに、オンライン上に全ての発表のスライド pdf資料 を閲覧できるようにしました。生徒達は予めこれらを閲覧し、コメントや質疑応答を行いました。英語のスライドは、質問コメントも英語です!

 いよいよ当日の発表会。各グループが2~3回ずつ発表を行うため、発表延べ数は268本! したがって部屋数もHR教室や特別教室併せて35会場と、文字通り全校あげてのイベントとなりました。聴講者は本校全生徒の他、TAとして留学生、教育関係者が来場されました。

 アカデミックラボの発表は、質疑応答も全て英語です!質問する側も回答する側も、頭をフル回転させながら真摯に伝えようとする姿が印象的でした。

 スーパーサイエンスラボの発表および質疑応答は日本語で行われることもあり、質問する側も回答する側も、科学的・論理的に深いレベルで議論する様子も観られました。各発表の司会は2年生が中心となって取り組みましたが、有志の3年生の他、1年生もチャレンジしてくれました

 終了後「これで終わりかと思うと、感慨深いものがあるな・・・」とつぶやいている生徒がいました。今回の経験を自信に変えて、さらに大きな課題解決と夢の実現に向かってくれることと思います。

 

入学式を終えて早1ヶ月。1年生も少しずつ学校生活に慣れてきました。


入学後2週間はステップアッププログラムとして、分掌オリエンテーションや教科ガイダンス、校内ツアーを実施しました。



また、ステップアッププログラム3日目には佛教大学副学長の原清治先生から、「新入生に向けたメッセージ」とのタイトルで御講演くださいました。

偶然にも講演前に原先生に話しかけた2人の生徒達。2人のやりとりを再現しながら、「探究活動を行ったり、これから先を生きていく中で、相手へのリスペクトを忘れないでほしい」というメッセージを受け取りました。



そして、ステップアッププログラムのラストは学年レクリエーション!

レクリエーション1つ目のペーパータワーコンテストでは、A4用紙20枚とはさみのみでどこまで高いタワーを立てられるか、各チームの工夫が光りました。これぞまさに、探究活動!


レクリエーション2つ目の大縄跳び。体力勝負かと思いきや、ここでも各クラス20人ずつのチーム分けや跳ぶメンバーの並び順など、工夫をするのが嵯峨野生。


盛り上がった結果は、以下の通りになりました。

ペーパータワーコンテスト 1位 2組5班  2位 7組1班  3位 6組3班

大縄跳び  1位 7組(82回)  2位 6組(54回)  3位 8組(46回)



嵯峨野高校での旅路は、まだまだ始まったばかり。少しずつ歩み始めたみんなの1歩を教員一同、あたたかく見守っています。

 

4月19日(金) 3年生神戸野外活動を行いました。


JR三ノ宮駅に集合後、神戸市内で班別活動を行いました。

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今回の野外活動では、事前にお題として提示していた9地点を生徒たちが探し出し、その場所で写真を撮るという取組に挑戦しました。


場所探しとともに、神戸の街並みを見て歴史や文化に思いをはせました。

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お題を全てクリアした班もありました。

天候にも恵まれ、どの班も楽しく過ごしていました。

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 初めのうちは火を起こすことに苦労していた生徒達でしたが、どの班も力を合わせて完成にこぎつけました。青空の下て自分達が調理したものを味わうのは、さぞ美味しかったことでしょう。普段の昼食時よりも一段と明るい表情で食べる姿がとても印象的でした。

 食事の後は用具をきれいに洗って後片付けを行い、各クラスで記念写真を撮影し現地を後にしました。

 

 広場に整列し、キャンプ場の方から諸注意をしていただきました。普段とは違い、ゴミの分別も5種類に分類することなど、細かな説明をしていただき、生徒達もしっかり注目していました。その後は火起こしからスタートです。

 
 
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