SAGANO BLOG

4月20日(木)、1年生を対象とした「進路ガイダンスⅠ」をクラス別で実施しました。
始まったばかりの高校生活の中で、将来に向けての準備の第一歩を踏み出すためのガイダンスです。

・多種多様な学問分野がある中で自分の学びたいもの、進みたい道を探していこう。
・そのためにどんな力を身につければよいのかを知ろう。
・主体性を持って多様な人々と協働して学び、自身の学ぶ方向性を定めていこう。

以上のような話をしました。


また、大学入学共通テストをはじめとする受験システムについて説明し、1・2年生の授業内容の大切さを話しました。その後、生徒たちはコンピュータや配布資料を使って自分自身が興味ある学問分野や職業を調べました。

このガイダンスをスタートとして、1年生のみなさんが様々な経験をとおして、可能性を広げてくれることを期待します。

 

 4月21日(金)の3・4限に各クラスで「問いづくりワークショップ」を実施しました。2年生で本格的に取り組むアカデミックラボ・スーパーサイエンスラボという探究活動に向けて、「問い」を立てる力の重要性と面白さに気づくためのワークショップです。AIの急激な発達が話題となる中で、「人間にしかできないこと」は何か?みんなで考えるきっかけとなりました。

 実は、この「問いづくりワークショップ」に向けて教員研修会を実施しました。教員自身が探究活動の面白さと難しさを実感しました。AIの急激な発達が話題となる中で、「人間にしかできないこと」は何か?みんなで考えるきっかけとなりました。

 

この春、長きにわたり京都府の教育を支え、嵯峨野高校にご尽力いただいた3名の先生方の離任式を行いました。
対面での離任式は4年ぶりとなります。
各先生方から在校生に向けて思いのこもったメッセージをいただきました。
地歴公民科・玉村先生からは、「自分で自分の道を選択し、時代が変わってもブレない学力を身に付けてほしい。」と、専門である世界史を例にあげながらお話しされました。
数学科・北山先生からは、「疲れたら一休みして欲しい。そして挨拶ができる、感謝の気持ちを伝えられる人になってほしい。」と、これまで保健部で生徒の心身の健康を見守ってこられたからこその温かいメッセージをお話しされました。
保健体育科・江村先生からは、「健康で健やかに過ごしてほしい。人との出会いを大切にしてほしい。しっかりとした知識を身に付けてほしい。最後まであきらめない気持ちを持ってほしい。」と、これまでの教員生活やご自身も日々トレーニングに励まれている経験からお話しされました。

離任式の最後は、生徒教職員で花道を作り、先生方を送り出しました。
在校生の中にも、もっと先生方の授業を受けたかった、お話ししたかったと思う人もいるでしょう。
先生方が嵯峨野高生を思って伝えられたメッセージを胸に、日々を過ごしていきましょう。

先生方、これまでありがとうございました。

 

4月10日に令和5年度第75回入学式を挙行しました。

暖かく、春らしい天気で入学式日和の本日、嵯峨野高校自慢の桜には、新芽がでてきました。校舎を彩る瑞々しく爽やかな木々が入学生を迎えました。

クラス発表の後、ホームルームでこれから1年間ともに学ぶ仲間と担任の先生と初顔合わせを終え、入学式に向かいます。入場前は入学生はもちろんですが、担任も緊張しています。今日からはじまる学校生活への期待を胸に静かに待つ姿が印象的でした。
吹奏楽部も演奏の準備万端。入退場の演奏はとてもすばらしいものでした。

校長式辞では、嵯峨野高校の歴史や建学の精神に加え、「思いを遣る」ということや「自分にとって幸福な人生について考え、そのために高校生活では何をすべきか」など、未来への自分への思いを馳せてほしいと話されました。
第1学年部長からは、「信頼」をキーワードに、これからの高校生活を送るにあたり、「命を大切に」「切磋琢磨」「学びて思はざれば則ち罔し。思ひて学ばざれば則ち殆ふし。」というメッセージを伝えられました。
校長先生の式辞、学年部長からの言葉を胸に、今日からの3年間、1日1日を充実したものにしてください。

式終了後は、各クラスでホームルームを行いました。ユーモアを交えながらこれからの高校生活への注意事項を話されたり、優しい語り口調で高校での学習のアドバイスを伝えられたり、それぞれのクラスの担任がこの日のために準備してきた生徒への言葉を語っておられました。
皆さんがこの高校生活でどれだけ種をまき、どんな花を咲かせるのか、教職員一同とても楽しみにしています。
明日からいよいよ本格的に高校生活が始まります。頑張りましょう!

