3年生のフードデザインの授業では、京都府北部地域の食材を使ってオリジナルクッキー&マドレーヌをつくりました。
1人1品つくり、1つのギフトボックスに入れて、焼き菓子の詰め合わせにして、校内の先生方に日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントしました。
京都北部地域の何の食材を使うか、それをクッキーやマドレーヌに組み込むのに美味しく調理するにはどうしたらいいのか、試作を作りながら、試行錯誤してオリジナル焼き菓子を完成させました。
責任をもってつくることを意識してラッピングの袋やラベル、原材料表示まですべて手作り。
授業内では間に合わないため、前日の放課後から仕込みを開始。
それでも先生方にプレゼントする作品を作る本番当日は1分1秒も無駄にできない状況でしたが、無事にすべてのお菓子が完成。
無事、先生方にも配達完了。
「ただ決まったものを作るのではなく、自分たちで何を材料にするかを考えることはすごく大変だったし、勉強になった。人にあげるので、きれいに仕上げることも意識したし、ただ決められたものを作るよりも楽しかった。」
と生徒は取り組んでの感想を教えてくれました。
10月27日(水)、PTA主催きもの着付教室を開催しました。
30年以上続いていた取組でしたが、昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大により開催を見送り、今年度も1学期の開催は見送っていました。2学期は開催することができました。
講師には、
社団法人茶道文化振興会着付部みやび流和装道 正教授 長島 美代乃 様
汐入学院菊衣流きもの着付教室京都支部長 教授 藤田 美千代 様
にお越しいただきました。
新型コロナウイルス感染症防止対策を講じてのため、比較的着るのが簡単な浴衣の着付を行いました。
浴衣を着る機会も減っており、浴衣や小物を触るのも初めて、という生徒もいましたが、講師の模範を見ながら自分たちで無事に浴衣を着ることができました。
普段着ることのない装いに、生徒たちもテンションが上がって、楽しんでいました。
講師の先生方、そしてPTA役員の皆様、ありがとうございました。
9月から宮津天橋高等学校加悦谷学舎では、キャリア教育の新しい取組として、働く人から働くリアルを聞く大人と生徒の交流会「Kayadani仕事図鑑」を始めました。
10月21日(木)、第3回目のKayadani仕事図鑑を開催しました。
今回のテーマは【製造】と【医療】。
製造の講師には、株式会社加悦ファーマーズライス 取締役 工場長 吉田 洋隆 様、業務部 次長 千賀 忠 様ならびに業務部 石井 辰也 様にお越しいただき、医療の講師には、与謝野町役場福祉課 主任理学療法士 小西 隆博様にお越しいただきました。
生徒からの質問に丁寧にお答えいただくとともに、現場で働くことの大変さや厳しさをお伝えくださりました。その中で、
「知識と技術は自分に身に付いているものだから誰にも奪われない。ずっと成長し続けられる。だから、自分を信じてできることを見つけてやっていくしかない。」
「就職するにしても、数学などの勉強は頑張っておいた方が良い。」
などたくさんのアドバイスもしていただきました。
少人数な分、聴きたいことを存分に聴くことができ、また、思ってもいない話も聴くことができていました。
1年生の総合的な探究の時間では、「生きがい」をテーマに、社会と自分のつながりを深める取組を行っています。その題材として与謝野町の総合計画を基に取組を行っています。
10月21日(木)、総合計画の中で気になったこと、疑問に思ったことを与謝野町役場の職員の方々にインタビューを行いました。
インタビューには、与謝野町役場ならびに与謝野町教育委員会の職員の方々総勢14名にお越しいただき、対応していただきました。
生徒からは、
「施策の中で○○と記載されていますが、具体的に町ではどういう取組をしているのか。」
「××で外灯の工事をしているが、今後増やしてほしいがどこに伝えたらいいのか。」
「高校生の私たちにできることは何があるか。」
など、様々な質問がされていました。
職員の方々からは、
「若い人の声を聴く機会は少ないので、今の高校生はこういう風に考えているんだ、というのを知ることができて楽しかったです。」
「すごくしっかり調べたんだな、というのを感じました。」
「自分が高校生だった時のことを考えると、今の高校生はすごく町のことを考えていてすごいな、と思いました。」
など、様々な感想をいただきました。
10月19日(火)、第73回体育祭を開催しました。
昨年同様、新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、感染症対策を取りながらプログラムを短縮しての開催となりました。
今年の学校祭のテーマは"雲外蒼天"
雲外蒼天とは、試練を乗り越えていき、努力して乗り越えれば快い青空が望めるという意味です。
新型コロナウィルス感染症により、色々なことに制限がかかっている中ではありましたが、その中でもできることを考えての体育祭となりました。
幸い天候にも恵まれ、体育祭日和で非常に動きやすい気候の中、各種目を行うことができました。
全種目が終わるまで、赤ブロック、青ブロック、黄ブロックどのブロックも接戦で、最後まで順位が読めない、応援にも自然と熱が入るような、そんな激闘を繰り広げられる大変盛り上がる体育祭となりました。
開催にあたり、近隣の方々や保護者の皆様には多大なる御理解と御協力を賜りました。誠にありがとうございました。
<成 績>
総合優勝 黄ブロック
クラス対抗リレー 1位 2年1組
2位 3年3組
3位 1年2組
クラス対抗8の字縄跳び 1位 3年3組
同率2位 3年1組、1年2組
クラス対抗宅配便リレー 1位 3年2組
2位 1年2組
3位 2年3組
10月4日(月)、2年生の服飾手芸選択者が、授業で製作したかえるのお守りマスコットを与謝野町の子育て支援団体であるNPO法人まるっと丹育様に贈呈しました。
