宮津学舎

 建築科1・2年生が透視図実技研修として、透視図の着色技術を学びました。
 講師は本校建築科卒業生の松山義宗様でした。
 1年生は初めての透視図の着色でしたが、筆の持ち方や絵の具の混ぜ方、着色方法など細かく指導していただき、作品を完成させました。2年生は昨年度に続いて2回目となり、1回目よりも良い仕上がりの作品を完成させていました。
 講義の最後に、松山先生から透視図の着色を仕事にされた経緯や経験などから学んだ社会人として身につけておくことなどの話をしていただき、技術だけではなく進路に関わる研修にもなりました。



 

 

 12月15日(水)、建築科2年生が現場見学に行きました。今回、京都府建設業協会、宮津建設業協会にご協力いただいて、初めに舞鶴西道路の建設現場を見学しました。
 建設途中の道路の橋脚の様子を見学し、実際に事務所から遠隔でクレーンを操作しているところも見ることができました。



 次に国土交通省近畿地方整備局にある「近畿インフラDX推進センター」を見学しました。
 車いす体験・白杖を使っての歩行体験・遠隔操作できるショベルカーラジコンの操作体験などインフラ整備に関わる説明を受けたり体験をしました。
 高速道路の建設現場などインフラに関わることを学べる現場見学となりました。
 

 
 建築科3年生が校門アーチを製作しました。
 9月に予定していた学校祭が緊急事態宣言により中止となりました。文化祭で展示予定だった校門アーチも途中で作業を止めることになりました。展示できる機会をうかがいながら製作を進め、ようやく12月の期末考査明けに展示できることとなり、設置しました。
 今回のアーチのテーマは「コロナの収束」です。 『宮津高校建築科』としては最後のアーチになるため、「今までにないアーチを」「地域の方々と一緒に盛り上げる」「大勢の人に見ていただく」「見学に来られた方も参加していただく」「最近の話題に関連したアーチ」「地域の歴史を知る機会に」をコンセプトに今回のアーチになりました。
 無病息災などを願って赤べこ・茅の輪・三春駒・蛇綱・麒麟・絵馬など地域の民芸品や伝統行事で使用されるものをアーチにしました。
 中でも「絵馬」は、生徒会の協力を得て、教職員や全校生徒に呼びかけて医療従事者の方々に向けた感謝や応援メッセージを書いてアーチの一部に掲げてもらいました。生徒の思いが詰まったアーチになりました。


 赤べこ:福島県の民芸品で疫病退散を願うものであり、昨年の干支「丑」と東日本大震災から10年目の節目にあたり復興支援の応援メッセージになるように。
 茅の輪:多くの地域で6~7月頃に疫病退散を願って飾られていますが、「オリジナルデザイン」「無限大」「地域と学校のつながり」「宮津天橋高校の加悦谷学舎とのつながり」などの思いを込めて、2つの輪が絡まったデザインにしました。
 三春駒:福島県の民芸品で京都府と深い縁があります。白は「老後安泰・長寿」、黒は「子宝・安産・子育て」を願うお守りして作られています。
 蛇綱:上宮津の今福地区の伝統行事が有名で、疫病退散を願うものです。今回はもち米の藁で編みました。市内の「辻町ふれあいサロン」の方々に製作指導をしていただきました。
 麒麟:一昨年の大河ドラマ「麒麟がくる」の「戦のない世の中を願って」を「コロナ収束で安全な世の中に」と捉え、コロナ収束を願うものにしました。麒麟のイラストを丹後ちりめんに描きました。
 絵馬:医療従事者の方々への応援メッセージを全校生徒に呼びかけて書いてもらい、茅の輪と茅の輪を結ぶ縄に掲げてもらいました。
 

 12月14日(火)、 (一社)京都府建築士会 村松 徹也 様と宮津与謝聴覚言語障害者地域活動支援センター 岡本 耕平様から「福祉と建築」について建築科1年生に講義をしていただきました。
 村松様からは、日本社会の福祉について、バリアフリーの背景や障害と社会参加の現状・課題などについて説明していただきました。
 岡本様には、聴覚言語障がいの方の生活の様子や課題、建築と関連させた課題解決方法などについて話していただきました。
 これから本格的に設計を行っていく高校生たちは、建物を設計する上で利用する人の立場に立って考えていくことが大切だと改めて感じていました。

