12月22日(水)・23日(木)、建築科1年生がCAD講習を受講しました。
㈱福井コンピュータアーキテクトの方を講師として、3DのCADソフトの使い方を説明していただきました。
今回使用しているCADソフトは、㈱福井コンピュータアーキテクトの建築専用ソフトで、平面図(上から見た図)ができれば、後は設定ができれば自動で柱や壁を立ち上げ、3Dのパース(透視図)として立体に仕上げてくれます。
3Dの立体になることで細部の様子も確認でき、家具や照明、樹木や人なども自由に配置することができます。
2年生になると、コンペやコンテストに応募するようになり、図面を仕上げる時の1つのツールとしてCADソフトを使うこともできます。
生徒たちは、2Dの図面が3Dになった時にすごく驚いていました。今回の講義をもとにCADソフトを活用できるようになり、コンペやコンテストに積極的に応募してもらいたいです。
12月21日(火)、建築科3年生学びコースの7名が、宮津市立日置保育所に「ままごとハウス」を寄贈しました。
ままごとハウスと一緒に宮津中学校の生徒に作ってもらった「積み木」も一緒に届けました。
ままごとハウスを設置する間も、園児たちはワクワクする気持ちが高校生にも伝わるくらいに楽しみに待っていてくれて、設置後は走って駆け寄ってくれていました。
積み木などを園児に渡して記念撮影した後は、高校生と一緒にままごとハウスを使ってお店屋さんごっこで楽しんでくれていました。
高校生にとっては、園児が喜んでくれる姿を見て、嬉しさと達成感を感じていました。
短時間でしたが和やかな一時を過ごせました。
建築科1・2年生が透視図実技研修として、透視図の着色技術を学びました。
講師は本校建築科卒業生の松山義宗様でした。
1年生は初めての透視図の着色でしたが、筆の持ち方や絵の具の混ぜ方、着色方法など細かく指導していただき、作品を完成させました。2年生は昨年度に続いて2回目となり、1回目よりも良い仕上がりの作品を完成させていました。
講義の最後に、松山先生から透視図の着色を仕事にされた経緯や経験などから学んだ社会人として身につけておくことなどの話をしていただき、技術だけではなく進路に関わる研修にもなりました。
12月15日(水)、建築科2年生が現場見学に行きました。今回、京都府建設業協会、宮津建設業協会にご協力いただいて、初めに舞鶴西道路の建設現場を見学しました。
建設途中の道路の橋脚の様子を見学し、実際に事務所から遠隔でクレーンを操作しているところも見ることができました。
次に国土交通省近畿地方整備局にある「近畿インフラDX推進センター」を見学しました。
車いす体験・白杖を使っての歩行体験・遠隔操作できるショベルカーラジコンの操作体験などインフラ整備に関わる説明を受けたり体験をしました。
高速道路の建設現場などインフラに関わることを学べる現場見学となりました。
12月14日(火)、 (一社)京都府建築士会 村松 徹也 様と宮津与謝聴覚言語障害者地域活動支援センター 岡本 耕平様から「福祉と建築」について建築科1年生に講義をしていただきました。
村松様からは、日本社会の福祉について、バリアフリーの背景や障害と社会参加の現状・課題などについて説明していただきました。
岡本様には、聴覚言語障がいの方の生活の様子や課題、建築と関連させた課題解決方法などについて話していただきました。
これから本格的に設計を行っていく高校生たちは、建物を設計する上で利用する人の立場に立って考えていくことが大切だと改めて感じていました。
12月10日(金) 、建築科2年生が「木材」についての講義を受けました。
(一社)京都府建築士会 岩井 清 様から、主に建築材料で使用される「杉」・「松」・「桧」を中心に詳しく説明していただきました。全部で約100種類の銘木見本を持って来られ、それぞれの特徴の説明を受けながら、匂いや肌触りなどを順番に見ました。
講義の終盤には、「杉」・「松」・「桧」の木材を当てるクイズを行い、木の匂いや木目など講義内で説明していただいた特徴を思い出しながら必死に答えていました。
建築科では木材を使って「ままごとハウス」や「ベンチ」など地域の方から依頼されたものを製作します。加工している木材が何か分からないままでは、「ただ作っているだけ」になり、木の特徴を知っているだけで、木の堅さや強度、加工のしやすさも変わるので、それに合わせて製作することができます。
授業で使用する木は「桧」・「杉」・「松」がほとんどで、この講義で学んだ知識をこれからの実習などで活かしてもらいたいです。
12月9日(木)、「なにわ出前塾」として、竹中工務店大阪本店の設計部の方々を講師にお迎えし、建築科2年生が設計の手法を指導していただきました。
今回は、「ヒト・コト・モノに出会う場所 ~人とまちをつなげる海の駅~」をテーマに6つの班に分かれて設計しました。
宮津のミップル周辺に「海の駅」を設計するというテーマのもと、客層のターゲットや売店やカフェ、展示場などどう活用するかなど、班ごとに相談して模型を製作しました。
限られた時間の中でしたが、講師の方々からのアドバイスで生徒たちの発想もより夢が広がるような提案が出てきたり、利用者目線でのストーリーができあがったりして、短い時間の中で模型を作り上げることができました。
最後に各班から建物の活用方法やコンセプトなどの発表を行い、別の班から質問して答えるような時間を設定し、思わぬ質問に困りながらも各班しっかりと答えていました。
今後、東屋の提案やコンペ・コンテストへの応募などをしていくので、今回の設計の手法をプロの方から直接手ほどきしてもらえたことは、貴重な経験となりました。
11月26日(金)、建築科2年生5名が宮津中学校で積み木の製作指導を行いました。
限られた時間の中でしたが、高校生が全体説明を行った後、中学生に製作してもらいました。
積み木の製作はのこぎりで木材を切る作業・紙やすりで切り口や角を面取りする作業・色を塗る作業があり、中学生が各作業に分かれて製作し、高校生が注意点などのポイントに気をつけながら作業を見守っていました。
その後、中学校ではボランティア活動として参加していなかった生徒も放課後などを使って多くの積み木を製作していただきました。
完成した積み木は、建築科3年生が製作しているままごとハウスと一緒に寄贈しました。