Loading…

京都府立京都八幡高等学校

北キャンパス

〒614-8363 京都府八幡市男山吉井7

Tel:075-981-3508 Fax:075-981-3509

南キャンパス

〒614-8236 京都府八幡市内里柿谷16-1

Tel:075-982-5666 Fax:075-982-5673

教育内容

 6月20日(金)3・4限、八幡支援学校高等部の皆さんと人間科学科3年生との授業交流がありました。肢体不自由クラスでは、「サラダボウルをつくろう」をテーマに「シャキシャキ」「ザクザク」などオノマトペを練習したり、世界地図を見ながら紙でつくったキャベツなどをちぎったり、ドレッシングをかけたりしました。前回に引き続き、普通科1年生の作業学習「陶工」では削り作業を、「縫製」ではミシンを使ってポーチをつくりました。普通科2年生の授業も2回目のうどんづくりをしました。前回に比べてそれぞれの行程をスムーズに行うことができました!

【生徒感想抜粋】

 一緒に紙をちぎったり、裂いたりして人参を作ったり、ドレッシングをかけてサラダを作ることができた。オノマトペを使うと手を動かして反応してくれたのがうれしかった。/今回は削り作業をした。隣にいた支援学校の生徒さんが丁寧に教えてくれ、5分ずつくらいに「どうですか。」「分からないことありますか。」と声をかけてくれたり、「いいですね。」と言ってくれたりしてよく周りを見ていることに気付いた。

 

 6月17日(火)、岡山県瀬戸内市の長島にあるハンセン病国立療養所「邑久光明園」に行ってきました。午前中は納骨堂で献花、黙祷を行い、しのびづか公園(慰霊碑)や監禁室などを案内していただきました。午後からは、入所者自治会副会長から当時のお話や、これからの世代に伝えたいことなど、貴重なお話を聴くことができました。

《生徒感想》この学習をするまでは、ハンセン病について名前も知らなかった。なぜ一つの病気をこれほどまで深掘りして勉強するのか疑問に思っていた。どうせ普通の感染症と変わらないと思っていたが、ハンセン病の歴史や元患者がどのような扱いをされてきたかを学び、衝撃を受けた。特に驚いたことは、故郷から強制的に離れさせられ、名前を奪われ、一生故郷に帰ることができない人がいることだ。ハンセン病だと分かってしまうと、家族でさえ差別をしたり、家から追い出されたりすると誰も助けてくれず、自分のことを嫌いになり人生を諦めてしまうと思った。社会からも家族からも差別され続けてきたという歴史が、世の中に広まっていないことが悲しい。今でも差別を受けている人がいることに驚いたとともに、偏見や差別の根深さを改めて実感した。差別や偏見をなくすためには、まずはハンセン病という病気があることを知ってもらう必要がある。多くの学校でハンセン病の授業をしたり、テレビで放送したりするなど、知るきっかけを作ることで差別への考え方が変わると思った。実際に邑久光明園に行き、監禁室を見学すると、壁に当時の人が書いた落書きや文章があり、その内容が悲しくて心に残った。当時のハンセン病だから子どもをもってはいけないという考え方が恐ろしく、根拠のない情報を信じて広めることは、偏見や差別につながることを学んだ。昔よりはハンセン病に対する差別がなくなったと思うが、それはハンセン病を知る人が少なくなったからでもあると思う。「無知ほど怖いものはない」を心に留め、正しい知識を理解したうえで差別や偏見を少しでもなくしていきたい。

 

 6月12日(木)3・4限、八幡支援学校中学部と人間科学科2年の授業交流がありました。本校生徒が中学部1年、2年、3年の3グループに分かれ、それぞれの生活単元学習をとおして交流しました。中学部3年生との交流は、「ぼくらは未来の探検①」をテーマに、ムービーを見て単元の振り返りをした後、ダンス「ぼくらは未来の探検隊」、「学科つり」、「お仕事かるた」、「体力テスト」を一緒に楽しみました。

 

 6月12日(木)3・4限、八幡支援学校中学部と人間科学科2年の授業交流がありました。本校生徒が中学部1年、2年、3年の3グループに分かれ、それぞれの生活単元学習をとおして交流しました。中学部2年生との交流は、「なかよし大作戦!」をテーマに、大型絵本の読み聞かせ、手遊び歌、ひっくり返しゲーム、中学部の生徒が幼稚園で園児と体験した活動などを一緒に楽しみました。

