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京都府立京都八幡高等学校

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教育内容

 9月25日(水)3・4限、インスタント・シニア体験をしました。前回は、8種類の器具を装着し、階段の上り下りだけの体験でしたが、今回は、実習棟をフル活用し、看護講義室(2階)→上り階段→在宅介護実習室(3階)→下り階段→入浴介護実習室(1階)→上り階段→渡り廊下(2階)→図書室(2階)→渡り廊下(2階)→看護講義室(2階)の順に移動し、各場所で全18種類の体験をとおして、高齢者の不便さを体感しました。

《生徒感想(抜粋)》装具を付けたことで、普段は何でもない動作が難しく、高齢者の不便さを体験することができた。特に、階段の上り下りが大変で、高齢者の日々の苦労を知ることができた。この体験をしたことで、街中で見かけるバリアフリーの建物がどれだけ高齢者や障がいのある方の役に立っているかを感じた。今後、どのように高齢者の手助けをすればよいかを考えられるよい機会となった。

 

 9月18日(水)3・4限、インスタント・シニア体験をしました。この体験の目的は、「高齢者の視点から社会を観察することで、社会環境の問題点を発見し、そのための対策やサポートを考える。」です。高齢者の感じる不便さを体験することで、高齢者を介助する上で大切なことを考える機会にします。白内障用ゴーグル・両腕関節サポーター・利き手首おもり・軍手・膝サポーター・左右重さの違う足首おもり・つえ・ゼッケンの装着の仕方を学び、今回は階段の上り下りを体験しました。次回は、様々なプログラムを体験する予定です。

 

 9月11日(水)3・4限、2回目のアイマスク体験をしました。前回はアイマスクをして折り紙を折ったり、名前を書いたり、立体コピーを触ったりと各自で体験するものでしたが、今回は「手引き」のこつを学びました。どのような声かけが安心できるかなど、体験をとおして考え、今後社会の一員として自分にできることも考えました。

《生徒感想(抜粋)》・アイマスクをすると、暗く何も見えず最初は怖さが勝っていたが、いま前に何がある、横には何があるなど分かりやすく想像しやすい声かけがあったので、とても安心で信頼できた。字を書くときは、最初の文字の場所を教えてくれたのがありがたかった。・手引きをして感じたことは、普段であれば気にも止めない点字ブロックでも、視覚が不自由な人を手引きするときには、空間を把握してもらうための一つの材料になることを理解することができた。しかし、進む距離を1m、2mや歩幅で言い表しても、目が見えないと伝わりにくいと感じたので、他の言い方を考えたい。・今までは、視覚に障がいがある方を見かけても、なかなか話しかける勇気が持てなかったが、この授業でどのようなサポートをすればよいかが分かったので、困っている方を見かけたら自ら話しかけて、お手伝いできることをする。

 

《生徒感想(抜粋)》初めての授業交流で、多くの気づきがありました。例えば、発語のあるなしでコミュニケーションの取り方が異なることです。発語がある子どもには笑顔で相手の顔を見て質問したり、声をかけたりすることができました。発語がない子どもには手を掴んだりハイタッチやジャンプをしたりなどでコミュニケーションを取ることができました。私は笑顔を意識しなくても自然と笑顔になることができましたが、支援学校の先生は私よりももっと笑顔でたくさんコミュニケーションを取っていたので、私もたくさんのコミュニケーションの取り方を学んで、もっと子どもたちとの仲を深めていきたいと思いました。初めて長い時間、支援学校の子どもたちと関わり、コミュニケーションを取ることの難しさを知ることができました。相手の気持ちを理解することはできませんでしたが、理解しようと努力することはできたので、自分自身の力になりました。

 

 6月17日(月)3・4限、八幡支援学校小学部の児童さんと人間科学科1年生の授業交流がありました。本校生徒が小学部の5クラスに分かれ、遊びの指導・生活単元学習の授業に入らせていただきました。小学部1組は「知ろう!八幡のいろいろ」、2組は「にこにこ2組はじまるよ」、3組は「ラウンド3」、4組は「一緒に遊ぼう!」、5組は「やわたDE探検隊」・「遊ぼう、知り合おう」をテーマにしたそれぞれの授業で一緒に活動しました。初めての授業交流でしたが、子どもと目線を合わす、笑顔で積極的に交流することを意識している様子が伺え、素敵な時間を過ごすことができました。後期の授業交流も楽しみにしています。

 

 6月5日(水)、八幡支援学校小学部との授業交流の事前学習の一環として、地域支援センターやわたの松岡先生に「障がいや障がいのある人についての正しい理解」をテーマに講義をしていただきました。障がいのある方は社会モデルで考えられるようになり、社会的障壁がなくなれば、みんな同じように生活できることを知りました。今私たちの身近にある大きな障壁は、障がいに対する「理解不足・無関心」です。生徒たちが障がいに対する正しい理解を広められる存在になってくれることを期待しています。後半は、2グループに分かれて八幡支援学校の施設見学をし、その後、事前に作った自己紹介カードを児童に手渡しました。授業交流本番が楽しみです。