 

3月20日に終業式を実施しました。
感染症対策の緩和に伴い、本校も実に3年ぶりの体育館で全学年がそろい、対面で終業式を実施することができました。

在校生にとっても、教職員にとっても、全校揃う式典に新鮮さや懐かしさ、コロナ禍で経験した様々なことが思い出されます。
生徒達は、式典中は顔をしっかり上げ、先生方の講話をしっかりと受け止めながら聞いていました。
校長先生、生徒指導部長、進路指導部長からはこれまでの感染症対策を乗り切った生徒達への労いと、この春からまた心を新たに、自分の将来に向けて一歩ずつ進んでいってほしいといったエールの言葉を送られました。
生徒の皆さん、この1年勉強に部活に、行事にお疲れさまでした。束の間の春休みにリフレッシュしつつ、新学年でさらに成長できるよう準備を進めていってください。

終業式後は伝達表彰と壮行会を実施しました。卓球部1年の酒井さんが3月24日~27日に愛知県で行われる第50回全国高等学校選抜卓球大会に出場されます。生徒会からの激励と酒井さん本人から全校生徒に向けて決意表明を話してくれました。
京都から応援しましょう!

 

 3月14日の午後、大塚製薬株式会社 大津栄養製品研究所の所長 甲田哲之様から「企業における研究」について、生徒37名に対面で御講義いただきました。
 一般に「ものづくり」の仕事という言葉はよく耳にしますが、高校生にとっては、自身が研究・開発に携わっている将来像というのはどうしてもイメージがしにくいものです。甲田様は、大塚製薬(株)の製品として、今や知らない人はいない数々の商品がどのように世に送り出されてきたかを例として「世の人が気づいていないニーズの探求」「常識を疑うこと」から課題を見いだし、「簡単なことより難しいことへチャレンジする」ことの大切さと面白さを判りやすく伝えて下さいました。御講義後、活発な質疑応答もあり、生徒の感想文からは、学校生活だけでは得られないきっかけや気づきが得られたと大きな反響がありました。

 

令和5年3月1日、暖かな日差しの中、卒業式を挙行しました。

入学と同時に新型コロナ感染症のため休校を余儀なくされた学年でした。昨日の卒業式予行ではじめて校歌の練習を行い、本日の卒業式では吹奏楽部の生演奏と校歌斉唱を行うことができました。

校長式辞、来賓式辞、在校生送辞、卒業生答辞では、コロナ禍で様々な変更を余儀なくされた高校生活の苦労や、そのような状況においても日々努力を重ねた卒業生への労いと賞賛の言葉が多くありました。

最後のLHRでは、クラスの仲間や担任の先生とそれぞれの思いや感謝の気持ちを語りあう大切な時間を過ごせたようです。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

皆さんのこれからの人生に幸多からんことを願います。

様々なフィールドで活躍し、素晴らしい人生を歩んでください。私たち嵯峨野高校の教職員一同は皆さんをずっと応援しています。

 

2月2日(木)に第1学年で学年レクリエーションを実施しました。

クラス対抗として実施し、どの競技も生徒たちは楽しみながらも真剣に活動していました。

7組が総合優勝しました!

運営は、学年レクリエーション担当委員が主体的に進めました。昨年末から各クラスの担当委員が集まって、準備を進めてきました。実施要項の作成、各生徒のエントリー、当日運営マニュアル作成と冬休みの時間も利用して準備してくれました。大きなトラブルもなく、みんなで協力して作り上げた学年レクリエーションとなりました。

学年レク担当委員は大変だったと思いますが、それぞれに得たものもあり、これから先の行事にも活かしてほしいと思っています。

ドッヂボール
フットサル
ソフトバレー
百人一首
クイズ大会
クイズは地図を頼りに探します
 

2月1日(水)午後に、2年生のアカデミックラボ課題研究発表会を実施しました。

2年生が1年間かけて、アカデミックラボで取り組んだ探究活動の成果をポスターセッションの形式で発表しました。聴衆として1年生の生徒や探究活動でお世話になった方々を校外からお招きし、活発な質疑応答で盛り上がる発表会となりました。

2年生にとっては1年間の集大成であるとともに、次年度の6月に予定されている英語でのスライドプレゼンテーションに向けてさらなる改善点が見つかるきっかけとなりました。1年生にとっては、次年度のアカデミックラボの活動で目指し超えるべき目標と向き合う時間となりました。嵯峨野高校の探究活動がさらに深まっていくことが楽しみです。

開会式の様子
発表の様子
興味津々な聴衆
閉会式
 

芸術科が主催し、毎年多数の文化系クラブが参加する嵯峨野高校芸術文化展。
今年度は「芸術文化週間」として12月12日~18日に開催しました。

12月13日には、哲学者で京都市立芸術大学デザイン科特任講師の谷川嘉浩氏に「デザインとは何なのか クリエイティブな視点があると何がどううれしいのか」という演題でご講演をしていただきました。