 

 6月12日(木)3・4限、八幡支援学校中学部と人間科学科2年の授業交流がありました。本校生徒が中学部1年、2年、3年の3グループに分かれ、それぞれの生活単元学習をとおして交流しました。中学部1年生との交流は、「名探偵1年~八幡市を知ろう~」をテーマに、中学部の生徒が学校の近辺の施設やお店など、調べたものを高校生に発表してくれました。後半は、「竹で遊ぼう!!」をテーマに、竹ぽっくりや学校にある竹に高校生と一緒に触れながら楽しみました。

 

 6月9日(月)3・4限、人間科学Ⅱの授業で「交流体験(保育所)事前学習」を実施しました。今年も保育士・幼稚園教諭の資格・免許を持つ人間科学科1期生(H23年度卒)のお二人を講師として招き、手遊び、絵本の読み聞かせ、子どもと関わるときに注意すべきことなど、たくさんのことを教えていただきました。卒業生から「積極的に参加してくれたので、やりやすかった」とお褒めの言葉もいただきました。

 7月7日(月)から始まる3日間の交流体験で今日学んだことを生かし、子どもたちの心を掴んでくれることを期待しています。

 

 

 6月6日(金)3・4限、八幡支援学校高等部の皆さんと人間科学科3年生との授業交流がありました。肢体不自由クラスでは、「梅雨を感じよう」をテーマにクイズをしたり、一緒にスタンプを使ってあじさいを制作したりしました。普通科1年生の作業学習「陶工」では削り作業を、「縫製」ではミシンを使ってポーチを作りました。普通科2年生の授業では小麦粉で生地からうどんを作り、最後は一緒に完成したうどんをおいしくいただきました!

【生徒感想抜粋】

 肢体不自由クラスとの授業交流は初めてで、どうしたらいいのか戸惑ったが、嬉しい時や返事の時に、腕を動かしてくれたり、声を出してくれたりしたので、感情を読み取ることができた。/初めての作業学習でどういう感じなのか分からなかったが、支援の生徒さんの行動をみたり、支援の先生に教えてもらったりしながら自分も作業ができたので良かった。/うどんを作る際に生地を踏む作業があり、一緒に足踏みしながら「もっともっと」と声を掛けると楽しそうにしてくれて嬉しかった。

 

 

 516日(金)3・4限、人間科学科3年生が視覚に障害のある方の感覚を疑似体験する、校外アイマスク体験を行いました。ペアを作り、一人がアイマスクを付けて白杖を持ち、もう一人が介助者となって誘導を行いました。アイマスク体験は、ただ怖かったり、不便だと感じることが目的ではありません。ぜひ生徒たちには「視覚以外から情報を得る」という体験を通して「できること探し」を目的としています。

【生徒感想抜粋】

 自分がアイマスクをしている側のときに「小さい段差がありますよ」や「周りにお花がありますよ」と少しのことでも報告してもらえることによってリラックスできると分かった。/段差を伝える際に、「小さい段差」などではなく「何センチくらいの幅」など言ってくれるとより安心できると思った。/目が見えない状態だと嗅覚や聴覚が敏感になり、車が近づいてきた音や花が近くに咲いていることを感じることができた。

 

 5月28日(水)3・4限、アイマスク体験をしました。アイマスクをして折り紙を折ったり、名前を書いたり、立体コピーを触ったりと各自で体験を行いました。体験をとおして、できること探しを行い、今後社会の一員として自分にできることも考えました。

《生徒感想(抜粋)》アイマスク体験①を通して、視覚障がいだから何もすることができない、全てサポートしてもらわなければならないという訳ではないと分かった。視覚障がいであっても折り紙を折ることやサポートがあれば字を書くこともできる。視覚に障がいがある方=全てをサポートするのではなく、その人ができる事を理解したうえでサポートすることが大切だと分かった。また視覚に障がいのある方は、視覚以外の部分が鋭く、私たちが普段感じていないところまで感じているかもしれないと思った。

 

