2月4日(火)、本校の専門学科(人間科学科・介護福祉科)2年生が京都SKYシニア大学受講生と交流学習を行いました。この取組は、両学科の学び(人間科学科はアイマスク体験、介護福祉科は片麻痺のある方への支援方法)を高校生が主体となって受講生に体験していただくものです。
この交流を通して、異なる世代間で理解を深めるとともに、本校の学びを外部の方々に知っていただく良い機会となりました。
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令和7年2月21日(金)、八幡市にある医聖会(介護老人保健施設石清水、梨の里)から職員様をお招きし、「ベッドから車いすへの移乗介助」についての介護技術講習会を実施しました。前半は、理学療法士の方から立位介助における重心移動やボディーメカニクスといった基礎基本についての講義を受けました。そして後半は、介護度の高い方に対する安心安全な移乗介助の方法について実技指導を受けました。普段の授業では経験できない応用的な介助方法に触れ、安心安全な介助技術を追求しようとする姿勢の大切さと学校で学んでいる基礎基本の重要性を確認することができました。
令和6年8月22日(木)に兵庫県立日高高等学校で第11回介護技術コンテスト(近畿大会)が行われました。本校からは、校内選考を勝ち抜いた介護福祉科2年生の北田ラクさん、齋藤璃恩さん、塩見るいさんが出場しました。夏休み中、事前に提示された課題をふまえ、これまで授業や介護実習で学んできた知識や技術を駆使し、「利用者が輝ける介護」をキーワードとして練習を重ねました。コンテスト本番では緊張もありましたが、練習してきたことを発揮し優秀賞を受賞することができました。今回の経験を糧にさらに利用者主体を意識した介護技術の向上を目指します。
令和6年5月29日(水)、八幡市高齢介護課と八幡市社会福祉協議会のご協力のもと、八幡市地域包括支援センター梨の里、介護老人保健施設石清水の職員の方をお招きし、介護福祉科3年生が「認知症サポーター養成講座」を受講しました。3年生は6月7日から7月10日(水)まで1ヶ月以上校外施設での介護実習を行います。その事前学習として、認知症に対する医学的な知識を再確認しました。実習課題である利用者の個別援助計画を作成するために必要なアセスメントの方法について、施設職員の方の経験に基づいた視点やアドバイスをいただくことができ、介護実習の不安を解消することができました。また、講師のひとりとして本校を卒業した先輩から、進路決定に向けたアドバイスや介護の楽しさについての話を聞くことができました。本講座での学びを介護実習はもちろん、地域で困っていらっしゃる認知症の方に対してもいかしてくれることを期待しています。
令和6年5月20日(月)、八幡市高齢介護課と八幡市社会福祉協議会のご協力のもと、八幡市地域包括支援センターやまばとの職員の方を講師にお招きし、介護福祉科2年生が「認知症サポーター養成講座」を受講しました。2年生は5月23日から6月5日まで、特別養護老人ホームやグループホームなどで介護実習を行います。その事前学習として、認知症についての医学的な知識や安心した生活を維持していただくための対応方法などについて講義だけでなくクイズ形式で学習しました。本講座での学びを介護実習だけでなく、地域で困っていらっしゃる認知症の方に対してもいかしてくれることを期待しています。
『生活支援技術』の授業で、医療的ケアである経管栄養のケア実施の手順についての演習を行いました。ケアを実施するなかで、必要となる知識を身につけ、適切かつ安全に処置が実施されるための方法を学びました。
1学期『生活支援技術』の授業で、杖歩行介助の実習を行いました。杖を使用し階段や段差を通行する際、お互いに利用者の立場になり、安心して通行するための注意点や声かけの方法を学びました。
7月11日(火)、18日(火)の『生活支援技術』の授業で入浴介助実習を2グループに分かれて行いました。1つのグループは、片麻痺のある利用者の方への一般浴の介助方法をペアで考えました。もう1つのグループは、実習用モデル人形を用いて特殊浴槽での介助方法を学びました。
7月11日(火)、18日(火)に『生活支援技術』の授業でベッド上での洗髪実習を行いました。洗髪の際に出る水を流すケリーパッドを各自で作成し、くしやブラシで頭髪をとかした後、お湯をかけ、シャンプーを泡立て頭皮をマッサージするようにして洗いました。介助方法だけではなく、利用者の立場になり、安心して介助ができるような方法を学びました。
『生活支援技術』の授業で車いす介助実習を行いました。段差やスロープを走行する際、お互いに利用者の立場になってみることで気付くことも多く、安心して走行するための操作方法や声かけの方法を学びました。
5月2日(火)3・4限、「生活支援技術」でベッドから車いすへの移乗介助を学びました。
来週のテストに向けて、効果的な声かけの方法を考えながら練習しました。
3月24日(金)14:00 第35回 介護福祉国家試験合格発表がありました。