 

 「車いす体験」を2週に渡り実施しました。5月1日(水)は、車いすに関する講義の後、校舎内でキャスター(前輪)上げを練習し、実際に段差を乗り越えてみました。5月8日(水)は、校舎の外で体験をしました。校舎内とは違い少しの段差や道の傾斜などからの影響で、車いすを押すときの注意点を考えることができました。

《生徒感想(抜粋)》外は室内と違い、段差が多く、穴や砂利道があるため道をよく見る必要がある。遠回りをすることになっても、乗っている人の安心や安全を確保しなければならない。特に危険だと感じたのは、下り坂だ。グリップをしっかりと握り、足に力を入れる必要があった。

 

 4月24日(水)、「人間科学Ⅰ(総合的な探究の時間)」の授業で、「手洗い体験」をしました。手洗いチェッカーを手に塗り、水洗いで普段の手洗いをし、ブラックライトを手に当てて洗い残しをチェックしました。想像以上の洗い残しに驚きながら、どの部分に洗い残しがあるかを確認し、次はハンドソープを使って丁寧に洗いました。それでも洗い残しがあることを体験しました。

《生徒感想(抜粋)》普段から意識をして手を洗っているので、当然できると思っていましたが、手首や爪の部分に洗い残しがあったので、これからはそこを重点的に洗っていきたいです。これからは、むやみに床や汚い所を触るのは止めておこうと思います。手洗いができるタイミングがあれば、なるべくそのときにしておこうと思います。

 

 対面式が初めての交流だったので、生徒たちは期待の反面、緊張や不安もありました。今回は、目線を合わす、手をつなぐことを目標に交流しました。交流ダンスも2回踊ることができたので、緊張感も少し和らぎました。対面式終了後、子どもたちを体育館の出口でお見送りすることになっていましたが、その際、自発的に膝立ちで子どもたちと目線を合わす生徒もおり、感動しました。これからの交流が楽しみです。

 

 4月19日(金)3限、人間科学科1年生と八幡支援学校小学部の子どもたちとの対面式がありました。両校代表あいさつ、交流紹介の後、交流ダンス「タッタ」を一緒に踊りました。1年生にとって初めての交流でしたが、積極的に子どもたちと関わろうとする姿は、微笑ましかったです。(その2へ続く)

 

 1月18日(木)、人間科学科2年生が八幡市立美濃山小学校と有都小学校に出向き、1年生の各クラスで読み聞かせをしました。この取組は、生徒3~4人でクループを作り、45分間の授業を読み聞かせを中心に展開するものです。人間科学科の専門科目「人間探究Ⅰ」で準備を進めてきました。絵本を単に読むだけではなく、こどもたちを注目させるために手遊びの練習をしたり、パネルシアターやペープサートを作ったり、絵本に関するクイズを考えたりしました。準備に時間をかけた分、授業を終えた後の達成感は格別でした。

 

 1219日(火)4~7限、人間科学科2年生が大阪国際大学との高大連携「One day campus life」に参加しました。目的は、①進学後を具体的にイメージしながら、将来に向けて大学で学ぶ目的をより明確にし、進路実現達成のための具体的な取組を決める契機とする。②3年次に実施予定の交流体験(幼稚園)の事前学習の一環とする。の2つです。

 大学のバスで移動し、昼食後、まずは幼児保育学科の模擬授業を受けました。ポップアップカードの作り方の基礎を教えてもらい、各自が想像力を膨らませてはさみの入れ方や紙の折り方を工夫しました。その後、大阪国際 大和田幼稚園(幼保連携型認定こども園)で、園児たちと楽しく交流をしました。こどもたちとの距離感、積極性、笑顔など、日頃の成果が表れた交流になりました。

《生徒感想(抜粋)》 私は将来、保育士になりたいと思っているので、今回の体験は進学したときの姿を少し想像することができ、進学が楽しみになった。園児との交流は、すぐに打ち解けることができ、短い時間だったがたくさんの園児と交流ができてよかった。大学進学への気持ちが強くなったので、今から自分にできることを探して、後悔しないようにしたい。

 

 1214日(木)3・4限、人間科学科2年生が八幡支援学校中学部の生徒のみなさんと授業交流をしました。前回(11/30)に続いて、中学部の1組は特別活動「1組のクリスマス」、1年生は生活単元学習「ザ・宇宙!」、2年生は「ハチリンピック2023」、3年生は「ドリームチャレンジ」をテーマにした授業で交流を深めました。2年生にとって、本年度最後の授業交流でしたが、いつも通り楽しい交流ができました。