 5月29日(木)3・4限、2年生「人間科学Ⅱ」の授業で、血圧測定会を実施しました。5/15(木)に京都中央看護保健大学校の先生から教えていただいたことを踏まえて、級友を相手に測定する側とされる側をそれぞれ8回ずつと電子血圧計による測定をしました。回数を重ねるたびに、測定時間が短くなったり、最高、最低血圧をスムーズに測れるようになったり、着実に技術が向上していきました。改めて、繰り返し練習することの大切さを学びました。

《生徒感想(抜粋)》 2週間前に血圧の測り方を学んだので覚えていると思っていたが、1回目の測定では明らかに違う値が出てしまった。改善点を考え、2回目に臨むと上手く測ることができた。この体験では、血圧の測り方を学んだのはもちろん、1回失敗しても、それを修正して成功できるようになることの大切さも学んだ。また、最高、最低血圧は人によって異なることから、多種多様な人がいることを改めて感じたので、今後は多様性の視点をもって生活していきたいと思った。

 

 5月15日(木)6・7限、2年生「人間科学Ⅱ」の授業で、(専)京都中央看護保健大学校の副学校長 阿形奈津子先生をお招きし、水銀フリー血圧計の測定方法を学びました。ほとんどの生徒がコロトコフ音を聴診することができ、「正しい知識と正しい技術の習得の重要性を知り、対人援助職に就くための態度を養う」という目標を達成しました。※コロトコフ音とは、マンシェットで動脈を圧迫し、圧力を徐々に下げる際に血管から聞こえる音のことで、この音は、心拍に同期して血管壁が振動することで発生します。

《生徒感想(抜粋)》初めて手動で血圧を測ったが、想像以上に難しかった。上腕動脈を見つけるのが少し大変だったが、集中して探すことで見つけることができた。1回目の測定では、聴診器を当てる場所が間違っていたので、コロトコフ音を聴取することができなかったが、2回目はしっかりと聴取することができた。数値によってコロトコフ音が変わると教えてもらったので、次回はその変化に気付けるようにしたい。

 

 「車いす体験」を2週に渡り実施しました。5月7日(水)は、車いすに関する講義の後、校舎内でキャスター(前輪)上げを練習し、実際に段差を乗り越えてみました。5月14日(水)は、校舎の外で体験をしました。校舎内とは違い、少しの段差や傾斜があるため声かけをするなどの介助をするときの注意点を考えることができました。

《生徒感想(抜粋)》車いす体験を終えて、1回目よりも2回目の方がティッピングレバーを踏んでのキャスター上げがやりやすかった。1回目より、お互いの信頼関係があったからだと思う。またどこに進むか分かっていても押す側が無言であると、乗っている側は不安感があった。押している人が見ている世界と乗っている人が見る世界は違う。「こんなことでも?」と思ったとしても伝えることが大切であり、信頼関係を構築していくためには必要であると感じた。

 

 5月9日(金)3・4限、人間科学科3年生が校外車いす体験を行いました。先月末に校内で車いす体験を行い、車いすの構造や各部の名称などを復習し、今回の体験に臨みました。校外に出ると、道路の段差や緩やかに傾いているところでハンドルを取られたり、歩行者や車にも気を配らねばならなかったりと、新たな気付きを得ることができました。

【生徒感想抜粋】校内は平らな道が多くてキャスター上げがすぐにできていたが、校外になるとちょっとした坂道やグレーチングでキャスター上げが思い通りに動かすことができず難しいと感じた。/トラックなどが多くて歩道の縁石がない場所はトラックや車にも気を付けて車椅子を押すことが大切だと分かった。/乗っている時に「声掛けをこまめにやって欲しい」と感じた。しかし、いざ介助者になってみると、声掛けを忘れてしまったり、傾いた坂で道路に出かけたりなど怖い思いをさせてしまったので、次にまたやるときは気を付けたい。

 

 52日(金)34限、人間科学科3年生がインスタントシニア体験を行いました。車椅子で家庭科室に移動し、様々な体験をしました。(①デジタルとアナログの両方のはかりで重さをはかる。②サランラップをカップにかける。③ナイロン手袋を三枚つけた状態で、水の温度を比較する。④布巾を洗って絞る。⑤布巾を干す。⑥新生児と同じ重さの赤ちゃんの人形を抱く。⑦車椅子で昇降口に移動し、時計の時刻を確認する。⑧元の部屋に戻って自分の名前を紙に書く。)