本校介護福祉科3年生の合格率は、初の 100% を達成しました。(全国平均合格率84.3%)
本当に生徒たちは、よくがんばり後輩たちへのよきお手本になってくれました。
介護福祉科3年生のみなさん、今後の活躍を期待しています。
令和4年12月4日(日)、みやこめっせで開催されたSKY人生100年フェスタ2022「高校生横丁」(京都SKYセンター主催)に、介護福祉科の生徒10名が参加しました。この催しはシニアを中心に、高校生をはじめとする多世代との交流を通して元気になっていただき、人生100年時代を心豊かに過ごしていただくヒントとなるような出展を期待されています。今回が2回目の参加となり、「脳活性トレーニング」をキーワードにハンドマッサージと鏡を使った迷路を企画し、のべ100人以上の方々に体験していただきました。参加した1年生は、最初はうまくお話ができず不安そうな様子でしたが、徐々に会話が弾み来場者からも笑みがこぼれる楽しいお話ができるようになりました。一方、さすがは3年生。見事なコミュニケーション力で会場を盛り上げ、主催者や来場者からお褒めの言葉をたくさんいただきました。校外での活動を通してさらに成長を実感できる貴重な時間を過ごすことができました。
介護福祉科では、3年間で合計57日の「介護実習」を高齢者福祉施設で行っています。残念ながら今年も新型コロナウイルス感染症の影響により、「校外での介護実習」は、3年生は3日(本来は22日)、2年生は2日(本来は10日と12日の2回実施)実施し、1年生は全日程中止(本来は5日と8日の2回実施)となりました。介護福祉士の国家試験受験資格を得るために、中止になった実習日程を「校内での介護実習」で補う必要があるため、「校内実習」に真剣に取り組んでいます。
1年生は2人一組でベッドにシーツをかける練習を行ってきました。二人の息を合わせ「早く美しく」を目標に、自分が寝てみたいと思えるベッドメイキングを、クラスの全員ができるようになりました。その成果は、10月31日(土)の専門学科説明会でも発揮され、説明会に参加してくれた中学生にお手本を見せたり、美しいベッドメイキングができるポイントを説明したりと、学習したことをしっかり発揮することができました。
10月16日(金)「介護総合演習」の授業で、介護福祉科1年生を対象に「先輩の話を聞く会」を開催しました。当日は、今年の3月に本校を卒業し、高齢者介護施設に就職した先輩二人を講師としてお招きし、高校生活の過ごし方や介護のやりがいや楽しさについての話を聞くことができました。生徒は熱心にメモを取りながら先輩の話に耳を傾け、「国家試験対策の方法」や「高校生活でやっておくべきこと」といった質問を積極的にしていました。1年生は介護実習が中止となり、介護の現場経験ができませんでした。しかし、実際に高齢者介護施設で働く先輩のリアルな話を聞くことによって、介護の仕事や高齢者介護施設での仕事内容について、少しだけ理解を深めることができました。
介護福祉科では国家資格「介護福祉士」の資格取得を目指しています。介護福祉士は、高齢者施設等の事業所において医師や看護師の指示のもと、医療的ケア(喀痰吸引、経管栄養)を行うことができます。そのため、授業において医療的ケアを学ぶことが必修となっています。この日に行われた校内介護実習では、昨年度、医療的ケアの基本研修を終えた3年生が2年生の指導役として学び合う合同授業を行いました。3年生は、他者に教えることの難しさを感じながらも、昨年同じ悩みや苦労をしてきたからこそできる適切なアドバイスを行っていました。また、2年生は普段の学校生活とは違った、先輩の厳しくも優しいアドバイスを真剣に受けとめ、とても温かい雰囲気で充実した内容の校内介護実習となりました。
介護福祉科3年生が、「校内介護実習」で入浴介護を行いました。どのように介助すれば安心安全に入浴していただけるのか、生徒が援助者と利用者の両方の経験をする実習の授業により、しっかりと確認できました。入浴介助では、「浴室はとても滑りやすく、利用者の自立を支援するためにどこまでお手伝いして良いか考える機会になった」、「浴室の湯気とフェイスシールド内の湿気、事故を起こしてはならないというプレッシャーでとても疲れた」といった実習ならではの学びの実感と緊張感を経験することができました。また、利用者の立場でモデルとなることで、「他の人に身体を洗ってもらう時は恥ずかしかった」、「身体を洗っている時や肩がお湯から出ているととても寒かった」といった、相手の立場に立って考えることの大切さに、あらためて気付くことができました。
今年度は、新型コロナウイルス感染症により、福祉施設での校外介護実習を中止せざるを得なくなりました。そのため、介護福祉士国家試験受験資格取得に必要な介護実習を、特例措置により校内で実施しています。臨時休校が解除になったあとも、3密を避けるため人形をモデルに実習を行っていましたが、手洗いと消毒の徹底、マスクとフェイスシールドによる感染防止対策を行い、久しぶりに生徒同士で介護実習を行いました。今後もソーシャルディスタンスを意識し、なるべく身体接触が少ない基本的な介護実習を行っていきます。