流行中のアニメのオープニングや谷川先生が好きなデザイン、嫌いなデザインを例にデザインの面白さや奥深さを紐解いて解説されました。一見すると「かっこいい」デザインでも、立ち止まって考えることで様々なことが見えてくる。「かっこいい」だけではデザインやものづくりでは成功とはいえない。改めて世の中にあるものやデザインを再考しようと思う良い機会となりました。

今年度もポスターのデザインは生徒によるものです。
美術部部長による素敵なデザインで、芸術文化展を全校にアピールできました。 

 

この期間、校内各所に作品が展示され、華やかな空間となりました。

展示部門には、芸術の授業作品(美術、工芸染色、工芸陶芸)、美術部、デザイン工芸部、茶道部、写真部、華道部、放送部、図書委員会が参加しました。1週間の間、校内に作品を展示しているので、教室移動の際にふと足を止めて作品を見たり、休み時間や放課後にじっくりと作品を見入っている生徒が多かったです。
授業作品を含めると、作品数は250点以上。その作品を展示するのは大変ですが、「わあ!すごい!」「きれい!」と声が上がったり、じっくりと作品とキャプションを見て「こんなこと考えてるんや、面白いね、すごいね」と話す生徒を見ると、「今年もやってよかった」と感じます。

発表部門では、将棋部、小倉百人一首かるた部、バトントワリング部、軽音楽部、ダンス同好会、演劇部の発表がありました。
日頃の成果を存分に発揮し、普段の授業では見せない1人1人の魅力的な表情がありました。
これからも個々の可能性を信じ、それぞれの活動を頑張ってほしいと思います。

また、17日土曜日の保護者参観では80名程の保護者の方の来校がありました。お越しいただいた皆様ありがとうございました。

 

日々の学習、学校行事や部活動など盛りだくさんだった2学期も終わり、本日終業式を迎えました。今回も感染症対策として各教室でyoutube配信を視聴する形で行いました。
始業式では、放送部の部員たちが、カメラマンやスイッチャー、テロップを付けるなどの作業をしてくれました。

橋長校長先生による講話では、嵯峨野高校生が日々の感染症対策を真面目に取り組んでくれていることへの感謝と、今後も緊張感をもって対策をしていく重要性を改めて説明されました。

校長先生は、2学期を終える生徒に向け、「大きな目標を持ち、その大きな目標を達成するために小さな目標を1つずつ達成していく」ことの大切さを説かれました。

昨日まで行われたサッカーW杯でベスト16に入賞した日本代表選手のインタビューでの「この4年間1日、1秒たりとも無駄にしたことがなかった」という選手の言葉や、クロアチア戦で惜しくも敗れた時に、多くの選手が4年後に向けた具体的な目標を発言したことを挙げられました。

また、今年逝去された京セラ創業者の稲盛和夫さんの言葉も紹介されました。

「若い人は偉大なことを実現したいという夢を持つが、それを実現するためには1歩1歩地道な努力が必要である」

「日々の地道な努力が生む小さな成果は、さらなる努力と成果を呼び、その連鎖はいつの間にか信じられないような高みにまで、自らを運んでくれる。」

大学入学共通テストまで1か月を切った3年生はもちろん、1,2年生にも励ましと期待を込めた心に響くお話でした。

次に、教育推進部長森田先生より講話がありました。

「嵯峨野高生の中には、約80年後の22世紀を生きる人もいるかもしれません。その未来はどんな世界になっているか想像できますか?」という問いかけから講話が始まりました。

インターネットの普及やAI技術の発展で、社会の変化が速い今、これからの時代を生きる高校生に向け、「こんなことをしても意味がないのでは」と感じたり、「意味のあるものにするにはどうすればよいか」と考えたりするのは当然。でも、その疑問が探究の始まりだと仰いました。

数学者であり哲学者でもあったパースの「探究とは、習慣を変えようとする努力である」という言葉や、1400年頃から約100年間続いたアステカ文明での世界を滅亡させないために捕虜を生贄として捧げることを信じていた儀式があったことを紹介されました。この2つのことから、私たちが真実だと思っていることは、ほとんどが誰かがつくった物語にすぎず、今、高校生のみなさんは、これまでに先人たちがどんな物語をつくりあげてきたのかについて学んでおり、それは皆さんが新たな物語をつくるために学んでいると話されました。

最後に、1972 年、アラン・ケイという科学者が発表した「A Personal Computer for Children of All Ages」という50年前の論文に、コンピュータが小型化し、子どもたちの教育に使っていくべきだと書いていることを紹介されました。その論文の最初には、「To know the world one must construct it. 世界を知るためには世界を構築しなければならない。」と書かれており、彼はコンピュータがある未来を予測したのではなく、彼がその概念を提唱したことでパーソナルコンピュータの開発が進んだと話されました。