【生徒感想抜粋】久しぶりにインスタントシニア体験をして、前は補助してくれる人がいたので安心して階段を移動できたが、今回は一人だったので歩くことですら不安で怖かった。/平らな道でも高齢者の方が転んで怪我をすることがあるが、自分も足に重りをつけると本当につまずいて転びそうになった。/赤ちゃんを抱っこする時に自分の腕が重いのに加え、余計に重さがかかってとても辛かったので、高齢者の方は自分で買い物をして袋を持つとなったら辛く感じて買い物に行く気が起きなくなるのではないかと感じた。/今回の体験を通して高齢者の方が不便に感じることや困っていることが分かったので、少しでも手伝いができるようにしたいと感じた。

 

 52日(金)34限、人間科学科3年生がインスタントシニア体験を行いました。インスタントシニア体験とは、白内障用ゴーグルを付けたり、肘や膝にサポーターを巻いて関節を曲がりにくくすることで、高齢者の方の身体的衰えや心理的変化を実感する体験です。1年生の人間科学Ⅰの授業で、校内の短い距離を移動したり、軍手を付けた状態でお箸を使って小さいボールを移動させたりする体験などをしていますが、今日の授業では車椅子も使って校内を移動し、様々な体験をしました。白内障用ゴーグルを着けると視界が狭く、はっきり見えにくい状態で新聞を読んだり、小さな電卓で計算してみたり、針に糸を通そうと挑戦してみたり...。普段は簡単にできることがなかなか思うようにできず、高齢者の方の大変さを実感していました。【その2】へ続く。

 

4月30日(水)、「人間科学Ⅰ」で初めての体験授業となる「手洗い体験」をしました。手洗いチェッカーを手に塗り、水洗いで普段の手洗いをし、ブラックライトを手に当てて洗い残しをチェックしました。想像以上の洗い残しに驚きながら、どの部分に洗い残しがあるかを確認し、次はハンドソープを使って丁寧に洗いました。それでも洗い残しがあることを体験しました。

《生徒感想(抜粋)》

手洗い体験をしてみて、「百聞は一見にしかず」とあるように体験をしなければわからないことは本当にあると実感した。自分ではきれいに洗えているつもりでも実際は洗い残しだらけであった。「もしもしかめよ」を歌いながら手洗いを行うことや秒数などを決める工夫をして今後は手を洗いたい。また、何事でも少しの工夫で大きな改善につながることを知った。

 

 424日(木)3限、人間科学科3年生と八幡支援学校高等部のみなさんとの対面式を行いました。両校の交流について支援学校の先生に説明いただいた後、支援学校、人間科学科の代表生徒がそれぞれ挨拶をしました。全校ダンスの「タッタ」を一緒に踊って、交流を深めることができました。昨年度に昼休み交流や、授業交流などで交流した生徒さんも、今年初めて交流する生徒さんもいて、年齢が近いことで共通の話題などからたくさん話せるのが楽しみ!との声がありました。

 

 昨年度の小学部の児童との交流とは異なり、交流している姿や、対面式終了後に子どもたちとの目線を合わせるのに自然と膝立ちしている姿など、距離感を考え取り組んでいる姿に本校生徒の成長を感じました。これからの交流を楽しみにしています。

 

 4月23日(水)3限、人間科学科2年生と八幡支援学校中学部のみなさんとの対面式を行いました。授業交流・昼休み交流・行事交流の説明、両校代表者のあいさつの後、交流ダンス「タッタ」を2回踊り、交流を深めました。【その2】へ続く!

 

 人間科学科1年生にとって、今回が八幡支援学校小学部の児童との初めての交流で、生徒たちは期待の反面、緊張や不安もありました。今回は、目線を合わす、手をつなぐことを目標に交流しました。交流ダンスも2回踊ることができたので、緊張感も少し和らぎました。対面式終了後、子どもたちを体育館の出口でお見送りする際、皆が膝立ちで子どもたちと目線を合わそうとしている姿を見て、とても感動しました。これからの交流が楽しみです。