「無事カエル」
との想いを込めて製作したマスコット。(写真では分かりにくいですが、反射板もついています)
無事に家に帰ることはもちろん、こどもの健やかな成長を願って、との想いも込められています。
数は限られますが、自分たちが作ったものが誰かの役に立つ・という経験をさせていただきました。
10月1日(金)、4日(月)、1年生家庭基礎の授業で、NPO法人まるっと丹育の代表矢谷宣弘様と副代表の谷口英子様にお越しいただいて、地域の子育て支援について御講演いただきました。
・ 子育ての原動力とは何か
・ 赤ちゃんの正しい抱き方
・ 子育て支援センターが行っていること
・ 与謝野町で子育てを行う場合、どのようなサポートがあるのか
・ 高校生でもできる「子育て支援」
など、熱く御講演いただきました。
生徒には赤ちゃん人形を抱っこしてもらいながら授業を受けてもらいました。
また、講演後、生徒から子育て支援センターを利用される親子の皆さんへ、授業で作成したオリジナル手作り絵本を提供させていただきました。
約1カ月の間、岩滝地域と加悦地域の子育て支援センターで実施される、「高校生の手作り絵本リレー」というで、絵本を活用していただきます。
新型コロナウィルス感染症防止のため、実際に地域のお母さんと赤ちゃんに来校いただくことは叶いませんでしたが、間接的にでも地域のお母さん、お父さんと赤ちゃんへ貢献をする機会を作っていただきました。
生徒の感想には、
「「育児=育自」という言葉が一番印象に残っています。」
「赤ちゃん人形が意外と重たく、適切な持ち方でないと赤ちゃんと自分に負担がかかることを初めて知りました。」
「赤ちゃん人形の抱っこは、5分という短い時間でもとても大変でした。両親には、いつも抱っこしてくれて本当に感謝しないといけないなと感じました。」
「虐待は、家族の問題ではなく、社会全体の問題であることが分かりました。」
「自分たちのちょっとした声掛けでも虐待を予防することができるとわかりました。」
「想像していた以上に子育てを支援しようと動いてくださっている方々がいて、びっくりしました。」
「周りの人にもっと支援してくれるところがあるということを伝えていこうと思います。」
との感想があり、子育てについての理解を深める機会となりました。
矢谷様、谷口様、この度はお越しいただき、ありがとうございました。
10月1日(木)、与謝野町長の山添藤真様をお招きして、生徒と町長による町長対話授業を開催しました。
町長対話授業は15年近くにわたって実施している取組で、取組当初は町主導で行われていましたが、昨年から生徒主導で行っています。
今回の町長対話授業では、
「町長の仕事とは何か」、「町長が高校生に望むことは何か」
をテーマに開催しました。
1部で山添町長から町長の仕事、まちづくりについて御講話いただき、1部の話を基に、2部では、生徒が山添町長に町について学んだことや暮らしている中で感じていること、提案や質問を行う時間となりました。
・ 若者が遊べる場所をもっと町に作れないのか。
・ 阿蘇海がとても汚れているのが気になっている。
・ ごみの不法投棄を減らすのにどうしているのか。
・ 捨てられたごみを活用することは難しいのか。
・ 町の良さをもっとSNSで発信していかないといけないのではないか。
・ 政治に関心のない若者が多いことに対してどう思うか。
・ 拾ったごみを集めたら、何かと交換できる、みたいな制度を作ってはどうか。
などなど、様々な意見が出ており、時には山添町長をうならせる場面も。
色々な意見交換を基に、今後、高校生としてできることはないかを生徒で考えていきたいと思います。
9月から宮津天橋高等学校加悦谷学舎では、キャリア教育の新しい取組として、働く人から働くリアルを聞く大人と生徒の交流会「Kayadani仕事図鑑」を始めました。
9月30日(木)、第2回目のKayadani仕事図鑑を開催しました。
今回のピックアップ業界は「美容」と「福祉」
ゲスト講師として、与謝野町にて美容院を経営されている美容師 増田 猛 様、与謝野町内の福祉施設の施設長をされている石本 晃一 様にお越しいただきました。
・ なぜ今の仕事をすることになったのか?
・ 美容師/社会福祉士を目指したきっかけは?
・ 大学進学と美容師免許の資格は両立できるのか?
・ 高校生の間にやっておいた方が良いことは何か。
・ 仕事でのやりがいを教えてください。
などなど、各自進路に対して気になっていることをぶつけていました。
「進路で美容かファッションで迷っていたが、話を聞いて、進路の決め方のヒントを得られました。」
「インターネットや本で調べる中ではなかなか知ることができない、実際の体験による話を聞くことができてよかったです。」
「思っていた以上に有益な情報を得ることができたと思います。」
など、参加した生徒は各々に今の悩みを解消するヒントを掴んでいました。
その一方で
「もっと話が聴きたかった。」
「もう少し少人数がよかった。」
などの声もあり、運営にも工夫が必要ですが、その道のプロに話を聞くことによって、自分の今抱えている不安が解消されるきっかけになっているので、引き続きKayadani仕事図鑑を行っていきます。
9月30日(木)、1年生の総合的な探究の時間において、「探究とは何か?」について福知山公立大学の杉岡秀紀准教授に御講演いただきました。
当日は、本校の卒業生も連れてきてくださり、卒業後の生徒の様子を見せる機会にもなりました。
杉岡先生からは、
・ なぜ探究が必要なのか
・ 探究のために必要なことは「問いづくり」
・ 伝えることではなく、伝わることの大切さ
など、基本的なことでありながら非常に重要なことをポイントを押さえてお伝えくださりました。
これから2,3学期で情報収集を行い、それをまとめてプレゼンテーションを行う機会を設けていきます。
そのためのヒントをたくさんいただいた時間となりました。