教育推進部長のお話から、高校生にとって勉強は受験だけが目的ではなく、新しい世界に一歩踏み出す勇気をもたらすことだと感じる、胸に響くお話でした。

明日からの冬休みは、忙しかった2学期の振り返りとリフレッシュをするとともに、1日1日が自分の未来をつくることを意識して、自分の習慣を見直し新しい一年に向けて準備して欲しいと思います。

 

11月19・20日に本校にて「中学2年生対象説明会」を開催しました。
 
検温、消毒、換気、飛沫防止シート設置等の感染防止対策を行った上での開催です。
本校の教育内容の説明や生徒による学校生活についてのプレゼンテーション、ラボ発表の後、施設見学や個別相談等を実施しました。

広報委員会の活動は今回の説明会で最後になります。

次回は、12月10日個別相談会を開催予定です。

全体会の様子
在校生によるプレゼンテーション
受付係
誘導係
誘導係
場内整理係
生徒による相談係
施設見学係
施設見学係
 

11月10日(木)7限LHRの時間に、2年生全員が大学進学(文系)、大学進学(理系)、看護系進学の3分野に分かれて、それぞれの講師の先生のお話を聞きました。

大学進学分野では、文系・理系、それぞれの学部学科の特性や、受験に向けて今後の勉強・生活などについて、またそれぞれが受験生として意識し、ここからやるべきことを確認しました。


看護系進学分野では、看護師として実際に働いてこられた大学の先生をお招きして、医療現場の様子や実体験等、貴重なお話を聞きました。生徒は自分の将来像を思い描きながら、メモをとって真剣に聞き入っていました。
卒業後の自分、そして、数年後の自分を夢見て、一歩一歩着実に進んでいってくれることを期待しています。
 

研修旅行の最終日は、
クラス毎に選択したコースに
(白い恋人パークコース・洞爺湖有珠山コース)
行ってきました。

白い恋人パークコースでは
色とりどりのチョコレートを見たり、
洞爺湖コースでは有珠山ロープウェイに乗ったりしました。
それぞれのコースで貴重な経験をすることができました。

その後、新千歳空港に向かいました。
すべての日程を終了し、無事京都に帰ってくることができました。

(写真は洞爺湖有珠山コースのものです)
 

研修旅行3日目は
小樽・札幌で班別自主研修を行いました。

各班が自ら観光ルートの計画を立てて、
小樽・札幌で研修を行いました。

 

研修旅行2日目は、
ニセコにてラフティングと個別アクティビティを体験しました。

ラフティングでは、
羊蹄山の麓にある穏やかな川の中を
パドルを使いながら進みました。

また、この他にもツリートレッキングやサイクリングなど
北海道の大自然を満喫したり、
ガラス皿デザイン作りなどを楽しみました。

 

京都駅に早朝集合して伊丹空港まで行き、
途中で乗り継ぎをして、北海道に無事着きました。
そのまま、新千歳空港からクラスごとに選択したコース
(大倉山ジャンプ競技場もしくは藻岩山展望台)
に向かいました。

大倉山ジャンプ競技場では
リフトで上がって、札幌市を一望しました。
藻岩山は悪天候のため急遽予定を変更して
「サケのふるさと 千歳水族館」へ行き
展示を楽しみました。

あすは自然体験の予定です。

(写真は大倉山ジャンプ競技場の様子です)
 

本日、第2学年の研修旅行結団式が行われました。
来週月曜日から北海道へ3泊4日の研修旅行へ行きます。

今回、団長の副校長先生のあいさつのあと、
引率者と研修旅行委員の紹介、
ならびに研修旅行委員長のあいさつがあり、
最後に学年部長のスピーチで締めました。

体調管理と安全に十分に気を付けて、行ってきます!
京都へは20日の木曜日の夜に戻ります。

なお、研修旅行の様子は随時このページでお伝えしていきます。


 

「未来は今の中にある」

9月29日(木)6限に「1年生進路ガイダンスⅡ」を実施しました。

嵯峨野高校に入学して半年経った「1年生たち」が、
それぞれのHR教室で、スクリーンに映し出される資料を見ながら、
進路指導部長の「問いかけ」に耳を傾け、
真剣に考え、自己を振り返る。
そういう時間になりました。

「『進路実現』に向けて『今やるべきこと』は何でしょう?」
「学習の質を上げるためにはどうすればいいでしょう?」
「『授業』を中心に据えて勉強していますか?」
といういろいろな問いかけに対して、
同じように悩んでいたであろう「先輩たち」の足跡を垣間見ながら、
それぞれの1年生が、今の自分としての答えを出していたようです。

それぞれが「今」の自己を振り返りながら、
1年生という大きな集団で、
「未来」に向かって、もう一度進み出すことができそうです。

 
 
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