12月14日(火)、 (一社)京都府建築士会 村松 徹也 様と宮津与謝聴覚言語障害者地域活動支援センター 岡本 耕平様から「福祉と建築」について建築科1年生に講義をしていただきました。
村松様からは、日本社会の福祉について、バリアフリーの背景や障害と社会参加の現状・課題などについて説明していただきました。
岡本様には、聴覚言語障がいの方の生活の様子や課題、建築と関連させた課題解決方法などについて話していただきました。
これから本格的に設計を行っていく高校生たちは、建物を設計する上で利用する人の立場に立って考えていくことが大切だと改めて感じていました。
12月10日(金) 、建築科2年生が「木材」についての講義を受けました。
(一社)京都府建築士会 岩井 清 様から、主に建築材料で使用される「杉」・「松」・「桧」を中心に詳しく説明していただきました。全部で約100種類の銘木見本を持って来られ、それぞれの特徴の説明を受けながら、匂いや肌触りなどを順番に見ました。
講義の終盤には、「杉」・「松」・「桧」の木材を当てるクイズを行い、木の匂いや木目など講義内で説明していただいた特徴を思い出しながら必死に答えていました。
建築科では木材を使って「ままごとハウス」や「ベンチ」など地域の方から依頼されたものを製作します。加工している木材が何か分からないままでは、「ただ作っているだけ」になり、木の特徴を知っているだけで、木の堅さや強度、加工のしやすさも変わるので、それに合わせて製作することができます。
授業で使用する木は「桧」・「杉」・「松」がほとんどで、この講義で学んだ知識をこれからの実習などで活かしてもらいたいです。
12月9日(木)、「なにわ出前塾」として、竹中工務店大阪本店の設計部の方々を講師にお迎えし、建築科2年生が設計の手法を指導していただきました。
今回は、「ヒト・コト・モノに出会う場所 ~人とまちをつなげる海の駅~」をテーマに6つの班に分かれて設計しました。
宮津のミップル周辺に「海の駅」を設計するというテーマのもと、客層のターゲットや売店やカフェ、展示場などどう活用するかなど、班ごとに相談して模型を製作しました。
限られた時間の中でしたが、講師の方々からのアドバイスで生徒たちの発想もより夢が広がるような提案が出てきたり、利用者目線でのストーリーができあがったりして、短い時間の中で模型を作り上げることができました。
最後に各班から建物の活用方法やコンセプトなどの発表を行い、別の班から質問して答えるような時間を設定し、思わぬ質問に困りながらも各班しっかりと答えていました。
今後、東屋の提案やコンペ・コンテストへの応募などをしていくので、今回の設計の手法をプロの方から直接手ほどきしてもらえたことは、貴重な経験となりました。
11月26日(金)、建築科2年生5名が宮津中学校で積み木の製作指導を行いました。
限られた時間の中でしたが、高校生が全体説明を行った後、中学生に製作してもらいました。
積み木の製作はのこぎりで木材を切る作業・紙やすりで切り口や角を面取りする作業・色を塗る作業があり、中学生が各作業に分かれて製作し、高校生が注意点などのポイントに気をつけながら作業を見守っていました。
その後、中学校ではボランティア活動として参加していなかった生徒も放課後などを使って多くの積み木を製作していただきました。
完成した積み木は、建築科3年生が製作しているままごとハウスと一緒に寄贈しました。
11月18日(木)、建築科2年生が鉄筋組立実習の出前講座を受講しました。
関西鉄筋工業協同組合の12名の講師の方から、3級鉄筋組立の技能試験に必要な知識や技術について指導していただきました。
早く組み立てるだけではなく、鉄筋を結束する中での正確さや図面に記された通りに組立てられているかなどの技術が必要で、技能試験に向けて見落としやすいポイントなどを説明していただきました。