 

 

 12月10日(金) 、建築科2年生が「木材」についての講義を受けました。
 (一社)京都府建築士会 岩井 清 様から、主に建築材料で使用される「杉」・「松」・「桧」を中心に詳しく説明していただきました。全部で約100種類の銘木見本を持って来られ、それぞれの特徴の説明を受けながら、匂いや肌触りなどを順番に見ました。
 講義の終盤には、「杉」・「松」・「桧」の木材を当てるクイズを行い、木の匂いや木目など講義内で説明していただいた特徴を思い出しながら必死に答えていました。
 建築科では木材を使って「ままごとハウス」や「ベンチ」など地域の方から依頼されたものを製作します。加工している木材が何か分からないままでは、「ただ作っているだけ」になり、木の特徴を知っているだけで、木の堅さや強度、加工のしやすさも変わるので、それに合わせて製作することができます。
 授業で使用する木は「桧」・「杉」・「松」がほとんどで、この講義で学んだ知識をこれからの実習などで活かしてもらいたいです。

  

 

 12月9日(木)、「なにわ出前塾」として、竹中工務店大阪本店の設計部の方々を講師にお迎えし、建築科2年生が設計の手法を指導していただきました。
 今回は、「ヒト・コト・モノに出会う場所 ~人とまちをつなげる海の駅~」をテーマに6つの班に分かれて設計しました。
 宮津のミップル周辺に「海の駅」を設計するというテーマのもと、客層のターゲットや売店やカフェ、展示場などどう活用するかなど、班ごとに相談して模型を製作しました。
 限られた時間の中でしたが、講師の方々からのアドバイスで生徒たちの発想もより夢が広がるような提案が出てきたり、利用者目線でのストーリーができあがったりして、短い時間の中で模型を作り上げることができました。
 最後に各班から建物の活用方法やコンセプトなどの発表を行い、別の班から質問して答えるような時間を設定し、思わぬ質問に困りながらも各班しっかりと答えていました。
 今後、東屋の提案やコンペ・コンテストへの応募などをしていくので、今回の設計の手法をプロの方から直接手ほどきしてもらえたことは、貴重な経験となりました。

 

 

 11月26日(金)、建築科2年生5名が宮津中学校で積み木の製作指導を行いました。
 限られた時間の中でしたが、高校生が全体説明を行った後、中学生に製作してもらいました。
 積み木の製作はのこぎりで木材を切る作業・紙やすりで切り口や角を面取りする作業・色を塗る作業があり、中学生が各作業に分かれて製作し、高校生が注意点などのポイントに気をつけながら作業を見守っていました。
 その後、中学校ではボランティア活動として参加していなかった生徒も放課後などを使って多くの積み木を製作していただきました。
 完成した積み木は、建築科3年生が製作しているままごとハウスと一緒に寄贈しました。

 

 11月18日(木)、建築科2年生が鉄筋組立実習の出前講座を受講しました。
 関西鉄筋工業協同組合の12名の講師の方から、3級鉄筋組立の技能試験に必要な知識や技術について指導していただきました。
 早く組み立てるだけではなく、鉄筋を結束する中での正確さや図面に記された通りに組立てられているかなどの技術が必要で、技能試験に向けて見落としやすいポイントなどを説明していただきました。

 

 
 1年1組の化学基礎の授業です。
 本日のテーマは中和滴定で、次回の授業で行う中和滴定の実験に向けて、理論や実験方法を学びました。授業の後半には、中和したとき、(酸の物質量)×(酸の価数)=(塩基の物質量)×(塩基の価数)の公式が成り立つことから、水溶液の濃度を求める問題に取り組みました。単位に気を付けて焦らずに計算すれば、それほど難しい問題ではありません。
 理論をしっかりと把握したうえで、実験に臨みましょう!

 
 
 
 1年3組の数学の授業です。
 授業の前半では恒等式の考え方を用いた問題を解き、後半は証明問題の解き方を学びました。どちらも2年生の学習を進めていくにあたって基礎となる内容となります。
 今日学習した内容を、反復して問題を解くことで自分のものにして、数学をこれからも楽しんで学んでいきましょう!

 
 
 
COPYRIGHT (C) 京都府立宮津天橋高等学校