《生徒感想(抜粋)》 前回よりもたくさんの生徒と交流することができた。みんなで楽しくダンスをしたり、生徒が作ったプラネタリウムを一緒に見て感動を共有したりすることができてよかった。そのあと2種類のゲームをしたが、みんなで応援したり、僅差で勝つことができたりと、たくさんの思い出を作ることができた。

 

 1130日(木)3・4限、人間科学科2年生が八幡支援学校中学部のみなさんと授業交流をしました。中学部の1組は特別活動「1組のクリスマス」、1年生は生活単元学習「ザ・宇宙!」、2年生は「ハチリンピック2023」、3年生は「ドリームチャレンジ」をテーマにした授業でしたが、前期と同じクラスに入ったことで、自然に笑顔が溢れたり、会話が弾んだりと楽しい交流となりました。次回、1214日(木)の授業交流も楽しみにしています。

《生徒感想(抜粋)》 クリスマスのパネルシアターをしたときに、笑ったり声を出したりしてくれたのが嬉しかった。クリスマスツリーの飾りに色を塗るときは、腕をしっかりと支えられるか不安だったが、最後まできれいに色を塗ってくれたので安心した。前期の時よりも楽しそうにしてくれていたので、次回はさらに楽しんでもらえるように、目線を合わせる、ゆっくりはきはき話すなど、細かいことを意識して交流したい。

 

 1012日(木)2・3限、3名の講師の先生をお招きし、読み聞かせの事前学習をしました。「絵本の世界をこどもに伝えるために」をテーマに、絵本を読んでもらうということ、読み聞かせに適した絵本の条件、読み聞かせを始める前にしておくこと、絵本の読み方などを教えてもらい、パネルシアター、ペープサート、エプロンシアターなどの実演を披露していただきました。1月に近隣の小学校で読み聞かせの授業を計画しているので、これから準備をしていきます。

 

9月29日(金)3・4限、人間科学科3年生を対象に、「シニアポーズ」の授業を実施しました。

シニアポーズとは、加齢に伴う自然な身体変化や、脳卒中などの病気の後遺症などによって生じる日常生活の不自由さを体験できる高齢疑似体験システムです。

生徒たちは、この体験を高齢者への気遣いや思いやりを意識するきっかけとしてくれたようです。


《生徒感想(抜粋)》

・腰が曲がっていると顔を上げることも難しいので、洗濯物を干すだけでも苦労した。

・介助する際には、歩くペースや話すペースを合わせることが大切だとわかった。

・祖母が、立ったり座ったりするのがしんどいと言っていた理由がわかった。

 

9月27日(水)3・4限、人間科学科1年生を対象に、「インスタントシニア体験(高齢者疑似体験)初級編」を実施しました。

高齢者が感じる不便さを体験することで、高齢者を介助する心構えなどを、生徒たちは学んでいたようです。


《生徒感想(抜粋)》

・視野が狭くなるので、階段を降りるときにしっかり下を見ないといけなく、少しの段差でも怖かった。

・筋力低下から手足が重く動かしにくいので、少し歩くだけでもすぐに疲れた。

・困っている高齢者の方がいたら、周りに気をつけながら負担にならないように手伝いたい。

 

 9月28日(木)3・4限、家庭看護の一環として包帯法の勉強をしました。前半は、三角巾の復習として、本結びができるかの確認と頭の包み方を学びました。後半は、巻軸帯の基本的な巻き方である環行帯と螺旋帯を学びました。伸縮する包帯と伸縮しない包帯では、巻きやすさがまったく違うことを体験しました。1026日(木)には、京都中央看護保健大学校の先生に来ていただき、様々な部位の巻き方を教えてもらう予定です。

 

9月14日(木)3・4限、人間科学科2年生を対象に、「インスタントシニア体験(高齢者疑似体験)上級編」を実施しました。1年次よりも足首おもりを重くし、ペアで順番に10個の体験をしました。「高齢者の視点から社会を観察」することで、私たちを取り巻く社会環境の問題点を発見し、そのための対策を考える機会になりました。


《生徒感想(抜粋)》

・高齢者にとって、どのようなことが不便なのかを体験し、今後どのような助けが必要なのかを考えることができた。しかし、高齢者が全員同じ不便を感じているわけではないので、その人に合った助けをしたい。

・身近にいる高齢者の気持ちを知ることができ、今まで以上に助けようという気持ちが高まった。多くの人が高齢者の日常生活における不便さを体験し、高齢者に優しい環境が今よりも増えれば素敵だと思った。

 

9月6日と13日、人間科学科1年生がアイマスク体験を行いました。

この体験は、目の不自由な方がどのようなことで困っているのか、また、目が不自由でもできることはたくさんあることを、体験をとおして理解するものです。

生徒たちは体験をとおして、想像以上にできることがたくさんあることや、手引き者(介助者)の存在の重要性を学ぶだけでなく、点字ブロックやユニバーサルデザインについて考える機会にもなりました。