宮津学舎

 3学期が始まって1週間が過ぎました。年末は大雪となり、校内の除雪から始まった日もありました。
 事務室前の松の木には毎年「雪吊」が施され、積雪による枝折れの被害を防いでいます。今年度は、例年とは少し違いオシャレになっています。生徒の中には気づいている人も多いとは思いますが、雪吊の頂点部分に宮津高校と宮津天橋高校の校章が取り付けられています。

 

 校内では積雪の影響で樹木に被害がでました。正門を入ってすぐ右にある大きな松の木の枝や4棟裏の桜の木の枝が折れるなど、同様な被害が多くの木に見られました。
 一部の枝は折れてしまいましたが、樹木の根幹はまだまだ元気に成長し続けています。松の地面付近では新しい枝が大きく成長し始めています。

 

 

 生徒の皆さんも、心が折れる出来事があるかもしれません。しかし、今回の松の木のように、枝が折れても根幹は元気で新しい枝を大きく成長させる強い生命力を持っています。心が折れてしまった出来事でも強い精神と体力で気持ちを切り替えて、最後まで諦めずに挑戦しましょう。樹木のようにもっともっと成長し続けましょう!

 
 本日、3学期がスタートしました。年末から続いていた雪は落ち着きをみせ、生徒たちが元気に学校に登校してきました。
 始業式では宮津高校と宮津天橋高校の校歌が流れました。宮津高校の校歌が流れるのも残りわずかです。
 令和3年度は残り3ヵ月になりましたが、最後まで気を抜かずに1年を、そして3年生にとっては高校生活を走り抜けましょう。
 
 
 1・2年生が21日から23日までの3日間、進路実現のために講習に取り組んでいます。
 2年生は「AWAKE」をキーワードに集中学習会として、進路志望別にチームを編成して自分自身で学習課題を設定し学習を進めています。朝一番には学習のスイッチをいれるためのON読(自由に動き回りながら音読)や昼の開始時にラジオ体操(身体を動かして学習効果を高める)を挟みながら、効率よく、そして集中して学習に取り組みます。
 自らと向き合い、仲間と切磋琢磨しながら自分たちの可能性を目覚めさせています。

            1年生
 

            2年生
 

 
 
 12月20日(金)に2学期終業式を行いました。
 校長先生の講話では、上野千鶴子さんの「あなたたちのがんばりを自分が勝ち抜くためだけに使わないでほしい。自分の弱さを認め、支え合って生きてほしい。」という東大入学式での祝辞の一節が紹介されました。伝達表彰では、書道部・美術部・フィールド探究部・陸上競技部・ボート部・ヨット部からのべ29名の生徒の受賞や今後の大会への出場(出品)が紹介されました。
 

 大掃除も終えて、生徒たちは明日から冬休みを迎えます。冬らしい本格的な寒さとなりましたが、生活リズムを乱さず自分を律して冬休みを過ごしましょう。
 

 12月9日にダンス発表会を行いました。1年生は創作ダンス、2年生は現代的なリズムダンスに挑戦しました。授業での練習の成果を発揮し、見ている人に感動を与える演技を堂々と披露することができました。ダンス表現を心から楽しむ姿は輝いて見えました。それぞれの表現が光る素敵な発表会でした。

 
 

 

 令和3年12月11日(土)西駅交流センター(西舞鶴駅3Fホール)において令和3年度 第2回海の京都サイエンスフェスタ(主催:京都府教育委員会・嵯峨野高校)が開催されました。SSH・SSN指定校である府立高校において、生徒が取り組んでいる研究のポスター発表を行いました。
 本校からは、2年生における「総合的な探究の時間」での探究活動代表グループと、フィールド探究部の合計7グループがポスターセッションに参加しました。

本校のポスター発表のタイトル(分野)】
 虚数解交点の謎(数学)
 ラプラス変換で非線形微分方程式は解けるのか(数学)
 丹POPO~丹後地域のタンポポの分布について~(生物)
 人、川、ハッピー~大手川大作戦~(環境)
 林内環境におけるササの成長の違い(環境)
 バナナの皮が最も滑る条件は何か?(物理)
 丹後地域の「出し風」について(地学)

 

 

 

 12月9日、1年生普通科の生徒が総合的な探究の時間にて、ポスター発表を行いました。

 夏休みから取り組みをはじめ、地域の課題を解決する方法や地域の魅力を活かす方法を数名のグループに分かれて模索しました。宮津市役所や総合地球環境学研究所、宮津わかもの会議など、外部機関とも連携しながら、グループ内で意思形成をすることができました。調査内容や考察をポスターにまとめ、発表練習を繰り返しながら、ポスター発表当日を迎えました。

 この探究活動を通して、「課題を明確にし、多角的に捉えること」や「多くの情報の中から必要な情報を見極めること」の重要性を実感し、「相手に主張が伝わりやすいポスターとはどのようなものか」について考えることができました。また、来年度の探究にむけて、「先を見通す力」や「課題を絞って徹底的に調べる力」を身につけたいという感想もありました。

 
 

 

 1・3年生の試験が昨日で終わり、2年生も修学旅行から帰ってきて、校内に日常が戻ってきました。1・2年生がそろって部活動に取り組むのは久しぶりですが、今日はあいにくの雨。12月に入って寒さも厳しくなってきましたが、校内で一生懸命に部活動に取り組んでいます。

 
 

 

 11月26日に『ふるさとみやづ学~高校生立志編~』として、宮津市より城﨑市長にお越しいただき、プレゼン・座談会を実施しました。この座談会には、丹後に深く関係する探究活動を行っている2年生の中から、3つのグループが参加して市長や市役所の方々に向けてプレゼンを行いました。

 
 生徒のプレゼンテーマ
 (1)宮津の魅力を伝えるフォトコンテストの開催

 (2)Uターン促進のための高校生によるスタディーツアーの充実
 (3)大手川における市民参加型の環境づくり

 その後は座談会形式で市長に向けて直接質問をする機会を設けていただきました。市長には「宮津の魅力」について語っていただいたり、探究活動のアドバイスをしていただいたりと、質問に1つ1つ丁寧に答えていただき、参考になった部分も多いと思います。1月の最終報告会に向けて、探究を深めるよい刺激となりました。
 

 

 11月19日(金)夕方、校内で空を見上げる生徒や教員の姿がありました。
 皆既月食に「限りなく近い」部分月食が国内でも話題になり、今回は観測条件が良いことで、多くの方が空を見上げて月食をご覧になったのではないでしょうか。
 部分月食や皆既月食は、日本でも年に2~3回ある年もあれば、数年間あいだがあく時もあります。しかし、今回の「限りなく近い」というのは、月全体の約98%が影に覆われるもので、日本全国で観測できるのは約140年振りで、次回は65年後に同様の月食が起こるようです。
 また今回は月食が注目をされていましたが、17日(水)の深夜から18日(木)の未明にかけては「しし座流星群」の極大日でもありました。今から20年前(2001年)、高校生の皆さんはまだ生れていませんが、流れ星が「雨のように流れるくらいの大出現」「流星雨」と表現されるくらい今回の月食同様に日本全国で大きな話題になりました。
 宇宙や地球などの時間で考えると何度も起こる現象ですが、人の一生からすると人生で1度あるかないかの機会です。貴重な体験・経験の一つでもあります。あまり興味が無い人もいると思いますが、この一期一会の機会が今後の自分の人生の岐路や起点となる人もいるかもしれません。
 天体現象だけでなく、日々の高校生活での出会いや機会、経験を大切にしてもらいたいです。
 

 
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